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発明の名称 砲の弾薬供給装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−98199
公開日 平成7年(1995)4月11日
出願番号 特願平5−265758
出願日 平成5年(1993)9月29日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】石戸 久子
発明者 津村 秀一郎 / 清上 孝明
要約 目的
砲の砲尾装置74の装てん装置100に弾薬90を供給する装置を小形のものにする。

構成
砲の砲尾装置には、これと一体にふ仰可能に装弾装置70が取り付けられている。装弾装置の砲尾装置側とは反対側の位置に2重ドラム状の給弾装置18が配置されている。これの外部ドラム装置20は、弾薬送出口18aを有しており砲尾装置と一体に俯仰する。これの内部ドラム装置22は内部ドラム駆動装置48によって駆動されることにより外部ドラム装置とは独立して(またこれと同期して)回動可能とされている。内部ドラム装置の内部ドラム42には多数の弾薬を収容可能である。給弾装置には弾薬送出装置104が設けられている。弾薬送出装置は、内部ドラム内の弾薬のうち外部ドラムの弾薬送出口に向かい合った弾薬を送弾装置に送出可能である。送弾装置は給弾装置から送出された弾薬を受けとつて所定位置まで搬送し装てん装置に引き渡すようになっている。
特許請求の範囲
【請求項1】 砲身(10)の砲尾部(74)に配置された装てん装置(100)に弾薬を供給するための砲の弾薬供給装置において、砲尾部(74)のふ仰軸(14)回りに配置されたドラム形の給弾装置(18)と、装てん装置(100)と給弾装置(18)の弾薬送出部(18a)との間に配置されており砲尾部(74)に取り付けられた弾薬搬送装置(70)と、を有しており、給弾装置(18)は、ふ仰軸(14)にこれと一体に回動するように設けられるとともに上記弾薬送出部(18a)が形成された外部ドラム装置(20)と、外部ドラム装置(20)内に配置され、これとは独立して回動可能に支持されるとともに多数の弾薬を放射状に収容可能な内部ドラム装置(22)と、内部ドラム装置(22)を外部ドラム装置(20)と独立して回動可能であるとともに所定の相対位置関係において内部ドラム装置(22)を外部ドラム装置(20)と同期させて回動可能である内部ドラム駆動装置(48)と、内部ドラム装置(22)内の弾薬を外部ドラム装置(20)の弾薬送出部(18a)から外部に送り出す弾薬送出装置(104)と、を有しており、弾薬搬送装置(70)は、給弾装置(18)の弾薬送出部(18a)から送り出された弾薬を受け取って所定位置まで搬送して装てん装置(100)に引き渡すように構成されていることを特徴とする砲の弾薬供給装置。
【請求項2】 給弾装置(18)と隣接して、これの内部ドラム装置(22)に弾薬を補給可能な弾薬補給装置(86)が設けられている請求項1記載の砲の弾薬供給装置。
【請求項3】 給弾装置(18、19)が砲尾部(74)の両側に設けられている請求項1又は2記載の砲の弾薬供給装置。
【請求項4】 弾薬搬送装置(70)は、砲尾装置(74)に固着されており給弾装置(18)の弾薬送出部(18a)と対向する位置に弾薬取入口(72a)が形成された剛性材料製の通路部材(72)と、通路部材(72)内に収容されており、給弾装置(18)の弾薬送出部(18a)を介して弾薬取入口(72a)から受け取った弾薬を所定の受渡位置まで搬送するエレベータ装置(76)と、受渡位置に配置されておりエレベータ装置(76)から弾薬を受け取る第1受渡部材(78)と、第1受渡部材(78)と隣接してエレベータ装置(76)側とは反対側の位置に配置されており第1受渡部材(78)から弾薬を受け取って装てん装置(100)に引き渡す第2受渡部材(80)と、を有していることを特徴とする請求項1、2又は3記載の砲の弾薬供給装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、砲の弾薬供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の機関砲としては、実開平4−129697号公報に示されるようなものがある。これに示される機関砲は、砲と、これと一体に旋回、ふ仰するように取り付けられた弾薬給排装置(装てん装置及び空薬きょう排出装置)と、弾薬給排装置よりも下方位置に固定配置された弾薬箱と、移送シュート(フレキシブルシュート)のような給弾用案内装置と、を有しており、弾薬給排装置と弾薬箱との間を給弾用案内装置によって接続するようにしてある。これにより砲が旋回・ふ仰している場合であっても、給弾用案内装置がこれに対応した姿勢となることにより、弾薬箱から給弾用案内装置、及び弾薬給排装置を介して砲に弾薬を供給することができるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記のような従来の機関砲には、砲の旋回角度及びふ仰角度に応じて砲側の弾薬給排装置と弾薬箱との相対位置が変化することになるので、給弾用案内装置がこれに応じた姿勢となれるように給弾用案内装置の移動空間を確保しておく必要があるため、フレキシブルシュートのような給弾用案内装置を収容する収容部が大形のものになるという問題点がある。本発明はこのような課題を解決することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、砲のふ仰軸(耳軸)回りにドラム形の給弾装置を設けることにより上記課題を解決する。すなわち本発明の砲の弾薬供給装置は、砲身(10)の砲尾部(74)に配置された装てん装置(100)に弾薬を供給するものを対象としており、砲尾部(74)のふ仰軸(14)回りに配置されたドラム形の給弾装置(18)と、装てん装置(100)と給弾装置(18)の弾薬送出部(18a)との間に配置されており砲尾部(74)に取り付けられた弾薬搬送装置(70)と、を有しており、給弾装置(18)は、ふ仰軸(14)にこれと一体に回動するように設けられるとともに上記弾薬送出部(18a)が形成された外部ドラム装置(20)と、外部ドラム装置(20)内に配置され、これとは独立して回動可能に支持されるとともに多数の弾薬を放射状に収容可能な内部ドラム装置(22)と、内部ドラム装置(22)を外部ドラム装置(20)と独立して回動可能であるとともに所定の相対位置関係において内部ドラム装置(22)を外部ドラム装置(20)と同期させて回動可能である内部ドラム駆動装置(48)と、内部ドラム装置(22)内の弾薬を外部ドラム装置(20)の弾薬送出部(18a)から外部に送り出す弾薬送出装置(104)と、を有しており、弾薬搬送装置(70)は、給弾装置(18)の弾薬送出部(18a)から送り出された弾薬を受け取って所定位置まで搬送して装てん装置(100)に引き渡すように構成されていることを特徴としている。なお、給弾装置(18)と隣接して、これの内部ドラム装置(22)に弾薬を補給可能な弾薬補給装置(86)が設けられているとよい。また、給弾装置(18、19)が砲尾部(74)の両側に設けられているとよい。さらに、弾薬搬送装置(70)は、砲尾装置(74)に固着されており給弾装置(18)の弾薬送出部(18a)と対向する位置に弾薬取入口(72a)が形成された剛性材料製の通路部材(72)と、通路部材(72)内に収容されており、給弾装置(18)の弾薬送出部(18a)を介して弾薬取入口(72a)から受け取った弾薬を所定の受渡位置まで搬送するエレベータ装置(76)と、受渡位置に配置されておりエレベータ装置(76)から弾薬を受け取る第1受渡部材(78)と、第1受渡部材(78)と隣接してエレベータ装置(76)側とは反対側の位置に配置されており第1受渡部材(78)から弾薬を受け取って装てん装置(100)に引き渡す第2受渡部材(80)と、を有する構成にするとよい。なお、かっこ内の符号は実施例の対応する部材を示す。
【0005】
【作用】給弾装置の外部ドラム装置は、砲と一体に回動(ふ仰)する。一方、外部ドラム装置内の(多数の弾薬が収容されている)内部ドラム装置は、砲のふ仰動作とは独立して回動させられることにより、任意に選択した弾薬が外部ドラム装置の弾薬送出部に向かい合うように位置合わせされる。次いで、内部ドラム装置は砲のふ仰と同期するように回動させられる。これにより砲がふ仰中であっても選択した弾薬が弾薬送出部に向かい合った状態が維持される。この状態で弾薬を給弾装置の弾薬送出部から弾薬搬送装置に向かって送り出す。弾薬搬送装置は、弾薬を受け取って所定位置まで搬送し、砲側の装てん装置に引き渡す。給弾装置から装てん装置までの弾薬の受け渡しは、砲の旋回動作とは無関係に行うことができるので、フレキシブルシュートのような砲の旋回・ふ仰に伴って大きい動作空間を必要とする給弾用案内装置を用いないで済み、装置を小形のものにすることができる。給弾装置に隣接して弾薬補給装置を配置するようにすれば、給弾装置の給弾後の空所に弾薬を補給することができる。
【0006】
【実施例】図1〜7に本発明の実施例を示す。砲尾装置(砲尾部)74の左右面には、略円板状の揺架12がそれぞれ固着されている。揺架12は、それぞれ耳軸(ふ仰軸)14を介して架台16の2つの軸受ブラケット16aによって回動可能に支持されている。砲尾装置74には砲身10が取り付けられている。これにより砲身10は、耳軸14を回動中心としてふ仰可能である。架台16は図示してない旋回軸を介して車両などの取付部に取り付けられている。これにより砲身10は、架台16などと一体に旋回軸を回動中心として旋回可能である。砲尾装置74の薬室部74a近傍には装てん装置100(図5参照)が配置されている。装てん装置100は薬室部74aに弾薬90を装てん可能である。以上の構成は従来のものと同様である。軸受ブラケット16aの左右の外方位置にはドラム形の給弾装置18及び19がそれぞれ配置されている。給弾装置18及び19の砲身側内側面と砲身10との間には装弾装置(弾薬搬送装置)70及び71がそれぞれ配置されている。後で詳しく説明するように、給弾装置18及び19は内部に多数の弾薬90を収容しており、所定の引渡位置において弾薬90を装弾装置70及び71に引き渡し可能である。装弾装置70及び71は、受け取った弾薬90を上述の装てん装置100に引き渡し可能である。給弾装置18及び19の外周面の図中右側に隣接して弾薬補給装置(再給弾装置)86及び87が配置されている。弾薬補給装置86及び87は、給弾装置18及び19の弾薬送出済みの空所に弾薬90をそれぞれ再補給可能である。給弾装置18と19、装弾装置70と71、及び弾薬補給装置86と87とは、砲軸線に対してそれぞれ対称的に配置される点を除けば、同様な構成であるので、一方(給弾装置18、装弾装置70、及び弾薬補給装置86)のみを説明し、他方は説明を省略する。
【0007】(給弾装置)図3に示すように、給弾装置18は、耳軸14を回動中心として砲尾装置74と一体に回動可能な外部ドラム装置20と、これのリング状空間内に同心に配置されているが、独立して回転可能な内部ドラム装置22とを有している。外部ドラム装置20は、軸心側に配置され図中上部が閉じた筒形のケース28、これの外周側に配置された外部ドラム30、ケース28と外部ドラム30とを一体に結合する内側板32及び外側板34、ケース28の下端部に固着された略円板状の取付板36などを有している。内側板32には、これの砲側の面に結合金具24が固着されており、結合金具24は図示してないボルト等によって耳軸14に結合されている。また取付板36には中心部に軸部26が形成されており、軸部26は軸受部を有する支持板16bによって回動可能に支持されている。支持板16bは架台16に固定されている。これにより外部ドラム装置20は、耳軸14を介して上述のように砲身10と一体に回動可能である。内部ドラム装置22は、内部ドラム42を有している。内部ドラム42にはリング状空間部が形成されている。内部ドラム42の外周面と外部ドラム装置20のケース28の外周面との間には、図3中上下の位置にそれぞれ軸受38が配置されており、また、内部ドラム42の外周面と外部ドラム装置20の外部ドラム30の内周面との間には、図中上下の位置にそれぞれ軸受40が配置されている。これにより内部ドラム42は、内周側及び外周側の合計4つの軸受38及び40をもって外部ドラム装置20によって回転可能に支持されている。内部ドラム42は、後述する内部ドラム駆動装置48によって駆動されることにより上述のように外部ドラム装置20とは独立して(また外部ドラム装置20と所定の相対位置関係に位置決めされた状態で、これと同期して)回動可能である。図4及び5に示すように、内部ドラム42内のリング状空間は、所定数の隔壁50によって放射状に配列された所定数の室51に区切られている。図4中内部ドラム42の室51に対応する外周側の面には、弾薬補給穴42aがそれぞれ形成されている。同様に外部ドラム30の外周面にも弾薬補給用の穴30aがそれぞれ形成されている。なお、図4は、内部ドラム42の穴42aと外部ドラム30の穴30aとが互いに重なり合った状態が示されている。この状態において、後述するように所定の弾薬補給位置に位置した空の室51に弾薬90を補給可能である。室51には所定数(実施例では6つ)の弾薬90をそれぞれ収容可能である。隣り合う2つの室51の間には空間53が形成されている。空間53内には、送弾ねじ軸52がそれぞれ配置されている。なお図示してないが空間53内には、室51内の弾薬90が弾薬補給穴42aから外部に抜け出さないように保持する脱出防止装置も設けられている。脱出防止装置は、空の室51に弾薬90を補給する際には、これの弾薬保持部が弾薬90の進入を妨げない退避位置に移動するものとされている。図5に示すように、内側板32には、弾薬90の縦断面形状に対応する穴形状の弾薬送出口(弾薬送出部)18aが形成されている。図6に示すように、上述の送弾ねじ軸52は2つの軸受60をもって外部ドラム装置20の内側板32及び外側板34によって回転可能に支持されている。送弾ねじ軸52には、それぞれ送弾つめ58がねじ込まれている。図7に示すように、送弾ねじ軸52と平行に案内軸102がそれぞれ配置されている。案内軸102は送弾つめ58を貫通しており、これの両端部が内側板32及び外側板34に固定されている。送弾つめ58には支持軸94をもって補助送弾つめ96が回動可能に支持されている。図6中送弾ねじ軸52の左端部にはプーリ62がそれぞれ取り付けられている。プーリ62と対向する位置には第1クラッチ部材54がそれぞれ配置されている。送弾ねじ軸52のプーリ62と第1クラッチ部材54のプーリ部との間には、ベルト56がそれぞれ掛け渡されている。第1クラッチ部材54、及びプーリ62を介して送弾ねじ軸52を回転させることにより、送弾つめ58及び補助送弾つめ96を図6中左方向の送弾方向に移動可能である。すなわち、送弾つめ58及び補助送弾つめ96は送弾ねじ軸52によって駆動されることにより室51内の弾薬90を送出方向に移動可能である。図中室51の下側の隔壁50には、破線で示すように補助送弾つめ作動ピン98がそれぞれ固定されている。図中上側の室51の送弾つめ58が実線で示す初期位置から仮想線で示す最終位置に移動したとき、補助送弾つめ作動ピン98は、補助送弾つめ96の下端部(図7参照)に突き当たり補助送弾つめ96を支持軸94を軸心として図中反時計回りに回動させる。これにより補助送弾つめ96は送弾つめ58よりも図中左方に突き出た状態となり、弾薬90を確実に後続のエレベータ装置76(図5参照)に引き渡すことが可能である。なお、図6は、図中上側の室51が弾薬引渡位置に位置した状態を示し、また、図中下側の室51が弾薬90を引き渡し終って送弾つめ戻し位置に位置した状態が示されている。弾薬引渡位置に位置した室51の第1クラッチ部材54と対向する位置には、第2クラッチ部材55が配置されている。また、送弾つめ戻し位置に位置した室51の第1クラッチ部材54と対向する位置には、第3クラッチ部材57が配置されている。第2クラッチ部材55と第3クラッチ部材57とは同じものである。クラッチ部材55、57は、それぞれの送弾入力軸64にスプライン連結されている。第2クラッチ部材55及び第3クラッチ部材57は、レバー66及び67を介して油圧シリンダ形のアクチュエータ106のピストンにそれぞれ連結されている。送弾ねじ軸52、プーリ62、ベルト56、送弾つめ58、クラッチ54・55・57、レバー66・67、アクチュエータ106などによって弾薬送出装置104が構成されている。アクチュエータ106のピストンが図6中実線で示す伸長位置に位置した場合には第2クラッチ部材55と第3クラッチ部材57とは、それぞれ第1クラッチ部材54から離脱したクラッチ解放位置に位置しており、またアクチュエータ106のピストンが図中仮想線で示す短縮位置に位置した場合には第2クラッチ部材55と第3クラッチ部材57とは、それぞれ第1クラッチ部材54とかみ合ったクラッチ結合位置に位置することになる。2つの送弾入力軸64、65のうち一方の送弾入力軸64は、図示してない回転装置と連結されており、他方送弾入力軸65は図示してない軸受装置によって回転可能に支持されている。2つの送弾入力軸64、65は4つの歯車68から成る歯車列によって相互に連結されている。これにより、クラッチ結合位置において送弾入力軸64が図示してない回転装置によって回転させられることにより、第2クラッチ55、弾薬引渡位置に位置した第1クラッチ54、ベルト56及びプーリ62を介して送弾ねじ軸52を弾薬1個分の送りピッチだけ回転させると、送弾つめ58が弾薬90を1ピッチ分だけ図6中左方に送り、これと同時に歯車列及び送弾入力軸65を介して第3クラッチ57が第2クラッチ55とは反対方向に回転し、送弾つめ戻し位置に位置した第1クラッチ54、ベルト56及びプーリ62を介して送弾ねじ軸52を反対方向に駆動し、送弾つめ58が図中右方の戻し方向に1ピッチ分移動させられるようになっている。すなわち、弾薬引渡位置に位置した送弾つめ58と、送弾つめ戻し位置に位置した送弾つめ58とは、同時に同じ寸法だけ互いに反対方向に移動することになる。このようにして、送弾つめ58が図中右方の初期位置に復帰した後に、空の室51に対して後述するように弾薬補給装置86から弾薬90が補給されるようになっている。内部ドラム42の内周側には内歯車44が形成されている。ケース28には、内部ドラム駆動装置48が取り付けられている。内部ドラム駆動装置48の軸はピニオン46とはめ合わされている。ピニオン46は、上述の内歯車44とかみ合わされている。これにより内部ドラム駆動装置48を駆動して、ピニオン46、及び内歯車44を介して内部ドラム42を任意の位置に停止させることが可能である。すなわち弾薬90が詰まった室51を順次、弾薬引渡位置に位置させるとともに、弾薬引渡位置において弾薬90が全部引き渡されて空になった室51を順次、送弾つめ戻し位置に位置させることが可能である。
【0008】(装弾装置)図5に示すように、給弾装置18の内側板32と、砲尾装置74の側面部との間に通路部材72が挟み込まれている。通路部材72は砲尾装置74に固着されている。通路部材72には、これの給弾装置18の弾薬送出口18aと対向する位置に、弾薬取入口72aが形成されている。通路部材72、及び砲尾装置74の内壁面によって装弾通路11となる空間部が形成されている。通路部材72内には、給弾装置18の弾薬引渡部と対応する位置につめ付きチェーン77を有する2つのエレベータ装置76が所定の間隔をおいて対向配置されている(図3参照)。エレベータ装置76は、図示してない駆動装置によって駆動されることにより、給弾装置18の弾薬送出口18aから送り出された弾薬90を、つめ付きチェーン77のつめ部で支持しながら装弾通路11に沿って図5中左方に向かって搬送可能である。エレベータ装置76よりも図中左上方には送弾星車(第1受渡部材)78が配置されている。送弾星車78の軸は図示してない軸受部によって回転可能に支持されている。送弾星車78は軸に連結された図示してない回転装置によって駆動されるようになっている。これにより送弾星車78は装弾通路11の出口部において弾薬90を受け取り可能である。なお、図5には装弾装置70側の送弾星車78と対応する位置に装弾装置71側の送弾星車79も示されている。装弾装置70の送弾星車78と対向する位置には送弾星車(第2受渡部材)80が配置されている。送弾星車80は、丸棒状の部材の外周が3箇所平行溝状に切り欠かれた形状をしており、図示してない軸受によって回転可能に支持されている。送弾星車80は、軸に連結された図示してない間欠回動装置によって所定の周期で所定の回動角度(実施例の場合120度)だけ一方向に回動してその位置で停止する動作を繰り返すものとされている。これにより、一方の給弾装置18から装弾装置70を介して弾薬90を続けて送弾星車80に供給可能である。なお、送弾星車80を上記とは反対方向に回動させるようにすれば、他方の給弾装置19、及び装弾装置71から弾薬90を続けて送弾星車80に供給可能である。このようにして、2つの給弾装置18、及び給弾装置19にそれぞれ異種の弾薬を給弾しておき、必要に応じて2種の弾薬のうち一方だけを続けて装てんするようにすることができる。エレベータ装置76、送弾星車78、送弾星車80などによって装弾装置70が構成されている。なお、送弾星車80は、装弾装置70の送弾星車も兼ねている。
【0009】(装てん装置)装てん装置は、本発明の弾薬供給装置とは別の装置であるが、作動上関連があるので、ここで説明しておくことにする。送弾星車80の図中下部には遊底82が設けられている。遊底82の図中下部にはカムドラム84が設けられている。遊底82、及びカムドラム84は、それぞれ従来のものと同様な構造であるので細部の説明は省略するが、遊底82には、これの図5中下端部に突起部が形成されており、この突起部はカムドラム84の溝にはめ合わされている。カムドラム84の溝は、ドラム外周面に斜めのループ状に形成されており、図示してないカムドラム駆動装置によってカムドラム84を回転させることにより遊底82が図示の弾薬受取位置と、砲尾装置74の薬室74aと向かい合った受渡位置との間を往復移動するものとされている。これにより遊底82は、弾薬受取位置において送弾星車80から弾薬90を受け取って、受渡位置まで移動し、この位置で弾薬90を薬室74aに装てんすることが可能である。遊底82、カムドラム84、図示してないカムドラム駆動装置などによって装てん装置100が構成されている。
【0010】(弾薬補給装置)図1及び2に示すように、箱形のケース86aが給弾装置18の右側に隣接して配置されている。架台16にはブラケット88が固定されており、ケース86aはブラケット88に取り付けられている。図2中ケース86aの下部右側には弾薬押出装置108が取り付けられている。ケース86aには、これの図2中左側下部に補給口86b(図3参照)が形成されている。ケース86a、弾薬押出装置108などによって弾薬補給装置(再給弾装置)86が構成されている。給弾装置18の空になった室51が所定の補給位置に位置した状態で、弾薬押出装置108は、ケース86aの最下部に位置している6発の弾薬90を補給口86bから給弾装置18の室51に押し出し可能である。すなわち、弾薬補給装置86から給弾装置18に弾薬90を補給可能である。
【0011】次に、この実施例の作用を説明する。砲身10が目標に向けて旋回・ふ仰させられると、給弾装置18の外部ドラム装置20は、砲身10のふ仰角に対応する角度だけ砲尾装置74と一体に回動する。給弾装置18の内部ドラム装置22は、内部ドラム駆動装置48及びピニオン46を介して駆動されることによって、外部ドラム装置20とは独立に回動させられる。これにより内部ドラム装置22の多数の室51のうち任意に選択した室51が弾薬送出口18aと向かい合った図6に示すような位置関係に位置させられる。次にこの状態から内部ドラム装置22が砲身10のふ仰と同期させられる。すなわち、砲身10のふ仰角が変化しても、後述のように内部ドラム装置22から弾薬送出口18aを通って装弾装置70に弾薬90を引き渡せるような位置関係が維持される。この状態でレバー66及び67がアクチュエータ106によって図6中実線で示す位置から図中仮想線で示す位置に移動させられることによって第2クラッチ55が図中上方の第1クラッチ54とかみ合い、また第3クラッチ57が図中下方の第1クラッチ54とかみ合うことになる。図示してない回転装置によって送弾入力軸64が回転させられると、第2クラッチ55、第1クラッチ54、ベルト56、及びプーリ62を介して弾薬送出口18aに位置した室51の送弾ねじ軸52が回転し、送弾つめ58、補助送弾つめ96などを図6中左方向の給弾方向に1ピッチ分移動させる。これにより6つの弾薬90中最も左側の弾薬90が室51から装弾通路11に押し出される。一方、図6中下方の送弾つめ戻し位置に位置した空の室51の送弾つめ58、補助送弾つめ96などは歯車列、及び送弾入力軸65によって第3クラッチ57が第2クラッチ55とは反対方向に回転させられることによって図中右方向の戻し方向に1ピッチ分移動させられる。図5において、室51から弾薬送出口18aを通って装弾通路11に押し出された弾薬90はエレベータ装置76のチェーン77のつめ部に引き渡される。図示してない駆動装置によって駆動されることによりチェーン77が移動して弾薬90を装弾通路11終端部に位置している送弾星車78に引き渡す。送弾星車78は図示してない回転装置によって駆動されることにより、弾薬90を送弾星車80に引き渡す。送弾星車80は図示してない間欠駆動装置によって駆動されることにより所定の周期で所定の回動角度(実施例の場合120度)だけ一方向に回動してその位置で停止し、弾薬90を装てん装置100に引き渡すとともに、次の凹所が弾薬受取位置に位置することになる。装てん装置100の遊底82は弾薬受け取位置において受け取った弾薬90をカムドラム84の回転によって装てん位置に送り弾薬90を薬室74a(図1参照)に装てんし、再び弾薬受取位置に戻ることになる。以上の動作を繰り返して1つの室51内の6個の弾薬がすべて装弾装置70に引き渡されると、内部ドラム駆動装置48が所定回転角度回転されて次の室51が送出口に位置し、上記と同様の動作が繰り返されることになる。弾薬90を引き渡して空になった室51には、所定の補給位置において弾薬補給装置56から弾薬90が補給されることになる。本発明の弾薬供給装置においては、砲の旋回とは無関係に弾薬供給が行われるので、旋回機構回りに弾薬箱を配置する必要がない。したがって、給弾装置18、及び19によって砲のふ仰に同期した状態で弾薬の供給を行うことができればよく、フレキシブルシュートのような移動空間の大きい装置を設けないで済む。
【0012】なお、上記実施例の説明においては、送弾星車80は間欠的に一方向に駆動されるものとしたが、送弾星車80を間欠的に揺動運動させるようにすることもできる。すなわち、送弾星車80は、図示してない間欠回動装置によって所定の周期で所定の回動角度(実施例の場合120度)だけ一方向に回動してその位置で停止し、次に同様にして所定の周期で反対方向に所定の回動角度だけ回動してその位置で停止する間欠揺動動作を繰り返すものとされている。このような動作は、給弾装置18及び19に同じ弾種のものが給弾されている場合に行うことができる。これにより2つの給弾装置18、及び19から交互に送弾星車80に弾薬90を引き渡すようにすることができる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば従来のフレキシブルシュートのような大きい動作空間を必要とする装置を設けないで済むので、装置を小形のものにすることができる。弾薬搬送距離を従来よりも著しく短くできるので、単位時間当たりの発射弾数を多くすることができる。




 

 


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