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発明の名称 射撃方法及び装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−91891
公開日 平成7年(1995)4月7日
出願番号 特願平5−235081
出願日 平成5年(1993)9月21日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】曾我 道照 (外6名)
発明者 山本 和弘 / 生田 一成
要約 目的
本発明は射撃方法及び装置に関し、特に、砲身の各種変形を機械的な外力によって矯正することにより、正確な弾道並びに砲身及び弾の摩耗の減少を得ることを特徴とする。

構成
本発明による射撃方法及び装置は、砲身(2)に設けた矯正手段(10)により砲身(2)の変形を矯正して射撃することにより、正確な弾道を得ると共に、砲身、砲腔及び弾の摩耗の減少を得ることができる構成である。
特許請求の範囲
【請求項1】 砲身(2)に設けた変形量検出手段(24)からの検出データ(22a)を制御用演算手段(20)に入力して前記砲身(2)の矯正量を演算し、前記矯正量に基づいて前記砲身(2)に設けた矯正手段(10)により前記砲身の変形を矯正して射撃することを特徴とする射撃方法。
【請求項2】 砲身(2)を用いて射撃するようにした射撃装置において、前記砲身(2)に設けられ前記砲身(2)の変形量を検出するための変形量検出手段(24)と、前記砲身(2)に設けられ前記砲身(2)の変形を矯正するための矯正手段(10)と、前記変形量検出手段(24)及び前記矯正手段(10)に接続された制御用演算手段(20)とを備えた構成よりなることを特徴とする射撃装置。
【請求項3】 前記矯正手段(10)は、物質(18)の熱膨張を介して移動するピストン(11)を有するシリンダ(13)からなることを特徴とする請求項2記載の射撃装置。
【請求項4】 前記矯正手段(10)は、前記砲身(2)に添着され前記砲身(2)とは熱膨張率の異なる材料(30)からなることを特徴とする請求項2記載の射撃装置。
【請求項5】 前記矯正手段(10)は、前記砲身(2)の表面(2B)に設けられたヒータ(50)よりなることを特徴とする請求項2記載の射撃装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射撃方法及び装置に関し、特に、砲身の各種変形を機械的な外力によって矯正することにより、正確な弾道並びに砲身及び弾の摩滅の減少を得るための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種の射撃方法及び装置としては、一般に、砲身の変形、例えば、その自重によるたわみや直射日光あるいは発射時の熱による歪み等が弾道に与える影響が大きい問題となっていた。この影響を考慮して、例えば、砲身の変形をできるだけ少なくするために、砲身自体を保温材で被覆するか、あるいは、水冷方式とすることが採用されていた。
【0003】また、他の従来例としては、図6に示される方法及び装置が採用されていた。すなわち、図6において、符号1で示されるものは砲身2を有する砲であり、この砲身2は基台3上の保持台4に軸支部5を介して軸支されている。
【0004】前記砲身2の前部2a及び後部2bには、一対の変位測定器6a,6bが設けられ、レーザを用いて砲身2の変形を測定した上で、照準を修正していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の射撃方法及び装置は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。すなわち、砲身の変形状態を測定するが、砲身自体の変形を修正してはいないため、弾が超高速で砲腔内を通過する時に、この曲がった砲腔により弾が不均一に削れて変形し、砲外の飛行や目標の侵徹に悪影響を与えることがあった。また、砲身も砲腔内が不均な摩耗が生じ、砲身寿命が短くなっていた。
【0006】本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、砲身の各種変形を機械的な外力によって矯正することにより、正確な弾道と砲身及び弾の摩滅の減少を得るようにした射撃方法及び装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による射撃方法は、砲身に設けた変形量検出手段からの検出データを制御用演算手段に入力して前記砲身の矯正量を演算し、前記矯正量に基づいて前記砲身に設けた矯正手段により前記砲身の変形を矯正して射撃する方法である。
【0008】本発明による射撃装置は、砲身を用いて射撃するようにした射撃装置において、前記砲身に設けられ前記砲身の変形量を検出するための変形量検出手段と、前記砲身に設けられ前記砲身の変形を矯正するための矯正手段と、前記変形量検出手段及び前記矯正手段に接続された制御用演算手段とを備えた構成である。
【0009】さらに詳細には、前記矯正手段は、物質の熱膨張を介して移動するピストンを有するシリンダからなる構成である。
【0010】さらに詳細には、前記矯正手段は、前記砲身に添着され前記砲身とは熱膨張率の異なる材料からなる構成である。
【0011】さらに詳細には、前記矯正手段は、前記砲身の表面に設けられたヒータよりなる構成である。
【0012】
【作用】本発明による射撃方法及び装置においては、物質の熱膨張を介して移動するピストン等からなる矯正手段が砲身に設けられているため、砲身の変形量を予め測定し、この変形量に応じた矯正力を制御用の演算手段で演算し、演算された制御値に基づいて矯正手段を介して砲身の変形を矯正することができる。この矯正によって砲身は直線状になり、弾の正確な発射及び砲身の長寿命化を計ることができる。
【0013】
【実施例】以下、図面と共に本発明による射撃方法及び装置の好適な実施例について詳細に説明する。なお、従来例と同一又は同等部分には同一符号を付して説明する。
【0014】図1において符号1で示されるものは、砲身2及びこの砲身2の前部2aと後部2b間に設けられた矯正手段10を有する砲であり、この砲身2の前部2aから後部2bにかけて前記矯正手段10が設けられている。
【0015】前記矯正手段10は、前記前部2aに接続されピストン11を有するピストンロッド12と、このピストン11を内蔵したシリンダ13と、このシリンダ13に第1軸支部14を介して接続された接続ロッド15とからなり、前記ピストンロッド12は第2軸支部16を介して前記前部2aに接続されると共に、前記接続ロッド15は第3軸支部17を介して前記後部2bに接続されている。
【0016】前記シリンダ13内には、例えば、油等のように加熱により膨張する等の体積変化を起こすような材料からなる動作媒体としての物質18が内蔵されており、かつ、このシリンダ13内には、この物質18を加熱するためのヒータ19が設けられ、このヒータ19は制御用演算手段20に接続されたヒータ用電源19Aが接続されている。
【0017】前記砲身2の前部2a及び後部2bには、レーザ光21を用いる発入射部22及び反射部23からなる変形量検出手段24が設けられており、この変形量検出手段24によって砲身2の熱及び自重等による変形量を検出することができるように構成されている。
【0018】前記発入射部22からの前記変形量に関する検出データ22a及び前記砲身2の後部2bに設けられ弾25を装填後に砲尾2cを閉鎖するための閉鎖器26の閉鎖信号26aは前記制御用演算手段20に入力されている。
【0019】次に、前述の構成において実際に射撃する方法について述べる。まず、弾25を砲尾2cに装填した後、閉鎖器26の閉鎖信号26aが制御用演算手段20に取り込まれて装填が完了する。同時に変形量検出手段24によって砲身2の変形量が検出され、この検出データ22aが制御用演算手段20に取り込まれて、矯正手段10の矯正量が演算される。
【0020】この矯正量に応じてヒータ用電源19Aが作動し、ヒータ19が通電されて物質18が加熱される。この物質18は加熱により熱膨張し、ピストン11をシリンダ13から押し出すため、砲身2の変形は強制的に矯正される。
【0021】前述のようにして、砲身2の変形が矯正された後に、弾25を発射することにより、直線状の砲身2の砲腔2Aを介して発射され、予定通りの弾道を得ることができる。
【0022】図2及び図3は、他の実施例を示すものであり、例えば、バイメタルのように、砲身2の外面2Bに、この砲身2とは熱膨張率の異なる材料30が添着されており、この電源40により材料30を加熱することによる熱膨張によって砲身2の変形を矯正することができる。従って、この材料30と電源40により前記矯正手段10を構成している。
【0023】図4及び図5は、他の実施例を示すものであり、砲身2の外面2Bの周面方向及び長手方向に沿って多数のヒータ50を設け、電源40からのパワーにより各ヒータ50を介して砲身2を加熱することにより、熱応力で矯正することができる。従って、この各ヒータ50と電源40により前記矯正手段10を構成している。
【0024】
【発明の効果】本発明による射撃方法及び装置は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。すなわち、砲身の変形を外的な矯正手段を介して強制的に矯正するため、常に変形のない砲身を用いて射撃することができ、正確な弾道を得ると共に、砲腔内での弾の変形も防止することができる。また、弾が均一に砲腔内と接触することにより、砲腔内の摩耗も低減することができる。




 

 


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