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発明の名称 サボ付飛翔体発射方法及びレールガン用動力サボ付飛翔体
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−4891
公開日 平成7年(1995)1月10日
出願番号 特願平5−146158
出願日 平成5年(1993)6月17日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】曾我 道照 (外6名)
発明者 山本 和弘 / 生田 一成
要約 目的
本発明はサボ付飛翔体の発射方法及びレールガン用動力サボ付飛翔体に関し、特に、電熱化学反応又は爆薬による反応部を用いてサボと飛翔体の分離及び飛翔体の追加速を達成することを特徴とする。

構成
本発明によるサボ付飛翔体の発射方法及びレールガン用動力サボ付飛翔体は、レール(5,6) の砲口部(30) で電極(5A,6A) から電流を前記サボ(2) 内の反応部(22) に供給し反応させて得られた高温高圧ガスにより飛翔体(3) をサボ(2) から分離して追加速するようにした構成である。
特許請求の範囲
【請求項1】 一対のレール(5,6) 間を摺動するサボ(2) 付の飛翔体(3) を前記レール(5,6) 間で電磁加速させて発射するようにしたサボ付き飛翔体発射方法において、前記レール(5,6) の砲口部(30) で電極(5A,6A) から電流を前記サボ(2) 内の反応部(22) に供給し反応させて得られた高温高圧ガスにより前記飛翔体(3) を前記サボ(2) から分離して追加速することを特徴とするサボ付飛翔体発射方法。
【請求項2】 前記反応部(22)はアルミニウム(21)と水(20)を反応させることを特徴とする請求項1記載のサボ付飛翔体発射方法。
【請求項3】 電機子(4) を有するサボ(2) に設けられた飛翔体(3) と、前記サボ(2) 内に設けられた反応部(22)とを備え、前記反応部(22)の反応により前記サボ(2) と飛翔体(3) とを分離し、前記飛翔体(3) を追加速するように構成したことを特徴とするレールガン用動力サボ付き飛翔体。
【請求項4】 前記飛翔体(3) は棒体よりなり、前記反応部(22)は水(20)とアルミニウム(21)からなることを特徴とする請求項3記載のレールガン用動力サボ付き飛翔体。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サボ付飛翔体の発射方法及びレールガン用動力サボ付飛翔体に関し、特に、電熱化学反応又は爆薬による反応部を用いてサボと飛翔体の分離及び飛翔体の追加速を達成するための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種のサボ付飛翔体の発射方法及びレールガン用動力サボ付飛翔体としては、例えば、図4及び図5で示す構成が採用されていた。すなわち、図4及び図5において符号1で示されるものは、サボ2及び棒状の飛翔体3とからなるサボ付飛翔体であり、このサボ2の後部には加速用の電機子4が設けられている。
【0003】前記サボ付飛翔体1は、一対のレール5,6間に摺動自在に設けられており、このサボ2及び電機子4の側面2a,4aが前記各レール5,6の内面5a,6aに摺接している。前記各レール5,6間には電源7及びスイッチ8が直列に設けられている。
【0004】従って、前述の構成において、スイッチ8をオンとすると、各レール5,6から電機子4に電流が流れ、周知のローレンツ力の作用により電機子4を介してサボ付飛翔体1は発射される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のサボ付飛翔体の発射方法及びサボ付飛翔体は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。すなわち、以上のような構成で飛翔体は高速を得る事ができるが、サボ付飛翔体がレールを飛び出した後においては、空気抵抗やバランスの問題から速やかにサボと飛翔体を分離し飛翔体の安定飛行をはかる事が望ましい。しかし、このサボの分離法は、例えばサボを割り形などにして空気抵抗により行う事なども用いられているが、サボの分離時の動きなどが飛翔体の飛行に悪影響を与える恐れもあった。
【0006】本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、電熱化学反応部を用いてサボと飛翔体の分離及び飛翔体の追加速を達成するようにしたサボ付飛翔体の発射方法及びレールガン用動力サボ付飛翔体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるサボ付飛翔体発射方法は、一対のレール間を摺動するサボ付の飛翔体を前記レール間で電磁加速させて発射するようにしたサボ付き飛翔体発射方法において、前記レールの砲口部で電極から電流を前記サボ内の反応部に供給し反応させて得られた高温高圧ガスにより前記飛翔体を前記サボから分離して追加速する方法である。
【0008】さらに詳細には、前記反応部はアルミニウムと水を反応させる構成である。
【0009】本発明によるレールガン用動力サボ付飛翔体は、電機子を有するサボに設けられた飛翔体と、前記サボ内に設けられた反応部とを備え、前記反応部の反応により前記サボと飛翔体とを分離し、前記飛翔体を追加速するようにした構成である。
【0010】さらに詳細には、前記飛翔体は棒体よりなり、前記反応部は水とアルミニウムからなる電熱化学反応部よりなる構成である。
【0011】
【作用】本発明によるサボ付飛翔体発射方法及びレールガン用動力サボ付飛翔体において、加速用のレールに電流を投入する事により電機子が加速され、サボ付飛翔体を砲口へ向分って押し出す。この砲口より放出された時、サボの表面に取り付けられたアルミニウムの端子と、レールの砲口の枝状電極が接することにより、レールに流れた電流がこの反応部のアルミニウムにも流れ、サボ内で電熱化学反応が起きる。この反応により発生する高温高圧の水素ガスよりなる高温高圧ガスによりサボから飛翔体が押出されるように、サボと飛翔体が分離すると同時に飛翔体は砲口部での速度よりさらに追加速され、より大きい飛行速度を得る事ができる。
【0012】
【実施例】以下、図面と共に本発明によるサボ付飛翔体発射方法及びレールガン用動力サボ付飛翔体の好適な実施例について詳細に説明する。なお、従来例と同一又は同等部分には同一符号を付して説明する。すなわち、図1から図3において符号1で示されるものは、サボ2及び棒状の飛翔体3とからなるサボ付飛翔体であり、このサボ2の後部には加速用の電機子4が設けられている。
【0013】前記サボ付飛翔体1は、一対のレール5,6間に摺動自在に設けられており、このサボ2及び電機子4の側面2a,4aが前記各レール5,6の内面5a,6aに摺接している。前記各レール5,6間には電源7及びスイッチ8が直列に設けられていると共に、前記各レール5,6の先端には、一対の板状電極5A,6AがL字型状に上下対向して配設されている。
【0014】前記サボ2内には、水20とフィラメントとしてのコイル状のアルミニウム21とからなる周知の反応部としての電熱化学反応部22が内蔵されており、このアルミニウム21の両端に形成された端子21aがサボ2の上下面に露出している。従って、前述の構成において、スイッチ8をオンとして、加速用のレール5,6に電流を投入する事により電機子4が加速され、サボ付飛翔体1を砲口部30へ向かって押し出す。この砲口部30より放出された時、サボ2の表面に取り付けられた端子21aとレール5,6の砲口部30の枝状の電極5A,6Aが接することにより、レール5,6に流れた電流がこの反応部22のアルミニウム21にも流れ、サボ2内で電熱化学反応が起きる。この反応により発生する高温高圧の水素ガスよりなる高温高圧ガスによりサボ2から飛翔体3が押出されるように分離すると同時に、飛翔体3は砲口部30での速度よりもさらに追加速され飛翔方向に沿ってより大きい飛行速度での砲外弾道を得ることができる。なお、上記実施例ではサボ分離と追加速に水とアルミニウムの電熱化学反応を利用したが、これを電気発火式の爆薬などで応用しても良い。
【0015】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、サボと飛翔体が確実に分離でき、また飛翔体が砲口部での速度よりもさらに追加速されることにより飛翔方向に沿ってより大きい飛行速度での砲外弾道を得ることができる。またこの発明を実施するためのレールガンの構成にしても、従来のレールガンに枝状電極を取り付けるだけで良く、新たに別のエネルギーを投入したり、人為的な操作を加える必要も無く、簡単な構成で大きい加速力を得ることができる。




 

 


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