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発明の名称 PC板取付装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−189389
公開日 平成7年(1995)7月28日
出願番号 特願平5−348860
出願日 平成5年(1993)12月27日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】福島 英一
発明者 江良 嘉之 / 熊谷 保夫 / 大垣 正之 / 岸 正弘 / 相場 新之輔 / 池田 秀機 / 小林 美亀雄 / 増川 博
要約 目的


構成
一部がPC板内に埋設され、他部がPC板の表面から突出して梁材3に対する取付部を形成する取付用具1と、梁材3側に立設され、取付用具1側に形成された開口部8に水平位置調整可能に挿通される雄ネジ部14を有する支持体12と、該雄ネジ部12に螺合して取付用具1を高さ調整自在に支持するナット螺合体15と、位置決め孔18を有し、取付用具1に固着される固定板17からPC板取付装置を構成する。
特許請求の範囲
【請求項1】 一部がPC板内に埋設され、他部がPC板の表面から突出して梁材に対する取付部を形成する取付用具と、前記梁材側に立設され、上部に前記取付用具の取付部に形成された開口部に水平位置調整可能に挿通される雄ネジ部を有する支持体と、該支持体の雄ネジ部に螺合して前記取付用具を高さ調整自在に支持するナット螺合体と、前記支持体に嵌合する位置決め孔を有し、前記取付用具に固着される固定板からなることを特徴とするPC板取付装置。
【請求項2】 一部がPC板内に埋設され、他部がPC板の表面から突出して梁材に対する取付部を形成する取付用具と、前記梁材側に立設され、上部に前記取付用具の取付部に形成された開口部に水平位置調整可能に挿通される雄ネジ部を有する支持体と、該支持体の雄ネジ部に螺合して前記取付用具を高さ調整自在に支持するナット螺合体と、前記ナット螺合体に形成された嵌合部に嵌合する位置決め孔を有し、前記取付用具に固着される固定板からなることを特徴とするPC板取付装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレキャストコンクリート板(本明細書においてPC板という)を鉄骨梁等の梁材に固定するためのPC板取付技術に関し、特にそのPC板の取付作業におけるPC板の高さ調整の簡便化を図った改良技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のPC板取付手段としては、取付金具をPC板表面から突出させて形成した取付部にボルト挿通孔を形成するとともに、梁材側に取付ボルトを立設し、この取付ボルトを前記取付金具に形成されたボルト挿通孔に挿通することによりPC板を梁材に対して取付ける技術が広く知られている(実公昭54−20806号公報、実公昭59−20491号公報)。この従来の取付技術においては、PC板の取付高さの調整は、梁材側上面と取付金具の取付部裏面との間の前記取付ボルト部分に挿入するU字型敷金によって行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、PC板の自重は相当大きいため、前記U字型敷金の挿入高さを加減することによりPC板の取付高さを調整する従来技術には、その調整作業に大きな困難が伴い、作業性がよくないばかりでなく延いては危険な作業でもあった。本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、PC板の取付高さの調整作業が簡便であるとともに、その作業中におけるPC板の脱落が防止されるPC板取付装置を提供し、その作業性、延いては安全性を改善する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明は、一部がPC板内に埋設され、他部がPC板の表面から突出して梁材に対する取付部を形成する取付用具と、前記梁材側に立設され、上部に前記取付用具の取付部に形成された開口部に水平位置調整可能に挿通される雄ネジ部を有する支持体と、該支持体の雄ネジ部に螺合して前記取付用具を高さ調整自在に支持するナット螺合体と、前記支持体あるいはナット螺合体に形成された嵌合部に嵌合する位置決め孔を有し、前記取付用具に固着される固定板からなることを特徴とする。
【0005】
【作用】本発明によれば、PC板の取付高さの調整作業は、梁材側に立設された前記支持体に形成された雄ネジ部に螺合したナット螺合体を回動するという簡単な作業により、前記取付用具を介してPC板の取付高さが調整できる。この場合、前記支持体に形成された雄ネジ部は、取付用具の取付部に形成した開口部に水平位置調整可能に挿通されるため、PC板の取付位置と支持体の位置との水平方向のズレを調整できるとともに、作業中におけるPC板の脱落が防止される。
【0006】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例に関して説明する。図1〜図4は本発明の第1実施例を示したもので、それぞれ図4で指示したA−A方向からみた正面断面図、取付用具の斜視図、同B−B方向からみた側方断面図、平面図を示したものである。図中、1は金属等からなる取付用具で、図3図3及び図4に示すように、その一部はPC板2中に埋設され、他部はPC板2の表面から突出して鉄骨梁などの梁材3に対する取付部を構成している。この取付用具1は、図1及び図2に示すように、平板部4と、該平板部4の両側に斜線5に沿って斜め下方に連設された側板部6,7とから構成される。その平板部4には大きめの開口部8と鉄筋用の挿通孔9、側板部6,7には鉄筋用の挿通孔10,11がそれぞれ形成されている。
【0007】また、図中、12は前記梁材3に対して固着される固定基部13に溶接等により立設された支持体で、上部には雄ネジ部14が形成され、これにナット螺合体15が螺合されている。この雄ネジ部14は前記取付用具1の平板部4に形成された開口部8に水平位置調整可能に挿通され、前記ナット螺合体15の上面によりワッシャ16を介して平板部4下面を支持することによってPC板2を高さ調整可能に支持している。なお、この場合、ナット螺合体15の上面部に開口部8より径の大きい大径部を形成してワッシャ16に代えることも可能である。さらに、支持体12の下方には、固定板17が位置決め孔18を介して嵌合されており、最終的には前記側板部6,7の下部に溶接等で固着され、取付用具1の梁材3に対する水平方向の動きを固定する。この場合、位置決め孔18を支持体12の雄ネジ部14に嵌合して固定板17を平板部4の上面に固着して水平方向の固定を行うことも可能である。なお、図中、19は鉄筋である。
【0008】しかして、本実施例においてPC板2を梁材3に対して取付る場合には、必要数の前記支持体12を固定基部13を介して梁材3の所定位置に立設し、これに固定板17を嵌合し、雄ネジ部14にナット螺合体15を螺合してワッシャ16を嵌合させておき、この支持体12の雄ネジ部14の上部に、予めPC板2中に一部を埋設した取付用具1の平板部4に形成された開口部8を挿通して、前記ナット螺合体15の上面によりワッシャ16を介してPC板2を支持する。この場合、開口部8と支持体12の雄ネジ部14との間には水平移動し得る余裕が形成されており、PC板2の位置決めに自由度が与えられるとともに、PC板2が作業中に脱落する心配は殆どない。この支持状態で、次にナット螺合体15を回動して取付用具1を介してPC板2の高さ調整を行う。しかる後、前記固定板17を取付用具1の下部に溶接等により直接的に固着してPC板2の水平方向の位置決めを行って取付作業を終了する。なお、この固定板17の固着後においてもPC板2の高さ調整作業自体は可能である。また、前記ナット螺合体15は固定板17の位置決め孔18より大きいので、固定板17の固着後、PC板2が抜け落ちることはない。
【0009】図5及び図6は第2実施例を示したもので、それぞれ正面断面図、側方断面図を示したものである。本実施例は、取付用具21の形状として、平板部22の両側に連設される側板部23,24の傾斜はやめて、断面コ字状の平行面に形成した点で特徴を有する。したがって、本例においては取付用具21の材料としてチャンネル材を利用しやすい。他の部分は前記第1実施例と基本的に同様の構成からなり、その同様の構成部分には同じ符号を付した。また、PC板2の梁材3に対する取付作業の仕方に関しても第1実施例と基本的に異なるところはない。
【0010】図7及び図8は第3実施例を示したもので、それぞれ正面断面図、側方断面図を示したものである。本実施例は、取付用具31として、前記第1実施例において用いられた取付用具1を上下逆にした形状のものを採用し、この取付用具31の下面に固着する固定板32の中央部に凹部33を形成して、この凹部33に位置決め孔34を形成し、その位置決め孔34にナット螺合体35のナット部36の下方に形成した嵌合部37を嵌合することにより水平方向に関する位置決めを行う点で特徴を有する。なお、ナット部36に対応して凹部33の側壁部に工具挿入用の窓部を形成してもよい。他の部分は前記第1実施例と基本的に同様の構成からなり、その同様の構成部分には同じ符号を付した。
【0011】しかして、本実施例においてPC板2を梁材3に対して取付る場合には、必要数の前記支持体12を固定基部13を介して梁材3の所定位置に立設し、これに固定板32を挿入し、雄ネジ部14にナット螺合体35を螺合してワッシャ16を嵌合させておき、この支持体12の雄ネジ部14の上部に予めPC板2中に一部を埋設した取付用具31に形成された開口部38を挿通して、前記ナット螺合体35の上面によりワッシャ16を介してPC板2を支持する。この場合、開口部38と支持体12の雄ネジ部14との間には水平移動し得る余裕が形成されており、PC板2の位置決めに自由度が与えられるとともに、PC板2が作業中に脱落する心配は殆どないことは第1実施例と同様である。この支持状態で、次にナット螺合体35のナット部36を回動して取付用具31を介してPC板2の高さ調整を行う。しかる後、前記固定板32を取付用具31の下面に溶接等により固着してPC板2の水平方向の位置決めを行って取付作業を終了する。なお、この固定板32の固着後においてもPC板2の高さ調整作業自体は可能である。また、前記ナット螺合体35の嵌合部37及び位置決め孔34の径をナット部36の外形寸法より小さく形成しておけば、固定板32の固着後、PC板2が抜け落ちることはない。
【0012】図9及び図10は第4実施例を示したもので、それぞれ正面断面図、側方断面図を示したものである。本実施例は、前記第3実施例の変形例で、取付用具41の形状として、側板部42,43の傾斜はやめて、断面コ字状の平行面に形成した点で特徴を有する。したがって、本例においては取付用具41の材料としてチャンネル材を利用しやすい。なお、図中、44は側板部42,43の中間部に付設した壁板である。他の部分は前記第3実施例と基本的に同様の構成からなり、その同様の構成部分には同じ符号を付した。
【0013】図11及び図12は第5実施例を示したもので、それぞれ正面断面図、側方断面図を示したものである。本実施例は、取付用具51の側方断面形状を略L字状に形成し、その平板部52に開口部53を形成するとともに、垂直壁部54の裏面にアンカーフランジ部55を溶接等により固着し、そのアンカーフランジ部55に鉄筋56を付設し、このアンカーフランジ部55の部分をPC板2中に埋設することにより取付用具51を固定する点で特徴を有する。他の部分は前記第3実施例と基本的に同様の構成からなり、その同様の構成部分には同じ符号を付した。また、PC板2の梁材3に対する取付作業の仕方に関しても第3実施例と基本的に異なるところはない。
【0014】図13及び図14は第6実施例を示したもので、それぞれ正面断面図、側方断面図を示したものである。本実施例は、前記第5実施例の変形例で、取付用具61の側方断面形状を略L字状に形成し、その前面両側に補強板62を付設した点で特徴を有する。他の部分は前記第5実施例と基本的に同様の構成からなり、その同様の構成部分には同じ符号を付した。また、PC板2の梁材3に対する取付作業の仕方に関しても第5実施例と基本的に異なるところはない。
【0015】以上、各実施例に関して説明したが、前記斜線5の角度を変更したり、PC板2中の埋設部分の中間に折り曲げ部を形成してアンカー効果を増強するなど、各実施例の具体的形状を変形したり、板厚を変更したりすることは設計上の選択的事項である。また、前記螺合体の回動操作を容易にするため、その螺合体の上面とワッシャとの当接面に摩擦抵抗を低減するすべり材を付設したり表面処理をしたりすることも有効である。さらに、必要に応じて取付用具などの適宜部分に補強用のリブを形成したり、支持体に形成されたネジ部と螺合体との螺合部に更に固定用ナットを付加したり、固定基部と支持体などの固着部分の具体的構成や固着手段を変更してもよい。
【0016】
【発明の効果】本発明は、その構成に基づいて次の効果を得ることができる。
(1)PC板の取付高さの調整が、梁材側に立設された支持体の雄ネジ部に螺合したナット螺合体を回動することにより行えるため、その調整作業が簡便で、作業性が改善され、作業能率を向上できる。
(2)梁材側に立設された支持体の雄ネジ部が取付用具に形成された開口部に挿通されるため、作業中におけるPC板の脱落が防止されるので安全性が高い。
(3)取付用具に開口部を形成し、その開口部へ支持体の雄ネジ部を挿通して脱落防止を兼ねながら、ナット螺合体の上面により高さ調整可能に支持するので、その構成が簡単である。
(4)固定板の固着によって支持体の下方部あるいはナット螺合体に形成された嵌合部において取付用具の水平方向の位置決めをすることにより、PC板にかかる面外力によって及ぼされる支持体に対する曲げモーメントを低く抑えることも可能である。




 

 


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