| 発明の名称 |
布のしみぬき用蒸気発生装置 |
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| 発行国 |
日本国特許庁(JP) |
| 公報種別 |
公開特許公報(A) |
| 公開番号 |
特開平7−328281 |
| 公開日 |
平成7年(1995)12月19日 |
| 出願番号 |
特願平6−156334 |
| 出願日 |
平成6年(1994)6月6日 |
| 代理人 |
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| 発明者 |
市村 勇 / 橋本 晃 / 森重 清春 |
| 要約 |
目的 蒸気を利用したしみぬきを行なう装置において、蒸気を長時間連続して発生させて、しみぬき作業を長時間連続して行い得るようにしたことを主たる目的とする。
構成 ヒータケースに、水を所定量貯める貯水用中空室と、この中空室の中に所定量の水が保たれるように給水する給水装置と、この水を加熱するヒータと、この加熱によって発生する蒸気を蒸気ノズルに導き、この蒸気ノズルより蒸気を噴出させてしみぬき作業を長時間連続的に行うようにしたことを主たる構成とする。 |
特許請求の範囲
【請求項1】 水を所定量だけ貯めるための貯水用中空室を有し、上面からは貯水用中空室に通ずる蒸気排出孔が穿設され、さらに貯水用中空室に通ずる給水孔が穿設されたヒータケースと、ヒータケースの貯水用中空室の中に設けられたヒータと、ヒータに給電する給電手段と、ヒータケースの上に設けられ、前記蒸気排出孔から排出される蒸気を受け取る蒸気収容中空室を有し、受け取った蒸気を蒸気収容中空室の上部にある蒸気噴出孔から噴出させる蒸気ソズル手段と、前記ヒータケースの給水孔から、ヒータケースの貯水用中空室に給水し、所望の量の水がヒータケースの中に保たれるようにする給水装置とを有する布のしみぬき用蒸気発生装置。 【請求項2】 前記ヒータケースの給水孔は、貯水用中空室の底面に設けられ、前記給水装置は一端が前記給水孔に、他端が逆止弁の出力端にそれぞれ接続された第1のホースと、一端が逆止弁の入力端に、他端が給水量調節用のバルブの出力端にそれぞれ接続された第2のホースと、一端が前記バルブの入力端に、他端が給水用タンクにそれぞれ接続された第3のホースとからなる請求項1記載の布のしみぬき用蒸気発生装置。 【請求項3】 前記給水用タンクを含め、各部材が同一フレームの中に、取り外し可能に一体化されている請求項2記載の布のしきぬき用蒸気発生装置。
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発明の詳細な説明
【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、布に付着した汚れを除去(しみぬき)するために用いる蒸気発生装置に関する。 【0002】 【従来の技術】汚れた布からしみを除去するのには、色々の方法があるが、一般的に行われているのは、しみの部分にしみぬき用の薬品を付け、その部分に蒸気を当てた後、布の一方の面から超音波を加え、他方の面からバキュームで吸引する方法である。 【0003】このしみぬきに用いられている従来の蒸気発生装置は、底面にヒータの設けられた容器と、容器の上方をふさぐ蓋とから構成されており、容器に適当な量の水を入れヒータで加熱することにより、蓋の中央に設けられた貫通孔から蒸気を噴出させていた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上述した従来の蒸気発生装置は、容器中の水が所定量以下になると、所望量の蒸気が噴出しなくなり、再び蓋を開けて水を追加し、再過熱し蒸気の噴出を待たねばならなかった。 【0005】したがって、しみぬき作業を連続して行おうとする場合、手待ちの時間がしばしば発生し、非能率であった。 【0006】本発明は上記問題点に鑑み、待ち時間を発生させず、長時間連続的に且つ安全にしみぬきの蒸気を発生させる蒸気発生装置を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記従来技術が有する問題点を解決することを課題として本発明は、水を所定量だけ貯めるための貯水用中空室を有し、上面からは貯水用中空室に通ずる蒸気排出孔が穿設され、さらに貯水用中空室に通ずる給水孔が穿設されたヒータケースと、ヒータケースの貯水用中空室の中に設けられたヒータと、ヒータに給電する給電手段と、ヒータケースの上に設けられ、前記蒸気排出孔から排出される蒸気を受け取る蒸気収容中空室を有し、受け取った蒸気を蒸気取容中空室の上部にある蒸気噴出孔から噴出させる蒸気ノズル手段と、前記ヒータケースの給水孔から、ヒータケ−スの貯水用中空室に給水し、所望の量の水がヒータケースの中に保たれるようにする給水装置とを有する布のしみぬき用蒸気発生装置を請求項1とするものである。 【0008】前記ヒータケ−スの給水孔は、貯水用中空室の底面に設けられ、前記給水装置は、一端が前記給水孔に、他端が逆止弁の出力端にそれぞれ接続された第1のホースと、一端が逆止弁の入力端に、他端が給水量調節用のバルブの出力端にそれぞれ接続された第2のホースと、一端が前記バルブの入力端に、他端が給水用タンクにそれぞれ接続された第3のホースとからなる布のしみぬき用蒸気発生装置を請求項2とするものである。 【0009】前記給水用タンクを含め、各部材が同一フレームの中に、取り外し可能に一体化されている布のしみぬき用蒸気発生装置を請求項3とするものである。 【0010】 【作用】給電手段により、ヒ−タに給電すると共に、給水装置から所望の量の水をヒータケースに給水する。ヒータケースの水はヒータに加熱され、次第に蒸気ノズル手段の蒸気噴出孔から噴出され、以降は安定に噴出を続ける。給水用タンクへの再給水中にも蒸気は絶ることなく噴出される。 【0011】 【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の蒸気発生装置の一実施例を示す断面図、図2はヒータとタンクとの関係を示す図で、図3は図1の実施例のヒータの結線を示す図である。 【0012】ケース11は鋼板から形成されており、上面中央には、蒸気通過用の貫通孔が設けられている。ケース11上面には上板21がケース11に取り付けられている。上板21の中央にもケース11の貫通孔と同径および同軸の貫通孔が設けられている。上板21の中央には円形の受板22が上板21に取り付けられている。受板22には上面外周に沿って突出部22aが設けられている。受板22の中央にも貫通孔が他の貫通孔と同径および同軸となるように設けられている。 【0013】受板22の上には円筒形状の蒸気ノズル23が配置されている。蒸気ノズル23は受板22に固定してもよし、重量によっては置いておくだけでもよい。置いておく場合、受板22の突出部22aはしみぬき作業中蒸気ノズル23が移動するのを防止する。また、蒸気ノズル23の上面には中央にのみ蒸気噴出孔23aが開けられており、蒸気が内部で対流しつつ噴出するのでしみぬき好適である。 【0014】ヒータケース12は貯水用中空室12aを有し、中空室12aにはシーズヒータ13が取り付けられ、ヒータ装置を形成している。ヒータ装置とケース11との間には、水漏れ防止用のゴムパッキン14が介在されている。ヒータケースの上面中央およびゴムパッキン14の中央にも他の貫通孔と同径同軸で貫通孔が開けられている。ヒータケース12の下面(側面や場合によっては上面)には給水用の接続具12bが取り付けられている。 【0015】押板15は、ねじによりケースの上面に固定されることにより、ゴムパッキン14を挟んでヒータ装置をケースに固定している。 【0016】接続具12bは、途中に逆止弁18が接続せれたホース17により流量調節用のバルブ19の一端に接続されている。バルブ19の他端は、ホース20を介して、水の入れられたタンク24に接続されている。 【0017】なお、シーズヒータは、図3に示すように、スイッチ13a、ヒューズ13b、コード13c、コンセント13dを介して商用電源に接続される。 【0018】また、タンク24は水圧をある程度維持するため、シーズヒータより所定の高さH(H=50cm〜1m)だけ高い所に配置している。図中16は断熱ケースである。 【0019】次に、上記実施例の作用を説明する。スイッチ13aをONにし、シーズヒータ13の加熱を開始すると共に、バルブ19を少し開き、水をヒータケース12の中に供給する。水はシーズヒータ13で加熱され、蒸気を発生させる。蒸気はヒータケース12、ゴムパッキン14、ケース11、上板21、受板22、蒸気ノズル23に、同軸的に開けられた貫通孔からなる蒸気排出孔23bから蒸気ノズル23の中に噴出する。蒸気ノズル23の中に噴出した蒸気は、蒸気ノズル23の中で対流を起した後に、蒸気ノズル23の上部に設けられた蒸気噴出孔23aから噴出し、布などのしみのある部分に当てられる。 【0020】蒸気が蒸気ノズル23から適当に噴出する所で、バルブ19の開度を一担固定し、しみぬき作業を行う。タンク24には適時に追加給水を行えば蒸気噴出を止めることなくしみぬき作業を連続して行うことができる。 【0021】なお、上板21、受板22、蒸気ノズル23は水に関し耐酸化力のあるステンレスなどを用いてもよいが、蒸気ノズル23はセラミックなどの熱伝導性の低いものが作業者がやけどなどをせず好適である。 【0022】また、上述の蒸気発生装置とタンクとは、ホースで接続されているだけでもよいが、同一のフレームの中で一体化し、ハンドキャリに便利で、且つタンクの高さ調整を再度行わなくてもよいようにするのが好ましい。 【0023】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、基本的にはヒータケースに、水を所定量貯める貯水用中空室と、この中空室の中に所定量の水が保たれるように給水する給水装置と、この水を加熱するヒータと、この加熱によって発生する蒸気を排出する蒸気排出孔と、これを噴出する蒸気噴出孔と、を備え使用に際し、中空室内には常に所定量の水が貯水される仕組みにしたから、しみぬき作業を長時間連続的に且つ安全に行うことができ、前述した従来例の問題点を一掃することができる。
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