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発明の名称 パンツプレス器
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−59996
公開日 平成7年(1995)3月7日
出願番号 特願平5−210163
出願日 平成5年(1993)8月25日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小鍜治 明 (外2名)
発明者 来田 憲治 / 平井 幸男
要約 目的
被プレス物のセット作業を利用して、被プレス物を加圧する空気袋に空気を入れ使い勝手のよいパンツプレス器を提供することを目的とする。

構成
被プレス物を挟持する本体側挟持板12と蓋側挟持板14と、蓋側挟持板14の内面に設けた空気袋15と、蓋側挟持板14の閉じる動作に連動して空気袋15内に空気を送る手動式の空気入れ16とを備え、空気が供給された状態の空気袋15を介して被プレス物をプレスする。
特許請求の範囲
【請求項1】 被プレス物を挟持する本体側挟持板および蓋側挟持板と、この本体側挟持板と蓋側挟持板のいずれかに設けて被プレス物を加圧する空気袋と、前記蓋側挟持板の開閉動作と連動して前記空気袋へ空気を供給する手動式の空気入れ手段とを備えたパンツプレス器。
【請求項2】 空気袋内の圧力を任意の圧力に維持するための圧力弁を備えた請求項1記載のパンツプレス器。
【請求項3】 空気袋内の圧力を確認することができる圧力表示装置を備えた請求項1記載のパンツプレス器。
【請求項4】 空気袋内の圧力が所定の圧力に到達したことを知らせる音発生装置を備えた請求項1記載のパンツプレス器。
【請求項5】 空気袋を覆って弾性体を設けた請求項1記載のパンツプレス器。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は被プレス物のしわ伸ばしや折り目づけをするパンツプレス器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のパンツプレス器を図10を用いて説明する。パンツプレス器本体は本体側挟持板1と蓋側挟持板3で構成されている。そして本体側挟持板1の蓋側挟持板3側の内面には発熱体2が設けてある。被プレス物4は、本体側挟持板1と蓋側挟持板3との間に挟持されている。また蓋側挟持板3の本体側挟持板1側の内面には空気袋5が設けてあり、電動ポンプ6により空気が送り込まれるようになっている。
【0003】以上の構成で、本体側挟持板1と蓋側挟持板3で被プレス物4を挟み、電動ポンプ6を作動して空気袋5を加圧すると同時に発熱体2で加熱しながらプレスして、被プレス物4のしわを伸ばしたり折り目をつけたりするように作用するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のパンツプレス器は、空気袋5に空気を供給してこれにより被プレス物4を加圧するため、被プレス物4の縫い目部分や重ね部分とそれ以外の部分との厚みに関係なく全体を均一に加圧することができるが、反面、電動ポンプ6を使用しているため、作動中の音が耳障りである、加圧するのに時間がかかる、駆動用の制御回路が必要なために構成が複雑となるという課題があった。
【0005】本発明は前記従来の構成が有している課題を課題を解決しようとするもので、被プレス物のセット作業を利用して、作業者自身が手動で空気袋に空気を入れるようにしたパンツプレス器を提供することを第一の目的とするものである。
【0006】さらに前記第一の目的に加え、圧力の過剰を防止できるパンツプレス器を提供することを第二の目的としている。
【0007】また、作業者がプレス圧力の強弱を目視で確認でき、被プレス物の厚みや使用者の好みによってプレス圧力を調整できるパンツプレス器を提供することを第三の目的とするものである。
【0008】そして、所定の圧力に到達したことを音で知らせるパンツプレス器を提供することを第四の目的とするものである。
【0009】さらに、空気袋が保護でき、また空気袋の表面のしわが被プレス物へ転写されることを防ぐことのできるパンツプレス器を提供することを第五の目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】第一の目的を達成するための本発明の第一の手段は、蓋側挟持板の開閉動作と連動して手動式の空気入れ手段を動作させ、空気袋に空気を供給するようにしたパンツプレス器とするものである。
【0011】第二の目的を達成するための本発明の第二の手段は、第一の手段に加え、空気袋内の圧力を任意の圧力に維持するための圧力弁を設けたパンツプレス器とするものである。
【0012】第三の目的を達成するための本発明の第三の手段は、第一の手段に加え、作業者がプレス圧力の強弱を目視で確認することのできる圧力表示装置を設けたパンツプレス器とするものである。
【0013】また第四の目的を達成するための本発明の第四の手段は、第一の手段に加え、空気袋内の圧力が所定の圧力に到達したかどうかを音で知らせる音発生装置を設けたパンツプレス器とするものである。
【0014】さらに第五の目的を達成するための本発明の第五の手段は、第一の手段に加え、空気袋を覆う弾性体を設けたパンツプレス器とするものである。
【0015】
【作用】本発明の第一の手段は、本体側挟持板を閉める動作によって手動式の空気入れ手段が動作して、空気袋に空気を送り込んで被プレス物をプレスするように作用するものである。
【0016】本発明の第二の手段は、空気袋に空気を送り込む時に、空気袋内の圧力が所定圧力以上になったら圧力弁が動作して空気を排出し、空気袋内の圧力を一定に保つように作用するものである。
【0017】また本発明の第三の手段は、使用者が圧力の状態を圧力表示装置で確認しながら圧力を自由に設定できるよう作用するものである。
【0018】本発明の第四の手段は、空気袋内の圧力が所定の圧力に到達したかどうかを音発生装置で確認できるように作用するものである。
【0019】さらに本発明の第五の手段は、空気袋を覆って設けた弾性体が、空気袋の保護と被プレス物へのしわの転写を防ぐように作用するものである。
【0020】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第一の手段の実施例を図1〜図3に基づいて説明する。図において、11はズボン等の被プレス物で、下部で連結され自由に開閉される、本体側挟持板12と蓋側挟持板14との間に挟持されている。13は本体側挟持板12の蓋側挟持板14側の内面全体に設けた面状の発熱体である。15は蓋側挟持板14の本体側挟持板12側の内面に全体に設けた空気袋で、被プレス物11にかける圧力を均一とするためのもので、中に空気が供給されると膨れるようになっている。16は手動式の空気入れ手段で、被プレス物11のセットの邪魔にならないように本体側挟持板12と蓋側挟持板14とに挟まれた下方部に設けており、蓋側挟持板14の開閉動作に連動して伸縮するものである。
【0021】手動式の空気入れ手段16は、図3に示したような構成となっている。16aはジャバラ部で、空気を通過させない柔軟性のある塩化ビニールシートと布をコーティングした材料から成っている。ジャバラ部16aは、第一の基台16bと第二の基台16cとで両側から挟み込まれ密閉構造となっている。16dは第二の基台16cに設けた吸気弁、16eは排気弁、16fはこの排気弁16eと空気袋15とを結合する連結パイプである。
【0022】17は本体側挟持板12と蓋側挟持板14とを連結するための連結金具である。18はロックレバーで、本体側挟持板12と蓋側挟持板14とを固定するものである。なお12aは本体側挟持板12の下部に固定した脚部で、パンツプレス器全体を安定して直立させている。
【0023】以下、本実施例の動作について説明する。図1に示すように、蓋側挟持板14の内面に被プレス物11を置き、ついで図2に示したようにロックレバー18を操作して本体側挟持板12と蓋側挟持板14とで挟持し固定する。この図1から図2への蓋側挟持板14を閉める動作に伴って手動式の空気入れ手段16のジャバラ部16aが収縮され、内部の空気は排気弁16eから連結パイプ16fを通って空気袋15内へと送り込まれる。空気袋15は、これにより膨張して被プレス物11の部分的な厚み部分だけでなく全体に均一な圧力を加える。この状態で面状の発熱体13に通電すると、被プレス物11は均一にしわが伸ばされ、折り目が付けられる。
【0024】以上のように本実施例は、使用者が蓋側挟持板14を閉めるだけで簡単に空気袋15に空気を吸入することができ、空気吸入作業が速くて、騒音の発生がなく、しかも駆動用の制御回路を必要としない簡単な構成となっているものである。
【0025】なお、この実施例ではパンツプレス器として縦置き型のものを示したが、これに限らず横に寝かせて使用するタイプであってもよいものである。また発熱体13と空気袋15の位置は、実施例とは逆に発熱体13を蓋側挟持板14に、また空気袋15を本体側挟持板12に設けることも可能であることはあきらかである。
【0026】(実施例2)次に本発明の第二の手段の実施例を図4・図5に基づいて説明する。19は圧力弁で、空気袋15と排気パイプ20で連結されている。
【0027】図5に示すように圧力弁19は、気密性を保持するためにゴム材から成っている開閉弁19aと、開閉弁19aを所定の荷重で押している圧力バネ19bと、回転させて圧力バネ19bの高さを変化させることで開閉弁19aの付勢力を変化させる調整体19cとから構成されている。
【0028】以下、本実施例の動作について説明する。使用者は、被プレス物の種類に応じてあるいは自分の好みによって、あらかじめ調整体19cを回転させて圧力弁19の圧力値を設定する。つぎに実施例1と同様に、蓋側挟持板14の内面に被プレス物11を置き、ロックレバー18を操作して本体側挟持板12と蓋側挟持板14とで挟持し固定する。この蓋側挟持板14を閉める動作に伴って手動式の空気入れ手段16のジャバラ部16aが収縮され、空気袋15内へ空気が送り込まれる。このとき、空気袋15内の圧力が圧力弁19で設定した圧力値より高くなると、圧力弁19が開いて減圧し、圧力弁19で設定した圧力値を保持するようになっている。
【0029】つまり本実施例によれば、プレス圧力が過剰に高くなりすぎて被プレス物11の風合いを損ねたり、あるいはロックレバー18が閉まらないといった不都合を防止するパンツプレス器を提供することができるものである。
【0030】(実施例3)次に本発明の第三の手段の実施例について図6・図7に基づいて説明する。21は蓋側挟持板14の上部、つまり使用者が容易に見ることのできる位置に設けた空気袋15の圧力を表示する圧力表示装置である。
【0031】図7に示すように圧力表示装置21は、圧力表示装置21のケーシングを兼ねているシリンダー21aを有する。このシリンダー21aは透明な樹脂材からなる表示部を有しており、この内面をピストン21bが摺動自在に動くものである。このピストン21b及びシリンダー21aには圧力表示用の針と目盛りが刻まれており、使用者がこのピストン21bの位置を容易に見ることができるようになっている。21cはシリンダー21aの内部に設けた付勢バネで、ピストン21bを付勢している。またシリンダー21aの壁面で付勢バネ21cを保持している位置には空気抜き用の穴が開いていて、付勢バネ21c側の内部は常に大気圧に保たれている。またシリンダー21aの付勢バネ21cと対向した位置に設けた穴には、空気ノズル21dを設けている。21eは圧力パイプで、空気袋15とこの空気ノズル21dとを連結している。
【0032】以下、本実施例の動作を説明する。実施例1と同様に、蓋側挟持板14の内面に被プレス物11を置き、ロックレバー18を操作して本体側挟持板12と蓋側挟持板14とで挟持し固定する。この蓋側挟持板14を閉める動作に伴って、前記各実施例と同様に手動式の空気入れ手段16のジャバラ部16aが収縮され空気袋15内へ空気が送り込まれる。このとき、空気袋15の内圧すなわち加圧力は、圧力表示装置21に表示されている。従って使用者がこのときの加圧力をもっと強くしたいと希望すれば、もう一度蓋側挟持板14を開いて、同じ動作を反復すればよいものである。
【0033】つまり本実施例によれば、プレス圧力を圧力表示装置21に表示することで、例えば折り目付けを重視するときは強めに加圧し、風合いを重視するときは弱めに加圧する等の調整を容易にすることができるものである。すなわち使用者の好みのプレス圧力でプレスすることができ、満足のいく仕上がり状態を実現することのできるパンツプレス器を提供することができるものである。
【0034】(実施例4)次に本発明の第四の手段の実施例を図8に基づいて説明する。22は音発生装置で、ベローズ式の圧力スイッチ22a・圧力管22bと、報知ブザー22cで構成している。圧力スイッチ22aは空気袋15と連結されており、圧力スイッチ22aがONすると報知ブザー22cが報知音を発生するようになっている。
【0035】以下、本実施例の動作について説明する。前記各実施例と同様に、蓋側挟持板14の内面に被プレス物11を置き、ロックレバー18を操作して本体側挟持板12と蓋側挟持板14とで挟持し固定する。この蓋側挟持板14を閉める動作に連動して手動式の空気入れ手段16のジャバラ部16aが収縮され、空気袋15内へ空気が送り込まれる。このとき本実施例では、空気袋15の圧力を圧力スイッチ22aが検知して、報知ブザー22cが作動するものである。つまり使用者は、報知ブザー22cの音を聞いて、加圧完了を知ることができるわけである。
【0036】つまり本実施例によれば、プレス加圧完了を音発生装置22が報知することで、一度の加圧動作では所定の圧力に到達しなかったことが使用者に容易に分かるものである。この場合にはもう一度蓋側挟持板14を開けて同様の動作をすればよく、確実にプレス作業ができるものである。また前記第二の実施例の圧力弁を併用することで、所定の圧力に到達したことを報知することができるものである。
【0037】(実施例5)次に本発明の第五の手段の実施例を図9に基づいて説明する。25は蓋側挟持板で、空気袋15を埋設するために一部空気袋の外形に沿って凹んだ形状としているものである。26は発泡ウレタンから成る弾性体で、空気袋15の全体を覆って蓋側挟持板25の内面に設けている。
【0038】以下、本実施例の動作について説明する。前記各実施例と同様に、蓋側挟持板25を閉める動作に伴って手動式の空気入れ手段16のジャバラ部16aが収縮されて、空気袋15内へ空気が送り込まれる。こうして空気袋15が膨張すると、弾性体26が変形して被プレス物11を押すものである。
【0039】つまり本実施例によれば、空気袋15が直接使用者によって触れられることなく、誤って傷付けられたり、あるいは被プレス物11によって傷付くといった心配がなくなり、空気袋15の耐久性を飛躍的に増すものである。また空気袋15の表面の凹凸が、被プレス物11に転写される心配もなくなるものである。
【0040】
【発明の効果】本発明の第一の手段は、蓋側挟持板の開閉動作と連動した手動式の空気入れ手段を備えたことにより、被プレス物のセット作業を利用して、作業者自身が手動で空気袋に空気を入れて加圧できるものであり、従来の課題を解決した使い勝手のよいパンツプレス器を実現したものである。
【0041】本発明の第二の手段は、空気袋内の圧力を任意の圧力に維持するための圧力弁を設けたことにより、プレス圧力が過剰となることを防止できるパンツプレス器を実現するものである。
【0042】本発明の第三の手段は、圧力表示装置を設けたことにより、使用者がプレス圧力の強弱を目視で確認でき、好みの風合いのプレス圧力となるように調整でき、満足のいく仕上がり状態を実現することができるパンツプレス器を実現するものである。
【0043】また本発明の第四の手段は、音発生装置を設けたことにより、プレス圧力が所定の圧力に到達したかどうかを音で知らせることのできるパンツプレス器を実現するものである。
【0044】さらにまた本発明の第五の手段は、空気袋を覆って弾性体を設けたことにより、空気袋が保護でき、また空気袋の表面のしわが被プレス物へ転写されることを防ぐことができるパンツプレス器を実現するものである。




 

 


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