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発明の名称 インクジェット記録装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−52380
公開日 平成7年(1995)2月28日
出願番号 特願平5−201354
出願日 平成5年(1993)8月13日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小鍜治 明 (外2名)
発明者 川邊 靖史
要約 目的
空電制御型インクジェット記録装置に関するもので、ドットを連続して印字する場合と印字を行わない区間がある場合とでは、印字の大きさが変化したり印字位置がずれるという問題点を簡単な構成により解決するものである。

構成
信号源16からの出力信号Aを、加算回路3を介して信号電極7に印加するとともに、印字を行わないドット区間を検出する検出回路1に直接印加する。この検出回路1からの、印字が行われないドット区間の区間数nに応じた波高値の信号を微分信号生成回路2により微分し、その微分出力Bを前記加算回路3で前記出力信号Aと加算し、印字をしなかった区間数nに応じて立上がり部の波高値を変化せしめた信号Cを作成して信号電極7に印加する。
特許請求の範囲
【請求項1】空気吐出口に所定の空隙をもって、対向するように一方がインク室に連通されたインク吐出口を配置し、空気を前記空隙を通して前記空気吐出口より、継続的に流出せしめた状態で、前記空気吐出口とインク吐出口の周辺に設けられた電極間に所定のパルス電圧を断続的に印加せしめることにより、前記インク吐出口からのインクを前記空気流とともに前記空気吐出口より断続的に吐出せしめて前記1つのパルス電圧に対して1つのドットを記録紙上に印字するインクジェット記録装置において、印字を行わなかった区間を検出し、その区間の長さに応じた波高値の信号を前記パルス信号の立上がり部に付加することを特徴とするインクジェット記録装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気吐出口に所定の空隙をもって、対向するように一方がインク室に連通されたインク吐出口を配置し、空気を前記空隙を通して前記空気吐出口より、継続的に流出せしめた状態で、前記空気吐出口とインク吐出口の周辺に設けられた電極間に所定のパルス電圧を断続的に印加せしめることにより、前記インク吐出口よりのインク粒を前記空気流とともに前記空気吐出口より断続的に吐出せしめて前記1つのパルス電圧に対して1つのドットを記録紙上に印字するインクジェット記録装置に関するもので、特に記録紙上に印字された各ドットの大きさを均一化させる手段に特徴を有するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータやワードプロセッサの大幅な普及によりプリンタ市場が拡大している。中でも騒音の小さなインクジェット記録装置は今後期待されている。以下、図面を参照しながら従来の空電制御型インクジェット記録装置について説明する。
【0003】図3は空電制御型インクジェット記録装置の要部断面図である。図3において10はガラス材料により作られたインクノズル板であり、それにはエッチング法等でインク吐出口6が形成されている。8はガラス板より成るエアノズル板であり、それには空気流とともにインクが吐出する空気吐出口4がエッチング法等で形成されている。12は空気が通過する空隙であり、空気17は空気流入口15より入り、空気室9及び前記空隙12を経由して空気吐出口4より常時流出している。13はセラミックまたは、樹脂製のボデイでありインクノズル板10、エアノズル板8を固定しインク室11および、前記空気室9を形成している。インク18はインク流入口14より入る。7は前記インク吐出口6の周辺に形成されるインクに電位を与える信号電極であり、信号源16によりパルス状の電圧が印加される。
【0004】5は共通電極であり、エアノズル板8の上に真空蒸着法等で形成されている。インク吐出の原理は、インク室11と空気室9には同一の空気圧力が印加されており、インクはインク吐出口6の先端まで供給されている。空気は狭い空隙12を通過し空気吐出口4より常時出ている。この時空隙12内の空気はわずかな圧力損失を受けるため、インク室11側がわずかに高い圧力となり、その結果、インクはインク吐出口6の先端で凸状のメニスカスを形成する。この状態で信号電極7と共通電極5の間に電位差を与えると、その力でインクが糸状に吐出し空気流に乗って安定に空気吐出口4から記録媒体(図示せず)に向けて吐出し、1つのパルス電圧に対して1つのドットが記録される。
【0005】今、信号源16から図4の信号Aのようなパルスが信号電極7に印加されると、この信号Aに同期してインクが吐出されて、記録紙上に1つのパルスに対して1つのドットD1、D2、D3、…が印字される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図4に模式的に示すようにドットD1の後1つおいてドットD2を記録する場合とドットD3のようにその前に印字を行わない多数のドット区間がある場合とでは、印字されたドットの大きさが変化したり印字位置がずれるという問題点を有していた。この現象は、インク吐出口に形成されるメニスカスの形状が、印字を行った直後では十分に大きく、パルスが信号電極7に印加された時にすぐにインクの吐出が開始されるが、印字を行わない区間があった場合には、メニスカスの形状が小さくなり、パルスが信号電極7に印加されてもすぐには吐出が開始されないためと思われる。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために本発明のインクジェット記録装置は、空気吐出口に所定の空隙をもって、対向するように一方がインク室に連通されたインク吐出口を配置し、空気を前記空隙を通して前記空気吐出口より、継続的に流出せしめた状態で、前記空気吐出口とインク吐出口の周辺に設けられた電極間に所定のパルス電圧を断続的に印加せしめることにより、前記インク吐出口からのインクを前記空気流とともに前記空気吐出口より断続的に吐出せしめて前記1つのパルス電圧に対して1つのドットを記録紙上に印字するインクジェット記録装置において、印字を行わなかった区間を検出し、その区間の長さに応じた波高値の信号を前記パルス電圧の立上がり部に付加することを特徴とする。
【0008】
【作用】上記構成によると、印字を行わない区間nに応じた波高値の信号を従来の印字信号の立上がり部に付加することにより、印字を行いたい位置でのインク吐出口のメニスカスの形状を印字を行った直後の形状に即座にすることができる。また、メニスカスが破れインクが吐出を開始してからは通常の電圧が電極に印可されることになり、インクの吐出量が多くなりすぎることを防止する。このため、前記の印字を行わない区間が大きくなった場合でも印字の大きさ及び印字位置の変化を軽減できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明する。図1は本発明の一実施例のインクジェット記録装置の印字制御回路であり、図2は印字制御回路の制御信号及び印字出力を示すものである。
【0010】本実施例においては、図1に示すように信号源16からの出力信号Aを、加算回路3を介して信号電極7に印加するとともに、印字を行わないドット区間を検出する検出回路1に直接印加する。
【0011】この検出回路1では、印字が行われないドット区間の区間数nを最大7まで検出し、7以上の区間は7として、その計数値に応じた波高値のパルス信号を次の微分信号生成回路2に出力する。
【0012】この微分信号生成回路2では、前記パルス状信号Aを微分し、前記区間数nの大小に応じた波高値Vnの微分信号Bを作成する。この微分信号生成回路2において生成される微分信号Bは、波高値Vnが区間数nの最大数である7の場合に信号Aの電圧と同電圧となる。また、この時の微分信号Bの時間幅は信号Aの時間幅の10分の1の時間幅で出力される。この微分信号Bを前記加算回路3で前記信号Aと加算し、信号Aの立上がりに前記微分信号Bが加算された信号Cを作成した後、信号電極7に印加する。
【0013】すなわち、印字をしなかった区間数nに応じて信号Aの立ち上がり電圧を変化せしめた信号Cを作成して信号電極7に印加している。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明では、印字を行わない区間nに応じた波高値の信号を従来の印字信号の立上がり部に付加することにより、印字を行いたい位置でのインク吐出口のメニスカスの形状を印字を行った直後の形状と同様にすることができる。また、メニスカスが破れインクが吐出を開始してからは通常の電圧が電極に印可されることになり、インクの吐出量が多くなりすぎることを防止する。このため、前記の印字を行わない区間が大きくなった場合でも印字の大きさ及び印字位置の変化を軽減できる。




 

 


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