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発明の名称 コードレスアイロン
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−24198
公開日 平成7年(1995)1月27日
出願番号 特願平5−168906
出願日 平成5年(1993)7月8日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小鍜治 明 (外2名)
発明者 伊藤 真一 / 赤井 徳明
要約 目的
アイロン部をスタンド部より離脱したとき、表示部の表示動作を複数の表示モードを持つようにし、設定温度とスタンド部への載置時期を表示することを目的としている。

構成
アイロン部1と、このアイロン部1を載置するスタンド部4からなり、アイロン部1をスタンド部4に載置しているとき、スタンド部4から電源を供給されてヒータ部2に通電しベース部を加熱し、ベース部の温度を温度検知部6で検知し、ベース部の温度を設定する温度設定部の出力と比較してヒータ制御部5により一定温度に制御する。アイロン部1をスタンド部4より離脱したとき、制御部8により表示部9を複数の表示モードで駆動し、アイロン部1を離脱後も設定温度を表示したり、スタンドに置くべき時期を表示したり、電源部の消耗を抑えたりする。
特許請求の範囲
【請求項1】アイロン部と、このアイロン部を載置する商用電源を有するスタンド部からなり、前記アイロン部はベース部と、ベース部を加熱するヒータ部と、このヒータ部に前記スタンド部から電源を供給する電極部と、前記ベース部の温度を検知する温度検知部と、前記ヒータ部への通電を制御するヒータ制御部と、前記アイロン部をスタンド部に載置しているかは離脱しているかを検知する載置検知部と、ベース部の温度を設定する温度設定部と、この温度設定部の出力に応じて設定温度を表示する表示部と、蓄電部を有する電源部と、温度検知部と温度設定部の出力および載置検知部の出力を入力とし、前記アイロン部を前記スタンド部より離脱したとき前記表示部を複数の表示モードで駆動する制御部とを備えたコードレスアイロン。
【請求項2】制御部は、表示部の表示モードの切り替えを温度検知部の出力により所定の温度で行うようにした請求項1記載のコードレスアイロン。
【請求項3】アイロン部は、電源部の電圧を検知する電圧検知部を備え、制御部は、前記電圧検知部の出力を入力とし、前記アイロン部をスタンド部より離脱したとき、前記電圧検知部の出力が所定の電圧に達したとき表示部の表示モードを切り替えるようにした請求項1記載のコードレスアイロン。
【請求項4】アイロン部は、アイロン部をスタンド部より離脱したとき離脱時より計時する第1のタイマー部を備え、制御部は、前記第1のタイマー部の出力を入力とし、所定の時間に到達したときに表示部の表示モードを切り替えるようにした請求項1記載のコードレスアイロン。
【請求項5】アイロン部は、電源部の電圧を検知する電圧検知部と、アイロン部をスタンド部より離脱したとき離脱時より計時する第1のタイマー部とを備え、制御部は、前記温度検知部の出力と前記第1のタイマー部の出力を入力とし、前記アイロン部を前記スタンド部より離脱したときのベース部の温度によって所定の時間を補正し、この補正した時間に前記第1のタイマー部の計時時間が到達したときに表示部の表示モードを切り替えるようにした請求項1項記載のコードレスアイロン。
【請求項6】アイロン部は、アイロン部をスタンド部より離脱したとき、離脱時より計時する第2のタイマー部を備え、制御部は、前記第2のタイマー部の出力を入力とし、所定の時間に到達したときに設定温度レベルを初期状態とするようにした請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のコードレスアイロン。
【請求項7】表示部は、3つの表示モードを有し、制御部は、表示部の第1の表示モードを温度、電圧または時間で制御し、第2の表示モードを時間で制御し、第3の表示モードを離脱時間で制御するようにした請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のコードレスアイロン。
【請求項8】制御部は、アイロン部のベース部の温度が設定温度に到達後、前記アイロン部をスタンド部より離脱したとき、表示部を第1の表示モード、第2の表示モードおよび第3の表示モードの順に駆動し、ベース部の温度が設定温度に未到達時に前記アイロン部をスタンド部より離脱したときには第2の表示モードおよび第3の表示モードの順に表示部を駆動するようにした請求項7記載のコードレスアイロン。
【請求項9】制御部は、アイロン部の離脱時に第1の表示モードで表示動作中に前記アイロン部を前記スタンド部に載置したとき、表示部を適温到達表示させ、前記アイロン部の離脱時第2の表示モードまたは第3の表示モードで表示動作中に前記アイロン部を前記スタンド部に載置したとき、表示部を未到達表示させるようにした請求項7記載のコードレスアイロン。
【請求項10】表示部は、アイロン部の離脱時に、第1の表示モードは連続点灯動作、第2の表示モードは点滅灯動作、第3の表示モードは滅灯動作とした請求項7から請求項9のいずれか1項に記載のコードレスアイロン。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアイロン部をスタンド部に載置すると、アイロン部のベース部に内蔵するヒータ部にスタンド部から電力を供給して加熱し、その予熱で使用するコードレスアイロンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコードレスアイロンは図11に示したものが提案されている。以下、その構成を図11を参照しながら説明する。アイロン部22は、スタンド部23に載置したとき、アイロン部22のベース部を加熱するヒータ部24がアイロン部22とスタンド部23の双方に設けた電極部P1,P3およびP2,P4を介してスタンド部23に設けた商用電源25に接続され、ヒータ部24に商用電源25から電力が供給されて加熱される。
【0003】アイロン部22に設けた制御回路部は、ベース部の温度を温度検知部26で検知して、その検知温度信号を制御部27に送り、制御部27では送られてきた温度信号が温度設定部28で設定した設定温度に対して高いか、または低いかを判定し、その結果をヒータ制御部29に出力し、ヒータ制御部29はヒータ部24への電力供給を制御することにより、ベース部の温度を一定に制御するよう構成している。
【0004】設定温度表示部30は、温度設定部28の操作による設定温度を表示するもので、制御部27により駆動される。載置検知部31は、アイロン部22がスタンド部23に載置されているか、またはアイロン部22がスタンド部23から離脱されているかを検知するものである。電源部32は制御回路部の電源を供給するもので、アイロン部22がスタンド部23に載置されているときには回路部を動作をさせるとともに、電源部32に内蔵する大容量の蓄電器に充電する。
【0005】アイロン部22をスタンド部23より離脱したときには、電源部32に内蔵する大容量の蓄電器の放電電流で電源を確保するため、この放電電流をいかに小さくするかが重要なポイントとなる。このため、アイロン部22をスタンド部23より離脱したとき、設定温度表示部30の動作を停止させて表示を消したり、または温度設定部28の動作を停止させて温度設定できなくしたり、さらには温度検知部26の動作を停止させ消費電流を低減させる構成にしている。
【0006】また、設定温度表示部30とは別に表示部を設け、アイロン部22をスタンド部23より離脱したとき、温度検知部26、制御部27などの動作を停止させ、この表示部のみタイマー部33により設定された一定時間点灯させて、アイロンがけが可能であることを表示する適温表示部34を設ける構成にしているものもある。
【0007】また、スタンド部23のスイッチSW1,SW2はアイロン部22がスタンド部23に載置されたときにはオンし、商用電源25より電極部P1,P3およびP2,P4を介してアイロン部22に電源が供給され、アイロン部22がスタンド部23より離脱したときにはオフし、万一電極部に手が触れても感電の危険がないように構成している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような構成のものでは、アイロン部22をスタンド部23から離脱したときには設定温度の表示を行わないため設定温度がわからず、また温度検知動作を停止するためアイロン部22をスタンド部23に載置すべき最適時期がわからず、さらにアイロン部22をスタンド部23から離脱時アイロンがけが可能であることを表示する適温表示部34を設定温度表示部30とは別に設ける必要があるなどの問題を有していた。
【0009】また、離脱時消費電流を抑え、長時間設定温度を持続するため、アイロン部22をスタンド部23から離脱して長時間放置したとき、またはアイロン部22をスタンド部23に載置して商用電源25をオフにして長時間放置したとき、再使用のためアイロン部22をスタンド部23に戻したとき、あるいは商用電源25をオンにしたとき、前回設定した温度レベルを保持していて、今回その温度に設定していないにもかかわらず、前回設定した温度に設定されてしまい危険であるという問題を有していた。
【0010】本発明は上記課題を解決するもので、アイロン部をスタンド部から離脱していても設定温度の表示をすることができ、またスタンド部へ載置する最適時期を表示することができ、また設定温度表示部とは別に適温表示部を設ける必要がないようにすることができ、さらにアイロン部の使用を停止して、所定時間経過したときには温度設定レベルを初期状態に戻し、危険のないようにすることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成するために、アイロン部と、このアイロン部を載置する商用電源を有するスタンド部からなり、前記アイロン部はベース部と、ベース部を加熱するヒータ部と、このヒータ部に前記スタンド部から電源を供給する電極部と、前記ベース部の温度を検知する温度検知部と、前記ヒータ部への通電を制御するヒータ制御部と、前記アイロン部をスタンド部に載置しているかは離脱しているかを検知する載置検知部と、ベース部の温度を設定する温度設定部と、この温度設定部の出力に応じて設定温度を表示する表示部と、蓄電部を有する電源部と、温度検知部と温度設定部の出力および載置検知部の出力を入力とし、前記アイロン部を前記スタンド部より離脱したとき前記表示部を複数の表示モードで駆動する制御部とを備えたことを第1の課題解決手段としている。
【0012】また、上記第1の課題解決手段の制御部は、表示部の表示モードの切り替えを温度検知部の出力により所定の温度で行うようにしたことを第2の課題解決手段としている。
【0013】また、上記第1の課題解決手段に加えて、アイロン部は、電源部の電圧を検知する電圧検知部を備え、制御部は、前記電圧検知部の出力を入力とし、前記アイロン部をスタンド部より離脱したとき、前記電圧検知部の出力が所定の電圧に達したとき表示部の表示モードを切り替えるようにしたことを第3の課題解決手段としている。
【0014】また、上記第1の課題解決手段に加えて、アイロン部は、アイロン部をスタンド部より離脱したとき離脱時より計時する第1のタイマー部を備え、制御部は、前記第1のタイマー部の出力を入力とし、所定の時間に到達したときに表示部の表示モードを切り替えるようにしたことを第4の課題解決手段としている。
【0015】また、上記第1の課題解決手段に加えて、アイロン部は、電源部の電圧を検知する電圧検知部と、アイロン部をスタンド部より離脱したとき離脱時より計時する第1のタイマー部とを備え、制御部は、前記温度検知部の出力と前記第1のタイマー部の出力を入力とし、前記アイロン部を前記スタンド部より離脱したときのベース部の温度によって所定の時間を補正し、この補正した時間に前記第1のタイマー部の計時時間が到達したときに表示部の表示モードを切り替えるようにしたことを第5の課題解決手段としている。
【0016】また、上記第1から第5のいずれかの課題解決手段のアイロン部は、アイロン部をスタンド部より離脱したとき、離脱時より計時する第2のタイマー部を備え、制御部は、前記第2のタイマー部の出力を入力とし、所定の時間に到達したときに設定温度レベルを初期状態とするようにしたことを第6の課題解決手段としている。
【0017】また、上記第1から第6のいずれかの課題解決手段の表示部は、3つの表示モードを有し、制御部は、表示部の第1の表示モードを温度、電圧または時間で制御し、第2の表示モードを時間で制御し、第3の表示モードを離脱時間で制御するようにしたことを第7の課題解決手段としている。
【0018】また、上記第7の課題解決手段の制御部は、アイロン部のベース部の温度が設定温度に到達後、前記アイロン部をスタンド部より離脱したとき、表示部を第1の表示モード、第2の表示モードおよび第3の表示モードの順に駆動し、ベース部の温度が設定温度に未到達時に前記アイロン部をスタンド部より離脱したときには第2の表示モードおよび第3の表示モードの順に表示部を駆動するようにしたことを第8の課題解決手段としている。
【0019】また、上記第8の課題解決手段の制御部は、アイロン部の離脱時に第1の表示モードで表示動作中に前記アイロン部を前記スタンド部に載置したとき、表示部を適温到達表示させ、前記アイロン部の離脱時第2の表示モードまたは第3の表示モードで表示動作中に前記アイロン部を前記スタンド部に載置したとき、表示部を未到達表示させるようにしたことを第9の課題解決手段としている。
【0020】さらに、上記第7から第9のいずれかの課題解決手段の表示部は、アイロン部の離脱時に、第1の表示モードは連続点灯動作、第2の表示モードは点滅灯動作、第3の表示モードは滅灯動作としたことを第10の課題解決手段としている。
【0021】
【作用】本発明は上記した第1の課題解決手段により、アイロン部をスタンド部より離脱したとき設定温度の表示部の表示モードを変えることにより、表示素子を増やすことなく、温度設定レベルを表示できるとともに、アイロンが使用可能温度であることを表示したり、スタンド部に載置する時期を知らせたり、その他の表示をしたり、また表示のための電流消費を抑え、制御回路の動作時間を確保したりすることができる。
【0022】また第2の課題解決手段により、アイロン部をスタンド部より離脱して使用中に、表示部の表示モードをベース温度によって切り替えるので、アイロンの使い方、すなわちドライでの使用、スチームでの使用、またはアイロンがけする布の種類にかかわらず正確にスタンドに戻して給電すべき時期を知らせることができる。
【0023】また第3の課題解決手段により、アイロン部をスタンド部より離脱して使用中に、電源電圧が低下していくが、この電源電圧を検知して表示部の表示モードを切り替えスタンドに戻すべき時期を知らせることができ、制御回路部の動作を確実に保証できる。
【0024】また第4の課題解決手段により、アイロン部をスタンド部より離脱したとき、この離脱したときより計時して、表示部の表示モードを切り替えることができる。
【0025】また第5の課題解決手段により、アイロン部をスタンド部より離脱したときのベース温度によって、スタンド部に戻す時期の表示を補正することにより、より正確なスタンドに戻すべき時期を表示することができる。また、表示部の複数の表示モードの切り替えを、第2、第3、第4、第5の課題解決手段を組み合わせて、または同時に働かせてもよい。
【0026】また第6の課題解決手段により、アイロン部をスタンド部より離脱したときより計時を開始する第2のタイマー部を備え、離脱時間が所定の時間になると温度設定レベルを初期状態、すなわち“切”として、アイロン部をスタンド部より離脱して長時間放置し、またはアイロン部をスタンド部に載置して商用電源をオフにして放置し、再使用のためアイロン部をスタンド部に載置したとき、または商用電源をオンにしたとき、使用者が設定していないにもかかわらず前回設定したレベルから温度制御を行うという危険を防止することができる。
【0027】また第7の課題解決手段により、アイロン部をスタンド部より離脱したときの設定温度とアイロン掛けが可能であることを表示する第1の表示モードからアイロン部をスタンド部への載置を要求する第2の表示モードへの切り替えをベース温度が低下して所定の温度に達するまでの時間、電源電圧が低下して所定の電圧に達するまでの時間、または離脱してからの時間のどちらか短いほうで決定し、第2の表示モードではスタンド部へ載置する必要があることを知らせ、所定時間内にスタンド部への載置を行わなければ表示モードを第3の表示モードにし、離脱してから所定時間の間第3の表示モードにすることにより、表示による電流消費を低減し、制御回路部の電源を確保することができる。
【0028】また第8の課題解決手段により、アイロン部のベース部の温度が設定温度に到達後にアイロン部をスタンド部より離脱したときには、表示部を第1の表示モードで駆動し、設定温度とアイロンが使用可能温度であることを表示し、ベース部の温度が設定温度に未到達時に、アイロン部をスタンド部より離脱したときには、表示部を第2の表示モードで駆動し、スタンド部へ戻す必要があることを表示することができる。
【0029】また第9の課題解決手段により、アイロン部がスタンド部より離脱していて第1の表示モードで表示しているときに、スタンド部に載置すれば、表示部を適温到達表示させ、すぐにスタンド部から離脱してアイロン掛けできることを表示することができ、離脱時に第2の表示モードで表示しているときに、スタンド部に載置すれば、表示部を未到達表示させ、ベース部の温度が適温到達までスタンド部に載置しておく必要があることを表示することができる。
【0030】また、第10の課題解決手段により、アイロン部をスタンド部より離脱しているときに、第1の表示モードとして表示部を連続点灯させて使用可能であることを表示することができ、第2の表示モードとして表示部を点滅灯動作させてアイロン部をスタンド部に載置する必要があることを表示することができ、第3の表示モードとして滅灯させて制御回路部の電源を確保することができる。
【0031】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1および図2を参照しながら説明する。図に示すように、アイロン部1は、ヒータ部2によって加熱されるベース部3を有しておりスタンド部4に載置できるようにし、ヒータ部2に電力を供給する電極部P3,P4と、ヒータ部2に流す電流を制御するヒータ制御部5とを有している。
【0032】また、このアイロン部1は、ベース部3の温度を検知する温度検知部6と、この温度検知部6の出力信号を入力し、ベース部3の温度を希望の温度に設定する温度設定部7からの入力信号と比較して、ベース部3の温度が設定温度に対して低い場合にはヒータ制御部5をオンし、高い場合にはオフするようヒータ制御部5を制御してベース温度を一定に保つ制御部8を有している。
【0033】さらに、アイロン部1には、制御部8によって制御され、ベース部3の設定温度を表示する表示部9と、アイロン部1がスタンド部4に載置されているか、または離脱されているかを検知する載置検知部10と、大容量の蓄電部を有した電源部11を備えている。この電源部11はアイロン部1がスタンド部4に載置されているときには蓄電部を充電するとともに、制御回路部を動作させ、アイロン部1がスタンド部4より離脱したときは、この蓄電部の放電電流で制御回路部を動作させる構成となっている。
【0034】表示部9はベース部3の設定温度を表示するが、たとえば表示部9の表示素子として発光ダイオードを4個用い、アイロン部1をスタンド部4に載置して商用電源12をオンすると初期設定状態、すなわち制御回路部には通電されているが、ヒータ制御部5はオフしてヒータ部2には通電されない“切”状態となり、この“切”状態表示位置の発光ダイオードが点灯する。残り3個の発光ダイオードには、アイロン部1のベース部3の制御温度が低温、中温、高温の3点となる場合、この低温、中温、高温を3個の発光ダイオードに割りつける。
【0035】また、ベース部3の制御温度が6点ある場合には、“切”を含めて7個の発光ダイオードにこの“切”と6点の制御温度を割りつけておく。図2の表示部9はこの7個の発光ダイオードの例を示している。
【0036】たとえば、温度設定を高温に設定する場合、温度設定部7を操作して設定温度を高温にする。このとき表示部9の高温位置の発光ダイオードを表示させる。ベース温度が上昇し、高温レベルの設定温度に到達し高温レベルで温度制御しているときに、アイロン部1をスタンド部4より離脱したとき、高温レベル位置の発光ダイオードを連続点灯、点滅灯、または点灯時間と滅灯時間を変化させて、または明るさを変えてなどの複数の表示モードで表示する。
【0037】このように、設定温度の表示発光ダイオードを各種の表示モードで表示することにより、設定温度、または使用可能温度かどうか、またはスタンド部4に載置すべきかどうかなどを表示することができる。
【0038】また、スタンド部4のスイッチSW1,SW2はアイロン部1がスタンド部4に載置されたときにはオンし、商用電源12より電極部P1,P2およびP3,P4を介してアイロン部1に電源が供給され、アイロン部1がスタンド部4より離脱したときにはオフし、万一電極部に手が触れても感電の危険がないように構成している。
【0039】上記構成において図3を参照しながら動作を説明すると、時刻t0からt1まではアイロン部1はスタンド部4に載置されていて、ベース部3は温度T1で制御されている。時刻t1でアイロン部1がスタンド部4より離脱され、ベース部3の温度は下降していくが、この温度を温度検知部6で検知する。アイロン部1が離脱された時刻t1より、ベース部3の温度がT2に達する時刻t2まで、アイロン掛けが可能な温度にあるということを表示部9により第1の表示モードで表示する。
【0040】ベース部3の温度がT2からT3に達するまでの間、すなわち時刻t2からt3までの間アイロン部1をスタンド部4に載置して給電する必要があるということを表示部9により第2の表示モードで表示する。ベース部3の温度がT3以下は表示部9を第3の表示モードで表示し、温度が下降していることを表示する。このように、表示部9により各種の表示モードで表示することにより、設定温度、または使用可能温度かどうか、またはスタンド部に載置すべきかどうかなどを表示することができる。
【0041】つぎに、本発明の第2の実施例を図4を参照しながら説明する。なお、上記第1の実施例と同じ構成のものは同一符号を付して説明を省略する。図に示すように、アイロン部13は、電源部11の電圧を検知する電圧検知部14を設けており、制御部15は、温度検知部6、温度設定部7および載置検知部10の出力に加えて、電圧検知部14の出力を入力とし、アイロン部13をスタンド部4より離脱したとき、電源部11の電圧を電圧検知部14で検知して、所定の電圧に到達するごとに表示部9の表示モードを切り替えるようにしている。
【0042】上記構成において図5を参照しながら動作を説明すると、時刻t0からt1まではアイロン部1はスタンド部4に載置されていて、電源部11の電圧はV1で一定である。時刻t1でアイロン部1はスタンド部4より離脱され、電源部11の電圧は下がり始める。電源部11の電圧がV2に達するまで、アイロン掛けが可能であることを表示部9に第1の表示モードで表示する。電源部11の電圧がV2よりV3に至るまでアイロン部1をスタンド部4に戻す必要があることを表示部9に第2の表示モードで表示する。電源部11の電圧が電圧V3以下では表示部9を第3の表示モードで電源部11電圧が下がりすぎていることを表示する。
【0043】つぎに、本発明の第3の実施例を図6を参照しながら説明する。なお、上記第1の実施例と同じ構成のものは同一符号を付して説明を省略する。図に示すように、アイロン部16は、アイロン部16をスタンド部4より離脱したとき離脱時より計時する第1のタイマー部17を設けており、制御部18は、温度検知部6、温度設定部7および載置検知部10の出力に加えて、第1のタイマー部17の出力を入力とし、アイロン部16をスタンド部4より離脱したとき、離脱した時間を第1のタイマー部17で計時して、所定時間ごとに表示部9の表示モードを切り替えるようにしている。
【0044】上記構成において図7を参照しながら動作を説明すると、時刻t0からt1まではアイロン部1はスタンド部4に載置されていて、時刻t1でアイロン部1はスタンド部4より離脱されたことを示している。時刻t1より第1のタイマー部17は計時を開始して、所定時間tk1が経過した時刻t2までアイロンがけが可能であることを表示部9に第1の表示モードで表示する。
【0045】時刻t2より時刻t3まで、すなわち所定時間tk2の間、表示部9に第2の表示モードでアイロン部1をスタンド部4へ載置する必要があることを表示する。第2の所定時間tk2が経過した時刻t3より第3の所定時間tk3の間、表示部9を第3の表示モードでベース部3の温度が下がりすぎていることを表示する。この離脱してからの各表示モードの所定表示時間はアイロン部1をスタンド部4より離脱したときのベース部3の温度によって変えてもよい。特に、アイロンがけが可能であることを表示する時間tk1は、アイロン部1をスタンド部4より離脱したときのベース部3の温度と温度設定レベルとの関連で決定してもよい。
【0046】なお、上記各実施例では、表示部9の表示モードを切り替える基準をベース部3の温度、電源部11の電圧、または離脱したときからの経過時間としているが、これらを同時に働かせてもよく、また組み合わせて用いてもよい。また、便宜上3つの表示モードで述べたが、同様の思想でこれを1つの表示モードとしてもよいし、2つの表示モードとしてもよいし、または3つ以上の表示モードにしてもよい。
【0047】また、表示部9は、設定温度の表示素子を各種の表示モードで駆動して設定温度を表示するとともに、アイロン部のベース部3の温度がアイロンがけできる温度にあるか、スタンド部4に戻す必要があるかなどを表示するものであるが、表示部9が設定温度レベルによって複数の表示素子より構成している場合、設定レベル表示素子以外の他の表示素子を用いて同様の情報が送れる表示を行ってもよい。
【0048】また、アイロン部をスタンド部4より離脱したとき、電源部11に内蔵する蓄電部で制御回路の動作を保証するが、この動作保証時間が非常に長い場合、使用者がアイロン部をスタンド部4より離脱して放置しておいて、再使用するためにスタンド部4に載置したとき、またはアイロン部をスタンド部4に載置して、商用電源12をオフしておき、再使用のために商用電源12をオンしたとき、通常は温度設定部7を操作して“切”位置より温度設定して使用するのであるが、離脱時の電源保持時間が長く、放置時間がこの保持時間より短い場合、商用電源12をオンすると、前回使用の温度設定レベルになってしまうため危険である。
【0049】そのため本発明では、アイロン部をスタンド部4より離脱したとき、その時より計時する第2のタイマー部(図示せず)を備えておき、所定時間以上離脱時間が経過すれば、“切”状態に設定する。
【0050】つぎに、本発明の第4の実施例を図8および図9を参照しながら説明する。なお、上記第1の実施例と同じ構成のものは同一符号を付して説明を省略する。図に示すように、表示部9は、切、低温、中温、高温の順に設定レベルを割りつけた表示素子L0,L1,L2,L3を配置している。
【0051】アイロン部19は、電源部11の電圧を検知する電圧検知部14と、タイマー部20とを設けており、制御部21は、温度検知部6、温度設定部7および載置検知部10の出力に加えて、電圧検知部14の出力とタイマー部20の出力とを入力とし、表示部9の第1の表示モードを温度または時間で制御し、第2の表示モードを時間で制御し、第3の表示モードをアイロン部19をスタンド部4から離脱した後の離脱時間で制御するようにしている。
【0052】上記構成において図10(a)〜(d)を参照しながら動作を説明すると、時刻t0からt3まではアイロン部19はスタンド部4に載置されており、時刻t3でアイロン部19は離脱され、以降アイロン掛けに使用されている。時刻t0で商用電源12がオンされ、ベース部3の温度は図10(a)に示すように上昇し、電源部11の電圧は図10(b)に示すように上昇する。同時に、図10(c)または(d)に示すように、“切”位置の表示素子L0が点灯し、時刻t1で温度設定部7を操作して温度設定する。
【0053】たとえば“高温”位置に温度設定した場合、時刻t1で“切”位置のL0は滅灯し、“高温”位置の表示素子L3が、ベース温度が適温T1に到達するまで点滅灯動作を行う。時刻t2で適温T1に到達し、表示素子L3は点滅灯動作より連続点灯になる。時刻t3でアイロン部19をスタンド部4より離脱すると、表示素子L3は、第1の表示モードのたとえば連続点灯動作を行う。この第1の表示モードにより、アイロン部19の離脱後も設定温度がわかり、アイロン掛けするとき使いやすくなり、また、第1の表示モードの動作により、アイロン掛けが可能な温度にあることがわかる。
【0054】アイロン部19をスタンド部4から離脱後、アイロン部19をスチーム動作などのように、図10(a)の特性(イ)に示すようなベース部3の温度が急激に下がる使い方をした場合、所定の温度T2、すなわち図10(c)の時刻t4で表示素子L3は第2の表示モードに移行する。この第2の表示モードでは、たとえば周期の速い点滅灯動作表示モードで表示素子L3は所定時間tk2の間、スタンド部に載置するよう表示する。
【0055】ここで、そのまま放置したとき、所定時間tk2経過後、表示素子L3は第3の表示モードへ移行する。第3の表示モードは、たとえば滅灯動作で、滅灯動作することにより、電源部11の消耗を抑える。その間にアイロン部19をスタンド部4へ載置せずに放置しておいた場合、アイロン部19をスタンド部4から離脱して所定時間tk3経過後初期状態、すなわち“切”の状態に戻る。tk3経過後アイロン部19をスタンド部4へ戻すと、“切”位置の表示素子L0が点灯し、希望の設定温度に再設定しなければならないことを表示する。
【0056】また、アイロン部19を離脱後、アイロン部19をドライなどのように、図10(a)の特性(ロ)に示すようなベース部3の温度降下がゆるやかな場合、すなわちベース部3の温度が所定温度T2に到達するよりも、第1の表示モードでの所定動作時間tk1の方が短い場合、図10(d)に示すように、アイロン部19の離脱後、表示部9は所定時間tk1の間第1の表示モード、たとえば連続点灯でアイロンがけが可能であることを表示し、所定時間tk1経過後時刻t6で第2の表示モード、たとえば周期の速い点滅灯でアイロン部19をスタンド部4へ載置すべきであることを表示し、このままアイロン部19をスタンド部4へ載置しなければ、第2の表示モードを所定時間tk2の間続け、時刻t7で第3の表示モードたとえば滅灯に移行する。
【0057】このように、第1の表示モードを第1の所定時間tk1,第2の表示モードを第2の所定時間tk2,その後第3の表示モードに移行することにより、電源部11内蔵の蓄電部のばらつき、および表示部9,温度検知部6,制御部21等のばらつきを含めて、アイロン部19をスタンド部4より離脱してから最小必要動作時間tk4(図示せず)の間制御回路を動作させ、また、上記のばらつきで離脱してからの制御回路の最大動作時間をtk3に制限することにより、アイロン部19の長時間離脱後のスタンド部4への載置、あるいは商用電源12をオフして放置後の商用電源12のオンに対しての安全性を確保している。
【0058】また、アイロン部19がスタンド部4に載置されているとき、ベース部3の温度が適温T1に到達前にアイロン部19を離脱すると、表示部9の表示モードは第2の表示モードまたは第3の表示モードとなり、アイロン部19をスタンド部4へ載置するよう、またはアイロンがけが不可であることを表示する。
【0059】また、アイロン部19がスタンド部4より離脱して、表示部9の表示モードが第1の表示モードのとき、アイロン部19をスタンド部4ヘ載置すれば表示部9は適温到達表示となり、再度すぐ離脱して使える表示をし、離脱時に表示部9の表示モードが第2の表示モードまたは第3の表示モードのとき、スタンド部4へ載置すれば表示部9は未到達表示をし、しばらくスタンド部4に載置して適温到達してから、再度離脱して使える表示を行う。
【0060】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明によれば、アイロン部と、このアイロン部を載置する商用電源を有するスタンド部からなり、前記アイロン部はベース部と、ベース部を加熱するヒータ部と、このヒータ部に前記スタンド部から電源を供給する電極部と、前記ベース部の温度を検知する温度検知部と、前記ヒータ部への通電を制御するヒータ制御部と、前記アイロン部をスタンド部に載置しているか離脱しているかを検知する載置検知部と、ベース部の温度を設定する温度設定部と、この温度設定部の出力に応じて設定温度を表示する表示部と、蓄電部を有する電源部と、温度検知部と温度設定部の出力および載置検知部の出力を入力とし、前記アイロン部を前記スタンド部より離脱したとき前記表示部を複数の表示モードで駆動する制御部とを備えたから、設定温度表示部でアイロン部を離脱後も設定温度を表示したり、スタンドにおくべき時期を表示したり、電源部の消耗を抑えたりすることができる。
【0061】また、制御部はベース部の温度、電源部の電圧、アイロン部をスタンド部より離脱した後の所定時間により、表示部の表示モードの切り替えを行ったり、所定時間をアイロン部をスタンド部より離脱したときのベース部の温度によって補正することにより、より正確なアイロン部をスタンド部に載置すべき時期を知らせることができる。
【0062】また、アイロン部は、アイロン部をスタンド部より離脱したとき、離脱時より計時する第2のタイマー部を備え、制御部は、前記第2のタイマー部の出力を入力とし、所定の時間に到達したときに設定温度レベルを初期状態とするようにしたから、より安全なアイロンにすることができる。
【0063】また、表示部は、3つの表示モードを有し、制御部は、表示部の第1の表示モードを温度、電圧または時間で制御し、第2の表示モードを時間で制御し、第3の表示モードを離脱時間で制御するようにしたから、アイロン部をスタンド部より離脱したときの設定温度とアイロン掛けが可能であることを表示する第1の表示モードからアイロン部をスタンド部への載置を要求する第2の表示モードへの切り替えをベース温度が低下して所定の温度に達するまでの時間、電源電圧が低下して所定の電圧に達するまでの時間、または離脱してからの時間のどちらか短いほうで決定し、第2の表示モードではスタンド部へ載置する必要があることを知らせ、所定時間内にスタンド部への載置を行わなければ表示モードを第3の表示モードにし、離脱してから所定時間の間第3の表示モードにすることにより、表示による電流消費を低減し、制御回路部の電源を確保することができる。
【0064】また、制御部は、アイロン部のベース部の温度が設定温度に到達後、前記アイロン部をスタンド部より離脱したとき、表示部を第1の表示モード、第2の表示モードおよび第3の表示モードの順に駆動し、ベース部の温度が設定温度に未到達時に前記アイロン部をスタンド部より離脱したときには第2の表示モードおよび第3の表示モードの順に表示部を駆動するようにしたから、アイロン掛けができるのか、すぐスタンド部へ戻す必要があるのかがわかり、使い勝手を向上できる。
【0065】また、制御部は、アイロン部の離脱時に第1の表示モードで表示動作中に前記アイロン部を前記スタンド部に載置したとき、表示部を適温到達表示させ、前記アイロン部の離脱時第2の表示モードまたは第3の表示モードで表示動作中に前記アイロン部を前記スタンド部に載置したとき、表示部を未到達表示させるようにしたから、すぐまた離脱して使えるのか、または待たなければならないのかがわかり使い勝手を向上できる。
【0066】さらに、表示部は、アイロン部の離脱時に、第1の表示モードは連続点灯動作、第2の表示モードは点滅灯動作、第3の表示モードは滅灯動作としたから、アイロン部をすぐまた離脱して使えるのか、または待たなければならないのか一見して識別できる。




 

 


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