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発明の名称 スチームアイロン
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−24196
公開日 平成7年(1995)1月27日
出願番号 特願平5−171405
出願日 平成5年(1993)7月12日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小鍜治 明 (外2名)
発明者 小林 伸一郎 / 木村 繁博
要約 目的
本発明はアイロンがけを行う衣類に適した温度とスチームで良好に仕上げることができる安全なスチームアイロンを得ることを目的とする。

構成
ベース1に取付けられた熱応動体8の変位量に応じて、タンク5から気化室3へ供給される水の量を変化させるようにしたもので、ベース1の温度変化に対応した水量を気化室3へ供給することにより、気化能力を超えた水が気化室3に供給されるのを防止して、衣類に適した温度でスチームを噴出させることができるようにしたものである。
特許請求の範囲
【請求項1】ヒータによって加熱されるベースと、このベースに形成した気化室と、この気化室に供給する水を貯えるタンクと、このタンク内の水を前記気化室に供給する導水部と、前記ベースに取付けられた熱応動体と、この熱応動体に連係させた上下動自在な操作桿と、一端を前記導水部に対向して操作桿に取付けられるとともに、前記熱応動体の動作に応動して前記導水部から気化室への水の供給および停止と、同気化室への水の供給量を制御する弁装置を具備したスチームアイロン。
【請求項2】熱応動体と操作桿との間に所定量の間隙を形成するとともに、この間隙を気化室が水の蒸発可能温度に到達したときに前記熱応動体と操作桿が連係するように設定した請求項1記載のスチームアイロン。
【請求項3】導水部を開閉する手動開閉装置に気化室への水の供給および停止と、同気化室への水の供給量を制御する弁装置を内蔵するとともに、この弁装置の一端をタンク内の上部で操作桿と連結した請求項1または2記載のスチームアイロン。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は衣類等のしわ伸ばしを行うスチームアイロンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、気化室への水の供給量を調節可能にしたスチームアイロンは、例えば実公昭32−15190号公報等に記載されており、衣類に適した量のスチームを噴出させることができるようになっている。
【0003】また、ベースを任意の温度に制御する温度調節器と、気化室に水を供給するノズルの制御用弁棒を1つのつまみで操作できるようにしたスチームアイロンも、例えば実公昭39−17297号公報等に記載されており、温度調節器によって調節されるベースの温度に合わせて気化室への水の供給と停止を行うことができるようになっている。
【0004】そして、これらの従来の技術を組み合わせることにより、温度調節器によって調節されるベースの温度に合わせて気化室への水の供給量を制御することが可能であり、例えば温度調節器を「切」にしたときにノズルを閉じ、温度を高くするにつれて水の供給量を増加させ、ベースの気化能力に対応させてスチームの噴出量を変化させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような構造のものでは、温度調節器によって設定される温度とベースの温度は、アイロンがけ作業中に必ずしも一致しないことがあり、作業者が使用を誤るとベースのかけ面から気化しなかった熱湯が噴出して衣類を濡らしたり、噴出した熱湯によって作業者が火傷をするといった問題があった。
【0006】つまり、アイロンがけ作業を開始するときにベースを任意の温度に設定すると、ヒータへの通電が開始される一方、ノズルも設定された温度に対応した状態に開かれることになる。したがって、ベースが設定した温度に到達する以前に使い始めると気化室に供給された水は所定の温度に加熱されていないベースの気化能力を超え、気化せずに熱湯のまま噴出することになる。
【0007】また、アイロンがけ作業中でもベースの設定温度を高くすると、同時に気化室へ供給される水の量が増加して同様の状態が生じるため衣類を濡らしたり火傷をする危険が生じるのである。
【0008】そこで本発明は、アイロンがけを行う衣類に適した温度とスチームで良好に仕上げることができる安全なスチームアイロンを得ることを第1の目的としている。第2の目的は誤って使用された場合の危険を未然に防止することができる安全なスチームアイロンを得ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】そして、上記第1の目的を達成するために本発明のスチームアイロンは、ヒータによって加熱されるベースと、このベースに形成した気化室と、この気化室に供給する水を貯えるタンクと、このタンク内の水を前記気化室に供給する導水部と、前記ベースに取付けられた熱応動体と、この熱応動体に連係させた上下動自在な操作桿と、一端を前記導水部に対向して操作桿に取付けられるとともに、前記熱応動体の動作に応動して前記導水部から気化室への水の供給および停止と、同気化室への水の供給量を制御する弁装置を具備したものである。
【0010】また、第2の目的を達成するために本発明のスチームアイロンは、熱応動体と操作桿との間に所定量の間隙を形成するとともに、この間隙を気化室が水の蒸発可能温度に到達したときに前記熱応動体と操作桿が連係するように設定したものである。
【0011】
【作用】本発明のスチームアイロンは、上記構成により、ベースの温度上昇とともに熱応動体が変位して、操作桿を介して弁装置を動作させることができるようになり、導水部から気化室へ供給される水の量をベースの温度に対応して制御することができるのである。
【0012】したがって、ベースの温度が低く気化能力が小のときは水の供給量が少なく、逆に、ベースの温度が高く気化能力が大のときは水の供給量を多くして、衣類に適した温度でのスチームの噴出を可能にする。
【0013】また、熱応動体と操作桿との間に所定量の間隙を形成するとともに、この間隙を気化室が水の蒸発可能温度に到達したときに前記熱応動体と操作桿が連係するように設定したことにより、気化室が水の蒸発可能温度に加熱されるまでは導水部を閉じた状態に維持することができるようになる。したがって、ベースを所定の温度に設定してもベースがその温度に到達するまでは水が気化室へ供給されることがなくなるのである。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明する。図1および図2において、1はヒータ2によって加熱されるベース、3はこのベース1に形成した気化室、4はこの気化室3を覆ってベース1に固着した気化室蓋、5は前記気化室3に供給される水を貯えるタンクで、底部に設けた導水部6によって前記気化室3と連絡している。
【0015】7は前記導水部6の上方に上下動自在に設けられた弁装置で、前記導水部6と対向した下端にテーパ部8を形成しており、この弁装置7が下方へ移動すると導水部6を閉じてタンク5から気化室3への水の流通を遮断するとともに、上方への移動により導水部6の開口状態を変化させ、導水部6から離れるにしたがって気化室3への水の流量を増加させることができる。
【0016】8は前記気化室3に近接してベース1にその一端を取付けた熱応動体で、具体的にはバイメタル板で構成するとともに、その他端はベース1の温度上昇にともなって上方へ変位するように構成している。9はこの熱応動体8の他端の上方にその下端を対向させて配置した操作桿で、タンク5に形成された支持部10によって上下動自在に支持されているとともに、同タンク5内において前記弁装置7と連結している。
【0017】そして、前記熱応動体8の上面と操作桿9の下端の間には所定量の間隙aを形成しており、この間隙aにより熱応動体8が加熱されて上方へ変位しても、気化室3が水の蒸発可能温度に到達するまでは操作桿9の下端と当接せず、導水部6を開かないようになっている。
【0018】11は前記操作桿9に装着したスプリングで、前記操作桿9を熱応動体8側へ付勢するとともに、操作桿9に取付けられた弁装置7を導水部6側へ付勢し、前記熱応動体8の上面と操作桿9の下端の間に間隙aが形成されている状態下において導水部6は弁装置7によって閉じられている。
【0019】12はベース1の上面側を覆う樹脂製のカバーで、ベース1の後部に取付けたサーモスタット13を覆うとともに、このカバー12上に設置した把手14とで前記タンク5を構成している。15は前記サーモスタット13と連係して把手14の上方前部に取り付けた温度調節つまみで、前記ベース1を任意の温度に設定することができる。
【0020】次に、この一実施例の構成における作用を説明する。まず、アイロンがけを行うときはタンク5に規定量の水を入れた後、温度調節つまみ15により任意の温度に設定しヒータ2に通電する。ベース1の温度が低いときは熱応動体8は操作桿9の下端より離れているため、操作桿9に取付けられている弁装置7はスプリング11により付勢されて導水部6が閉じられ、タンク5内の水は気化室3へ供給されない。
【0021】ベース1の温度上昇にともない熱応動体8は加熱されて徐々に上方へ変位し、やがて、熱応動体8が操作桿9に当接しスプリング11の付勢力に抗して導水部6を開き始め、気化室3が水の蒸発可能温度に加熱されると導水部6はその温度に適した水量を気化室3へ供給する。
【0022】そして、ベース1の温度がさらに高くなると熱応動体8もさらに上方へ変位して操作桿9を押し上げ、気化室3への給水量を増加させる。つまり、気化室3への給水量はベース1温度の変化に応じて熱応動体8が動作し、気化室3への給水量を制御するようになっている。
【0023】図3は本発明の他の実施例を示したもので、アイロンがけ作業中に気化室3への水の供給「スチーム」と、停止「ドライ」が作業者によって切り替えられるように、導水部6を水の供給量と無関係に任意に開閉することができる上下動自在な手動開閉装置16を設けたものである。
【0024】この手動開閉装置16には把手14の上面より突出させた操作釦17が設けられているとともに、気化室3への水の供給および停止と、同気化室3への水の供給量を制御する弁装置7を内蔵するとともに、この弁装置7の一端を筒状の手動開閉装置16に形成した長穴18を貫通させてタンク5内の上部で操作桿9と連結している。したがって、この手動開閉装置16によって導水部6が閉じられているときは、タンク5内に規定量入れられた水が前記長穴18から導水部6に浸入することはない。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明のスチームアイロンは、ベースに取付けられた熱応動体の動作に応動して導水部から気化室への水の供給および停止と、同気化室への水の供給量を制御したことにより、ベースの温度変化に対応した量の水を気化室へ供給することができる。したがって、気化能力を超えた水量が気化室へ供給されるのを防止して、衣類に適した温度とスチームで良好な仕上がり効果が得られるものである。
【0026】また、気化室が水の蒸発可能温度に到達したときに前記熱応動体と操作桿が連係するように熱応動体と操作桿との間に所定量の間隙を形成したことにより、使用開始時の誤操作や、使用中の温度設定変更時にも熱湯が気化されないまま噴出することを確実に防止して安全に使用することができるものである。




 

 


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