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発明の名称 マーキングシート
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−316509
公開日 平成7年(1995)12月5日
出願番号 特願平6−116479
出願日 平成6年(1994)5月30日
代理人
発明者 斉藤 雅男 / 明里 秀昭
要約 目的
絵文字以外の部分は完全な隠蔽性を有するので、電飾看板に用いると電飾看板の照明の透過光により絵文字の輪郭が明瞭に現れ、且つ、反射光の場合には絵文字が見えるとともに、絵文字以外の部分では適当な色彩を表現することができるマーキングシートを提供する。

構成
表面層である青色の塩化ビニル樹脂フィルム1の片面に、同じくキャスティングにより成形された完全な隠蔽性を有する隠蔽層である黒色の塩化ビニル樹脂フィルム2が積層され、該黒色フィルム2面にアクリル系粘着剤層3が設けられてなる。更に粘着剤層3面に剥離紙4が積層されている。
特許請求の範囲
【請求項1】 着色表面層の片面に、完全な隠蔽性を有する黒色の隠蔽層が積層され、該隠蔽層の表面に粘着剤層が設けられてなることを特徴とするマーキングシート。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、すぐれた隠蔽性を備え、看板や装飾に用いることのできるマーキングシートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、乳白半透明の合成樹脂板を表面板として用いた電飾看板に、透明もしくは半透明の着色シートを絵文字の形状部分を切り除いたものを貼り付け、看板に内蔵された照明により切り除かれた部分の絵文字を浮き上がらせる透過光型の着色シートが使用されている。この場合、切り除かれた絵文字以外の部分は完全な隠蔽性が要求される。
【0003】上記隠蔽性を得るため、着色シートに顔料を多量に配合したり、粘着剤にカーボンブラックを配合して粘着剤を黒色にする方法が行われていた。又、酸化チタン等を配合した隠蔽性の白色シートに着色シートを貼り合わせ、白色シート側を電飾看板に貼り付けることも行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】着色シートにその着色用顔料を多量に配合しても充分な隠蔽性を得ることができず、粘着剤にカーボンブラックを配合することは、粘着剤層は厚みが薄いので充分な隠蔽性を得るためには多量のカーボンブラックを配合する必要があり、粘着力の低下を招くという問題がある。又、酸化チタン等を配合した隠蔽性の白色シートを用いると、隠蔽性はある程度得られるもののその表面の着色シートに白色が現れるので、乳白半透明の表面板を用いた電飾看板では、絵文字として切り除いた部分の輪郭が明瞭さに欠けるという欠点があった。
【0005】本発明は上記従来の問題点を解消し、絵文字以外の部分は完全な隠蔽性を有するので、電飾看板に用いると電飾看板の照明の透過光により絵文字の輪郭が明瞭に現れ、且つ、反射光の場合には絵文字が見えるとともに、絵文字以外の部分では適当な色彩を表現することができるマーキングシートを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明マーキングシートは、着色表面層の片面に、完全な隠蔽性を有する黒色の隠蔽層が積層され、該隠蔽層の表面に粘着剤層が設けられてなることを特徴とするものである。
【0007】表面層は、塩化ビニル樹脂等の合成樹脂に染顔料を添加して、要求される有彩色もしくは無彩色に着色されたものである。該表面層は予めフィルム状に成形されたものを用いてもよいが、上記合成樹脂をゾルとして工程紙にキャスティングし、乾燥、キュアして得られるキャストフィルムを用いるのが製造工程等の面で好ましい。従って、合成樹脂としてはゾルとして使用し易い塩化ビニル樹脂を用いるのが好ましい。表面層の有彩色もしくは無彩色に着色されたフィルムの厚みは約30〜60μmであることが好ましく、より好ましくは40μm程度である。
【0008】隠蔽層は、上記合成樹脂にカーボンブラック等の黒色顔料を混合することにより、光に対して完全な隠蔽性を有するものである。該隠蔽層は上記表面層と同様にして形成できるが、表面層と同様にキャスティングにより成形するのが好ましい。隠蔽層の厚みは表面層よりもやや薄いものでよく、好ましくは20〜40μm、より好ましくは30μm程度である。
【0009】本発明マーキングシートを製造するための代表的な方法として、キャスティング法が挙げられる。この方法は、工程紙に表面層となる樹脂ゾルを所定の厚みで流延して乾燥し、この上に隠蔽層となる樹脂ゾルを所定の厚みとなるように流延して乾燥し、これを加熱によりキュアする。次に、隠蔽層面に粘着剤層を設けることにより得ることができる。粘着剤層の形成は、別途剥離紙に粘着剤を塗布、乾燥して粘着剤層を形成し、これを隠蔽層面に貼り合わせる転写法によるのが好ましい。その後、表面層を流延した工程紙を剥離除去し、剥離紙とともに巻き取る。
【0010】上記本発明のマーキングシートを使用するには、コンピューター制御されたカッティングマシン等により剥離紙上で表面層から粘着剤層に至るまで絵文字の形状に切り抜き、絵文字部分のシートを除いた後、アプリケーションフィルムで覆ってこれに貼り付け、アプリケーションフィルムとともにマーキングシートを剥離紙から剥離し、所定の場所へ貼り付けた後、アプリケーションフィルムを除去する。
【0011】本発明のマーキングシートを電飾看板に貼り付けて使用した場合、電飾看板に内蔵された照明により、切り除かれた部分の絵文字が明るく見える。その際、絵文字以外の部分は完全な隠蔽性であるから照明の光が透過せず、且つ、黒色を含んだ深い色であるから絵文字の輪郭が特に明瞭且つ鮮明に浮き上がるという著しい効果がある。
【0012】又、昼間の屋外では絵文字の部分が下地である電飾看板の乳白色等の表面板がそのまゝ現れ、他の部分が表面層の色として視認されるので、夜間の照明による透過光と、昼間の反射光では異なる表現効果が得られる。
【0013】
【作用】本発明マーキングシートは、切り除かれた絵文字以外の部分は光に対し完全な隠蔽性であるから、電飾看板に貼り付けて使用すると、夜間は電飾看板に内蔵された照明により、絵文字の輪郭が明瞭且つ鮮明に浮き上がって見える。又、昼間の屋外では絵文字の部分が電飾看板の表面板の乳白色となり、他の部分が表面層の色として視認されるので、夜間の照明による透過光と、昼間の反射光では異なる表現効果が得られる。
【0014】
【実施例】次に、本発明マーキングシートの実施例を図面を参照して説明する。図1は本発明マーキングシートの実施例を示す断面図であり、キャスティングにより成形された表面層である青色の塩化ビニル樹脂フィルム1の片面に、同じくキャスティングにより成形された完全な隠蔽性を有する隠蔽層である黒色の塩化ビニル樹脂フィルム2が積層され、該黒色フィルム2面にアクリル系粘着剤層3が設けられてなる。更に粘着剤層3面に剥離紙4が積層されている。
【0015】上記マーキングシートは以下のようにして製造したものである。
表面層の形成下記に示す塩化ビニル樹脂ゾル組成物をディゾルバー攪拌機で攪拌し、これをコンマコーターを用いて工程紙(大日本印刷社製,商品名:DNTP−NML)に塗布し、乾燥後200℃でキュアすることにより厚み40μmのキャスティングフィルムを形成した。
〔塩化ビニル樹脂ゾル〕
塩化ビニル樹脂(日本ゼオン社製,商品名:ゼオン121) 100重量部 Ba/Zn系安定剤(勝田化工社製,商品名:BZ100J) 2重量部 ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(チバガイギー社製,商品名:チヌビン3 26) 0.5重量部 ポリエステル可塑剤(アデカアーガス社製,商品名:アデカサイザーPN−4 46) 25〜60重量部 炭化水素系溶剤(シェル化学社製,商品名:ソルベッソ150)
30〜100重量部 灰色系トナー(日弘ビックス社製,商品名:SL−529) 30重量部【0016】隠蔽層の形成灰色系トナーに代えて、カーボンブラックを80重量部含有する黒色トナー(日弘ビックス社製,SL−3X)28重量部を用いた以外は表面層と同じ組成物を同様にして調整し、これを上記表面層の上に塗布、乾燥し、表面層と同様にキュアし、厚み30μmのキャスティングフィルムを形成した。
【0017】アクリル系粘着剤層の形成アクリル系粘着剤100重量部に、イソシアネート系硬化剤2重量部を添加してなる粘着剤をコンマコーターを使用して剥離紙に塗布、乾燥した後、上記隠蔽層面に貼り合わせ、工程紙を剥離除去した。
【0018】
【発明の効果】本発明マーキングシートは以上の構成であり、電飾看板に貼り付けて使用すると、夜間は電飾看板に内蔵された照明により、絵文字の輪郭が明瞭且つ鮮明に浮き上がって見える。又、昼間の屋外では絵文字の部分が電飾看板の表面板の色となり、他の部分が表面層の色として視認されるので、夜間の照明による透過光と、昼間の反射光では異なる表現効果が得られるすぐれた装飾効果を有する。
【0019】




 

 


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