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発明の名称 宇宙飛行体の消火装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−10093
公開日 平成7年(1995)1月13日
出願番号 特願平5−159204
出願日 平成5年(1993)6月29日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】坂間 暁 (外1名)
発明者 村上 進
要約 目的
宇宙ステーション等の宇宙飛行体用の重量が軽く、所要スペースが小さく、かつ、確実に作動する消火装置を提供する。

構成
宇宙飛行体内のラック2と宇宙空間とを連通・遮断する消火バルブ3を、ラック2内の火災センサ5の信号を受けるコントローラ6によって開き、火災発生時ラック2内の空気と発生ガスを宇宙空間へ排出して消火を行うようにした。
特許請求の範囲
【請求項1】 宇宙飛行体内の与圧部と宇宙空間とを連通・遮断するバルブ、前記与圧部における火災を感知する火災センサ、及び同火災センサの信号を受けて前記バルブを開くコントローラを備えたことを特徴とする宇宙飛行体の消火装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、宇宙ステーション等の宇宙飛行体の与圧部の火災の消火装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、宇宙ステーション等の宇宙飛行体で火災が発生した場合、地上におけると同様に二酸化炭素等の消化剤を用いた消火装置を使用して消火している。即ち、図2に示すように、宇宙ステーション等の与圧壁1内の装置用ラック2内に消火装置7を設け、この消火装置7より二酸化炭素等の消化剤を吹出すようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の図2に示す宇宙飛行体の消火装置で二酸化炭素等の消化剤を使用して消火する場合には、次の問題点がある。
(1)消火装置を装備するために重量が大となり、ロケット等の打上げコストの増加になる。
(2)消火装置を装備するために、宇宙飛行体又は宇宙飛行体内の装置用ラックにスペースが必要となる。
(3)消化剤又は火災初期の発生ガスにより宇宙飛行体内の空気が汚染される。
【0004】本発明は、以上の問題点を解決することができる宇宙飛行体における消火装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の宇宙飛行体の消火装置は、宇宙飛行体内の与圧部と宇宙空間とを連通・遮断するバルブ、前記与圧部における火災を感知する火災センサ、及び同火災センサの信号を受けて前記バルブを開くコントローラを備えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】宇宙飛行体内の与圧部で火災が発生した場合、火災センサはこれを感知してコントローラへ信号を送る。コントローラは、この信号によってバルブを開いて与圧部内のガスを宇宙空間へ排気する。これによって、燃焼継続に必要な与圧部内の空気(酸素)と可燃ガスが宇宙空間へ排出され、消火が行われる。しかも、火災初期の発生ガスは宇宙空間へ排出さ、宇宙飛行体内の空気の汚染が防止される。また更に、本発明では消化剤を用いる消火装置を必要とせず、重量が小さく、かつ、大きいスペースを必要としない。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例を、図1によって説明する。1は宇宙ステーションの与圧壁であり、同宇宙ステーションの与圧壁1内には装置用のラック2が設けられている。前記ラック2は、宇宙ステーションの与圧壁1に開口し消火バルブ3をもつ通路9と遮断バルブ4をもつ空気供給用通路10を備え、またラック2内には火災センサ5が設けられている。前記火災センサ5の信号は宇宙ステーションの与圧壁1内に設けられたコントローラ6へ入力され、コントローラ6は前記消火バルブ3の駆動モータ3aと遮断バルブ4の駆動モータ4aへ信号出力して、これらを制御するようになっている。なお、8は火災センサ5とコントローラ6、及びコントローラ6と駆動モータ3a,4aとを接続する信号イランである。
【0008】本実施例では、ラック2内で火災が発生した場合、ラック2内に設けられた火災センサ5がこれを感知する。火災センサ5による火災発生の信号は、コントローラ6に入力され、コントローラ6は消火バルブ3の駆動モータ3aへ信号を送り常時は閉じられている消火バルブ3を開く。また、同時にコントローラ6は、遮断バルブ4の駆動モータ4aへ信号を送り遮断バルブ4を閉じる。これによって、ラック2内への空気の供給が断たれ、かつ、ラック2内の空気と火災による発生ガスは消火バルブ3を経て真空の宇宙空間へ排出され、ラック2内に発生した火災が消火される。
【0009】また、本実施例では、火災によって発生したガスは、真空の宇宙へ排出されるために、宇宙ステーション内が汚染されることが無い。
【0010】なお、本実施例では遮断バルブ4を用いているが、ラック2の気密性が高い場合には、この遮断バルブを省略することができる。
【0011】
【発明の効果】本発明は、火災センサの信号によって与圧部と宇宙空間とを連通・遮断するバルブを開くようにしているために、重量増加による打上げコスト増加、宇宙飛行体又は宇宙飛行体内の装置用ラックのスペースの犠牲、及び宇宙飛行体内の空気の汚染を引き起こすことなく、宇宙飛行体内の火災を確実に消火することができる。




 

 


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