Warning: copy(.htaccess): failed to open stream: Permission denied in /home/jp321/public_html/header.php on line 8
弾球遊技機の発射レール取付装置 - 株式会社ソフィア
米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> スポ−ツ;娯楽 -> 株式会社ソフィア

発明の名称 弾球遊技機の発射レール取付装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−124300
公開日 平成7年(1995)5月16日
出願番号 特願平5−64631
出願日 昭和62年(1987)3月16日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】首藤 俊一
発明者 新山 吉平 / 伊東 広司
要約 目的
遊技盤を装着する基板表面に、発射杵によって打ち出された打球を案内する発射レールを着脱可能に設けるパチンコ機の発射レール取付装置に関する。

構成
本発明は、発射レールを、発射誘導溝を形成したレール本体と該レール本体の内側に装着した担持体とで形成し、担持体に係合部を設けると共に基板に取り付けるための取付部を設け、基板側に、担持体の係合部が係止される係止部と担持体の取付部を固定する固定手段とを設け、基板に対して発射レールを、担持体の係合部を基板の係止部に係止させると共に担持体の取付部を固定手段により着脱自在に固定する構成とした。
特許請求の範囲
遊技盤を装着する基板表面に、発射杵によって打ち出された打球を案内する発射レールを着脱可能に設けるパチンコ機の発射レール取付装置に於て、上記発射レールは、長手方向に沿って発射誘導溝を形成したレール本体と、該レール本体の内側に装着した担持体とから一体的に形成し、上記担持体は、該担持体の基板表面側部分には、その部分から突出する係合部を設けると共に、担持体の下方側部分には基板に取り付けるための取付部を延出させ、上記基板側には、上記担持体の係合部に対応して該係合部が係止される係止部と担持体の取付部に対応して該取付部を固定する固定手段とを各々形成して、基板に対して発射レールを、担持体の係合部を基板の係止部に係止させると共に担持体の取付部を固定手段により着脱自在に固定して、発射レールの発射誘導溝を適正状態に維持できるようにしたことを特徴とするパチンコ機の発射レール取付装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業状の利用分野】本発明は、遊技盤を装着する基板表面に発射杵によって打ち出された打球を案内する発射レールを着脱自在に設けるパチンコ機の発射レール取付装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】パチンコ機の発射レールは打球の正しい弾道を定める上で重要である。そこで、従来は、発射レールが位置ずれを起さぬように、パチンコ機の基板に対し発射レールをビスにより固く止着していた。しかし、発射レールには球垢が付着し易く、遊技店ではこの球垢を除くため毎に拭取作業をしているが、この拭取作業時に加えられる押圧力により、発射レールに狂いや歪みが生じることが少なくない。このような発射レールについては、抜取作業時に余分な力が発射レールにかからないように取り外してから抜取作業が行なえるか、もしくは狂いや歪みが生じてしまった発射レールについては交換することが必要である。しかし、ビス止めによる従来の取付構造では、遊技店における交換作業に手間が掛る。このため営業中に発射レールの交換を行なうような場合、当該パチンコ機の使用ができない時間が長くなるという不都合があった。
【0003】
【発明が解決しようとしする問題】かかる問題点に鑑み、本発明者等は、まだ公知ではないが、工具を必要としないでワンタッチで発射レールを取り付け取り外しできるパチンコ機の発射レール取付装置を提案している(実願昭61−11094号)。即ち、レール本体及びその担持体で発射レールを構成し、この発射レールの担持体と基板とに同心的に取付孔を設け、この取付孔に取付部材の軸を差込んで操作部をひねり、該軸の先端部のT字状係止部を基板裏面に係合させ、取付部材の鍔部とこの係止部とにより基板と発射レールとを挟み、以って発射レールを着脱自在に固定する構造である。
【0004】しかし、上記の発射レール取付装置は、片持ち支持されるレール本体の担持体の下方のみを基板に固定する構造となっているので、比較的長期のレール本体の適正位置の保持に困難があった。即ち、担持体の下方のみを固定した場合、適正位置に保持すべき発射レールの基板当接側上部つまりレール本体自体が、使用による経時的な変化として、徐々に前方に倒れて来てしまい、発射誘導溝が傾いた状態となり、発射杵によって打出されるパチンコ球の弾道が適正位置からずれて来るという問題点があった。本発明は、上記問題点を解決するもので、工具を用いずに簡単に取り付け取り外しができると共に、長期的に見ても発射レールを適正位置に保持できる発射レール取付装置の提供を目的とするものである。
【0005】
【問題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達成するため、遊技盤(1)を装着する基板(2)表面に、発射杵(4)によって打ち出された打球を案内する発射レール(10)を着脱自在に設けるパチンコ機の発射レール取付装置に於て、上記発射レール(10)は、長手方向に沿って発射誘導溝(13a)を形成したレール本体(11)と、該レール本体(11)の内側に装着した担持体(12)とから一体的に形成し、上記担持体(12)は、該担持体(12)の基板(2)表面側部分には、その部分から突出する係合部(25)を設けると共に、担持体(12)の下方側部分には基板(2)に取り付けるための取付部(16)を延出させ、上記基板(2)側には、上記担持体(12)の係合部(25)に対応して該係合部(25)が係止される係止部(26)と担持体(12)の取付部(16)に対応して該取付部(16)を固定する固定手段(28)とを各々形成して、基板(2)に対して発射レール(10)を、担持体(12)の係合部(25)を基板(2)の係止部(26)に係止させると共に担持体(12)の取付部(16)を固定手段(28等)により着脱自在に固定して、発射レール(10)の発射誘導溝(13a)を適正状態に維持できるようにしたことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、先ず、基板(2)に対して発射レール(10)を、担持体(12)の係合部(25)を基板(2)の係止部(26)に係止させ、その後、担持体(12)の取付部(16)を固定手段(28等)によって、着脱自在に固定するので、片持ち支持構造の発射レール(10)であっても、係合部(25)と係止部(26)との係止により固定された発射レールを取り付けた状態において、清掃時における外部押圧力や使用による経年変化が作用しても、発射レール(10)の発射誘導溝(13a)は常に適正状態に維持される。
【0007】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。第1図及び第2図に於て、本発明の発射レール取付装置は、パチンコ機の遊技盤1の下部に配設された基板2と、該基板2の正面に装着される発射レール10とで構成される。基板2は、この例では、第3図に示すように遊技盤載置部2Aを有する箱状のフレームである。発射レール10は、ガイドレール3と協働して、発射杵4からの打球を遊技領域1Aへ導く役目をするもので、発射レール10とガイドレール3との間には、打出されたファール球即ち遊技領域1Aに達せずにガイドレール3を流下する打球を、受皿5へ導びくファール球回収樋6の受口6A(第2図)が開口している。
【0008】発射レール10は、打出された打球の方向や回転等を正しく規制し、打球をガイドレール3上に適正且つ安定した走行状態で移動できるように、発射誘導するものであり、パチンコ機の最も重要な部分の1つである。即ち、発射レール10が正しく取付けられ且つその取付位置が安定していないと、打球が遊技領域1Aに達する迄に遊技盤との摩擦その他により弾発勢が減殺され、発射杵4により球に与えるべきエネルギーが大きくなり、その結果打球発射装置の操作部4Aをより多く右に回動させておかなければならなくなり、遊技者が疲れる原因となる。これは発射レール10からガイドレール3への打球の移動が良好でない場合に起因することが多い。
【0009】又、極端に取付位置が狂った場合には、発射レール10からガイドレール3への打球の移動すらできなくなり、パチンコ機本来の機能を失うからである。尚、ファール球回収樋6には溢れ球回収樋6Bが一体的に設けられている。この溢れ球回収樋6Bは、賞球導出樋8から賞球流入口9Aを経て供給皿9へ導かれる賞球が一杯に詰まっている状態下に於て、表機構パネル7を開いたとき、賞球導出樋8から流下して来る賞球をパチンコ店の床等に落ちないように受け入れ、これを受皿5に戻すためのものである。
【0010】第2図〜第4図に於て、発射レール10は、打出された打球が走行するレール本体11と、レール本体11を補強するための担持体12とで構成してある。レール本体11は、長い帯状の金属素材、例えばステンレス板の中央部分を帯状に残してレール面13を形成し、その両側部14、14を下方に略直角に折曲して、全体の断面を略M型に成形してある。レール面13には、打球が走行する長手方向の全長にわたって、打球を誘導するためのV字型の発射誘導溝13aが設けてある。
【0011】発射誘導溝13aは打球の下部を2点でバランスよく支える溝状の構造である。図では断面V字型の溝としてあるが、これに限らず、レール面13内の両側に平面部が残るように、中央のみを断面V字型或いはU字型に成形してもよい。尚、レール本体11の両側部14、14は、このレール面13を支持し、且つその形状を保持する機能を果している。このようにレール本体11のレール面13に発射誘導溝13aを設けると、打球の走行方向を確実にコントロールでき、ガイドレール3への移動が安定するから、打球がガラスや遊技盤に接触して打球の勢が減少されるムラ飛びをなくすことができる。
【0012】次に、第5図及び第6図に於て、レール本体11のレール面13は、打球を滑らかにガイドレール3へ移行させるため、途中から先端側即ちガイドレール3側にかけて徐々に反り上がる曲面に成形してある。しかし、後端側即ち発射杵4側から先端側にかけて徐々に反り上がる曲面として成形してもよい。いずれにせよ、このレール面13の走行方向の形状は、発射杵4の打撃方向及びガイドレール3の曲りとの関係で、できるだけ発射勢が減殺されない形状とするのが好ましい。レール面13の全長を曲げる場合は、例えば半径2000mm程度の弧とするのがよい。このようにレール本体11のレール面13に湾曲部を設けると、打球がレール面13から浮き上ることがなくレール面13によく接し、発射誘導溝13aによるコントロールを確実に受け、安定した打球が得られるから、打球の方向づけが確実にでき発射勢の減少をなくすことができる。
【0013】第4図に於て、担持体12は、当該担持体12の基板表面側部分には当該部分から突出する係合部、即ち後述する係合部としての掛止部25が設けられており、担持体の下方側部分には基板に取り付けるための延出された取付部16が設けられている。実施例の担持体12は、合成樹脂或いは硬質ゴムで成形されており、M型レール面13で被われる上面部15aと側部15bとを有する上部15と、該上部15の片側から下方に延在する取付部16とからなっている。担持体12の上部15は、実施例では、レール本体11の全長にわたって、その内部を内実とし一体化する長さにしてあるが、長さ方向の一区間に存在させてもよい。
【0014】又、レール面13に形成する発射誘導溝13aの断面形状によっては、レール面13の下面と担持体12の上面部15aとの間に間隙を設けてもよいが、この場合でも、レール面13の下面の一部に担持体12の上面部15aが当接するように形成しておくのが補強効果の点で良い。この担持体12は、レール本体11の一方の側部13側から内部の担持体12に向けて、ネジ込んだ2つのビス21、22(第2図、第6図)でレール本体11と一体化される。かように一体化することによって、レール本体11を堅牢にすることができ、清掃時におけるレール面13の歪みや狂いが防げる。
【0015】第5図に於て、上記2つのビス21、22をネジ込む目的で、レール本体11の側部14には、その発射杵4に近い側に1つの貫通孔17が、またガイドレール3に近い側に複数の貫通孔18が設けてある。貫通孔18はこの例では、18a、18b、18cの3個であり、選択的に1つだけ使用される。一方、担持体12の上部側部15bには貫通孔17に対応する止着孔19と、複数の貫通孔18の1つと選択的に対応する複数の止着孔20とが設けてある。この例では止着孔20の数も貫通孔18と同数であり、20a、20b、20cの3個になっている。
【0016】第3図及び第5図から分るように、3個の止着孔20a、20b、20cは発射誘導方向と平行な一直線上に配列され、一方3個の貫通孔18a、18b、18cはこの止着孔20の配列方向と交差する一直線上に配列されている。従って、貫通孔17と止着孔19を一致させてビス21により仮り止めした後、該ビスを中心として担持体12に対しレール本体11を回動させることにより、異なった3つの回動位置で、貫通孔18aと止着孔20a、貫通孔18bと止着孔20b、貫通孔18cと止着孔20cが一致する。 このうちの1つ、例えば、第6図に示すように、貫通孔18bと止着孔20bを一致させ、ビス22にて止着する。
【0017】この場合、残りの貫通孔18aと止着孔20a、貫通孔18cと止着孔20cとは、その位置がずれて不一致となる。レール本体11のレール面13の高さ位置は、貫通孔18bと止着孔20bを一致させて止着することにより、貫通孔18bと止着孔20bとを一致させた場合に比べて第6図にxで示す量だけレール面13を上げることができる。貫通孔18cと止着孔20cを一致させて止着すれば、第6図にxで示す量だけレール面13を上げることができる。即ち、どの貫通孔18を選択的に使用するかにより、発射レール10からの発射角度を調整することができる。発射レール10が、レール本体11と担持体12とで構成されていることから、この発射角度調整は、発射レール10を基板2へ取付けた後に於て行なうことができる利点を有する。
【0018】このことは、特に分離式パチンコ機に於て、遊技盤1のみを交換した際に生ずるガイドレール3と発射レール10との相互位置の調整を容易にするものである。即ち、発射杵4により打出された打球を、その発射勢を減少させることなく、確実にガイドレール3に移動することができるよう微調整することができ、従って打球発射装置の操作部4Aの操作保持力を大きくしなくても、遊技内部への正確な飛びを保証するものである。尚、この発射角度調整用のビス22は、同時にレール本体11を担持体12に取付けるネジとしても機能するから、部品点数が少なくて済む。
【0019】第3図及び第4図に於て、基板2に対する発射レール10の取付位置を定めるため、基板2の表面側には位置決め用突起23が、また担持体12の背面側の上部側部15bには該突起と係合する嵌合孔24が設けてある。更に、担持体12の背面側の上部側部15bには、係合部として、上向きに突出させたL字状の2つの係合部(掛止部25)が設けてあり、この担持体12の係合部(掛止部25)に対応して当該係合部が係止される係止部として、基板2にはL字状の掛止部25が斜め状態で通る細長い2つの貫通孔26が設けられている。係止部としての細長い2つの貫通孔26の配向方向は、ほぼガイドレール3の始端の接線方向となっている。
【0020】発射レール10の担持体12を基板2に取付けるに際しては、まず上記L字状の掛止部25を基板2に対して斜めに立てた状態にして、これを基板2の係止部即ち貫通孔26に挿入させてから、位置決め用突起23に嵌合孔24を嵌合させ、次いで担持体12の板状の取付部16を基板2に当接させる。これにより第9図に示すように、係合部即ち掛止部25の内側面は基板2の背面に当接することになる。その後、後述する固定手段を形成する取付部材30により、担持体12の取付部16を基板2に固定する。従って、掛止部25が基板2の背面に当接する面積を多くし且つ安定した取付けをなすためには、貫通孔26の縦幅、即ち配向方向と直角な方向の幅は、L字状の掛止部25を斜め状態で通し得る最小幅とするのが好ましく、又、係止部25のL字状の先端折曲部はできるだけ大きくするのが好ましい。
【0021】上記担持体12の取付部16を基板2に固定する固定手段として、取付部16には、小径部27aと大径部27bとを有する取付孔27が開設してあり、また、基板2にも、この取付部16の取付孔27と同じ形状寸法の固定手段としての取付孔28が同軸的に開設してある。尚、この取付作業を容易にするため、担持体12には作業者が掴むことのできる把持部29が形成してある。
【0022】第3図、第7図及び第8図に於て、図中の符合30は、この取付孔27、28に挿通して発射レール10の担持体12を基板2に固定するための固定手段を取形成する付部材である。取付部材30は、発射レール10の取付孔27と基板2の取付孔28とを貫通する軸31と、該軸31の先端にあって軸31の半径方向に2つ突出する係止部32と、軸31の後端にあって軸31の周縁に張出す鍔部33と、該鍔部33に軸31を手動で回すために形成した操作部34とを有する(第7図及び第8図参照)。
【0023】実施例では、取付部材30は耐久性に富む合成樹脂で一体成形してある。また、係止部32は軸31の先端周面から軸31の直径方向にT字状に突出させ、鍔部33は軸31の後端側に軸31と同軸に円盤状に形成してあり、係止部32の長さは鍔部33の径より若干短く、当該係止部32と鍔部33との軸方向の間隔は、基板2に発射レール10を当接させた際、取付孔27と取付孔28との奥行に一致させてある。係止部32の鍔部33側の面は、取付の際に軸31を回す回転方向に見て、基板2の裏面に係止部32が容易に乗上げ可能な傾斜面32aとし、更に、当該傾斜面32aには、係止部32の長さ方向に延びる凹溝32bを形成してある。凹溝32bは、係止部32の長手方向の反りを防ぎ、係止部32の基板2の裏面への圧接力を強めるために設けてある。
【0024】更にまた、取付部材30には、軸31の先端から小径の軸を延在させ、その先端を横L字状に内側に折り曲げて成る探査部35が設けてある。取付時に於ては、軸31及び係止部32が鍔部33により隠れてしまうが、その場合でも、この探査部35は取付孔27よりも小さく形成してあるので、この探査部35を以って取付孔27の位置をさぐるのは簡単であり、従って、係止部32を担持体12の取付孔27に入れるのが容易になる。
【0025】又、基板2の裏面には、前記凹溝32bの少なくとも一部に係合可能な小突起36(第3図)を形成し、凹溝32bと小突起との係合により、係止部32のずれや緩みを防ぎ、係止部32を確実に基板2に係止させるようにしてある。この小突起36は、両方向に突出する係止部32に対応するように夫々配設してもよい。発射レール10の取付孔27は、取付部材30の軸31が通過可能な小径部27aと、係止部32が通過可能な大径部32bとを持ち、更に鍔部33は通過不能な大きさと形状に穿てばよい。従って、実施例に示す孔の形態に限らない。
【0026】実施例の取付孔27の小径部32aは、軸31が密接して通る円孔、大径部32bは係止部32の差渡しと同じ長さで円孔の一部を直径方向に拡張した形状であり、大径部32bの長さ方向の差渡しは鍔部33の径より小さくしてある。小径部32aを軸31とほぼ同一径としたのは、軸31と小径部32aとの密嵌合によって、発射レール10のより確実な位置決めをなすためであり、大径部32bを係止部32の差渡しと同じ長さとしたのは、取付部材30を取付孔27に嵌合した際に自然脱落しないようにするためである。
【0027】実施例では、この自然脱落を更に確実に阻止するため、係止部32の先端に取付孔27との抜差に支障がない程度の薄肉の小突起32cを設けてある。このように、取付孔27から自然脱落を防ぐように構成すると、一部品としての取付部材30を常時発射レール10と一体に取扱うことができ、取付作業や部品管理の上で便利である。
【0028】基板2の固定手段としての取付孔28は取付孔27と同形にしてあるが、係止部32のための大径部は、係止部32が楽に通るよう若干大きめに形成してもよい。但し、取付孔28の小径部は、位置決め機能を発揮させるため、軸31と同径とするのが好ましい。実施例の場合には、基板2側の位置決め用突起23と発射レール10側の嵌合孔24とで位置決めしており、更に、発射レール10の上部に設けた掛止部25を基板の貫通孔26に掛け止めて固定しているため、必ずしも、同径とする必要はない。
【0029】発射レール10の担持体12を基板2に取付けるに際しては、先ず、上記L字状の掛止部25を基板2の貫通孔26に挿入させると共に、位置決め用突起23に嵌合孔24を嵌合させつつ、担持体12の板状の取付部16を基板2に当接させる。これにより取付穴27、28の小径部及び大径部が一致する。次に、探査部35で取付穴27を探して、取付部材30の係止部32を取付穴27、28の大径部に通し、鍔部33が担持体12に取付部16の表面に当て、取付部材30の係止部32が基板2の裏面に位置するように強く押込む。次いで、操作部34を略90度回転させ、係止部32の溝32cを基板2の裏面の小突起36に嵌合させる。
【0030】第9図に示すように、担持体12の係止部32と鍔部33との間に、取付部16及び基板2が挟まれ、担持体12の取付部16が基板2に固定される。このとき掛止部25が基板2の裏面に強く当接して、担持体12の上方を支持する。結局、発射レール10全体は、その上部が掛止部25で、下部が取付部材30で固定されるため、取付部材30のみで固定した場合に較べ、極めて安定した状態で固定保持される。特に、長期的な使用や清掃作業によっても、レール面13が基板2の前側に傾くことがなくなるので、レール本体11を担持体12と一緒に基板2にネジ止めする必要がなく、このため、ビス等の止着手段を使用せずに、取付部材30のみで簡単に取付け取外しができる。
【0031】第10図及び第11図は、基板2の面に対するレール面13の傾きを、予め正しく調整しておくための傾斜調整機構を示したものである。基板2の面に対するレール面13の傾きが、ガイドレール3の面とずれているときは、やはり打球の勢の減少を生じ、無視できない問題となる。第10図の傾斜調整機構は、発射レール10の先端部付近に於て、レール本体11及び担持体12を貫通させ且つ先端を基板2の表面に当接させたビス37(第1図)による。このビス37を通す目的で、レール本体11の側部14にはビス37のための貫通孔38が、また担持体12の上部側部15bには調整用ネジ孔39が設けてある。このビス37の締付け力を加減することにより、第10図に破線で示すようなレール面13の不適正位置を実線の適正位置とするよう、僅かに微調整することができる。従って、取付当初に於て或いは使用後に於て、第10図にずれ量vで示す如く適正位置から狂った場合でも、簡単にその狂いを修正することができるものである。第11図の傾斜調整機構は、発射レール10の後側面と基板2との間にスぺーサ40を嵌挿したものである。このスぺーサ40により、第11図にずれ量wで示すように、発射レール10全体を僅かに前方に取付けるように修正することができる。
【0032】第2図に戻り、発射レール10は図の如く基板2に取付けられるが、かかる取付状態に於ては、流下するファール球が発射レール10先端に衝突し、その衝撃によって、発射レール10に歪みや狂いが生ずる点が問題となる。そこで、発射レール10を構成する担持体12の先端に、ファール球受片41を一体に形成し、ファール球が衝突するファール球回収樋6の受口6Aの一部を構成させてある。これによって、ファール球の衝撃からレール本体11が保護されると共に、ファール球受片41を合成樹脂或いは硬質ゴム製の担持体12と一体に成形できるから、製造及び組付作業が簡単になる。
【0033】ファール球回収樋6は、基板2表面に設けた係止片42に係合する切欠部43Aを一方側に有し、他方側にビス止部43Bが設けてあり、切欠部43Aを係止片42に差込んで一方側を係止し、他方側のビス止部43Bにビスを通して基板2に装着されている。従って、ファール球回収樋6と溢れ球回収樋6Bは一の作業で簡単に取付けできる。尚、図中の符合44は供給皿9の球抜樋であり、球抜樋枠44aと球抜樋蓋44bとで構成され、供給皿9から表機構パネル7を経て導出される供給皿9からの球を受ける開口45を備えている。又、符合46は強化板材部46Aを有する球受部、47は発射位置を示す。
【0034】
【発明の効果】本発明は叙上の如く、基板に対して発射レールを、その上部側にあっては、担持体の係合部を基板の係止部に係止させ、下部側にあっては、担持体の取付部を固定手段により着脱自在に固定し、片持ち支持構造の発射レールが、垂直方向の上下2箇所の点で取り付けられる構成としているから、閉店後の清掃時の拭き取り作業等による外部圧力に対し対抗力が高められ、長期の使用のよっても、発射レールの発射誘導溝を適正状態即ち、理想的な取付状態のままに維持しておくことができる。又、本発明のものは、工具を用いることなく、手軽に発射レールの取り付け・取り外しができる。従って、又、遊技店に於て、専門の作業員が居なくても発射レールの交換を迅速に行なうことができ、発射レールの故障による遊休台をなくすことができる。更には、清掃時に於て、必要とあれば、簡単に発射レールそのものを取外せばよいから、球垢を完全に拭き取ることができ、常に最良の状態を維持してムラ飛び等の不良発射をなくすことができる。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013