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発明の名称 弾球遊技機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−88227
公開日 平成7年(1995)4月4日
出願番号 特願平5−239797
出願日 平成5年(1993)9月27日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】荒船 博司 (外1名)
発明者 新山 吉平 / 伊東 広司
要約 目的
入賞口への入賞確率を容易に変更することのできるワープ機構を備えた弾球遊技機を提供することを目的とする。

構成
遊技球Bを取り込む誘導口11と、この誘導口へ取り込まれた遊技球を入賞口5の上方へ誘導する複数の誘導路13・14と、これらの誘導路と前記誘導口との間に設けられ、この誘導口に取り込まれた遊技球を前記複数の誘導路の何れか一つに振り分ける流路変更手段18とからなり、かつ、前記各誘導路には、各誘導路を転動させられる遊技球を前記入賞口側へ向けて流下させる排出路15・16がそれぞれ形成されているとともに、これらの各排出路を経て流下させられる遊技球の、前記入賞口への入賞確率が異なるよう、各排出路の形状が設定されていることを特徴とする弾球遊技機。
特許請求の範囲
【請求項1】 遊技領域内に設けられた入賞口と、前記遊技領域内に発射された遊技球を取り込んだのちに、この遊技球を前記入賞口へ向けて誘導するワープ機構とを備えた弾球遊技機において、前記ワープ機構が、前記遊技球を取り込む誘導口と、この誘導口へ取り込まれた遊技球を前記入賞口の上方へ誘導する複数の誘導路と、これらの誘導路と前記誘導口との間に設けられ、この誘導口に取り込まれた遊技球を前記複数の誘導路の何れか一つに振り分ける流路変更手段とからなり、かつ、前記各誘導路には、各誘導路を転動させられる遊技球を前記入賞口側へ向けて流下させる排出路がそれぞれ形成されているとともに、これらの各排出路を経て流下させられる遊技球の、前記入賞口への入賞確率が異なるよう、各排出路の形状が設定されていることを特徴とする弾球遊技機。
【請求項2】 前記流路変更手段が、前記誘導口の下方に配置され、この誘導口から取り込まれた遊技球を捕捉して誘導路の一つに送り込む位置と、前記遊技球を通過させて他の誘導路へ落下させる位置との2位置間で回動させられる振り分け皿を備えていることを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
【請求項3】 前記流路変更手段が、前記振り分け皿を所定角度の範囲内で往復回動させる駆動機構を備えていることを特徴とする請求項2記載の弾球遊技機。
【請求項4】 前記各排出路が異なる幅に形成されて、入賞口に対する遊技球の流下領域幅が異ならしめられていることにより、各排出路による、前記入賞口への遊技球の入賞確率が変化させられていることを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
【請求項5】 前記入賞口が、通常の遊技形態とは異なる特定の遊技形態への移行の権利を発生させる特定入賞口であることを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、弾球遊技機に係わり、特に、遊技領域内に設けられた入賞口と、前記遊技領域内に発射された遊技球を取り込んだのちに、この遊技球を前記入賞口へ向けて誘導するようにしたワープ機構とを備えた弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、弾球遊技機、例えば、パチンコ遊技機として、遊技領域内に発射された遊技球を一旦取り込んだのちに、この遊技球を前記遊技領域内に設けられた入賞口の上方へ誘導して、この入賞口へ向けて流下させるようにした機構、いわゆる、ワープ機構を備えたものが知られている。
【0003】このワープ機構は、遊技領域内の遊技球の落下経路の途中に開口し、前記遊技球が取り込まれる誘導口と、この誘導口へ取り込まれた遊技球を入賞口の上方へ誘導する誘導路とによって構成されている。そして、このワープ機構においては、遊技領域内に発射された遊技球がランダムに前記誘導口へ飛び込むことによって遊技球の取り込みが行なわれ、これによって、遊技球が一旦遊技面から隠される。こののちに、前記遊技球が、前記誘導路により入賞口の上方の視認可能な位置まで誘導されたのちに、前記誘導路から入賞口へ向けて落下させられるようになっている。
【0004】このようなワープ機構が設けられた弾球遊技機においては、遊技球が一旦消滅したのちに再度出現すること、また、遊技球の流れが、遊技面に立設された山釘や谷釘、ばら釘、あるいは、寄り釘等による通常の流れとは異なる流れとなり、流下経路が多様化すること、さらに、遊技球が入賞口の上方に誘導されて、入賞の期待感が増すこと等により、興趣に富んだ遊技を現出することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従来のワープ機構を備えた弾球遊技機によって、興趣に富んだ遊技を現出することができるようになったが、なお、つぎのような改善すべき問題点が残されている。
【0006】すなわち、前述した従来のワープ機構は、遊技球の取り込みから入賞口の上方への誘導、さらに、入賞口への落とし込みに至る経路が固定されたものであるために、ワープ機構の種類によって、このワープ機構によって誘導された遊技球の入賞口への入賞確率が高い機種と、入賞確率の低い機種とに区分されてしまう傾向にあり、かつ、その入賞確率の調整が、釘調整以外では困難であるといった問題点である。
【0007】そして、入賞し易い機種であると、入賞球に対して排出される賞球の数が多くなり過ぎ、遊技者と遊技店との利益バランスがとれないために、遊技店側において、入賞しづらいような釘調整を行なってしまうこと、また、入賞しづらい機種であると、ワープ機構が存在しているにも拘わらず、その機能が十分に活用されないことから、遊技の興趣が半減してしまう。
【0008】特に、前記入賞口が、特定の遊技形態への移行の権利を発生させる特定入賞口であると、前述した権利の発生確率が低くなることにより、一層、遊技の興趣が損なわれてしまう。
【0009】本発明は、前述した従来の問題点に鑑みてなされたもので、入賞口への入賞確率を容易に変更することのできるワープ機構を備えた弾球遊技機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成するために、本発明の請求項1記載の弾球遊技機は、特に、ワープ機構が、前記遊技球を取り込む誘導口と、この誘導口へ取り込まれた遊技球を前記入賞口の上方へ誘導する複数の誘導路と、これらの誘導路と前記誘導口との間に設けられ、この誘導口に取り込まれた遊技球を前記複数の誘導路の何れか一つに振り分ける流路変更手段とからなり、かつ、前記各誘導路には、各誘導路を転動させられる遊技球を前記入賞口側へ向けて流下させる排出路がそれぞれ形成されているとともに、これらの各排出路を経て流下させられる遊技球の、前記入賞口への入賞確率が異なるよう、各排出路の形状が設定されていることを特徴とする。
【0011】請求項2記載の弾球遊技機は、請求項1記載の弾球遊技機における流路変更手段が、誘導口の下方に配置され、この誘導口から取り込まれた遊技球を捕捉して誘導路の一つに送り込む位置と、前記遊技球を通過させて他の誘導路へ落下させる位置との2位置間で回動させられる振り分け皿を備えていることを特徴とする。
【0012】請求項3記載の弾球遊技機は、請求項2記載の弾球遊技機における流路変更手段が、前記振り分け皿を所定角度の範囲内で往復回動させる駆動機構が設けられていることを特徴とする。
【0013】請求項4記載の弾球遊技機は、請求項1記載の弾球遊技機における各排出路が異なる幅に形成されて、入賞口に対する遊技球の流下領域幅が異ならしめられていることにより、各排出路による、前記入賞口への遊技球の入賞確率が変化させられていることを特徴とする。
【0014】また、請求項5記載の弾球遊技機は、請求項1記載の弾球遊技機における入賞口が、通常の遊技形態とは異なる特定の遊技形態への移行の権利を発生させる特定入賞口であることを特徴とする。
【0015】
【作用】請求項1記載の弾球遊技機においては、遊技領域内に遊技球が発射されると、この遊技球がランダムにワープ機構の誘導口へ飛び込むことにより、ワープ機構内へ取り込まれる。ワープ機構内へ取り込まれた遊技球は、まず、流路変更手段によって選択されている一つの誘導路へ送り込まれ、この選ばれた誘導路に沿って入賞口の上方まで案内されたのちに、前記誘導路に形成されている排出路によって入賞口へ向けて流下させられる。
【0016】そして、前記排出路によって入賞口へ流下させられる遊技球の、前記入賞口への入賞確率が、前記排出路によって決まっており、かつ、この排出路が複数の誘導路のそれぞれに設けられているとともに、各誘導路の排出路毎に前記入賞確率が異なることから、遊技球が送り込まれる誘導路が流路変更手段によって任意に切り換えられることにより、入賞口への入賞確率が容易に変更される。
【0017】請求項2記載の弾球遊技機においては、振り分け皿の回動位置によって、遊技球が送り込まれる誘導路が選択される。
【0018】請求項3記載の弾球遊技機においては、振り分け皿の回動操作が駆動機構によって行なわれることにより、外部操作による誘導路の変更が可能となって、例えば、遊技中において、その遊技状態に応じた入賞確率の調整が可能となる。
【0019】また、請求項4記載の弾球遊技機においては、各誘導路の排出路が異なる幅に形成されていることにより、幅の狭い排出路に誘導された遊技球は、その流下方向の幅方向における狭い範囲で入賞口へ向けて流下させられて、その入賞確率が高められる。また、幅の広い排出路に誘導された遊技球は、その流下方向が、前記排出路の幅の分だけばらつくこととなり、この結果、入賞口への入賞確率が低下する。
【0020】さらに、請求項5記載の弾球遊技機においては、遊技球が、特定入賞口に入賞すると、特定の遊技形態への移行の権利が発生させられる。したがって、ワープ機構によって特定入賞口への入賞確率の変更が容易に行なわれることにより、前述した特定の遊技形態への移行の権利が適切に発生させられる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参照して説明する。図1中符号1は、弾球遊技機に用いられる遊技盤を示し、この遊技盤1は、その前面に略円形状の遊技領域Gが形成され、発射装置(図示略)によって発射される遊技球Bを前記遊技領域Gへ誘導するガイドレール2と、前記遊技領域Gの略中央部に、前記遊技盤1の前面から後退した状態で取り付けられた特別可変表示装置3と、この特別可変表示装置3の前方周辺部を取り囲むようにして設けられたワープ機構4と、このワープ機構4の幅方向の略中間部下方に配設され、前記遊技球Bが入賞することによって、前記特別可変表示装置3における可変表示ゲーム開始用の信号を出力する特定入賞口5(本実施例においてはチューリップ式の変動入賞装置を示した)と、この特定入賞口5の下方に設けられ、前記特別可変表示装置3における停止時の表示形態が特定の表示形態となされた際に、遊技者にとって有利な第1状態に変換され、それ以外の表示形態である場合には、遊技者にとって不利な第2状態に変換される特別変動入賞装置6と、この特別変動入賞装置6の両側に設けられた一般入賞口7と、前記遊技領域Gの下部に設けられ、前記各入賞装置や入賞口に入賞せずに落下した遊技球を取り込んで遊技盤1の後方へ送り込むアウト球回収口8とを備えた概略構成となっている。
【0022】ついでこれらの詳細について説明すれば、前記特別可変表示装置3は、3個の表示部3a〜3cを備えており、前記特定入賞口5への入賞が検出された際に、その検出信号に基づき可変表示ゲームが開始され、可変表示ゲームが終了し、これらの表示部3a〜3cにおける停止時の表示の組み合わせが、特定の表示形態となった際に、前記特別変動入賞装置6が、遊技球Bが入賞しやすい、遊技者にとって有利な第1状態へ変換され、その他の場合には、前記特別変動入賞装置6が、遊技球の入賞しにくい、遊技者にとって不利な第2状態へ変換されるようになっている。
【0023】前記ワープ機構4は、中央部に、前記特別可変表示装置3が臨まされるとともに、前面が開放された凹部9aが形成された環状の枠体9を備え、この枠体9の外周部には、全周に亙ってフランジ9bが形成されており、このフランジ9bが、前記遊技盤1の前面に当接させられるとともに、ビス等の固定手段によって固定されることにより、前記枠体9が遊技盤1へ取り付けられるようになっている。
【0024】また、前記凹部9aの両側には、図2に示すように、前面部と外側部、および、上下面部が閉塞され、かつ、内側部が前記凹部9aへ連通させられた切り換え室10が形成されており、これらの各切り換え室10の上面には、その内外部を連通し、遊技球Bが取り込まれる誘導口11がそれぞれ形成されているとともに、その下方には、前記誘導口11と連通させられた遊技球通過孔12aが形成された遊技球検出センサー12が装着されている。この遊技球検出センサー12は、前記切り換え室10の上壁で、前記誘導口11の両側部に平行に垂設された一対の支持片9c間に、挟持されるようにして取り付けられている。
【0025】さらに、前記両切り換え室10および前記凹部9aの底面は、図1ないし図4に示すように、相互に連続した形状となされているとともに、中央部が下方となるように傾斜させられ、かつ、前後に2分割された構成となっている。そして、前記2分割された底面は、前方部分が後方部分よりも下方となるように2段形状となされ、本実施例においては、前方側の低い部分が第1誘導路13となされ、また、後方側の高い部分が第2誘導路14となされている。
【0026】これらの各誘導路13・14の中間部、すなわち、最も低い部分には、図1〜図4に示すように、各誘導路13・14からさらに低い排出路が15・16がそれぞれ形成されており、これらの排出路15・16は、その中心が、図3および図4に詳述するように、前記特定入賞口5の開口部の中心とほぼ一致するように形成されている。
【0027】また、これらの排出路15・16は、相互に連続させられているとともに、第1誘導路13に形成された排出路15の幅が、第2誘導路14に形成された排出路16の幅の約4倍ほどの大きさに設定され、この第2誘導路14の排出路16の幅が、前記遊技球Bの直径にほぼ等しく設定されている。
【0028】さらに、前記第1誘導路13の排出路16の中心部には、前記第2誘導路14の排出路15に連続させられた誘導溝17が形成されている。この誘導溝17は、その断面形状が円弧状に形成されて、その内面が遊技球Bの外面に沿わされることにより、遊技球Bがこの誘導溝17内を転動して流下させられる際に、流下方向と直交する方向への横揺れが抑制されるようになっている。
【0029】一方、前記各切り換え室10には、前記誘導口11から取り込まれた遊技球Bを、前記第1誘導路13と第2誘導路14とに振り分ける流路変更手段18が設けられている。
【0030】これらの流路変更手段18は、図3に示すように、前記枠体9に突設されたボス19に回動自在に装着されている。すなわち、前記流路変更手段18は、前記ボス19に回動自在に挿入されて、前記切り換え室10の内部と前記枠体9の後方へそれぞれ突出された回動軸20と、前記切り換え室10内に配設されるとともに、前記回動軸20の一端部に一体に取り付けられて、この回動軸20と一体的に回転させられる振り分け皿21と、前記回動軸20の他端部に連結されて、この回動軸20の回動操作をなす駆動機構22とによって構成されている。
【0031】さらに詳述すれば、前記振り分け皿21は、図3に示すように、略円弧状に形成された球受け部21aと、この球受け部21aの幅方向の一端部を閉塞するようにして一体に設けられた隔壁部21bと、この隔壁部21bの前記球受け部21aの反対側に向けて延設された案内部21cとによって構成されている。
【0032】また、前記案内部21cは、前記球受け部21aの周方向における中間部に位置させられているとともに、前記隔壁部21bに形成された貫通孔21dを介して前記球受け部21aの内面へ連続させられており、さらに、図3に示すように、前記案内部21cは、振り分け皿21が所定位置に回動させられた状態において、第1誘導路13を横断して、その先端部が第2誘導路14へ臨まされるようになっている。
【0033】このように構成された振り分け皿21は、前記隔壁部21bの、前記球受け部21aの曲率の中心位置となる部分において、前記回動軸20へ連結されており、これによって、振り分け皿21が回動軸20回りに回動させられるようになっている。
【0034】そして、この振り分け皿21は、図4に示すように、前記誘導口11の下方から退避させられた第1位置と、図5に示すように、前記誘導口11の下方に進出させられて、球受け部21aの開口部が誘導口11へ向けられる第2位置との2位置間で回動操作させられるようになっている。前記第1位置は、図4に示すように、前記振り分け皿21の球受け部21aの端部が、前記誘導口11の下部に垂設されている支持片9cの一つに当接させられることによって設定され、また、第2位置は、前記駆動機構22の位置決め機能によって設定されるようになっている。
【0035】前記駆動機構22は、前記回動軸20の端部に連結されたモーター23と、前記回動軸20の途中に設けられ、前記振り分け皿21の位置検出をなす位置検出機構24とによって構成されている。
【0036】前記位置検出機構24は、前記回動軸20に一体に取り付けられるとともに、回動軸20の半径方向に突設された検出片25と、この検出片25の移動軌跡を挟むようにして配設されたフォトセンサー26とによって構成されており、前記振り分け皿21が第2位置に位置させられた状態において、前記フォトセンサー26によって検出片25が検出されるよう、これらの位置関係が設定されているとともに、前記フォトセンサー26によって検出片25が検出された時点で前記モーター23の作動が停止されることにより、前記振り分け皿21が第2位置に保持されるようになっている。
【0037】そして、これらのモーター23や、位置検出機構24のフォトセンサー26は、図2に示すように、前記枠体9に、その裏面側に突設された複数の支持脚27にベースプレート28を介して取り付けられている。
【0038】また、本実施例においては、前記枠体9の上部前面には、前記特定入賞口5に入賞した遊技球Bによって発生させられる可変表示ゲームの開始可能な回数を、最高4回を限度として記憶表示する記憶手段29が設けられているとともに、その上部に、前記誘導口11に対応して設けられた遊技球検出センサー12によって、前記誘導口11における遊技球Bの通過が検出されたことを条件として可変表示ゲームが開始される補助可変表示装置30が設けられている。この補助可変表示装置30は、その停止時の表示形態が特定の表示形態、例えば、「1」、「3」、「5」、「7」等となった場合に、前記特定入賞口5が設定時間、例えば5秒間、開放状態に保持されるようになっている。
【0039】さらに本実施例においては、特別変動入賞装置6の下部には、この特別変動入賞装置6の作動回数、すなわち、特別遊技形態の継続回数を表示する表示器31が設けられている。
【0040】そして、前記特別可変表示装置3、特定入賞口5、特別変動入賞装置6、遊技球検出センサー12、流路変更手段18、記憶手段29、補助可変表示装置30、および、表示器31等は、前記遊技盤1の後方に設けられている図示せぬ制御手段によって制御されるようになっている。
【0041】ついで、このように構成された本実施例の作用について説明する。遊技者によって操作される発射装置により、遊技球Bが遊技領域Gの上方へ発射されると、この遊技球Bは遊技領域G内を下方へ向けてランダムな流下経路を辿りながら落下する。
【0042】そして、これらの遊技球Bの内のいくつかは、ワープ機構4回りから直接特定入賞口5へ入賞し、また、いくつかの遊技球Bが、ワープ機構4の誘導口11からその内部に取り込まれる。
【0043】このようにして遊技球Bがワープ機構4内に取り込まれると、遊技球検出センサー12によって遊技球の通過が検出され、この検出結果に基づき補助可変表示装置30において補助可変ゲームが開始され、そのゲーム結果における表示形態が、前述した特定の表示形態となった場合、特定入賞口5が所定時間開放されて、この特定入賞口5への入賞確率が高められる。また、特定の表示形態以外の表示形態となった場合には、特定入賞口5は閉じたままに保持されて、通常の入賞確率が保持される。
【0044】また、前記特定入賞口5への入賞がなされると、特別の遊技形態への移行の権利が発生し、特別可変表示装置3における可変表示ゲームが開始されるが、この可変表示ゲームの最中に、さらに、前記特定入賞口5への入賞がなされると、この入賞によって、前述した権利が発生するが、この権利は、決められた上限(本実施例では4回)を越えない範囲で記憶され、その回数が記憶手段29において表示される。
【0045】そして、前記特別可変表示装置3における可変表示ゲームが開始され、そのゲーム結果としての停止表示形態が特定の表示形態となると、特別変動入賞装置6が作動させられることにより、遊技者にとって有利な、遊技球Bの入賞し易い特定の遊技形態へ移行される。この遊技形態は、特別変動入賞装置6への入賞球の数が、所定数(例えば10個)に至った時点で終了するが、これを1サイクルとし、前記特別変動入賞装置6内に設けられている継続入賞口への入賞を条件として、所定サイクル(例えば15サイクル)継続されたのちに終了する。
【0046】一方、前記ワープ機構4内に取り込まれた遊技球Bは、流路変更手段18の振り分け皿21が第1位置に保持されている場合(以下、この状態を第1状態と称す)には、図4に示すように、誘導口11から、直接第1誘導路13の上流端へ落下させられて、同図に矢印で示すように、この第1誘導路13上を転動しつつ、この第1誘導路13の中央部に形成されている幅広の排出路15へ導かれ、この排出路15からその下方に設けられている特定入賞口5へ向けて流下させられる。
【0047】ここで、第1誘導路13に形成されている排出路15は、前述のように幅広に形成されていること、また、ワープ機構4内に取り込まれる遊技球Bが、誘導口11内に入る際の勢いや回転の違いによって、第1誘導路13を転動する遊技球Bの勢いが異なることにより、この遊技球Bは、排出路15内を、図4に矢印で示すように、その幅方向にばらついた流下経路をとることとなる。そして、遊技球Bの勢いが適当であって、この遊技球Bが、前記排出路15に形成されている誘導溝17に入り込むと、遊技球Bがこの誘導溝17によって特別入賞口5の直上へ流下させられ、ほぼ確実にこの特別入賞口5へ入賞させられるが、これ以外の遊技球Bは特別入賞口5の側部に流下させられて、入賞がなされない。したがって、第1誘導路13に落とし込まれた遊技球Bの特定入賞口5への入賞確率は低い。
【0048】また、流路変更手段18の振り分け皿21が第2位置に位置されている場合(以下、この状態を第2状態と称す)には、遊技球検出センサー12を通過させられた遊技球Bは、図3および図4に示すように、振り分け皿21の球受け部21aに捕捉されたのちに、貫通孔21dを経て案内部21cへ送り込まれ、この案内部21cによって第2誘導路14の上流端へ落とし込まれる。この振り分け皿21を第2位置への回動は、本実施例においては、制御手段からの信号によって作動させられる駆動機構22によって行なわれるが、この信号によりモーター23が駆動されて、前記振り分け皿21の回動が開始され、この回動軸20に取り付けられている検出片25がフォトセンサー26によって検出された時点で前記モーター23の駆動が停止させられることによって行なわれる。
【0049】このようにして第2誘導路14へ導かれた遊技球Bは、この第2誘導路14上を中央部へ向けて転動させられ、この第2誘導路14に形成されている幅狭の排出路16へ落下させられるとともに、この排出路16によって、前記第1誘導路13の誘導溝17へ流下させられる。そして、前記排出路16は、遊技球Bの直径とほぼ等しい幅に形成されていることから、この排出路16によって案内されて流下させられる遊技球Bの流下経路は、図3に矢印で示すように、ほぼ1系統となり、前記誘導溝17へ確実に誘導され、かつ、この誘導路17に導かれた遊技球Bは、前述のように、その横振れが抑制されてほぼ確実に前記特定入賞口5へ入賞させられる。したがって、第2誘導路14へ導かれた遊技球Bの殆どが特定入賞口5へ入賞させられることとなり、その入賞確率が大幅に高められる。
【0050】このように、本実施例においては、特定入賞口5への入賞確率が容易に変更され、かつ、釘調整等を行なうことなく変更が可能である。また、駆動機構22によって、遊技途中においても前記入賞確率の変更が可能となり、遊技条件の多様化が容易に図られる。
【0051】一方、前述した駆動機構22による入賞確率の変更は、本実施例においては、例えば、つぎのようなプログラムの下に行なわれる。
【0052】(1)特別可変表示装置3における可変表示ゲーム結果が、特定の表示形態となり、遊技形態が特定の遊技形態に移行させられた状態において、流路変更手段18を第2状態とし、可変表示ゲームの表示形態が、再度、特定の表示形態となるまで、この第2状態を保持する。これによって、特別の遊技形態が終了したのちにおける特定入賞口5への入賞確率を高めて、つぎの特別の遊技形態の発生確率を高めることができる。
【0053】(2)補助可変表示装置30に関連づけて作動させる。すなわち、この補助可変表示装置30の可変表示ゲームの結果が特定の表示形態となった場合、前記説明中では、特定入賞口5が開放されて入賞確率が高められるようにした例を示したが、さらに、補助可変表示装置30この特定の表示形態のなかのいくつかの表示形態、例えば、「3」や「7」に対して、流路変更手段18を所定時間第2状態とするものである。これは、遊技形態の多様化を図るのみにならず、特定入賞口5を開放状態とした場合においても、遊技領域G内の遊技球Bの流下経路や特定入賞口5への到達のタイミング等によって入賞しないことがあるが、第2状態とされたワープ機構4を経て特定入賞口5へ導かれる遊技球Bはほぼ確実に入賞させられることから、その入賞確率を高めるための処置である。この場合、特定入賞口5は開放状態、あるいは、閉鎖状態の何れの状態にもセット可能である。
【0054】(3)前記特定入賞口5に入賞した遊技球Bによって発生させられる可変表示ゲームの開始可能な回数が零の場合、すなわち、記憶手段29における記憶がない場合に、流路変更手段18を第2状態とする。これによって、特定入賞口5への入賞確率が高められて、可変表示ゲームの開始回数が適性値となされる。
【0055】(4)定期的に流路変更手段18を、第1状態と第2状態とに切り換える。これによって、特定入賞口5への入賞確率が適切な値に調整される。
【0056】このように本実施例に係わる弾球遊技機によれば、ワープ機構4内に取り込まれた遊技球Bが、流路変更手段18によって第1誘導路13と第2誘導路14とに振り分けられたのちに、これらの誘導路13・14に形成されている排出路15・16によって特定入賞口5へ向けて流下させられ、これらの排出路15・16を流下させられる際に、その流下経路が、各排出路15・16において異なる流下経路となされることにより、このワープ機構4による特定入賞口5への入賞確率が変更される。
【0057】したがって、ワープ機構4内の流路変更手段18の操作のみによって特定入賞口5への入賞確率が変更されることから、その操作が容易である。
【0058】しかも、本実施例においては、前記流路変更手段18の操作を駆動機構22によって行なうようにしたから、例えば、遊技の状況に応じて前記特定入賞口5への入賞確率を調整することにより、遊技の興趣を損なうことなく、遊技者と遊技店との利益のバランス調整が可能となる。
【0059】そして、入賞確率の調整機構が、各排出路15・16の幅を異ならせるだけの構成であることから、その構成が簡素であり、確実な作動が得られるとともに、制作が容易である。
【0060】さらに、本実施例においては、ワープ機構4によって入賞確率の調整がなされる入賞口が、特別可変表示装置3における可変表示ゲームの開始のための始動口としての特定入賞口5となされていることから、可変表示ゲームの開始確率が適性値に調整されて、興趣に富んだ遊技が実現される。
【0061】なお、前記実施例において示した各構成部材の諸形状や寸法等は一例であって、適用する弾球遊技機の種類や設計要求等に基づき種々変更可能である。例えば、前記実施例においては、誘導路を2つ設けた例について示したが、これに限られることなく、3つ以上設けることも可能である。また、流路変更手段18を、誘導口11の下方に進退可能な振り分け皿21によって構成した例について示したが、これに代えて、常時誘導口11の下方に位置させられるとともに、取り込まれる遊技球Bを常時捕捉して、複数の誘導路へ振り分けるような構成の流路変更手段とすることも可能である。さらに、入賞口として特定入賞口を例示したが、一般入賞口への適用ももちろん可能である。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1記載の弾球遊技機によれば、誘導口を経てワープ機構内に取り込まれた遊技球を、流路変更手段によって複数の誘導路へ振り分けるとともに、これらの各誘導路に形成されている、異なる流下経路を形成する排出路により入賞口へ向けて流下させるようにしたから、遊技球が送り込まれる誘導路を流路変更手段によって選択するのみで入賞確率を変更することができる。、この結果、釘調整を行なうことなく入賞確率の変更を行なうことができ、その操作を簡便なものとすることができる。
【0063】請求項2記載の弾球遊技機によれば、流路変更手段を、誘導口の下方に配置され、この誘導口から取り込まれた遊技球を捕捉して誘導路の一つに送り込む位置と、遊技球を通過させて他の誘導路へ落下させる回動可能な振り分け皿によって構成することにより、流路変更手段を簡素な構成として、その作動を確実なものとすることができるとともに、制作を容易にすることができる。
【0064】請求項3記載の弾球遊技機によれば、流路変更手段を構成する振り分け皿を、駆動機構を用いて回転駆動することにより、入賞確率の変更を行なうようにしたから、強制的な操作によって入賞確率の変更を行なうことができ、これによって、例えば、遊技中において、その遊技状況に応じて入賞確率の変更を行なうことにより、遊技者と遊技店との利益のバランスをとりながら、遊技をより面白く演出することができる。
【0065】また、請求項4記載の弾球遊技機によれば、各誘導路に形成された排出路における、遊技球の入賞口に対する流下領域幅を異ならせることによって遊技球の流下経路に変化をつけ、これによって、遊技球の入賞口への入賞確率を変化させるようにしたから、簡素な構成によって入賞確率の変更機能を実現できるばかりでなく、制作を容易にすることができる。
【0066】さらに、請求項5記載の弾球遊技機によれば、ワープ機構によって入賞確率が調整される入賞口を、特定の遊技形態への移行の権利を発生させる特定入賞口としたことにより、この権利発生の確率を適正なものとして、遊技の興趣を高めることができる。




 

 


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