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発明の名称 遊技機の集中管理装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−59935
公開日 平成7年(1995)3月7日
出願番号 特願平5−237505
出願日 平成5年(1993)8月30日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】鹿嶋 英實
発明者 新山 吉平 / 伊東 広司
要約 目的
非特別状態賞球データ(ベース)を正確に演算できる遊技機の集中管理装置を提供する。

構成
大当りが終了すると、大当り信号が“L”レベルに戻り、この時点で大当りの終了を検出するが、玉排出装置の賞球排出に時間遅れがあることを考慮し、大当り信号がなくなっても、加算したα時間が終了するまでの間における賞球排出xはベースの演算から除く。これにより、大当り終了後にまだ賞球が終了していないセーフ玉の分の賞球排出がベースの演算から除かれ、玉排出装置の賞球排出に時間遅れがあっても、ホールにおいて要求される大当り中以外のベースを正確に演算する。
特許請求の範囲
【請求項1】 遊技機の動作状態を管理可能な集中管理装置において、前記遊技機は、遊技者に有利な特別遊技状態を発生可能な特別遊技状態発生手段と、該特別遊技状態の発生を検出して特別遊技状態信号を発生する特別遊技状態信号発生手段と、を備え、前記集中管理装置は、前記特別遊技状態信号発生手段によって発生した特別遊技状態信号を検出する特別遊技状態信号検出手段と、前記遊技機の遊技状態中における賞球状態を検出する賞球状態検出手段と、前記特別遊技状態信号発生手段によって発生した特別遊技状態信号の終了時点に所定時間を加算し、特別遊技賞球排出終了タイミングを設定する排出終了タイミング設定手段と、前記特別遊技状態信号発生手段によって発生した特別遊技状態信号の開始タイミングから前記排出終了タイミング設定手段によって設定された特別遊技賞球排出終了タイミングまでの間以外における前記賞球状態検出手段の検出出力を計数して遊技機の非特別状態賞球データを演算する非特別状態賞球データ演算手段と、を備えたことを特徴とする遊技機の集中管理装置。
【請求項2】 前記排出終了タイミング設定手段による加算時間を調整可能な加算時間調整手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の遊技機の集中管理装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技機の集中管理装置に係わり、詳しくは遊技媒体を使用し、遊技者に有利な特別遊技状態を発生可能な遊技機について、その非特別状態賞球データ(いわゆるベース)の演算精度を高めた集中管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の遊技機、例えばいわゆる第1種に属する遊技機では、可変表示装置の表示図柄を可変し、その表示図柄は乱数を抽出することによって大当り等の役を決定し、ゲームを演出している。この場合、遊技盤上に設けられた特定の入賞口への遊技球の入賞又は特定の通過ゲートを遊技球が通過することにより可変表示装置が可変表示を開始し、予め定められた所定の時間が経過することに基づいて可変表示を停止させ、その停止態様に基づき大当り等の役を決定している。また、この他に第2種に属する遊技機、第3種に属する遊技機あるいは電動役物装置を備えた遊技機等があり、何れも大当り状態を発生可能な機種が多い。
【0003】従来、ホールにおいては、売上状態に影響を与える釘調整を正確に行うために、大当り中以外の状態中における遊技者の投入した玉に対する賞球数のデータを求めている。これは、すなわち大当り中の賞球を除き、通常の遊技状態中に遊技者が発射した玉に対していくらの割合いで戻りの賞球があったかを示すパラメータであり、遊技盤の釘調整の目安とされているものである。以下、本明細書中では「非特別状態賞球データ」という。なお、一般的には、例えば「ベース」というような通称で呼ばれることが多く、適宜、ベースという。
【0004】非特別状態賞球データの算出方法は、トータルの打ち込み玉と賞球のデータから、大当り中の各データを減算する式によって求められ、具体的には次式で表される。
非特別状態賞球データ(ベース)
={(賞球数の合計−大当り時の賞球数の合計)/(発射玉数−ファール玉数)}×100……したがって、非特別状態賞球データとは、大当り時の賞球以外にどれくらいの戻し率で遊技者を遊ばせているかを示す遊び率に相当する。言い換えれば、玉を100発打ったとき、何個の賞球(例えば、42個程度の賞球が一般的)があるかを示すデータである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来からホールの管理装置側では、遊技機から送信される大当り信号により遊技機の大当り状態を把握し、大当り信号がアクティブな期間(例えば、大当り信号が“H”レベルの期間)だけについての賞球排出を大当り時の賞球数の合計として求めていたため、ベースの演算が正確でない場合があるという問題点があった。すなわち、遊技機においては、大当り中の多量の入賞玉と、排出装置における排出スピードとの関係上、大当り状態時に入賞した全ての入賞玉の排出処理を大当り状態中に完了しない場合が多い。そのため、その残り分の賞球排出が大当り終了後の大当り以外の状態中(例えば、普段動作中)に行われることとなり、ホールにおいて要求される大当り中以外の賞球データ(つまりベース)が正確に求められていなかった。例えば、排出装置の賞球排出の時間遅れがあると、後述の図19に示すように、大当り時の賞球数の合計が実際よりも少なく演算されてしまう(ベースが高くなる)。
【0006】また、最近の第2種に属する遊技機では、役物装置内に玉貯留装置が備えられいる場合が多く、機種によっては玉貯留量が違うため、大当り中の入賞玉の発生状態が一定でなく、大当り終了後の残り賞球数が機種によって変化する場合が多い。大当り終了間際に一度に玉貯留装置を解除する場合など、大当り終了後に多量のセーフ玉が溜ってしまう。したがって、大当り中以外の賞球データの演算に誤差が生じる。その結果、ホールの営業状態に影響を与えていた。
【0007】そこで本発明は、非特別状態賞球データを正確に演算できる遊技機の集中管理装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本発明による遊技機の集中管理装置は、遊技機の動作状態を管理可能な集中管理装置(例えば、管理装置350)において、前記遊技機(例えば、パチンコ装置1)は、前記遊技機は、遊技者に有利な特別遊技状態(例えば、大当り状態)を発生可能な特別遊技状態発生手段(例えば、遊技制御手段400:CPU301、ROM302、RAM303)と、該特別遊技状態の発生を検出して特別遊技状態信号を発生する特別遊技状態信号発生手段(例えば、遊技制御手段400:CPU301、ROM302、RAM303)と、を備え、前記集中管理装置(例えば、管理装置350)は、前記特別遊技状態信号発生手段によって発生した特別遊技状態信号を検出する特別遊技状態信号検出手段(例えば、管理コンピュータ360)と、前記遊技機の遊技状態中における賞球状態を検出する賞球状態検出手段(例えば、管理コンピュータ360)と、前記特別遊技状態信号発生手段によって発生した特別遊技状態信号の終了時点に所定時間(例えば、α時間)を加算し、特別遊技賞球排出終了タイミングを設定する排出終了タイミング設定手段(例えば、管理コンピュータ360)と、前記特別遊技状態信号発生手段によって発生した特別遊技状態信号の開始タイミングから前記排出終了タイミング設定手段によって設定された特別遊技賞球排出終了タイミングまでの間以外における前記賞球状態検出手段の検出出力を計数して遊技機の非特別状態賞球データを演算する非特別状態賞球データ演算手段(例えば、管理コンピュータ360)と、を備えたことを特徴とする。また、好ましい態様として、前記排出終了タイミング設定手段による加算時間を調整可能な加算時間調整手段(例えば、端末装置364)を設けるようにしてもよい。
【0009】
【作用】本発明では、排出終了タイミング設定手段により大当り終了後にまだ賞球が終了していないセーフ玉の分の賞球排出時間を考慮したα時間(加算時間)が、大当り信号のオフの時点以後の経過時間に加算されて特別遊技賞球排出終了タイミングが設定される。そして、遊技機から特別遊技状態信号(大当り信号)が送信される間と、特別遊技状態信号がオフしてから排出終了タイミング設定手段によって設定された特別遊技賞球排出終了タイミングまでの間における賞球を除いて、非特別状態賞球データが演算される。したがって、大当り終了後にまだ賞球が終了していないセーフ玉の分の賞球排出はベースの演算から除かれるから、排出装置の賞球排出の時間遅れがあっても、ホールにおいて要求される大当り中以外のベースが正確に求められる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する。図1〜図23は本発明をプリペイドカード方式の遊技機が多数設置されている遊技場の管理装置に適用した場合の一実施例を示している。まず、遊技機から説明する。
パチンコ装置の正面構成図1はパチンコ装置の全体を示す正面斜視図である。図1において、1はパチンコ装置であり、大きく分けてパチンコ機2と、遊技媒体貸出装置としてのカード式玉貸機(以下、単に玉貸機という)3によって構成され、これらが対をなして設置される。パチンコ機2とカード式玉貸機3とが対をなして設置されたパチンコ装置1は、いわゆるCR機(カードリーディング機)と称されている。玉貸機3にはカードリーダーが内蔵され、玉貸機3の前面パネル4にはプリペイドカードが挿入されるカード挿入口5と、7セグメントの発光ダイオードを用いて3列で構成され、カードの残り度数を表示するカード残度数表示器6と、発光ダイオード等からなりカードの受け付けが有効であることを表示するカード受付け表示器7とが設けられている。
【0011】パチンコ機1は、額縁状前面枠11と、ガラス12aを支持する金枠(ガラス枠)12と、遊技盤13(図2参照)と、前面表示パネル14と、前面操作パネル15とを有している。額縁状前面枠11は木製の機枠16(正面からは図示略:後述の図3参照)に対して上部蝶番17および下部蝶番(図示略)によって開閉可能に支持され、金枠12は額縁状前面枠11に開閉可能に支持されている。前面表示パネル14には上皿21と、プリペイドカードの残高を表示するカード度数表示器(カード残高表示器)22と、玉を購入するときに操作される玉貸釦(変換釦)23と、プリペイドカードを排出するときに操作されるカード排出釦(返却釦)24と、玉貸し可能表示器25と、上皿21の玉を後述の玉貯留皿32に移す玉通路開閉用の押し釦26とが設けられている。
【0012】なお、玉貸機3にカードリーダでなく、例えばカードリーダ・ライタを配置し、玉数等の価値情報や遊技客の識別情報が記憶されている遊技用カードを用い、遊技結果をカードに書き込む等のデータ処理が可能なものであってもよい。さらに、遊技用カードはプリペイドカードに限らず、例えば玉数等の価値情報が記憶されいる玉数カード、あるいは遊技客の識別情報が記憶されている識別カード等を単独で使用する遊技機でもよい。要は、遊技用カードを使用するために、このカード情報を読み込み可能なカードリーダ、若しくは読み込み/書き込み可能なカードリーダ・ライタであればよい。例えば、完全なカード式のパチンコ遊技システムで封入球式の遊技機(例えば、クレジット方式の遊技機)にも本発明を適用することができる。また、遊技用カドとして磁気カードを用いている例に限らず、例えばICカードを用いる遊技機でもよい。ICカードを用いた場合、当然のことながらカードリーダ若しくはカードリーダ・ライタはICカードに対応するものを使用することになる。なお、カードリーダとカード制御装置とは別体として分離して配置してもよいし、あるいは両者を一体化してもよく、例えばカードリーダの内部にカード制御装置を組み込むようにしてもよい。
【0013】前面操作パネル15には、灰皿31と、玉を貯留する玉貯留皿(受皿)32と、玉貯留皿32に貯留された玉を外部下方に抜くための玉抜きレバー33と、発射装置の操作を行う発射操作ノブ34とが設けられている。パチンコ機2の額縁状前面枠11の上部には左側から順次、賞球排出時に点灯する賞球玉排出表示器41と、貸玉排出時に点灯する貸玉排出表示器42と、パチンコ機2において打止状態が発生したときに点灯する完了表示器43とが設けられている。これらの賞球玉排出表示器41、貸玉排出表示器42および完了表示器43によりその他の遊技状態(例えば、大当り状態:点滅する制御)も表示可能である。
【0014】遊技盤の構成次に、遊技盤13における遊技領域は本発明の適用対象である大当り状態を発生可能なものであれば任意の構成を取り得る。一例として本実施例では図2に示す第2種に属するタイプの遊技盤を用いている。図2は遊技盤13を示す正面図である。図2において、遊技領域の周囲にはレール61が配置されており、レール61内側のほぼ中央部には変動入賞装置62が、この変動入賞装置62の側方には普通図柄ゲート(以下、普図ゲートという)63が、変動入賞装置62の直下にはチューリップタイプの2回開きの普通電動役物付き始動口(第2始動入賞口に相当)64が、普通電動役物付き始動口(以下、普通電動始動口という)64の左右には1回開きの第1始動入賞口65、66がそれぞれ配置されている。この場合、普通電動始動口64に球が入賞すると、変動入賞装置62の可動片(可動部材:いわゆる羽根部材)62a、62bが2回開閉動作し、第1始動入賞口65、66に球が入賞すると、変動入賞装置62の可動片62a、62bが1回開閉動作するようになっている。各始動口64、65、66に玉が入賞することによって変動入賞装置62の可動片62a、62bが開閉動作する状態は、補助遊技状態に相当する。
【0015】また、遊技領域にはその他に一般入賞口67、68が配置されるとともに、遊技領域内の適宜位置には風車と呼ばれる打球方向変換部材69〜74が回転自在に複数設置されるとともに、障害釘(図示略)が多数植設されている。一方、遊技領域の中央下部にはアウト玉回収口75が形成されている。変動入賞装置62の両側でレール61の内側に沿った部分には、装飾用のサイドランプ76、77が配置されており、サイドランプ76、77は、例えば可動片62a、62bが開くときに点滅する他、大当り中などには遊技者の意欲を盛り上げるように点滅する。
【0016】普図ゲート63は玉が1個分だけ通過可能なゲートを有し、玉がゲートを通過すると、普通電動始動口64に配置された7セグメントのLEDからなる普通図柄表示器64aの図柄(例えば、数字)を変化させ、この数字が特定の値(例えば、「7」)になると、普通電動始動口64のチューリップ64b、64cを電動動作させて一定時間だけ開く(つまり、入賞させ易い状態になる)ようになっている。具体的には、普通図柄表示器64aの図柄が「7」になると、普通電動始動口64のチューリップ64b、64cが3秒間開き、同様に図柄が「3」になると、普通電動始動口64のチューリップ64b、64cが2秒間開き、図柄が「5」になると、普通電動始動口64のチューリップ64b、64cが1秒間開くようになっている。また、普通図柄表示器64aの側方には4つの普図スイッチ記憶表示器(いわゆる普図メモリ表示器)64dが配置されており、普図スイッチ記憶表示器64dは普図ゲート63を玉が通過したとき、4個の範囲内でその通過玉数を記憶したことを表示する。
【0017】普図ゲート63には普図ゲートスイッチ(図示略)が配設され、玉の通過が検出される。普通電動始動口64は通常はチューリップ64b、64cを閉じているが、上記のように一定条件下でチューリップ64b、64cを開くように構成されている。なお、普通図柄表示器64aの図柄を変化させる制御は、可変表示ゲームに相当する。また、この場合、可変表示ゲームの結果、つまり普通図柄表示器64aの図柄が特定の値(例えば、「7」)になって普通電動始動口64のチューリップ64b、64cが電動動作して一定時間だけ開く確率を、高確率あるいは低確率の2つに変動制御してもよい。
【0018】ここで、変動入賞装置62の構成について詳細に説明する。図3は変動入賞装置62の正面図、図4は変動入賞装置62の正面斜視図である。これらの図において、変動入賞装置62は天入賞口620および変動入賞装置62の内部空間に続く開口部(特定入賞口)621を有し、開口部621の上方の周囲には屋根状の鎧部622が突設されるとともに、開口部621の左右には直立状に起立して流下してきた玉が開口部621内に流入することを阻止する遊技者にとって不利な第1状態(閉状態)と、上端を外側に倒して流下してきた玉を受け止めて開口部621に流入させる遊技者にとって有利な第2状態(開状態)とに変換可能な一対の可動片(可動部材)62a、62bが設けられている。
【0019】開口部621の奥側にはV誘導決定用の可変表示装置623が配置されており、V誘導決定用の可変表示装置623は2桁のドット表示器(あるいは9セグメントLEDよりなる2桁の表示器でもよい)によって構成される。V誘導決定用の可変表示装置623は「0」〜「19」までの数字を表示可能であり、後述のV誘導装置630がV入賞口633に玉を誘導するか否かを決定する表示を行うとともに、第2種の権利のラウンド継続回数、すなわち大当り時におけるラウンド(特別遊技サイクル)の継続回数(上限継続回数に相当)を遊技者に知らせるための表示を行う。また、開口部621の下側には継続回数決定用の可変表示装置624が配置されており、継続回数決定用の可変表示装置624は1桁のドット表示器(あるいは7セグメントLEDよりなる1桁の表示器でもよい)によって構成される。継続回数決定用の可変表示装置624は「0」〜「9」までの数字を表示可能であり、開口部621に入った玉がV入賞口633に入賞した場合に、その停止図柄により第2種大当りの最高継続回数の決定を表示するとともに、変動入賞装置62に入賞した玉のカウント数を遊技者に知らせるための表示も兼ねている。
【0020】V誘導決定用の可変表示装置623および継続回数決定用の可変表示装置624は、何れも常時変動動作しており、始動入賞(第1始動入賞口65、66あるいは普通電動始動口64の何れかに入賞)があると、V誘導決定用の可変表示装置623の変動が停止し、停止図柄を表示する。この場合、V誘導決定用の可変表示装置623の停止図柄により、以下のようにV誘導装置630の作動が制御される。
(I)V誘導決定停止図柄=「7」(特別図柄)のときV誘導装置630が中央で停止する。したがって、V入賞口633に玉が入賞する確率はほぼ100%に近くなる。
(II)V誘導決定停止図柄=「7」以外のときV誘導装置630が左右に往復移動動作し停止しない。したがって、V入賞口633には玉が稀に入賞する程度となる。
なお、V誘導決定用の可変表示装置623の停止を、後述のカウントスイッチ632の出力に基づいて行ってもよい。このようにすると、始動入賞だけで停止するのではなく、変動入賞装置62の開口部621に玉が入賞したときだけ停止するので、V誘導決定停止図柄=「7」が出たのに変動入賞装置62内に玉が入賞しなかったというようなことでなく、ゲーム面で遊技者へのサービスが向上する。
【0021】一方、始動入賞(第1始動入賞口65、66あるいは普通電動始動口64の何れかに入賞)があって、変動入賞装置62の可動片62a、62bが開閉動作して変動入賞装置62内に玉が入り、しかもその玉がV入賞口633に入賞した場合に、継続回数決定用の可変表示装置624の変動が停止し、停止図柄を表示する。この場合、継続回数決定用の可変表示装置624の停止図柄により、以下のように第2種大当りの最高継続回数が決定され、大当り動作がスタートする。
(I)継続回数決定用停止図柄=「7」のとき大当りの最高継続回数は16回となり、最大となる。
(II)継続回数決定用停止図柄=「3」、「5」のとき大当りの最高継続回数は5回となる。
(III)継続回数決定用停止図柄=「7」、「3」、「5」以外のとき大当りの最高継続回数は3回となる。
第2種の大当り動作では、可動片62a、62bが18回の開閉動作を行うとともに、これを1ラウンドとしてV入賞を条件に、このウランドが決定された最高継続回数だけ繰り返すことを可能にしている。第2種の大当り状態は、特別遊技状態に相当する。なお、V入賞しなければ、いわゆる「パンク」状態となる。このような大当り動作により、遊技者は多くの出玉を得ることが可能で、より高い利益を享受することができるようになっている。
【0022】変動入賞装置62の開口部621の下方内部には、前述したV誘導装置630が配置されており、V誘導装置630は図5に示すように先端側に向ってやや下り傾斜に配置された玉誘導樋631aと、玉誘導樋631aの先端部に配置され、動物の「カバ」をイメージした顔部631bとを有している。玉誘導樋631aは玉を1個誘導可能な樋状に形成され、その基端部を支点として図示のように左右に所定の角度範囲内を往復移動可能な構成になっている。V誘導装置630が紙面左側に移動した様子はV誘導装置630aとして示され、V誘導装置630が紙面右側に移動した様子はV誘導装置630bとして示される。
【0023】図6(A)は玉貯留装置640の斜視図、図6(B)は玉貯留装置640の側視図で、玉貯留装置640がほぼ中央に位置して顔部631bが開放状態にあるときを示している。また、図7(A)は玉貯留装置640の斜視図、図7(B)は玉貯留装置640の側視図で、玉貯留装置640がほぼ中央に位置して顔部631bが閉鎖するときの様子を示している。これらの図に示すように、顔部631bは玉誘導樋631aの先端部に軸支されて開閉可能な構造になっている。先端側に向ってやや下り勾配を有する玉誘導樋631a内を進んできた玉Tは、その先端側で顔部631bが閉鎖することにより、前方に流下しないように顔部631bによって保持可能である(例えば、図7参照)。玉誘導樋631aの基端部の上側にはカウントスイッチ(入賞球検出手段)632が配置されており、カウントスイッチ632は近接センサからなり、変動入賞装置62の開口部621に入賞した玉を検出し、検出信号を役物制御回路盤107に出力する。一方、玉誘導樋631aの先端部前方の下側にはV入賞口(特別入賞口)633が設けられている。
【0024】変動入賞装置62に玉Tが入賞すると、図5〜図7に矢印で示すように玉Tは開口部621を通りカウントスイッチ632を通過してカウントされた後、V誘導装置630における玉誘導樋631aの基端側に落下し、次いで、下り勾配の玉誘導樋631aを通って先端側の顔部631bに至る。このとき、顔部631bが閉鎖していると、玉Tは顔部631bによって保持され、前方に流下しない(図7の状態)。一方、顔部631bが開放していると、玉Tは玉誘導樋631aの先端部から前方に流下する(図6の状態)。例えば、V誘導装置630が図5に実線で示す位置であれば、玉Tは玉誘導樋631aの先端部から前方に流下し、ほとんどV入賞口633に入賞する。これに対して、顔部631bが開放状態のときに図5の破線で示すV誘導装置630aあるいは630bの位置にあれば、玉Tは玉誘導樋631aの先端部から前方に流下するが、V入賞口633に入賞する可能性は極めて少ない。このように、V誘導装置630の移動位置によりV入賞するか否かが決定されるような構造になっている。
【0025】また、本実施例の場合、V誘導決定用の可変表示装置623の停止図柄が「7」(特別図柄)以外のときには、顔部631bが開放状態に維持され(図5の状態)、玉Tが玉誘導樋631aの先端部から前方に流下するものの、V入賞口633には極めて稀にしか入賞しないような制御が行われる。一方、V誘導決定用の可変表示装置623の停止図柄が「7」であるときには、顔部631bが閉鎖状態に維持(図7の状態)されるとともに、V誘導装置630が図5の実線で示すようにV入賞口633を正面に臨む位置に移動したときに顔部631bが開いて玉Tが前方に流下し(図6の状態)、丁度V入賞口633に入賞しやすくなるような制御が行われる。すなわち、一度玉Tを顔部631bによって停止させ、確実にV入賞させるような制御が行われる。なお、このように一度玉Tを顔部631bによって停止させ、確実にV入賞させるような制御は、V誘導決定用の可変表示装置623の停止図柄が「7」のときである場合に限らず、例えば大当り中に実行するようにしてもよい。
【0026】図5に示すように、V誘導装置630の前側下方には玉貯留装置640が設けられており、玉貯留装置640は図中矢印で示すように上下方向に移動可能になっている。玉貯留装置640はV誘導装置630の前側下方において玉誘導樋631から流下した玉を貯留可能な構造を有し、上方向に移動したとき玉を貯留し、下方向に移動すると、貯留した玉を前方に排出する。これにより、貯留した玉をまとめて排出することにより、V入賞しやすくなっている。玉貯留装置640は、通常(普段動作中)は下方向に移動して玉を貯留しない位置に待機している。一方、大当り中には上方向に移動して玉を貯留可能な状態となり、変動入賞装置62に入賞した玉Tが所定個数になるか、あるいは所定回数だけ可動片62a、62bが開閉動作した場合に、下方向に移動して貯留を解除するように制御される。例えば、大当りの各ラウンドでは、そのラウンドに入ると直ちに玉貯留装置640が貯留位置に移動し、変動入賞装置62に入賞した玉Tが所定個数になるか、あるいは所定回数だけ可動片62a、62bが開閉動作すると、貯留を解除し、次のラウンドに入ると同様に直ちに玉貯留装置640が貯留位置に移動するという制御が繰り返される。
【0027】パチンコ装置の裏機構の構成次に、図8はパチンコ装置1の裏機構の構成を示す図である。図8において、パチンコ機2の裏機構の主要なものとして、玉を貯留する貯留タンク101と、貯留タンク101内の玉を誘導する2条の誘導路102と、枠用中継基盤(外部端子基盤)103と、玉排出装置104と、排出制御回路盤105と、玉寄せカバー本体106Hを固定可能な玉寄せ部材106と、役物制御回路盤107と、大型の役物制御回路盤を取り付ける可能な取り付けアダプタ108と、玉の発射に必要な各種制御を行う発射回路盤109と、合成樹脂製の一体成型品から形成され各種のユニット部品(例えば、貯留タンク101等)がその上に取り付けられた裏機構盤の基枠体111と、スピーカ112とがある。なお、基枠体111の上に取り付けられた各種ユニット部品と基枠体111とを総称する概念として裏機構盤120と称している。
【0028】枠用中継基盤103はAC電源の入力やホールの管理装置との間における信号の授受などについての中継を行うものである。枠用中継基盤103には枠用外部情報出力端子103aが設けられており、枠用外部情報出力端子103aはパチンコ装置1における枠側の各種情報、例えば玉の排出に関する玉貸し、賞球などの情報、玉の補給、玉の発射、金枠12の開閉情報などをホールの管理装置に出力する際の配線の中継を行う。排出制御回路盤105は玉の排出に必要な各種制御を行うもので、役物制御回路盤107は遊技盤における役物の作動に必要な各種制御を行うものである。また、役物制御回路盤107にはV誘導決定用の可変表示装置623および継続回数決定用の可変表示装置624における各当り図柄の確率を変更、設定する可変表示図柄出現率設定装置324(図9参照)の各確率設定スイッチが内蔵されている。なお、可変表示図柄出現率設定装置324は普通図柄表示器64aの特定図柄確率(普図当り確率)についても変更、設定するようにしてもよい。
【0029】可変表示図柄出現率設定装置324におけるV誘導決定用の可変表示装置623の図柄出現率設定スイッチのスイッチ挿入口131は役物制御回路盤107の表面側に露出配置されており、同様に可変表示図柄出現率設定装置324における継続回数決定用の可変表示装置624の図柄出現率設定スイッチのスイッチ挿入口132も役物制御回路盤107の表面側に露出配置されている。可変表示図柄出現率設定装置324におけるV誘導決定用の可変表示装置623の図柄出現率設定スイッチは、例えば30%、10%、5%の3段階に当り図柄(「7」)の出現率を外部から容易に変更できるように、3つの接点を有している。なお、普図当り確率も同様に、例えば1/5、1/10、1/20の3段階に外部から容易に変更できるように、3つの接点を配置し、各スイッチは連動にしたりあるいはそれぞれ単独で調整可能にしてもよい。可変表示図柄出現率設定装置324におけるV誘導決定用の可変表示装置623の図柄出現率設定スイッチの接点はホールの係員によって操作可能であり、その設定値は役物制御回路盤107の表面側に配置された設定表示器133に表示されるが、設定後一定時間が経過すると、消えて外部から目視できないように、機密が保たれている。設定表示器は133は、例えば7セグメントの小型のLEDからなり、図柄出現率の設定値を表示する。
【0030】可変表示図柄出現率設定装置324における継続回数決定用の可変表示装置624の図柄出現率設定スイッチは、例えば30%、10%、5%の3段階に「7」の出現率を外部から容易に変更できるように、3つの接点を有している。なお、他の当り図柄(「3」および「5」)については固定されているが、これらの図柄出現率を設定可能にしてもよい。可変表示図柄出現率設定装置324における継続回数決定用の可変表示装置624の図柄出現率設定スイッチの接点はホールの係員によって操作可能であり、その設定値は役物制御回路盤107の表面側に配置された設定表示器134に表示されるが、設定後一定時間が経過すると、消えて外部から目視できないように、機密が保たれている。設定表示器は134は、例えば7セグメントの小型のLEDからなり、図柄出現率の設定値を表示する。なお、V誘導決定用の可変表示装置623および継続回数決定用の可変表示装置624における各当り図柄の出現率(あるいは普図当り確率)の設定は、上記のような3段階に限らず、他の設定内容にしてもよい。
【0031】ここで、遊技盤13側の情報を外部に伝達する遊技盤側外部情報出力端子について説明する。玉寄せ部材106の下方には遊技盤情報基盤141が配置されており、遊技盤情報基盤141は遊技盤13における各種電気部品(例えば、ランプ、ソレノイド、LED、モータ、センサ)と役物制御回路盤107を接続する配線を途中で一旦中継する機能を有している。また、遊技盤情報基盤141には遊技盤用外部情報出力端子141aが設けられており、遊技盤用外部情報出力端子141aは遊技盤13における各種情報、例えば役物装置に関する情報で、大当りに関する各種情報(例えば、大当り信号)、V誘導決定用の可変表示装置623および継続回数決定用の可変表示装置624における各当り図柄の出現率設定値、始動口入賞数、羽根の開閉状態に関するデータ、大当り時のラウンドの継続回数、不正情報(入賞による不正あるいはコネクタの抜けなど)をホールの管理装置に出力する際の配線の中継を行うものである。始動口入賞数はベース管理用に用いられたりする。なお、パチンコ装置1が2種に属する本実施例のような場合、1回開き、2回開きの始動口に分けて入賞数情報を出力する。
【0032】制御系の構成次に、図9はパチンコ装置1における制御系のブロック図である。図9において、この制御系は大きく分けると、パチンコ遊技等に必要な制御を行う役物用CPU(以下、単にCPUという)301と、制御プログラム等を格納しているROM302と、ワークエリアの設定や制御に必要なデータの一時記憶等を行うRAM303と、水晶の発振周波数を分周してCPU301の基本クロックを得る分周回路305と、CPU301等に必要な電源を供給する電源回路306と、各種情報信号を受け入れるローパスフィルタ307と、ローパスフィルタ307からの信号をバス308を介してCPU301に出力するバッファゲート309と、CPU301からの信号をバス308を介して受ける出力ポート310と、出力ポート310を介して入力される制御信号をドライブして各種駆動信号を生成して各表示器等に出力するドライバ311と、遊技に必要な効果音を生成する(あるいは音声合成を行ってもよい)サウンドジェネレータ312と、サウンドジェネレータ312からの音声信号を増幅するアンプ313とによって構成される。
【0033】CPU301を含む上記各回路は、パチンコ装置1の裏側の所定位置に配置したマイクロコンピュータを含む役物制御回路盤107というボードユニットによって実現されている。そして、マイクロコンピュータのボードユニットは玉貸機、島設備、遊技店の管理装置等との間で制御信号やデータの授受が行われるようになっている。サウンドジェネレータ312は遊技に必要な効果音を生成し、生成された効果音はアンプ313により増幅されてスピーカ112から放音される。なお、サウンドジェネレータ312の他に、例えば音声合成ICを設け、遊技に必要な音声合成(例えば、大当り時に遊技者への期待感を高める音声、“ヤッタッー”、“最高継続回数だ”)を行うようにしてもよい。
【0034】ローパスフィルタ307には第1始動スイッチ321、第2始動スイッチ322、カウントスイッチ632、継続スイッチ(V入賞検出スイッチ)323および可変表示図柄出現率設定装置324からの信号が入力されている。なお、ローパスフィルタ307からCPU301に取り込まれる信号については、CPU301でソフト的に2回読み込む処理を行うことにより、ノイズの時定数等を考慮し、チャタリング防止を図っている。第1始動スイッチ321は1回開きの第1始動入賞口65、66に玉が入賞したことを検出し、第2始動スイッチ322は2回開きの普通電動始動口64に玉が入賞したことを検出する。カウントスイッチ632は変動入賞装置62内に入賞した玉を検出する。継続スイッチ(特別入賞球検出手段)323は変動入賞装置62内に配置され、V入賞口(特別入賞口)633に玉が入賞したことを検出する。なお、上記各検出スイッチは近接スイッチからなり、玉の通過に伴う磁力の変化に基づいて玉を検出する。
【0035】可変表示図柄出現率設定装置324におけるV誘導決定用の可変表示装置623の当り図柄(「7」)の出現率の設定内容は、例えば次の通りである。
「7」の出現率:設定3…………30%「7」の出現率:設定2…………10%「7」の出現率:設定1…………5%なお、普図当り確率を設定する場合には、例えばその設定内容は次のような値にする。
普図当り確率:設定3…………1/5普図当り確率:設定2…………1/10普図当り確率:設定1…………1/20【0036】可変表示図柄出現率設定装置324における継続回数決定用の可変表示装置624の当り図柄(「7」)の出現率の設定内容は、例えば次の通りである。
「7」の出現率:設定3…………30%「7」の出現率:設定2…………10%「7」の出現率:設定1…………5%なお、上記の各設定率はホールの管理室に配置されている後述の管理装置350によっても設定可能であり、その場合、管理装置350における選択指令信号発生回路からの選択指令信号に基づいて各図柄の出現率が遠隔的に設定される。各出現率の設定内容は、上記と同様である。なお、各出現率の設定内容は上記例に限らず、他の設定内容であってもよいのはもちろんである。
【0037】ドライバ311からは変動入賞装置62の大入賞口ソレノイド331、各種ランプ・LED332、V誘導決定用の可変表示装置623、継続回数決定用の可変表示装置624、V誘導装置630および玉貯留装置640に制御信号が出力される。変動入賞装置62の大入賞口ソレノイド331は可動片62a、62bを開閉駆動するもので、1回開きの第1始動入賞口65、66への入賞があると、可動片62a、62bを0.5秒だけ開放駆動し、2回開きの普通電動始動口64への入賞があると、可動片62a、62bを0.8秒だけ開放駆動し、さらに大当り中は可動片62a、62bを1.0秒だけ開放駆動する。
【0038】各種ランプ・LED332としては、遊技盤13における装飾用のサイドランプ76、77やパチンコ機2の額縁状前面枠11の上部の賞球玉排出表示器41、貸玉排出表示器42、完了表示器43等があり、ゲーム内容に応じて適当に点灯あるいは点滅する。V誘導装置630は玉誘導樋631aを往復移動させるモータ(図示略)と、顔部631bを開閉駆動するソレノイド(図示略)とを有し、ドライバ311から出力される制御信号によりこれらが駆動される。玉貯留装置640はソレノイド(図示略)を有し、ドライバ311から出力される制御信号によりこのソレノイドが駆動されて玉誘導樋631から流下した玉を貯留可能になっている。上記CPU301、ROM302、RAM303は全体として遊技制御手段400を構成し、後述のプログラムを実行することにより特別遊技状態発生手段、特別遊技状態信号発生手段としての機能を実現する。また、CPU301は遊技盤情報基盤141の遊技盤用外部情報出力端子141aを介してホールの管理装置(集中管理装置)350との間でデータの授受を行うことができるようになっている。管理装置350はホールに設置された多数のパチンコ装置および島設備等から必要なデータを収集してデータの管理を行うものである。
【0039】管理装置350は管理コンピュータ360、ディスプレイ361、プリンタ362、店内放送装置363、端末装置(例えば、キーボード)364、データ記憶装置365を備えている。管理コンピュータ360はホールに設置された多数のパチンコ装置および島設備等から必要なデータを収集して入賞状態データを算出するべく、所定の方式でデータを演算処理し、処理したデータをディスプレイ361に表示させたり、各パチンコ装置の動作状態を管理する。また、管理コンピュータ360は端末装置364を使用してV誘導決定用の可変表示装置623および継続回数決定用の可変表示装置624における各当り図柄の確率を変更、設定する。ホールの管理室側から上記各当り図柄の確率の設定等を遠隔的に行うことにより、作業性の向上が図られる。なお、上記各当り図柄の確率の設定等は各台毎にきめ細かく行うことができるが、島単位で行うようにすることも可能である。
【0040】また、端末装置364を操作することにより、遊技種類別、機種別、島単位別、製造メーカー別に入賞状態データを収集し、表示させることができるようになっている。さらに、本実施例では端末装置364が加算時間調整手段としての機能を有し、端末装置364としてのキーボードを操作することにより、大当り終了後にまだ賞球が終了していないセーフ玉の分の賞球排出時間を考慮したα時間(加算時間)を調整(長くしたりあるいは短くしたり)することがてきるようになっている。
【0041】店内放送装置363は管理コンピュータ360からの信号に基づいて大当りの情報を店内放送する。この場合、各遊技機には各々台番号が決められており、店内放送装置363は大当りの発生した遊技機の台番号を放送したり、大当りの連続した回数(連チャン回数)を放送する。データ記憶装置365は毎日のデータを記憶しており、管理コンピュータ360はデータ記憶装置365に記憶されたデータに基づいて過去の遊技状態データや入賞状態データを作成し、必要に応じて過去の各状態データを呼び出したり、島設備500に各台が設置されてからのトータルの稼働データを処理したりすることができるようになっている。ここで、管理コンピュータ360は後述のプログラムを実行することにより、特別遊技状態信号検出手段、賞球状態検出手段、排出終了タイミング設定手段、非特別状態賞球データ演算手段としての機能を実現する。
【0042】図10はホールの管理装置350と島設備等の関係を示すシステム図である。図10において、管理装置350はホールの管理室に設置され、管理コンピュータ360により島設備500に配置された多数のパチンコ装置501、502・・・を集中的に管理する。管理コンピュータ360はディスプレイ361、プリンタ362、店内放送装置363、端末装置364、データ記憶装置365等に接続されている。店内放送装置363はアンプを有する他に、図示はしていないが、店内の所定箇所にスピーカーを有し、アンプからの出力信号に基づいて大当り情報等を放送する。管理装置350は伝送路610を介して遊技店内の島設備500、カード発行機611およびジェットカウンタ612に接続され、相互に必要なデータの授受が行われるようになっている。カード発行機611は前述したプリペイドカードを発行するものである。ジェットカウンタ612は遊技者が獲得した球を持ち込んで投入することにより、球数を自動的にカウントし、例えばカードに球数を記入して出力するものである。
【0043】島設備500には各パチンコ装置501、502・・・の上側に対応する位置に大当り表示装置620a、620b・・・が配置されている。大当り表示装置620a、620b・・・は、例えば7セグメントの2桁の大型のLEDからなり、第2種遊技機の大当り回数、連チャン回数等を表示可能になっている。なお、表示情報としては、大当り回数、連チャン回数等に限らず、例えば大当り保証回数等を含めてもよい。なお、大当り表示装置620a、620b・・・の表示は自動的に行われるが、これに限らず、例えば操作用の押し釦スイッチ(複数でもよい)を設け、この押し釦スイッチを操作することにより、大当り回数、連チャン回数等の遊技状態データを選択可能なようにしてもよいし、あるいは遊技状態データについては本日のみでなく、昨日の遊技状態データ又は島設備に該当のパチンコ装置1が設置されてからのトータルの遊技状態データを選択可能なようにしてもよい。
【0044】次に、パチンコ装置1の遊技制御について説明する。パチンコ装置1の遊技制御はCPU301を初めとする制御回路によって行われ、その各種制御の手順は図11以降の図で示される。CPU301による制御は、パチンコ装置1の電源の投入と同時に開始され、電源が投入されている限り繰り返してその処理が実行されるメインルーチンと、その他の各サブルーチンがある。
【0045】メインルーチン最初に、メインルーチン(いわゆるゼネラルフロー)について図11を参照して説明する。このルーチンは、前述したようにパチンコ装置1の電源の投入後、繰り返して行われ、具体的には後述のリセット待ち処理で2ms毎にハード的に割込みがかかって繰り返される。メインルーチンが起動すると、まずステップS10で可変表示図柄出現率設定装置324の設定変更があるか否かを判別する。設定変更がある場合(設定変更を行おうとする場合)には、まずステップS12に進んで可変表示図柄出現率設定装置324における継続回数決定用の可変表示装置624の当り図柄(「7」)の出現率を係員によって操作された値に設定する。これにより、継続回数決定用の可変表示装置624の当り図柄(「7」)の出現率が設定3(出現率:30%)、設定2(出現率:10%)、設定1(出現率:5%)の何れかに設定される。
【0046】次いで、ステップS14で可変表示図柄出現率設定装置324におけるV誘導決定用の可変表示装置623の当り図柄(「7」)の出現率を係員によって操作された値に設定する。これにより、V誘導決定用の可変表示装置623の当り図柄(「7」)の出現率が設定3(出現率:30%)、設定2(出現率:10%)、設定1(出現率:5%)の何れかに設定される。なお、ステップS12あるいはステップS14で普図当り確率を設定してもよい。このようにして、パチンコ装置1側で各当り図柄の出現率の設定が行われる。次いで、ステップS16に進む。一方、ステップS10で可変表示図柄出現率設定装置324の設定変更がなければ、そのままステップS16に進む。ステップS16では入力処理を行う。この入力処理では、各種検出スイッチからの検出信号を論理変換したり、チャタリング防止処理を行ったりする。チャタリング防止処理としては、例えばCPU301で各種検出スイッチからの検出信号をソフト的に2回読み込むことにより、ノイズの時定数等を考慮し、チャタリング防止を図るような処理がある。
【0047】次いで、ステップS18で出力処理を行う。出力処理では、例えば出力ポートにデータを出力したり、ソレノイドに駆動信号を出力するなどの処理が行われる。次いで、ステップS20で処理NO.による分岐判断を行う。分岐先としては、ステップS22の通常動作処理、ステップS24の羽根開閉動作処理1、ステップS26の羽根開閉動作処理2、ステップS28の大当り動作処理がある。各分岐先の詳細な処理内容はサブルーチンで後述する。
【0048】通常動作処理は変動入賞装置62の可動片62a、62bが動作を開始する前のゲーム状態で、始動入賞の検出を行ったりするものである。羽根開閉動作処理1は第1始動入賞口65、66への入賞に伴うゲーム処理を行うものである。羽根開閉動作処理2は第2始動入賞口である普通電動始動口64への入賞に伴うゲーム処理を行うものである。大当り動作処理は大当りの発生に伴って必要な処理を行うものである。上記分岐処理を経ると、続くステップS30で外部出力処理(詳細は後述のサブルーチン参照)を行う。これは、ホールの管理装置350に対して必要な情報を出力するものである。ステップS30を経ると、その後、リセット待ちになり、例えば2ms毎のハード割込によりメインルーチンが繰り返される。
【0049】通常動作処理図12は上述のメインルーチンにおけるステップS22の通常動作処理のサブルーチンを示すフローチャートである。このサブルーチンが開始されると、まずステップS50で始動口1(すなわち、第1始動入賞口65、66)への入賞があるか否かを判別する。第1始動入賞口65あるいは第1始動入賞口66の何れかに玉が入賞すると、ステップS52に進んで羽根開閉動作1へ処理を変更する。これにより、変動入賞装置62の可動片62a、62bが0.5秒間だけ1回開放動作を行う処理(図13のサブルーチン)に移行する。次いで、ステップS54で可変表示器(つまりV誘導決定用の可変表示装置623)の図柄変動を停止する。この場合、始動入賞検出時に図柄出現確率設定値に対応した乱数を抽出して、その抽出結果に基づき図柄を決定する。これにより、V誘導決定用の可変表示装置623が「1」〜「9」までの何れかの図柄で停止し、V誘導決定停止図柄が「7」で停止したか、それ以外の図柄で停止したかに応じてV誘導装置630の移動動作が制御される。ステップS54を経ると、メインルーチンにリターンする。
【0050】一方、ステップS50で第1始動入賞口65あるいは第1始動入賞口66の何れにも玉が入賞しなければ、続くステップS56で始動口2(すなわち、普通電動始動口64)への入賞があるか否かを判別する。普通電動始動口64に玉が入賞すると、ステップS58に進んで羽根開閉動作2へ処理を変更する。これにより、変動入賞装置62の可動片62a、62bが0.8秒間に2回開放動作を行う処理(図14のサブルーチン)に移行する。次いで、ステップS54に進み、同様に可変表示器(つまりV誘導決定用の可変表示装置623)の図柄変動を停止する。この場合も同様に始動入賞検出時に図柄出現確率設定値に対応した乱数を抽出して、その抽出結果に基づき図柄を決定する。また、ステップS56で普通電動始動口64への入賞がなければ、メインルーチンにリターンする。したがって、第1始動入賞口65、第1始動入賞口66あるいは普通電動始動口64の何れにも玉が入賞しなければ、変動入賞装置62における可動片62a、62bの開閉動作は行われず、しかもV誘導決定用の可変表示装置623の図柄も停止せず、可変変動が継続する。
【0051】羽根開閉動作1処理図13は上述のメインルーチンにおけるステップS24の羽根開閉動作1処理のサブルーチンを示すフローチャートである。このサブルーチンが開始されると、まずステップS100でV誘導決定用の可変表示装置623の図柄が「7」で停止したか否かを判別する。「7」で停止していればステップS102でV誘導装置630を中央で停止させ、ステップS104に進む。これにより、V入賞口633に玉が入賞する確率がほぼ100%に近くなる。図柄が「7」以外で停止した場合(例えば、「2」)にはステップS102をジャンプしてステップS104に進む。したがって、図柄が「7」以外で停止したときは、V誘導装置630の左右への往復移動が継続し、停止しないので、V入賞口633には玉が稀に入賞する程度となる。ステップS104では再びV誘導決定用の可変表示装置623の図柄変動を開始する。
【0052】次いで、ステップS106で羽根開閉動作1の終了タイミングであるか否かを判別する。羽根開閉動作1では、変動入賞装置62の可動片62a、62bが0.5秒間だけ1回開放動作を行い、このときの0.5秒という時間はあくまでも羽根の開閉時間である。一方、ここでの羽根開閉動作1の終了タイミングというのは、始動入賞のスイッチ検出を行ってから、V有効時間が終了するまでの時間(3〜4秒)になる。したがって、このステップでは始動入賞のスイッチ検出から3〜4秒が経過していなければ終了タイミングではないと判断してステップS108に進み、3〜4秒が経過していれば、終了タイミングであると判断してステップS124に進む。ステップS108では羽根開閉動作が1回終了したか否か、すなわち変動入賞装置62の可動片62a、62bが1回開閉動作を行ったか否かを判別する。羽根開閉動作が1回終了していなければ、ステップS110で羽根開放タイミングであるか否かを判別する。羽根開放タイミングのときはステップS112で変動入賞装置62の可動片62a、62bを開放する。これにより、可動片62a、62bが遊技者にとって不利な第1状態(閉状態)から上端を外側に倒して流下してきた玉を受け止めて開口部621に流入させる遊技者にとって有利な第2状態(開状態)に変る。また、ステップS110で羽根開放タイミングでなければステップS112をジャンプしてステップS114に進む。
【0053】次いで、ステップS114で羽根開閉動作1の羽根閉鎖タイミング(開放から0.5秒が経過したか)であるか否かを判別する。羽根閉鎖タイミングであればステップS116で羽根を閉鎖、すなわち変動入賞装置62の可動片62a、62bを閉鎖し、ステップS118に進む。また、羽根開閉動作1の羽根閉鎖タイミングでなければステップS116をジャンプしてステップS118に進む。一方、ステップS108で羽根開閉動作が1回終了していれば、直ちにステップS118にジャンプする。このようにして、変動入賞装置62の可動片62a、62bを0.5秒間だけ1回開放動作させる処理が行われる。
【0054】ステップS118ではV入賞があるか、すなわち変動入賞装置62内のV入賞口633に玉が入賞したか否かを判別する。V入賞があると、ステップS120で大当り動作に処理を変更する。これにより、次回のメインルーチンでは図15に示す大当り動作のサブルーチンに移行する。次いで、ステップS122で継続回数決定用の可変表示装置624の図柄変動を停止する。この場合、V入賞検出時に図柄出現確率設定値に対応した乱数を抽出して、その抽出結果に基づき図柄を決定する。これにより、その停止図柄により、第2種大当りの最高継続回数が決定される。例えば、継続回数決定用停止図柄が「7」のときは、大当りの最高継続回数が16回(最大値)となる。継続回数決定用停止図柄が「3」あるいは「5」のときは、大当りの最高継続回数は5回となる。また、継続回数決定用停止図柄が「7」、「3」あるいは「5」以外のときは大当りの最高継続回数が3回となる。ステップS122を経ると、メインルーチンにリターンする。また、ステップS118でV入賞がなければ、メインルーチンにリターンする。一方、上記ステップS106で羽根開閉動作1の終了タイミングであれば、ステップS124に進んで通常動作処理に変更し、その後、メインルーチンにリターンする。
【0055】羽根開閉動作2処理図14は上述のメインルーチンにおけるステップS26の羽根開閉動作2処理のサブルーチンを示すフローチャートである。このサブルーチンが開始されると、まずステップS200でV誘導決定用の可変表示装置623の図柄が「7」で停止したか否かを判別する。「7」で停止していればステップS202でV誘導装置630を中央で停止させ、ステップS204に進む。これにより、V入賞口633に玉が入賞する確率がほぼ100%に近くなる。図柄が「7」以外で停止した場合(例えば、「2」)にはステップS202をジャンプしてステップS204に進む。したがって、図柄が「7」以外で停止したときは、V誘導装置630の左右への往復移動が継続し、停止しないので、V入賞口633には玉が稀に入賞する程度となる。ステップS204では再びV誘導決定用の可変表示装置623の図柄変動を開始する。
【0056】次いで、ステップS206で羽根開閉動作2の終了タイミングであるか否かを判別する。羽根開閉動作2では、変動入賞装置62の可動片62a、62bが0.8秒間だけ2回開放動作を行行い、このときの0.8秒という時間はあくまでも羽根の開閉時間である。一方、ここでの羽根開閉動作2の終了タイミングというのは、始動入賞のスイッチ検出を行ってから、V有効時間が終了するまでの時間(5〜6秒)になる。したがって、このステップでは始動入賞のスイッチ検出から5〜6秒が経過していなければ終了タイミングではないと判断してステップS208に進み、3〜4秒が経過していれば、終了タイミングであると判断してステップS224に進む。ステップS208では羽根開閉動作が2回終了したか否か、すなわち変動入賞装置62の可動片62a、62bが2回開閉動作を行ったか否かを判別する。羽根開閉動作が2回終了していなければ、ステップS210で羽根開放タイミングであるか否かを判別する。羽根開放タイミングのときはステップS212で変動入賞装置62の可動片62a、62bを開放する。これにより、可動片62a、62bが遊技者にとって不利な第1状態(閉状態)から上端を外側に倒して流下してきた玉を受け止めて開口部621に流入させる遊技者にとって有利な第2状態(開状態)に変る。また、ステップS210で羽根開放タイミングでなければステップS212をジャンプしてステップS214に進む。
【0057】次いで、ステップS214で羽根開閉動作2の羽根閉鎖タイミング(開放から0.8秒が経過したか)であるか否かを判別する。羽根閉鎖タイミングであればステップS216で羽根を閉鎖、すなわち変動入賞装置62の可動片62a、62bを閉鎖し、ステップS218に進む。また、羽根開閉動作2の羽根閉鎖タイミングでなければステップS216をジャンプしてステップS218に進む。一方、ステップS208で羽根開閉動作が2回終了していれば、直ちにステップS218にジャンプする。このようにして、変動入賞装置62の可動片62a、62bを0.8秒間だけ2回開放動作させる処理が行われる。
【0058】ステップS218ではV入賞があるか、すなわち変動入賞装置62内のV入賞口633に玉が入賞したか否かを判別する。V入賞があると、ステップS220で大当り動作に処理を変更する。これにより、次回のメインルーチンでは図15に示す大当り動作のサブルーチンに移行する。次いで、ステップS222で継続回数決定用の可変表示装置624の図柄変動を停止する。この場合も同様にV入賞検出時に図柄出現確率設定値に対応した乱数を抽出して、その抽出結果に基づき図柄を決定する。これにより、その停止図柄により、第2種大当りの最高継続回数が決定される。例えば、継続回数決定用停止図柄が「7」のときは、大当りの最高継続回数が16回(最大値)となる。継続回数決定用停止図柄が「3」あるいは「5」のときは、大当りの最高継続回数は5回となる。また、継続回数決定用停止図柄が「7」、「3」あるいは「5」以外のときは大当りの最高継続回数が3回となる。ステップS222を経ると、メインルーチンにリターンする。また、ステップS218でV入賞がなければ、メインルーチンにリターンする。一方、上記ステップS206で羽根開閉動作2の終了タイミングであれば、ステップS224に進んで通常動作処理に変更し、その後、メインルーチンにリターンする。
【0059】大当り動作処理図15はメインルーチンにおけるステップS28の大当り動作処理のサブルーチンを示すフローチャートである。このサブルーチンが開始されると、まずステップS250で羽根開閉タイミングであるか否かを判別する。これは、大当り動作中は変動入賞装置62の可動片62a、62bを1.0秒間だけ開放動作させる制御を行うため、このステップで可動片62a、62bを開閉するタイミングであるかどうかを判断するものである。羽根開閉タイミングのときはステップS252に進んで羽根の開閉処理、すなわち変動入賞装置62の可動片62a、62bを1.0秒間だけ開閉動作させる処理を行い、その後、ステップS254に進む。また、羽根開閉タイミングでなければ、ステップS252をジャンプしてステップS254に進む。
【0060】ステップS254ではカウント入賞があるか否かを判別する。カウント入賞とは、可動片62a、62bが開放して変動入賞装置62内の開口部621に玉が入賞し、カウントスイッチ632によって検出されることをいう。カウント入賞は10個を最大として検出され、少なくとも10個入賞があると、当該ラウンドは終了する。他のラウンド終了条件は、可動片62a、62bが18回の開閉動作を繰り返すことである。ステップS254ではカウント入賞があると、ステップS256に進んでカウント処理を行う。これは、変動入賞装置62内への入賞数をカウントするものである。その後、ステップS258に進む。一方、カウント入賞がなければ、ステップS256をジャンプしてステップS258に進む。
【0061】ステップS258ではV入賞があるか否かを判別する。V入賞とは、変動入賞装置62内に配置されたV入賞口633に玉が入賞することをいう。これは、大当りラウンド継続の条件となる。V入賞があるときはステップS260で当該V入賞が有効であるか否かを判別する。V入賞の有効判断は、以下の通りである。A.例えばV入賞口633に玉が2個連続して入賞したような場合に、最初の入賞玉のみを有効とし、2個目の玉については無効と判断する。B.継続回数決定用停止図柄によって決定された最大継続回数内でのV入賞を有効とする。例えば、継続回数決定用の停止図柄が「5」であるときは、最大継続回数が5回として決定されるので、6回目のラウンドでV入賞した場合には、無効となる。V入賞が有効である場合にはステップS262に進んで大当り動作を繰り返す処理を行い、その後、メインルーチンにリターンする。
【0062】これにより、V入賞を条件に大当りラウンドが継続回数決定用停止図柄によって決定された最大回数だけ継続される。各ラウンドでは、変動入賞装置62の可動片62a、62bが1.0秒間だけ開放する動作が18回を最大限度として繰り返され、この過程でV入賞があれば、開閉動作が18回未満でもその時点で次のラウンドに移行する。また、各ラウンドではカウント入賞が10個を限度として規制され、カウント入賞が10個になると、その時点でV入賞があれば、開閉動作が18回未満でも、同様に次のラウンドに移行する。
【0063】ステップS260でV入賞が有効でなければステップS264に進む。また、ステップS258でV入賞がない場合にも、ステップS260をジャンプしてステップS264に進む。ステップS264では大当り終了条件が成立したか否かを判別する。大当り終了条件の成立はラウンド毎に判断する。大当り終了条件は、以下の通りである。A.有効V入賞がなく、10カウントの入賞があった。B.有効V入賞がなく、18回の開閉動作が終了した。ステップS264では大当り終了条件が成立していなければ、今回のルーチンを終了してリターンする。また、大当り終了条件が成立していると、ステップS266に進んで通常動作に処理を変更し、続くステップS268で継続回数決定用の可変表示装置624の図柄変動を再び開始し、その後、メインルーチンにリターンする。
【0064】外部出力処理図16はメインルーチンにおけるステップS30の外部出力処理のサブルーチンを示すフローチャートである。このサブルーチンが開始されると、まずステップS300で始動入賞データを管理装置350に出力する。始動入賞データとは、1回開きの第1始動入賞口65、66あるいは2回開きの普通電動始動口64の何れかに玉が入賞した場合の入賞データをいう。この場合、例えば第1始動入賞口65に続けて玉が2個入賞したときは、実際上は2個入賞にもかかわらず変動入賞装置62の可動片62a、62bは1回しか開閉動作を行わないが、始動入賞データとしては2個入賞というデータが出力される。なお、以下の各ステップでデータの出力とは、何れも外部の管理装置350に対してデータが出力される意味であり、説明の繁雑を避けるために、単にデータを出力という。
【0065】次いで、ステップS302で有効始動入賞データを出力する。有効始動入賞とは、変動入賞装置62の可動片62a、62bを開閉動作させる有効な始動入賞をいう。したがって、例えば第1始動入賞口65に連続して玉が2個入賞したときは、最初の1個目の玉のみが有効入賞となり、2個目に入賞した玉は一定数の賞球排出を行うが、変動入賞装置62の可動片62a、62bを開閉動作させるには至らない。次いで、ステップS304でV入賞データを出力する。V入賞データとは、変動入賞装置62内のV入賞口633に玉が入賞したデータのことで、これは大当り発生条件であるとともに、大当り中のラウンド間移行条件でもある。次いで、ステップS306でカウント入賞データを出力する。カウント入賞データとは、変動入賞装置62内のカウントスイッチ632が玉の入賞を検出したデータのことで、これは変動入賞装置62内に入賞した玉の数を計数するためのデータである。
【0066】次いで、ステップS308で大当り状態データを出力する。大当り状態データとは、大当りの発生を知らせる大当り信号のことで、図19に示すように、例えば大当りが発生すると“H”レベルになり、大当り中は“H”レベルを維持し、大当りが終了(いわゆるパンクによる終了も含む)すると、“L”レベルに戻るような信号である。次いで、ステップS309で賞球データを出力する。賞球データとは、玉排出装置104から排出される賞球数に対応する賞球信号のことで、例えば賞球数データを直接に管理装置350に送信してもよいし、あるいはパチンコ機2側から補給信号を島設備に送出して貯留タンク101に玉の補給を受けるときの、その補給信号自体を管理装置350に送信してもよい。
【0067】前者の賞球数データの場合、例えば賞球数に対応する直接的なデータを送信してもよいし、あるいは例えば10個の賞球がある毎に1パルスを賞球データとして管理装置350に送信するような形態でもよい。この場合、7個賞球のケース(例えば、始動入賞)では、7個賞球に加え、次回の7個賞球があった時点で、[最初の7個+次回の7個賞球のうちの3個分]=10賞球となった時点で、10個の賞球があったとみなして1パルスが管理装置350に送信される(残りの4個は送信を保留する)。管理装置350では受信した1パルスが10個賞球に相当するとして、賞球数を求める。後者の補給信号の場合、補給信号に対応する補給数が予め分かっているから、補給信号に基づいて賞球数を求めることになる。なお、賞球データには通常動作の賞球数と、大当り動作中の賞球数との両方が含まれる。
【0068】次いで、ステップS310で羽根開閉状態データを出力する。羽根開閉状態データとは、変動入賞装置62の可動片62a、62bの開閉動作に対応して信号のことで、例えば可動片62a、62bが開放すると“H”レベルになり、閉鎖すると“L”レベルになるような信号である。したがって、羽根開閉状態データは羽根開閉動作1では0.5秒間“H”レベルになり、羽根開閉動作2では0.8秒間だけ2回“H”レベルが連続するような信号になり、さらに大当り中は1.0秒間“H”レベルが連続するような信号になる。
【0069】次いで、ステップS312で可変表示器の変動状態データを出力する。これは、始動入賞に伴うV誘導決定用の可変表示装置623および継続回数決定用の可変表示装置624の停止回数をカウントするためのデータを収集するためである。次いで、ステップS314で可変表示器の停止結果データを出力する。これは、V誘導決定用の可変表示装置623および継続回数決定用の可変表示装置624の停止図柄データを出力することにより、V誘導装置630の作動状況および大当りの最高継続回数の情報を送信するものである。次いで、ステップS316で不正データを出力する。不正データとしては、例えば入賞の不正あるいはコネクタの抜けなどの情報がある。ステップS316を経ると、メインルーチンにリターンする。このようにして、パチンコ装置1側から管理装置350に対して各種データが出力され、管理装置350では送信された各種データを受信し、図17のプログラムで賞球状態データやベースを演算処理する。
【0070】管理装置側の処理プログラム次に、管理装置350側の処理プログラムについて説明する。図17は管理装置350で実行する処理プログラムのうち、賞球状態データやベースを演算する場合のメインルーチンを示すフローチャートである。なお、パチンコ装置1側からのデータ収集は1台でなく、各台ごとに順次行われ、最終的にホールの全台についてのデータが集められる。そして、管理装置350で全台についてのデータを基に営業上必要な情報を求めるべく演算処理が行われる。まず、ステップS400で+α時間の設定変更があるか否かを判別する。+α時間とは、大当り終了後にまだ賞球が終了していないセーフ玉の分の賞球排出を考慮して設定されるもので、図19(c)に示すように、大当り信号の終了時点に加算される加算時間のことである。+α時間は管理装置350の端末装置364を操作して設定される。なお、+α時間は管理装置350の端末装置364で設定する例に限らず、例えば遊技機側で+α時間に対応する時間だけ大当り信号がアクティブレベルで送信される時間(すなわち、大当り信号の終了時間)を長くしてもよい。また、その長くする時間を機種によって細かく調整可能にしてもよい。
【0071】+α時間の設定変更があると、ステップS401に分岐し、係員によって調整された新規な+α時間に設定する。次いで、ステップS402に進む。一方、+α時間の設定変更がなければ、直接にステップS402に進む。ステップS402では、遊技機(パチンコ装置1等)からの各出力データを受信する。これにより、図16で示した各種のデータが管理装置350の管理コンピュータ360に取り込まれる。次いで、ステップS402で始動入賞に関する各データを計数し、各台に対する始動入賞データ収集のために必要な演算を行う。これにより、1回開きの第1始動入賞口65、66および2回開きの普通電動始動口64に玉が入賞した場合の入賞データが各台毎に収集される。
【0072】次いで、ステップS404で大当り状態に関する各データを計数し、各台に対する大当り状態データ収集のために必要な演算を行う。これにより、第2種大当りの発生状況、継続のラウンド数等の大当りに関する各種データが各台毎に収集される。次いで、ステップS406で羽根開閉状態に関する各データを計数し、各台に対する羽根開閉状態のデータ収集のために必要な演算を行う。これにより、変動入賞装置62の可動片62a、62bが1回開く場合、2回開く場合、その開閉時間という各データが各台毎に収集される。
【0073】次いで、ステップS408で可変表示器に関する各データを計数し、各台に対する可変表示器データ収集のために必要な演算を行う。これにより、V誘導決定用の可変表示装置623の停止回数および停止図柄(V誘導装置630の移動データ)が各台毎に収集されるとともに、継続回数決定用の可変表示装置624の停止回数および停止図柄(最高継続回数のデータ)が各台毎に収集される。次いで、ステップS410で不正状態に関する各データを計数し、各台に対する不正状態データ収集のために必要な演算を行う。これにより、例えば入賞の不正あるいはコネクタの抜けなどの不正状態データが各台毎に収集される。次いで、ステップS412で上記のようにして収集した各データを計数し、各台に対する賞球状態データ収集のために必要な演算を行い、その演算結果により第2種遊技機の営業資料を作成する。これらの営業資料は、図20〜図23に各表形式で示される。次いで、ステップS414でベース処理(詳細はサブルーチンで後述)を行う。これは、ベースの値を演算する処理である。
【0074】ベース処理図18はベース処理(ステップS414)のサブルーチンを示すフローチャートである。このサブルーチンが開始されると、まずステップS500でパチンコ装置1からの大当り信号を受信する。大当り信号は図19に示すように、大当り発生を検出すると、“H”レベルになり、大当り終了を検出すると、“H”レベルから“L”レベルに戻るように変化している。これは、従来(図19(b))も本実施例の場合(図19(c))も同様である。次いで、ステップS502で受信した大当り信号に対して、その終了検出時点で図19(c)に示すように、α時間を加算する。次いで、ステップS504で[大当り信号+α時間]における賞球数を計数する。これにより、大当り中に入賞したセーフ玉に対応する全ての賞球が計数されることになる。次いで、ステップS506で[大当り信号+α時間]における賞球数を[大当り時の賞球数の合計]として前述した■式に基づいてベースを算出する。この場合、大当り終了後にまだ賞球が終了していないセーフ玉の分の賞球排出はベースの演算から除かれるので、玉排出装置104の賞球排出に時間遅れがあっても、ホールにおいて要求される大当り中以外のベースが正確に求められる。
【0075】図19は従来例との比較で、本実施例のベース演算による効果を説明する図である。従来は図19(a)に示すように、大当りが発生すると同時に大当り信号が“H”レベルになり、このとき入賞があると、次々に各入賞に応じて賞球の排出が行われる。そして、大当りが終了すると、直ちに大当り信号が“L”レベルに戻るが、大当り中の入賞玉に対応する賞球の排出は玉排出装置104の賞球排出に若干の時間遅れがあるため、大当り信号がなくなっても(“L”レベルにダウンしても)行われる。ベースの演算は管理装置側で大当り信号を検出することで行われ、図19(b)に示すように、大当り信号が立ち上ることを検出して大当りの発生を検出し、大当り信号が立ち下がることを検出して大当りの終了を検出する。すなわち、あくまでも大当り信号が検出されているときの賞球を除いて、管理装置側で実行されるため、図中のxで示す賞球排出はベースの演算から除かれず、これがベース演算の誤差になっていた。
【0076】これに対して、本実施例では図19(c)に示すように、大当りが終了すると、直ちに大当り信号が“L”レベルに戻り、この時点で大当りの終了を検出するが、玉排出装置104の賞球排出に時間遅れがあることを考慮し、大当り信号がなくなっても(“L”レベルにダウンしても)、加算されたα時間が終了するまでの間における賞球排出(図中のxで示す賞球排出)はベースの演算から除かれる。したがって、大当り終了後にまだ賞球が終了していないセーフ玉の分の賞球排出をベースの演算から除くことにより、玉排出装置104の賞球排出に時間遅れがあっても、ホールにおいて要求される大当り中以外のベースを正確に演算することができる。
【0077】次に、図20〜図23は管理装置350によって演算処理された各データを示す図である。まず、図20は第2種に属する遊技機のうち、特に大当り中に関するデータを各台毎に順番に演算処理した表を示す図である。内容は、開店(例えば、午前10時)から15時25分50秒現在までの累積データである。図20に示すデータ内容は管理コンピュータ360のディスプレイ361の画面に表示させることもできるし、あるいはそのデータをプリンタ361で印刷することもできる。また、管理コンピュータ360のディスプレイ361に表示させた場合、例えば画面上のカーソルCの部分に台番号を入力することにより、該当する台についての詳細なデータを表示させることもできる。このような態様は、後述の図21〜図23についても同様である。
【0078】図中上部の見出しの意味は以下の通りである。
羽根開閉データ(2種)・大当り中:第2種遊技機の大当り中における羽根開閉データのこと開閉動作1:0.5 変動入賞装置62の可動片62a、62bが0.5秒間だけ1回開放動作を行う処理開閉動作2:0.8 変動入賞装置62の可動片62a、62bが0.8秒の間に1回開放動作を行う処理開閉動作3:1.0 変動入賞装置62の可動片62a、62bが1.0秒間に1回開放動作を行う処理【0079】図中の各項目の意味は以下の通りである。
台番号:第2種に属する遊技機の識別のための番号
開閉動作3:全ての大当りの中に変動入賞装置62の可動片62a、62bが1.0秒間に1回開放動作を行う処理が何回行われたかを示す数値である。例えば、[100]番台では、開閉動作3が6600回行われている。
役物内入賞数3:全ての大当りの中に変動入賞装置62内に入賞した玉の総数である。例えば、[100]番台では、5160個が玉の入賞総数となっている。
平均継続率:大当りのラウンドが何回継続したかを示す割合である。例えば、[100]番台では、14ラウンド継続している(最高16ラウンドが許容された場合と推定される)。
入賞率3:変動入賞装置62の可動片62a、62bが1.0秒間に1回開放動作を行ったとき、その羽根が玉を拾った場合の入賞率を[%]で示すものである。例えば、[100]番台では、入賞率=(入賞率3/開閉動作3)=5160/6600=78.2となり、羽根が1回開閉すると78.2%の割合で1個の玉を入賞させていることを示している。このデータは、羽根部材周辺の釘調整等の参考データとなる。
【0080】1大当り中の平均開閉回数:1回の大当り中に変動入賞装置62の可動片62a、62bが開閉した回数を示すもので、ラウンドの継続回数に関連した値になる。
1大当り中の平均入賞数:1回の大当り中に変動入賞装置62内に入賞した玉の平均数を表すものである。例えば、[100]番台では、1回の大当り中に93.8個の玉が変動入賞装置62内に入賞している。このデータは、羽根部材周辺の釘調整等の参考データとなる。
1ラウンド中の平均開閉回数:大当りの1ラウンド中に変動入賞装置62の可動片62a、62bが開閉した回数を示す。これは、1ラウンド中に可動片62a、62bが最大で18回開閉するが、途中でV入賞した場合には次のラウンドに移行するため、どの開閉回数で次のラウンドに移行するかを示すデータとなる。つまり、継続するタイミングが分かる。例えば、[100]番台では、1ラウンド中の開閉動作中の平均8.6回目でV入賞している。このデータは、羽根部材周辺の釘調整等の参考データとなる。
1ラウンド中の平均入賞数:大当りの1ラウンド中に変動入賞装置62内に入賞した玉の平均数を表すものである。例えば、[100]番台では、大当りの1ラウンド中に6.7個の玉が変動入賞装置62内に入賞している。このデータは、羽根部材周辺の釘調整等の参考データとなる。
このように、第2種遊技機の各台についてその賞球状態データを整理し、表示させることにより、羽根の開閉データがきめ細かく正確に把握され、ホールでの営業上、特に重要になる羽根部材周辺の釘調整等の参考データとして誤差が少なく、非常に有効で第2種遊技機の営業データとして有効に活用される。
【0081】図21は第2種に属する遊技機のうち、通常動作中に関するデータを各台毎に順番に演算処理した表を示す図である。内容は、開店(例えば、午前10時)から15時25分50秒現在までの累積データである。図中上部の見出しの意味は以下の通りである。
羽根開閉データ(2種)・通常動作中:第2種遊技機の通常動作中における羽根開閉データのことその他のは見出しの意味は図20と同様である。図中の各項目の意味は以下の通りである。
開閉動作1:開店から現在までの通常動作中に変動入賞装置62の可動片62a、62bが0.5秒間に1回開放動作を行う処理が何回行われたかを示す数値である。例えば、[100]番台では、開閉動作1が530回行われている。
開閉動作2:開店から現在までの通常動作中に変動入賞装置62の可動片62a、62bが0.8秒間に12回開放動作を行う処理が何回行われたかを示す数値である。例えば、[100]番台では、開閉動作2が122回行われている。
(1+2):開閉動作1と開閉動作2の合計データである。
【0082】大当り回数1(V入賞数1):開閉動作1が行われたことによる大当りの発生回数であり、すなわち大当りの発生につながる開閉動作1でのV入賞数データである。したがって、開閉動作1が行われてV入賞が2個以上あっても大当り発生に有効なV入賞のみがカウントされる。また、あくまでも大当りを発生させるV入賞のことであり、大当り中のラウンド継続のためのV入賞は含まれない。例えば、[100]番台では、大当り発生のV入賞数1が44個になっている。
大当り回数2(V入賞数2):開閉動作2が行われたことによる大当りの発生回数であり、すなわち大当りの発生につながる開閉動作2でのV入賞数データである。したがって、開閉動作2が行われてV入賞が2個以上あっても大当り発生に有効なV入賞のみがカウントされる。また、あくまでも大当りを発生させるV入賞のことであり、大当り中のラウンド継続のためのV入賞は含まれない。例えば、[100]番台では、大当り発生のV入賞数2が11個になっている。
これらの大当り回数1(V入賞数1)および大当り回数2(V入賞数21)のデータは、どちらの開閉動作で大当りが発生したかとか、その発生割合を示すため、羽根部材周辺の釘調整等の参考データとなる。
(1+2):大当り回数1(V入賞数1)および大当り回数2(V入賞数21)の合計データである。
【0083】大当り確率1:開閉動作1が行われたことによる大当り発生の確率であり、大当り確率1=(大当り回数1/開閉動作1)という関係にある。例えば、[100]番台では、大当り確率1=(44/530)=(1/12.0)になっている。
大当り確率2:開閉動作2が行われたことによる大当り発生の確率であり、大当り確率2=(大当り回数2/開閉動作2)という関係にある。例えば、[100]番台では、大当り確率2=(11/122)=(1/11.1)になっている。
(1+2):大当確率1および大当り確率2の合計データである。例えば、[100]番台では、合計確率が1/11.9になっている。
【0084】図22は第2種に属する遊技機のうち、通常動作中に関するデータを各台毎に順番に演算処理した表を示す図である。内容は、開店(例えば、午前10時)から15時25分50秒現在までの累積データである。図中上部の見出しの意味は図20の場合と同様である。図中の各項目のうち、図20と異なる項目の意味は以下の通りである。
役物内入賞数1:開閉動作1が行われたことによる変動入賞装置62内への玉の入賞数である。例えば、[100]番台では、開閉動作1が530回行われ、変動入賞装置62内へは230個の玉が入賞している。
役物内入賞数2:開閉動作2が行われたことによる変動入賞装置62内への玉の入賞数である。例えば、[100]番台では、開閉動作2が122回行われ、変動入賞装置62内へは96個の玉が入賞している。
(1+2):役物内入賞数1および役物内入賞数2の合計データである。
【0085】入賞率1:開閉動作1が行われたことによる変動入賞装置62内への玉の入賞割合である。例えば、[100]番台では、開閉動作1が530回行われ、変動入賞装置62内へは230個の玉が入賞しているから、入賞率1=(230/530)=43.4%となる。
入賞率2:開閉動作2が行われたことによる変動入賞装置62内への玉の入賞割合である。例えば、[100]番台では、開閉動作1が122回行われ、変動入賞装置62内へは96個の玉が入賞しているから、入賞率1=(96/122)=78.7%となる。
(1+2):入賞率1および入賞率2を合せた場合の入賞率である。
【0086】このように、図20〜図22から明らかであるように、第2種遊技機の各台についてその賞球状態データを整理し、表示させることにより、羽根の開閉データがきめ細かく正確に把握され、ホールでの営業上、特に重要になる羽根部材周辺の釘調整等の参考データとして誤差が少なく、非常に有効で第2種遊技機の営業データとして有効に活用される。
【0087】図23は第2種に属する遊技機のうち、特にベースに関連するデータを各台毎に順番に演算処理した表を示す図である。内容は、開店(例えば、午前10時)から閉店(例えば、22時00分)までの累積データである。図中の各項目のうち、図20と異なる項目の意味は以下の通りである。
発射玉数:実際に発射した玉の数である。例えば、[150]番台では、発射玉数=46250になっている。
賞球数:賞球として排出された玉の数である。例えば、[150]番台では、賞球数=44950になっている。
差:発射玉数と賞球数との差の値である。例えば、[150]番台では、差=1300になっている。
出玉率:発射玉数に対する賞球数の割合である。例えば、[150]番台では、出玉率=(賞球数/発射玉数)=97.2%になっている。
大当り時賞球:大当り時における賞球数である。例えば、[150]番台では、大当り時賞球=30150になっている。
【0088】ベース:当該遊技機の非特別状態賞球データであり、前述した■式によって算出される。例えば、[150]番台では、ベース=32になっている。
+α時間:加算時間のことである。例えば、[150]番台では、+α時間=30秒に設定されている。
始動回数:第1始動入賞口65、66あるいは普通電動始動口64への入賞があって有効な開閉動作1あるいは開閉動作2が行われた総計の回数である。例えば、[150]番台では、始動回数=719になっている。
大当り回数:第2種の大当り発生回数である。例えば、[150]番台では、大当り回数=42になっている。
大当り率:大当りの発生割合である。例えば、[150]番台では、大当り率=1/17.1になっている。
このようにして、第2種遊技機の各台についてそのベースに関連するデータが整理されて表示される。この場合、+α時間が設定さているので、玉排出装置104の賞球排出に時間遅れがあっても、ホールにおいて要求される大当り中以外のベースが正確に演算されて表示される。
【0089】[本実施例の効果]以上のように本実施例では、パチンコ装置1側で大当りが終了し大当り信号が“L”レベルに戻った時点で、管理装置350側で大当りの終了を検出し、大当り信号がなくなっても、大当り信号の終了時に加算されたα時間が終了するまでの間における賞球排出はベースの演算から除かれる。したがって、大当り終了後にまだ賞球が終了していないセーフ玉の分の賞球排出をベースの演算から除くことにより、玉排出装置の機能の相違により賞球排出に時間遅れがあったり、あるいは役物装置の機能の相違により(例えば、玉貯留装置の相違)、残り玉排出時間が変化するような場合であっても、ホールにおいて要求される大当り中以外のベースを正確に演算することができる。その結果、ホールの営業状態に影響を与えることがなくなり、営業データとして有効に活用(例えば、釘調整のデータとして活かせる)することができる。
【0090】なお、本実施例ではパチンコ装置1および管理装置350の両方でV誘導決定用の可変表示装置623および継続回数決定用の可変表示装置624の各図柄出現率を設定可能にしているが、これに限るものではなく、他の場所で設定するようにしてもよい。例えば、島設備500で同様に各図柄出現率の設定を行うようにしてもよい。その場合、各設定値の分布を容易に変えることが可能である。例えば、島設備毎に設定値を変えてもよい。また、玉貸機の配置場所は上記例に限るものではない。例えば、前面操作パネルの部分や皿前装飾体の部分に設けるようにしてパチンコ機と一体にしてもよい。本発明はカードリーダを備えていないパチンコ機にも適用できるのは勿論である。また、本発明に係わる遊技機は上記実施例のようなプリペイドカード方式のパチンコ機に適用する例に限らない。例えば、クレジット方式のパチンコ機にも適用することができる。プリペイドカード方式でなく、全くカードを使用しないパチンコ機についても幅広く適用することが可能である。
【0091】
【発明の効果】本発明によれば、大当り終了時にまだ賞球が終了していないセーフ玉の分の賞球排出時間を考慮したα時間(加算時間)を、大当り信号のオフの時点以後の経過時間に加算して特別遊技賞球排出終了タイミングとして設定し、遊技機から特別遊技状態信号(大当り信号)が送信される間と、特別遊技状態信号がオフしてから特別遊技賞球排出終了タイミングまでの間における賞球を除いて、非特別状態賞球データを演算しているので、大当り終了後にまだ賞球が終了していないセーフ玉の分の賞球排出を確実にベースの演算から除くことができ、玉排出装置の機能の相違により賞球排出に時間遅れがあったり、あるいは役物装置の機能の相違により(例えば、玉貯留装置の相違)、残り玉排出時間が変化するような場合であっても、ホールにおいて要求される大当り中以外のベースを正確に演算することができる。その結果、ホールの営業状態に影響を与えることがなくなり、営業データとして有効に活用(例えば、釘調整のデータとして活かせる)することができる。




 

 


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