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発明の名称 遊技機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−59931
公開日 平成7年(1995)3月7日
出願番号 特願平5−226725
出願日 平成5年(1993)8月20日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】津久井 照保
発明者 新山 吉平 / 伊東 広司
要約 目的
配線作業を効率良く行なえるとともに、配線の挟み込みによる断線トラブルを防止する。

構成
遊技部21内のほぼ中央に中央遊技装置22を、その他の部分に電気的遊技装置を設けた遊技盤15と、上タンク,導出樋,球排出機構等の裏機構を設けた裏機構盤17とを備えたパチンコ機11において、遊技盤の裏面には、入賞具の入賞球出口を覆い、且つ遊技盤裏面と一定間隔を保持して取り付けられる入賞球集合カバー部材18を設け、入賞球集合カバー部材には中央遊技装置の後方部分を挿通する開口窓部30を開設し、該開口窓部と中央遊技装置の後方部分との間に球径より小さい寸法であって中央遊技装置や電気的遊技装置などから延びたリード線を引き出して電子制御回路側に配線処理可能なフリーアクセス空間部33を形成した。
特許請求の範囲
【請求項1】 区画部材により囲んで遊技部を形成し、該遊技部内のほぼ中央に前面部分が臨む状態で中央遊技装置を設けると共にその他の部分に電気的遊技装置を設けた遊技盤と、該遊技盤の裏側の入賞球出口を覆い、且つ遊技盤裏面と一定間隔を保持して取り付けられる入賞球集合カバー部材と、球を貯留する上タンク、該上タンクから球を導出する導出樋、該導出樋で導出した球を所定数排出する球排出機構等の裏機構を設けた裏機構盤とを備えた遊技機において、上記裏機構盤には、上記遊技盤裏面と所定間隔を保持する基板を形成し、該基板に上記入賞球集合カバー部材の後端部が臨む第1開口窓部を開設し、上記基板の背面側であって第1開口窓部の上方と一側に導出樋及び球排出機構を略倒L字状に配設し、上記第1開口窓部に臨ませた入賞球集合カバー部材には、上記中央遊技装置の後方部分が挿通する第2開口窓部を開設し、該第2開口窓部内に挿通して入賞球集合カバー部材の背面側に突出する上記中央遊技装置の後方部分と第2開口窓部の開口縁との間の隙間の寸法を、中央遊技装置および電気的遊技装置から延びたリード線の太さより大きく、しかも球径よりも小さく設定し、第2開口窓部内に中央遊技装置の後方部分を挿通させた状態で、上記中央遊技装置及び電気的遊技装置から延在するリード線を引き出して電子制御回路に配線処理可能なフリーアクセス空間部が中央遊技装置の後方部分と第2開口窓部の開口縁との間に形成されるようにしたことを特徴とする遊技機。
【請求項2】 入賞球集合カバー部材の背面若しくは中央遊技装置の背面の所定部分にはフリーアクセス空間部から引き出されたリード線を一旦コネクタ接続してから電子制御回路に連絡する中継基板を設けたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
【請求項3】 中央遊技装置の後部の背面およびその周囲を覆う後方ケースを後方部分とし、入賞球集合カバー部材の背面側に突出する後方ケースと第2開口窓部の開口縁との間の隙間の寸法が球径よりも小さくなるように第2開口窓部と後方ケースの形状および大きさを設定し、当該隙間をフリーアクセス空間部としたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
【請求項4】 後方ケースを中央遊技装置または遊技盤裏面など入賞球集合カバー部材よりも前方の部位において止着して中央遊技装置の後方部分としたことを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ機などの遊技機に関するものであり、特に、遊技盤に配設された電気的遊技装置や電飾装置などから延在する配線の処理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8および図9に示すように、パチンコ機の遊技盤1の表側には変動入賞装置、可変表示装置などの電気的遊技装置や装飾ランプなどの電飾装置が配設されており、また、遊技盤1の裏面には入賞した球を回収する入賞球集合カバー2が設けられている。また、遊技盤1の裏側には上タンク3や球排出装置4等を装着した裏機構盤5が入賞球集合カバー2を取り囲むようにして設けられており、入賞球集合カバー2と裏機構盤5との間は隣接状態にして球が入らないように構成していた。そして、電気的遊技装置や電飾装置から延在するリード線6…を通すために、入賞球集合カバー2に穴,溝,切欠き7…等を、それぞれの電気的遊技装置や電飾装置の配置に対応する位置に後加工で形成し、入賞球集合カバー2を遊技盤1に固定する際には、各リード線6をそれぞれの穴や溝や切欠き7に通していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年は遊技盤に配設される電気的遊技装置や電飾装置の数が増え、また、これらの作動制御内容が複雑化したことに伴ってリード線の数も増えている。そして、遊技機の機種が異なると電気的遊技装置や電飾装置の配置も異なるため、入賞球集合カバーに形成する穴や溝や切欠きの配置も異なる。したがって、従来はそれぞれの機種に対応した入賞球集合カバーを製作することが必要であった。そして、組立作業の際、或は保守点検を行なう場合には多数のリード線を機種毎に作成した入賞球集合カバーの穴や溝や切欠きに収納する作業が必要となり、その作業時間も増加し、入賞球集合カバーと遊技盤との間に配線を挟んで断線するトラブルも少なくなかった。また、多数の配線を接続処理するので誤配線の発生率も配線数の増加に伴って高まる。更に、配線を所定の穴や溝や切欠きに収納するためには配線の長さを、穴や溝に収納してから接続先に過不足なく到達する所定長さに設定する必要があった。このため、近年の配線の増加した遊技盤においても、配線作業を効率良く行なえるとともに、配線の挟み込みによる断線トラブルを防止し、且つ、電気的遊技装置及び電飾装置から延在する配線の長さを統一し、汎用的に使用可能な遊技機の配線処理方式を持った遊技機の開発が望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上記に鑑み提案されたもので、区画部材により囲んで遊技部を形成し、該遊技部内のほぼ中央に前面部分が臨む状態で中央遊技装置を設けると共にその他の部分に電気的遊技装置を設けた遊技盤と、該遊技盤の裏側の入賞球出口を覆い、且つ遊技盤裏面と一定間隔を保持して取り付けられる入賞球集合カバー部材と、球を貯留する上タンク、該上タンクから球を導出する導出樋、該導出樋で導出した球を所定数排出する球排出機構等の裏機構を設けた裏機構盤とを備えた遊技機において、上記裏機構盤には、上記遊技盤裏面と所定間隔を保持する基板を形成し、該基板に上記入賞球集合カバー部材の後端部が臨む第1開口窓部を開設し、上記基板の背面側であって第1開口窓部の上方と一側に導出樋及び球排出機構を略倒L字状に配設し、上記第1開口窓部に臨ませた入賞球集合カバー部材には、上記中央遊技装置の後方部分が挿通する第2開口窓部を開設し、該第2開口窓部内に挿通して入賞球集合カバー部材の背面側に突出する上記中央遊技装置の後方部分と第2開口窓部の開口縁との間の隙間の寸法を、中央遊技装置および電気的遊技装置から延びたリード線の太さより大きく、しかも球径よりも小さく設定し、第2開口窓部内に中央遊技装置の後方部分を挿通させた状態で、上記中央遊技装置及び電気的遊技装置から延在するリード線を引き出して電子制御回路に配線処理可能なフリーアクセス空間部が中央遊技装置の後方部分と第2開口窓部の開口縁との間に形成されるようにしたことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】遊技機の組立作業を行なう場合や遊技盤の交換作業を行なう場合に、遊技盤に取り付けられている中央遊技装置や電気的遊技装置から延びたリード線を中央遊技装置の後方部分と入賞球集合カバー部材の開口窓部との間に細長く開口しているフリーアクセス空間部内に通して遊技機の裏側に引き出し、リード線の先端を電子制御回路側に接続して配線処理することができ、リード線を通すフリーアクセス空間部は入賞球集合カバー部材の外周と裏機構盤の開口窓部との間に細長く開口しているので、特定の狭い範囲を狙って通す必要もなく広い範囲の何処でも通すことができる。そして、遊技店内に設置された遊技機においては、フリーアクセス空間部の寸法が球径よりも小さい寸法に設定されているので、店員が球を入賞球集合カバー部材の内部に投入する不正行為を阻止できる。また、上タンクなどから落下した球がフリーアクセス空間部から入賞球集合カバー部材の内部に飛び込むことも阻止することができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説明する。図1は代表的な遊技機であるパチンコ機11の正面図であり、図2はその背面図である。このパチンコ機11は、機枠12に対して開閉可能に蝶着した額縁状前面枠13の裏面に金属製のフレーム14を固定し、該フレーム14内に遊技盤15を装着して前面枠13の窓部を裏側から塞ぎ、フレーム14の裏側に球排出機構16等の裏機構を設けた裏機構盤17をフレーム14に対して開閉可能な状態で設け、裏機構盤17には遊技盤15裏面に設けた入賞球集合カバー部材18のほぼ全面が臨む部分に第1開口窓部19が開口している。
【0007】遊技盤15の表面にはガイドレールやサイドケース等の区画部材20により囲んだ遊技部21を形成し、該遊技部21内のほぼ中央に特別図柄表示装置等の中央遊技装置22を、その下方に球の受入状態を電気的に変換する大入賞口23、普通電動役物、普通図柄表示装置等を、その他の遊技部21内に一般入賞口24a,ランプ付風車24b,一般風車24c,始動口24d,チャッカ等を配設し、遊技部21内の左右に電飾装置の一種であるサイドランプ25を取り付け、区画部材20の外側近傍にリーチランプ26,打止ランプ27等の各種電飾装置を取り付ける。また、遊技盤15の裏面には大入賞口23,一般入賞口24a,始動口24dなどの入賞具の入賞球出口を覆い、該遊技盤15裏面との間を球が流下し得る一定間隔を保持して各入賞球出口からの入賞球を回収する入賞球集合カバー部材18を設ける。なお、中央遊技装置22は特別図柄表示装置に限定されるものではなく、例えば大入賞口としての機能を有するセンター役物でもよい。
【0008】入賞球集合カバー部材18は、図4に示すように、遊技盤15裏面に対して平行に延在して遊技盤15裏面よりも小さな平面部28と該平面部28の左右側縁に形成した側面部29とを有し、前面が開放したプラスチック製の部材であり、平面部28には中央遊技装置22の後方部分を挿通する第2開口窓部30を開設してある。この第2開口窓部30は中央遊技装置22の後方部分が挿通するので後方部分の外形よりも大きく設定することは勿論であるが、本発明においては、入賞球集合カバー部材18の背面側に突出する中央遊技装置22の後方部分と第2開口窓部30の開口縁との間に生じる隙間の寸法を、中央遊技装置22および他の電気的な遊技装置並びに電飾装置から延びたリード線31の太さよりも大きく、しかも球径(実施例では11mm)よりも小さく設定してある。
【0009】中央遊技装置22が特別図柄表示装置であればその後方部分は表示装置を収納するプラスチック製のケースであり、所謂第2種のセンター役物であればその方向部分は凹室のケースであり、この様な中央遊技装置22であれば当該中央遊技装置22を構成するケースの形状および寸法を標準化するだけで、前記した第2開口部の開口縁との間の隙間の寸法を球径よりも小さく設定することが容易である。ところが、中央遊技装置22の種類によっては第2開口窓部30内を挿通する部分の形状が複雑になって前記した寸法を容易に確保できない場合がある。この様な場合には、図面に示す実施例のように、中央遊技装置22の後部の背面およびその周囲を覆う後方ケース32を取り付けてこの後方ケース32を後方部分とし、入賞球集合カバー部材18の背面側に突出する後方ケース32と第2開口窓部30の開口縁との間の隙間の寸法が球径よりも小さくなるように第2開口窓部30と後方ケース32の形状および大きさを設定する。また、後方ケース32内に収納できない場合、即ち後方ケース32の大きさより突出する部品がある場合には、この突出長さは球径の直径よりも小さく設定し、、これにより入賞球集合カバー部材18の開口窓部の開口縁と干渉することを回避する。そして、この様な場合には中央遊技装置の後方部分の全周に亙って連続した隙間を形成することは困難であるため、前記した隙間は部分的に形成される。
【0010】この様に後方ケース32を取り付けるように構成すると、後方ケース32の形状および大きさを標準化することにより、どのような機種の中央遊技装置22を設計する場合であっても、中央遊技装置22の後部の大きさを後方ケース32内に収納できるようにすればよい。また、後方ケース32は、中央遊技装置22または遊技盤15裏面など入賞球集合カバー部材18よりも前方の部位において止着する構造にすると、入賞球集合カバー部材18の背面側から後方ケース32だけを取り外すことができないので、球を入賞球集合カバー部材18の内部に入れる不正行為を防止することができる。
【0011】上記した様に、中央遊技装置22の後方部分と第2開口窓部30の開口縁との寸法を球径よりも幅狭に設定すると、遊技盤15に取り付けた中央遊技装置22の後方部分と入賞球集合カバー部材18の第2開口窓部30の開口縁との間の隙間は、中央遊技装置22,電気的遊技装置、電飾装置など遊技盤15に設けた電気関連部品から延在するリード線31を引き出して配線処理するための第1フリーアクセス空間部33として機能する。
【0012】なお、この第1フリーアクセス空間部33は、中央遊技装置22の後方部分と入賞球集合カバー部材18の第2開口窓部30の間の全周に形成してもよいが、前記したように、所定部分だけに形成してもよい。また、第2開口窓部30は、縦と横の長さが異なるタイプを数種類標準化しておくと、中央遊技装置22の設計の自由度が一層高まり、その割には入賞球集合カバー部材18の部品管理の手間は増えない。
【0013】また、図4に示す入賞球集合カバー部材18の背面には所定間隔で一対の壁34,34を平行に立設すると共に壁34から間隔内に向いた爪35を一体成形した第1リード線留め部36と鈎形の爪を一体成形してなる第2リード線留め部37をバインド手段として設け、入賞球集合カバー部材18の背面に設けた第1中継基板38に接続するリード線31の途中を上記第1リード線留め部36や第2リード線留め部37によって固定することができるように構成してある。
【0014】この様に、中央遊技装置22の後方部分と入賞球集合カバー部材18の第2開口窓部30との間に第1フリーアクセス空間部33が形成されるように構成すると、例えば遊技盤15の組立作業において、中央遊技装置22,大入賞口23等の遊技装置やサイドランプ25等の電飾装置から延びたリード線31は球径よりも遥かに細いし当該リード線31のコネクタの厚さも薄いので、第1フリーアクセス空間部33内に何等支障なく通すことができる。また、リード線31を電子制御回路39や中継基板38に接続する際、リード線31を通す範囲が狭い従来の穴や切欠きに比較して、リード線31を通過させ得る範囲が広いので、遊技盤15を装着或は取り外す作業を行なう場合に容易に作業することができる。また、中央遊技装置22の後方部分と入賞球集合カバー部材18の第2開口窓部30との間に予めリード線31が通る間隔の第1フリーアクセス空間部33が開口しているので、遊技盤15を脱着する際にリード線31を挟んで断線してしまう虞れもない。
【0015】本実施例では中央遊技装置22の背面に第2中継基板40を設け、中央遊技装置22のリード線31やランプ風車等のリード線31を前記した第1フリーアクセス空間部33から引き出して一旦第2中継基板40にコネクタ接続し、ここから別途第1中継基板38等に結線し、この第1中継基板38から電子制御回路39に連絡したり、或は第1フリーアクセス空間部33から引き出したリード線31を第1中継基板38にコネクタ接続し、この第1中継基板38から電子制御回路39に連絡してあるが、第1フリーアクセス空間部33から引き出したリード線31を直接電子制御回路39にコネクタ接続してもよい。
【0016】なお、第1フリーアクセス空間部33内にリード線31を通す場合に、中央遊技装置22からのリード線,他の電気的遊技装置からのリード線,電飾装置からのリード線というようにそれぞれの部品のリード線を束にして通して基板に接続すると誤配線を有効に解消することができる。また、前記した入賞球集合カバー部材18の平面部28と遊技盤15裏面との間隔は、球径よりも大きく設定してあるので、一般入賞口24や大入賞口23を初めとする入賞具の入賞球出口から排出された入賞球が円滑に流下して回収され、この入賞球の存在に基づいて球排出機構16が作動して所定数の球を賞球として上皿等に排出する。
【0017】そして、前記した第1フリーアクセス空間部33は球径よりも幅狭に開口しているだけなので、遊技店の店員が球を入賞球集合カバー部材18の内部に投入する不正行為を未然に防止することができるし、上タンクなどから落下した球が第1フリーアクセス空間部33から入賞球集合カバー部材18の内部に飛び込むことも防止することができる。
【0018】上記した構成からなる遊技盤15をフレーム14の内部に装着すると、遊技盤15裏面の周縁部分がフレーム14の内面に当接し、入賞球集合カバー部材18がフレーム14の開口部14′内を貫通してフレーム14の後方に突出し、次に説明する裏機構盤17の第1開口窓部19内に入り込む。
【0019】裏機構盤17は、フレーム14背面のほぼ全面を覆う大きさのプラスチック製であり、遊技盤15裏面と所定間隔を保持して遊技盤15裏面に平行な垂直方向に延在する基板41と該基板41に対して直交する壁部42とを有し、上記基板41には入賞球集合カバー部材18が臨む範囲にほぼ矩形の第1開口窓部19を開設し、該第1開口窓部19の上方に上タンク43を装着するとともに、該上タンク43から球を導出する導出樋44を僅かに傾斜させた状態で横方向に装着し、導出樋44の傾斜下端が位置する第1開口窓部19の一側に球排出機構16を装着してある。即ち、裏機構盤17には、第1開口窓部19の上方から一側に導出樋44及び球排出機構16を略倒L字状に配置し、上タンク43内に貯留した球を導出樋44により整列しながら導出し、球排出機構16の作動により所定数に流下制御し、球排出機構16から流下した球が裏機構盤17の一側から中央部分に亙って形成した球流下樋内を流下し、上皿45内に排出されるように構成してある。なお、裏機構盤17の基板41と遊技盤15裏面或はフレーム14裏面との間隔は、装着する上タンク43や球排出機構16などの裏機構に応じて異なるが、第1開口窓部19近傍においては入賞球集合カバー部材18の前後寸法よりも大きく設定する。
【0020】また、裏機構盤17の基板41に開設した第1開口窓部19は、図5に示すように、入賞球集合カバー部材18の外形に対して開口縁を小さく設定するとともに、入賞球集合カバー部材18よりも後方に位置する寸法に設定してあり、入賞球集合カバー部材18と第1開口窓部19の開口縁との前後位置の差は球径よりも小さく設定してある。
【0021】したがって、裏機構盤17をフレーム14裏面側に押圧することにより閉じた状態にすると、図5に示すように、第1開口窓部19の開口縁と入賞球集合カバー部材18の周縁との間には球径よりも小さな幅の間隙が第2フリーアクセス空間部46として内側(中央遊技装置22側)に開口した状態で形成される。そして、サイドランプ25等の電飾装置から延びたリード線31は球径よりも遥かに細いし当該リード線31のコネクタの厚さも薄いので、第2フリーアクセス空間部46内に何等支障なく通すことができる。なお、第2フリーアクセス空間部46内から引き出した電飾装置や中央遊技装置22等のリード線31は、一旦中継基板38を介して、或は直接に電子制御回路39側に接続することができる。
【0022】上記した様に、裏機構盤17の第1開口窓部19の開口縁と入賞球集合カバー部材18の外周縁との間に形成した横向きの第2フリーアクセス空間部46内に電飾装置や遊技装置からのリード線31を通すように構成すると、リード線31を電子制御回路39や中継基板38に接続する際、穴や切欠きに通す従来に比較して、リード線31を通過させ得る範囲が広いので、遊技盤15を装着或は取り外す作業を行なう場合に容易に作業することができるし、裏機構盤17の開口窓部19と入賞球集合カバー部材18との間に予めリード線31が通る間隔の第2フリーアクセス空間部46が開口しているので、遊技盤15を脱着したり裏機構盤17を開閉したとしてもリード線31を挟んで断線してしまう虞れもない。
【0023】また、リード線31を通す第2フリーアクセス空間部46が横方向に向いていると、球詰まりを直すために作業者が前面枠13を開いて万一リード線31に引っ掛かって引っ張った場合に、リード線31の途中が第2フリーアクセス空間部46の両側、即ち裏機構盤17の第1開口窓部19の開口縁と入賞球集合カバー部材18の外周隅角縁に擦り付けられてこの摩擦が抵抗力或は減衰力として機能するので、引っ張られたリード線31の終端、即ち電飾装置等とリード線31との接続部に強い引っ張り力が作用することがない。したがって、接続不良や断線を未然に防止することができる。特に、図5中の上部に示す第2フリーアクセス空間部46においては、該空間部の近くに第1中継基板38を囲む壁部47があってリード線31を通す空間がクランク形を呈しているので、リード線31が引っ張られた際の摩擦抵抗力乃至減衰力が顕著に作用する。したがって、クランク形配線空部内を通したリード線31は、電飾装置等との接続部の接続不良や断線が確実に防止されることになる。なお、図面に示す実施例では第1中継基板38を囲む壁47を裏機構盤17とは別体に成形して裏機構盤17の基板41背面に固定したが、この壁47は裏機構盤17の基板41から一体に立設した壁でもよい。
【0024】また、第2フリーアクセス空間部46は球径よりも幅狭に開口しているだけなので、遊技店の店員が球をパチンコ機11の内部に投入する不正行為を未然に防止することができるし、上タンク43などから落下した球がフリーアクセス空間部からパチンコ機11の内部に飛び込むことも防止することができる。
【0025】次に、図6に示す第2の実施例について説明する。この実施例における入賞球集合カバー部材18及び裏機構盤17の基本的構造は前記した第1の実施例と同様であるが、裏機構盤17の基板41に開設した第1開口窓部19は、入賞球集合カバー部材18の外形に対して開口縁を大きく設定するとともに、入賞球集合カバー部材18の平面部28と基板41とがほぼ同一平面上で面一に位置する前後寸法に設定してあり、入賞球集合カバー部材18の外周縁と第1開口窓部19の開口縁との隙間、即ち第2フリーアクセス空間部46の幅は球径よりも小さく設定してある。
【0026】したがって、裏機構盤17をフレーム14裏面側に押圧することにより閉じた状態にすると、図6に示すように、第1開口窓部19の開口縁と入賞球集合カバー部材18の周縁との間には球径よりも小さな幅の間隙が第2フリーアクセス空間部46としてほぼ同一平面上に開口した状態で形成される。そして、リード線31を第2フリーアクセス空間部46内に通すことができ、第2フリーアクセス空間部46内から引き出したリード線31は、一旦中継基板38を介して、或は直接に電子制御回路39側に接続することができる。
【0027】上記した様に裏機構盤17の開口窓部19の開口縁と入賞球集合カバー部材18の外周縁との間に形成した後向きのフリーアクセス空間部46内に電飾装置や遊技装置からのリード線31を通すように構成すると、リード線31を電子制御回路39や中継基板41に接続する際、穴や切欠きに通す従来に比較して、リード線31を通過させ得る範囲が広いので、遊技盤15を装着或は取り外す作業を行なう場合に容易に作業することができる。また、裏機構盤17の開口窓部19と入賞球集合カバー部材18との間に予めリード線31が通る間隔のフリーアクセス空間部46が開口しているので、遊技盤15を脱着したり裏機構盤17を開閉したとしてもリード線31を挟んで断線してしまう虞れもない。
【0028】なお、第2フリーアクセス空間部46は、入賞球集合カバー部材18と裏機構盤17の第1開口窓部19との間の周囲全部に形成してもよいが、全周ではなく所定の部分にだけ形成しても良い。
【0029】また、図3および図7に示すように、裏機構盤17の第1開口窓部19に、後方に膨出した中央カバー48を開閉可能に設け、該中央カバー48により第1開口窓部19を塞ぐとともに中央遊技装置22の後部を覆って保護するように構成してもよい。
【0030】さらには、図7に示すように、中央遊技装置22等を制御する電子制御回路39を入賞球集合カバー部材18の背面に取り付け、中央カバー48により電子制御回路39までも覆って保護するように構成してもよい。この様にすると、パチンコ機11の裏側にリード線31が殆ど露出することはないので、メンテナンス修理作業等でリード線31に引っ掛かることもなくなり、リード線31に関する接続不良や断線等のトラブルを一層確実に防止することができる。
【0031】なお、これまで説明した各実施例は遊技機の代表例であるパチンコ機11についてであるが、本発明はこれに限定されるものではなく、球を使用する遊技機であればどのような遊技内容或は構造の遊技機でも良く、例えばアレンジボール式遊技機などでもよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、中央遊技装置の後方部分と入賞球集合カバー部材に開設したの開口窓部との間にフリーアクセス空間部を形成したので、遊技盤に取り付けられた遊技装置や電飾装置から延びたリード線を当該遊技装置用電子制御回路側に接続したり、或は中継基板に接続する際に、各リード線をフリーアクセス空間部内に簡単に通すことができる。しかも、フリーアクセス空間部は中央遊技装置の後方部分の周りに入賞球集合カバー部材の開口窓部に沿って細長く開口した空間であり、従来の穴や溝や切欠きなどの様に特定の狭い範囲内にリード線を通すことと比較すると、リード線を通す範囲が細長くて遥かに広い範囲で支障なく許容されるので、リード線挿通作業を誰でも手軽に且つ確実に行なうことができ、作業者の熟練度に影響されることがない。したがって、遊技盤に配設される電気的遊技装置や電飾装置の数が増え、また、これらの作動制御内容が複雑化したことに伴ってリード線の数も増えたとしても、リード線を通す作業に要する時間や手間が比例して増えることはないし、リード線を挟んで断線するトラブルも解消でき、多数の配線を接続処理しても誤配線の発生率が低く抑えることができる。更に、リード線を所定の穴や溝に収納する必要がないので、配線の長さを一定にしても多くの機種に対応することが可能となり、電気的遊技装置や電飾装置の汎用性を高めることができる。また、リード線を通す位置に制限がないので、遊技機の機種が異なって電気的遊技装置や電飾装置の配置も異なっても、リード線の配線処理に支障がない。したがって、穴,溝,切欠きなどを後加工で形成してそれぞれの機種に合わせた入賞球集合カバー部材を製作することが必要なくなり、このため治具も機種ごとにことなる物を用意しておくことも不要である。このため、製造工程を少なくして生産効率を高めることができるばかりでなく、入賞球集合カバー部材など部品の生産管理および在庫管理も簡略化することが可能となる。また、本発明におけるフリーアクセス空間部は球径よりも小さい寸法に設定されているので、従業員が球を入賞球集合カバー部材の内部に投入して不正行為を行なうことを確実に防止することができ、また、上から落下してきた球がフリーアクセス空間部から中に入って故障の原因になることも未然に防止することができる。また、請求項2に記載の発明は入賞球集合カバー部材若しくは中央遊技装置の背面側にバインド手段を設けたので、フリーアクセス空間部から引き出したリード線の途中部分をバインド手段によって留めることができる。したがって、これにより遊技盤を着脱する際にリード線に引っ掛かったり断線することを防止することができる。さらに、請求項3の発明は中央遊技装置の後部を後方ケースで覆ったので、後方ケースの形状および大きさを標準化することにより、どのような機種の中央遊技装置を設計する場合であっても、中央遊技装置の後部の大きさを後方ケース内に収納できるようにするだけでよく、中央遊技装置の後部の形状の自由度が高まる。さらにまた、請求項4に記載の発明は、後方ケースを、中央遊技装置または遊技盤裏面など入賞球集合カバー部材よりも前方の部位において止着するので、入賞球集合カバー部材の背面側から後方ケースだけを取り外すことができない。このため、球を入賞球集合カバー部材の内部に入れる不正行為を一層確実に防止することができる。




 

 


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