米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> スポ−ツ;娯楽 -> 株式会社ソフィア

発明の名称 遊技機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−31735
公開日 平成7年(1995)2月3日
出願番号 特願平5−180371
出願日 平成5年(1993)7月21日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】荒船 博司 (外1名)
発明者 新山 吉平 / 伊東 広司
要約 目的
異常状態が発生した場合に、その異常態様を判定し表示するとともに、遊技機の電源遮断によっても前記異常態様の表示を継続して行い得る遊技機を提供することを目的とする。

構成
賞球を検出する賞球処理装置49と、この賞球処理装置49からの検出信号に基づいて、前記賞品球を排出する排出装置19と、これらの異常を検出する異常検出装置51とを備え、この異常検出装置51は、前記賞球処理装置49および排出装置19の異常態様を検出する異常判定手段52と、この異常判定手段52からの異常判定信号に基づき前記異常態様を表示する表示手段53と、この表示手段53における表示を保持する表示保持手段56とを備えていることを特徴とする。
特許請求の範囲
【請求項1】 遊技機本体に設けられた遊技領域に遊技球が発射されることによって遊技が行われ、その遊技結果が特定の利益状態となった際に、所定数の賞品球が排出される遊技機において、前記特定の利益状態を発生させる賞球を検出する賞球処理装置と、この賞球処理装置からの検出信号に基づいて、前記賞品球を排出する排出装置と、これらの異常を検出する異常検出装置とを備え、この異常検出装置は、前記賞球処理装置および排出装置の異常態様を検出する異常判定手段と、この異常判定手段からの異常判定信号に基づき前記異常態様を表示する表示手段と、この表示手段における表示を保持する表示保持手段とを備えていることを特徴とする遊技機。
【請求項2】 前記表示手段が、液晶ディスプレイと、この液晶ディスプレイを駆動するドライバーとからなり、かつ、前記表示保持手段が、前記液晶ディスプレイおよびドライバーに電力を供給する充電可能な2次電池によって構成されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
【請求項3】 前記表示保持手段が、強誘電性液晶パネルからなる液晶ディスプレイを備えていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の遊技機。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技機に係わり、特に、賞品球の排出を電気的に制御するようにした遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技機として、例えば、パチンコ遊技機のような、球を遊技媒体とし、この遊技球を遊技機の遊技領域内に発射することによって遊技を行い、その遊技結果が特定の利益状態となった際に、所定数の賞品球が排出されるようにした弾球遊技機が知られている。
【0003】そして、このような弾球遊技機においては、賞品球の排出操作を電子的に行う傾向にある。すなわち、特定の利益状態を発生させた遊技球、例えば、遊技領域に設けられた入賞口に入賞した遊技球(賞球)が電気的に検出されるとともに、この検出信号に基づいて賞品球の数が算出され、その情報が賞品球排出装置の制御手段へ出力されるとともに、この制御手段によって賞品球排出装置の排出機構が駆動されて、所定数の賞品球が排出される構成が採られている。
【0004】ところで、このような電子的な制御による賞品球の排出操作においては、賞品球の排出操作が高速化されるばかりでなく、機構が簡素化されるといった利点がある反面、構成部材の殆どが電子部品によって構成されていることから、何等かの原因で故障が発生した場合、その故障箇所や故障内容の把握が困難であるといった不具合がある。
【0005】このような不具合へ対処するために、本願出願人は、特開平3ー195585号において、異常が発生した際に、その異常態様すなわち異常内容および異常発生箇所を検出し、これらの情報を表示部において表示するようにした遊技機を提案した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この提案によって、故障箇所ならびに故障内容の把握が容易に行われ、その対処を的確に行うことができるようになったが、本願出願人は、なお次のような改善すべき点が残されていることを知見した。
【0007】すなわち、異常状態を解除する方法として、装置を再起動することが一般的に行われているが、装置の再起動を行うと、それに伴い、異常表示がリセットされることになり、装置の再起動後においては異常態様の確認が行えないといった点である。
【0008】また、前述した異常は自動復帰することがあり、この場合には、自動復帰に伴って、前記異常表示も消去されることとなり、異常があったにも拘わらず、その内容のチェックが行えないといった不具合も生じる。
【0009】そして、これらの不具合の結果、メンテナンス時等において、異常の原因となった機器を交換する際に、その機器の特定が困難となり、交換の必要のない正常な機器を交換してしまうことにもなりかねない。
【0010】本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、異常状態が発生した場合に、その異常態様を判定し表示するとともに、遊技機の電源遮断によっても前記異常態様の表示を継続して行い得る遊技機を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の遊技機は、前述した目的を達成するために、特に、特定の利益状態を発生させる賞球を検出する賞球処理装置と、この賞球処理装置からの検出信号に基づいて、前記賞品球を排出する排出装置と、これらの異常を検出する異常検出装置とを備え、この異常検出装置は、前記賞球処理装置および排出装置の異常態様を検出する異常判定手段と、この異常判定手段からの異常判定信号に基づき前記異常態様を表示する表示手段と、この表示手段における表示を保持する表示保持手段とを備えていることを特徴とする。
【0012】本発明の請求項2記載の遊技機は、請求項1における表示手段が、液晶ディスプレイと、この液晶ディスプレイを駆動するドライバーとからなり、かつ、前記表示保持手段が、前記液晶ディスプレイおよびドライバーに電力を供給する充電可能な2次電池によって構成されていることを特徴とする。
【0013】また、請求項3記載の遊技機は、請求項1または請求項2における表示保持手段が、強誘電性液晶パネルからなる液晶ディスプレイを備えていることを特徴とする。
【0014】
【作用】請求項1記載の遊技機によれば、賞球処理装置や排出装置に異常が生じると、その異常態様が異常検出装置における異常判定手段によって判定され、その結果が表示手段において異常態様が表示される。そして、この表示手段における表示が、表示保持手段によって保持され、強制的な消去操作がなされるまで、継続的に表示される。したがって、異常状態が解消された後においてもその経歴が把握され、後日におけるメンテナンスが容易となり、適切な対処が可能となる。
【0015】請求項2記載の遊技機によれば、表示保持手段が、通常時において常時充電されている2次電池によって構成され、遊技機本体の駆動電源が遮断された状態においても、表示手段への電力供給が確保される。しかも、表示手段が液晶ディスプレイによって構成されていることから、消費電力が少なくてすみ、前記2次電池の電力によって、十分な期間、継続表示が可能となる。
【0016】また、請求項3記載の遊技機によれば、表示保持手段が、強誘電性液晶パネルによって構成されていることにより、強誘電性液晶パネルへ駆動電圧が印加されると、強誘電性液晶が配向されて異常表示がなされる。この強誘電性液晶における表示は、消去用の電圧が印加されない限り保持される。したがって、表示手段への駆動電力が遮断された場合においても、表示手段における表示が継続して行われる。しかも、表示手段と表示保持手段とが一つの部材で構成されるから、構成が簡素化される。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参照して説明する。図1中、符号1は本実施例に係わる遊技機を示し、この遊技機1として、本実施例においては、遊技媒体として遊技球を用いたパチンコ遊技機等の弾球遊技機を示した。
【0018】まず、この遊技機1の概略について説明すれば、遊技店への設置枠となる機枠2を備え、この機枠2の前面側には、この機枠2の前部にヒンジ3を介して開閉可能に取り付けられた前枠4と、この前枠4の内周部に取り付けられて遊技領域を形成する遊技盤(図示略)と、前記前枠4に開閉自在に取り付けられて、前記遊技領域の前面を覆うガラス板5を支持するガラス支持枠6と、このガラス支持枠6の下方に配設されるとともに、前記前枠4に開閉可能に取り付けられた前面パネル7と、この前面パネル7の前面に取り付けられて遊技球が貯留される上皿8と、前記前面パネル7の下方の前記前枠4に装着され、前記上皿8から溢れた遊技球が送り込まれる受け皿9と、この受け皿9の側部に設けられ、前記遊技領域内へ向けて発射される遊技球の勢いを調整する調整ダイヤル10とが設けられ、また、前記機枠2の側部には、遊技球の貸し出しのための有価価値データーの管理を行う球貸機11が併設されている。
【0019】前記球貸機11には、その前面に、プリペイドカード等の有価価値データーが記録された記録媒体が挿入されるカード挿入口12が設けられており、その側部には、前記カード挿入口12から、その内部に装着されているカードリーダー・ライターにカードが挿入されていることを表示するカード挿入中ランプ13が設けられ、また、上部には、球貸可能な状態であることを表示する有効表示ランプ14が設けられている。
【0020】また、前記前枠4の裏面側には、図2に示すように、遊技機1の制御を行う諸装置が取り付けられた裏機構盤15が取り付けられており、その上方に遊技球あるいは貸出球が貯留されるメインタンク16が設けられているとともに、このメインタンク16の下方に、メインタンク16と連通状態で設けられた案内樋17とが設けられている。
【0021】この案内樋17は、前記遊技球を2列状態で案内する2条の案内溝(図示略)が形成され、また、前記メインタンク16の下部には、前記案内樋17内に臨まされて、その内部の遊技球の球ならしを行う球ならし部材18が、案内樋17の長さ方向に沿って回動自在に垂設されている。
【0022】また、前記案内樋17の下流側の端部には、遊技球を排出するための排出装置19が連通状態で設けられ、この排出装置19は、遊技球の重量が、後述する排出ユニット20に直接作用することを防止するための減圧ユニット21と、前記排出ユニット20の下方に設けられ、通常時は、この排出ユニット20を通過する遊技球を前記上皿8や受け皿9へ案内し、また、外部からの操作により、前記遊技球を遊技機1の外部へ排出する球抜きユニット22とを備えている。
【0023】さらに詳述すれば、前記メインタンク16の底部には、図4に示すように、内部に貯留される遊技球の貯留状態を検出する補給検出装置23が設けられている。
【0024】この補給検出装置23は、図4に示すように、前記メインタンク16の底部に、上下方向に沿って揺動自在に取り付けられた作動プレート24と、この作動プレート24の側部に延設された作動片25と、この作動片25の下方に配設され、この作動片25を介して前記作動プレート24を常時上方へ弾発する揺動レバー26と、前記作動プレート24が下方へ向けて揺動させられて前記揺動レバー26が下方へ押し下げられた際に、前記作動プレート24の位置検出信号を出力するマイクロスイッチ27とによって構成されている。
【0025】そして、この補給検出装置23は、メインタンク16内に遊技球が所定量以上ある場合に、この遊技球の重量によって前記作動プレート24が押し下げられてマイクロスイッチ27が作動させられ、また、前記遊技球が所定量以下となった場合に、作動プレート24が揺動レバー26とともに上方へ揺動させられるとともに、マイクロスイッチ27がオフとなされることにより、補給信号が出力されるようになっている。
【0026】前記減圧ユニット21は、図6および図7に示すように、羊腸状に屈曲された減圧路28が、前記案内樋17の案内溝に対応して2条(図においては一方のみを示した)形成されており、各減圧路28の上流側には、減圧路28内の遊技球の有無を検出する半端センサー29が設けられている。
【0027】この半端センサー29は、前記減圧路28の上部に、支持軸30を介して揺動自在に設けられて、その揺動端部が前記減圧路28内に突出可能となされ、かつ、図6に示すように、減圧路内28内に遊技球Bが存在する場合に、この遊技球Bによって押し上げられる検出片31と、この検出片31の上面に突設された検出用突起31aと、この検出片31の上方に配置されるとともに、検出片31の揺動に伴う前記検出用突起31aの移動を検出するフォトセンサー32とによって構成されている。
【0028】そして、これらの半端センサー29は、前記減圧路28内に遊技球Bが存在する場合には、図6に示すように、前記検出片31が上方へ揺動させられてその検出用突起31aがフォトセンサー32によって検出されるとともに、遊技球Bの存在信号が出力される。また、遊技球Bが減圧路28内に存在しない場合には、図7に示すように、検出片31が下方へ揺動させられることにより、フォトセンサー32による検出用突起31aの検出が行われず、遊技球Bの不存在信号が出力されるようになっている。このようなフォトセンサー32からの出力信号は、前記検出用突起31aの存在の有無の違いによるハイレベル信号とロウレベル信号との2つの信号によって構成される。
【0029】前記排出ユニット20は、図8に示すように、遊技球Bが案内される球路33が、前記減圧ユニット21と同様に2条形成されており(ここにおいても1条のみを図示した)、この球路33は、減圧ユニット21との連絡部分となる上部に設けられた直線的な鉛直路33aと、この鉛直路33aに対して傾斜して設けられた方向変換路33bとによって構成されており、前記鉛直路33aの下端部には、この鉛直路33aの下端に至った遊技球Bを、その中心が直上の遊技球Bの中心よりも下流側にずれるように移動させる球詰まり防止突起34が形成されている。
【0030】また、前記方向変換路33bの下流側の側壁には、切り欠き35が形成されているとともに、この切り欠き35を介して前記方向変換路33b内へ突出させられることにより、方向変換路33b内の遊技球Bに係合させられて、その移動を阻止する流下阻止片36が、支持軸37により揺動自在に取り付けられている。
【0031】前記流下阻止片36には、その揺動をなす排出ソレノイド38のプランジャ38aが連結されている。そして、この排出ソレノイド38は、後述する排出制御装置からの駆動信号によって駆動制御されるのであるが、非動作時においては、前記プランジャ38aがリターンスプリング38bによって突出位置に位置させられることにより、前記流下阻止片36を方向変換路33b内へ突出させて遊技球Bと係合させてその排出を阻止し、また、排出制御装置からの駆動信号が与えられた際に励磁されて、前記流下阻止片36を方向変換路33bから引き出して遊技球Bとの係合を解除することにより、遊技球Bの排出を行うようになっている。
【0032】さらに、前記方向変換路33bの、前記切り欠き35よりも上流側には、方向変換路33b内の遊技球Bの有無と、排出される遊技球Bの計数とを行う排出センサー39が設けられている。
【0033】前記球抜きユニット22は、前記排出ユニット20まで2条に分割されて案内されていた遊技球Bが一括して流下させられる球路40が形成されている。
【0034】この球抜きユニット22は、前記球路40へ送り込まれる遊技球Bを、前記上皿8や図示しない回収樋へ択一的に誘導するもので、前記球路40はその中間位置において2叉に分岐され、その一方が、前記上皿8へ連通させられた排出路40aとなされ、他方が、前記回収樋へ連通させられた球抜き路40bとなされている。
【0035】また、前記排出路40aの下流側には、オーバーフローセンサー41(構成図には表示してない)が設けられており、このオーバーフローセンサー41によって、前記上皿8や受け皿9における遊技球Bが一杯になり、遊技球Bの排出ができなくなった状態が検出されるようになっている。
【0036】さらに、前記球路40の分岐部には、遊技球Bの誘導方向を、前記排出路40aと球抜き路40bとに切り替える揺動ゲート42が、図9に示すように、支持軸43を介して取り付けられており、この揺動ゲート42には、その長さ方向の中幹部に設けられた連結ピン44および図示せぬリンク機構を介して球抜きソレノイド45のプランジャ46が連結されている。
【0037】そして、この球抜きソレノイド45は、通常時において駆動電流が遮断され、そのプランジャ46がリターンスプリング45aによって突出させられることにより、前記揺動ゲート42を、前記球路40と排出路40aとを連通させる位置に揺動させるようになっているとともに、球抜き時においては、遊技機1の所定箇所に設けられている球抜きセンサー45bによって球抜きの指令が検出された際に出力される前記排出制御装置からの制御信号に基づいて、球抜きソレノイド45が駆動されて前記プランジャ46が後退させられることにより、前記揺動ゲート42を、前記球路40と球抜き路40bとを連通させる位置に揺動させるようになっている。
【0038】このように構成された排出装置19は、図2に示すように、前記球抜きユニット22の下方に配設されている排出制御装置47によってその作動が制御されるようになっている。
【0039】また、前記排出制御装置47の側部には、遊技盤に設けられた電動式の役物や変動表示装置等の、遊技のために設けられている諸機器の作動や各種装飾ランプ類の制御、ならびに、賞球に対応した賞品球の数を算出してその情報を前記排出制御装置47へ出力する役物制御装置48が設けられている。そして、この役物制御装置48は、前記遊技盤との間に設けられている賞球処理装置49(図10参照)からの検出信号に基づいて賞品球の球数を算出し、その算出結果に基づく信号を前記排出制御装置47へ出力するようになっている。
【0040】一方、前記調整ダイヤル10の裏面側には、図2に示すように、前記遊技球を遊技領域へ向けて発射する発射装置50が設けられており、前記調整ダイヤル10の回動量によって発射の勢いが調整されるようになっている。
【0041】そして、前記排出制御装置47には、発明の特徴部分である、異常検出装置51が組み込まれており、図11に示すように、この異常検出装置51は、前記排出装置19の異常態様を検出する異常判定手段52と、この異常判定手段52からの異常判定信号に基づき異常態様を表示する表示手段53が設けられている。
【0042】前記表示手段53は、本実施例においては、液晶ディスプレイ54と、この液晶ディスプレイ54を駆動するドライバー55とによって構成されており、この液晶ディスプレイ54とドライバー55とに、前記液晶ディスプレイ54の表示を保持するための表示保持手段としての2次電池56が接続されている。この2次電池56は、本実施例においては、前記遊技機1の駆動電源によって充電可能な構成とされ、前記駆動電源が遮断された状態においても、前記ドライバー55と液晶ディスプレイ54へ駆動電力を供給して、これらの作動を継続して行わせるようになっている。
【0043】一方、賞球処理装置49は、前記遊技盤の裏面に設けられている集合樋を流下してきた賞球(入賞球)を処理するもので、図10に示すように、前記集合樋に連続する調流樋57の途中に設置されたストッパー機構58および賞球を検出する前記賞球検出手段59とによって構成されている。
【0044】前記ストッパー機構59は、前記調流樋57の壁部に、その長さ方向に所定間隔をおいて形成された一対の切り欠き60・61を介してこの調流樋57内に進退可能となされた一対の係止爪62・63と、これらを交互に前記調流樋57へ進退させるソレノイド64とによって構成されている。
【0045】前記両係止爪62・63は、図10に示すように、調流樋57の長さ方向に所定間隔をおいて設けられており、下流側に位置させられた係止爪63は、支持軸65によって揺動可能に支持されているとともに、前記ソレノイド64のプランジャ64aに回動自在に連結されており、前記ソレノイド64が励磁された際に、プランジャ64aが引き込まれることによって前記係止爪63が前記調流樋57の外部へ引き出されて、調流樋57内の賞球との係合が解除されるようになされ、また、前記ソレノイド64が消磁された際に、前記プランジャ64aがリターンスプリング64bによって突出させられることによって、前記係止爪63が調流樋57内へ突出させられて、その内部の賞球と係合させられるようになっている。
【0046】また、上流側に設けられた係止爪62は、その長さ方向の略中間部において支持軸66によって回動自在に支持されており、その回動中心に対する一方の端部が、前記下流側に配置されている係止爪63の上端に係合させられるようになっているとともに、この係止爪62を、その一方の端部が前記係止爪63に常時当接状態するようなモーメントを与える錘67が取り付けられている。
【0047】そして、前記ソレノイド64が消磁状態にあるときに、このソレノイド64のリターンスプリング64bによって、下流側に位置させられている係止爪63が図10中における反時計方向に回動させられることにより、前記調流樋57内に突出させられて賞球へ係合させられ、かつ、上流側に位置させられている係止爪62が錘67の作用により時計方向へ回動させられて、調流樋57から引き出された位置に保持されるようになっている。また、前記ソレノイド64が励磁されると、下流側の係止爪63が時計方向に回動させられることにより調流樋57から引き出されて、先端の賞球との係合が解除されるとともに、この下流側の係止爪63によって上流側の係止爪62が反時計方向に回動させられて調流樋57内に突出させられて、先端から2番目の賞球へ係合させられることによりその流下を阻止するようになされ、これらの一連の操作によって、賞球を1個毎に排出するようになっている。
【0048】一方、このような賞球の1個毎の排出操作は、前記排出装置19における所定数の賞品球の排出が完了した時点における排出制御装置47からの駆動信号によって行われるようになっている。
【0049】ついで、このように構成された本実施例の作用について説明する。まず、遊技球が発射装置50から遊技領域に向かって発射されることによって遊技が開始されるが、その遊技結果が、特定の遊技状態、すなわち、遊技球が特定の入賞口に入賞する等すると、入賞した賞球が集合樋を介して賞球処理装置49へ導かれ、ストッパー機構58によって係止されるとともに、この賞球が賞球検出手段59によって検出される。
【0050】このようにして、賞球が検出されると、この賞球によって発生した特定の遊技状態に応じた賞品球数が、前記役物制御装置48において算出されるとともに、その制御信号が排出装置19の排出制御装置47へ出力され、この排出制御装置47から前記制御信号に基づいた駆動信号が前記排出ユニット20へ出力され、この排出ユニット20の排出ソレノイド38が駆動されて、賞品球の排出がなされる。
【0051】この賞品球の排出数は、前記排出ユニット20に設けられている排出センサー39によって計数されており、この排出センサー39における計数値が所定値に至った時点で、前記排出制御装置47によって排出ソレノイド38の作動が停止されて賞品球の排出が停止される。
【0052】また、このような所定数の賞品球の排出が完了した時点で、排出制御装置47から賞球処理装置49のソレノイド64へ駆動信号が出力されて、前記賞球が1個排出される。
【0053】このような操作が、前記賞球処理装置49内に賞球が存在する間、継続して行われ、賞球処理装置49内の賞球が全て排出されるまで繰り返し行われる。
【0054】そして、排出制御装置47には、メインタンク16の補給検出装置23におけるマイクロスイッチ27、排出ユニット20の排出センサー39、球抜きユニット22のオーバーフローセンサー41および球抜きセンサー45b、賞球処理装置49の賞球検出手段59、さらに、リセットスイッチR等からの信号が入力されており、また、これらの信号が排出装置19に設けられている異常検出装置51へ常時入力され、遊技機1における賞球や賞品球の取り扱いに関連した操作において異常が発生した場合には、その異常内容と異常箇所からなる異常態様が、異常判定手段52によって判定されて、その情報が、表示手段53へ出力される。
【0055】ここで、前記異常態様はコード化されて前記表示手段へ出力されるのであるが、その具体的な一例を以下に示す。
【0056】「0」;正常「1」;電源投入時の排出装置の確認モード。
「2」;賞品球排出終了前に賞球がなくなった場合。
「3」;球抜きソレノイドが接続されていない場合。
「4」;入賞ではないのに排出装置内に球の移動があった場合。
「5」;役物制御手段と排出制御手段との間の信号の授受にエラーがあった場合。
「6」;規定数の賞品球の排出が行われなかった場合。
「7」;球抜き処理で球が出ない場合。
「8」;発射停止の信号入力されている場合。
「9」;排出処理中、排出装置内で球が詰まった場合。
「A」;役物制御手段と排出制御手段とが接続されていない場合。
「B」;賞球処理装置内のソレノイドが作動させられたにも拘わらず、賞球が排出されない場合。
「C」;排出機構内に球が無い場合。
「D」;オーバーフローセンサーがオンの場合。
「E」;タンクに球が無い場合。
等である。
【0057】ところで、前記表示手段53を構成する液晶ディスプレイ54およびそのドライバー55は、専用の2次電池56によって駆動されていることから、異常態様の表示が表示手段53においてなされたのちに、例えば、遊技の再開のために、遊技機1の電源が遮断・再投入された場合においても、液晶ディスプレイ54の駆動条件は変化せず、これによって表示内容が保持される。
【0058】したがって、一旦異常が発生したのちにおいては、遊技再開後においても、その異常内容が表示手段53によって継続して表示されることとなり、メンテナンス時における補修の目安が正確に把握され、的確かつ迅速な補修が可能となる。そして、この表示は、メンテナンス等、必要な処置がなされた時点において操作されるリセットスイッチRによって強制的に消去される。
【0059】しかも、本実施例においては、表示保持手段として充電可能な2次電池56を用いていることから、遊技機1の駆動電源によって常に充電されており、メンテナンス時等に遊技機1の電源が遮断された場合においても、異常態様の表示が消去されることがない。したがって、メンテナンス時において、異常態様の表示を確認しつつ作業が行われ、この点からも、正確な作業が可能となる。
【0060】なお、前記実施例において示した各構成部材の諸形状や寸法等は一例であって、設計要求等に基づき種々変更可能である。
【0061】例えば、前記実施例においては、表示保持手段として、2次電池56を用いた例について示したが、これに代えて、強誘電性液晶からなる液晶パネルを用いることもできる。この強誘電性液晶を用いた場合、駆動電圧が印加されて表示がなされたのちにおいては、消去用の電圧が印加されない限り、強誘電性液晶の配向状態が保持されることにより、前記表示が保持される。したがって、表示保持のための電源が不要になるばかりでなく、表示保持手段と表示手段とが兼用され、これによって構成の簡素化が図られる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1記載の遊技機によれば、異常態様の表示を行う表示手段の表示を表示保持手段によって継続表示させることにより、メンテナンス時等における異常箇所や異常内容の確認を可能にし、これによって、的確かつ迅速な補修を行うことができる。
【0063】また、請求項2記載の遊技機によれば、表示手段を液晶ディスプレイとそのドライバーとによって構成するとともに、表示保持手段を充電可能な2次電池によって構成することにより、遊技機本体に設けられている電源装置から切り離した状態での表示が可能となり、表示保持機能を確実に行わせることができる。
【0064】さらに、請求項3記載の遊技機によれば、表示保持手段を、強誘電性液晶からなる液晶ディスプレイによって構成することにより、表示保持手段と表示手段とを兼用させて構成の簡略化を図ることができるとともに、表示保持のための電源を不要にして、この点からも、構成を簡素化することができる。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013