米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> スポ−ツ;娯楽 -> 株式会社ソフィア

発明の名称 遊技表示装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−31730
公開日 平成7年(1995)2月3日
出願番号 特願平5−180374
出願日 平成5年(1993)7月21日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】荒船 博司 (外1名)
発明者 新山 吉平 / 伊東 広司
要約 目的
遊技機自体あるいは外部で放電等のノイズが発生しても、遊技用のディスプレイの画像が乱れたり、遊技機制御装置が誤動作することのない遊技表示装置を提供することを目的とする。

構成
液晶カラー表示ユニット6の液晶表示パネル15の表示面には、透明導電膜16が液晶表示パネルの各画素領域を除く絶縁領域に沿って網の目状に形成されている。その透明導電膜16は、さらに液晶表示パネル15の外周縁部に形成された金属枠17と電気的に接続されている。そして、この金属枠17は、液晶カラー表示ユニット6、液晶駆動回路19及び液晶制御回路20等を囲む金属材料からなるパネルケース14と接触面18で接触して電気的に導通するように構成されている。このように、液晶カラー表示ユニット6、液晶駆動回路19及び液晶制御回路20等は、導電性部材で囲まれてシールドされているので、ノイズの影響を確実に排除することができる。
特許請求の範囲
【請求項1】遊技画像を表示する遊技画像表示部と、該遊技画像表示部の表示面の前面を覆う透明な導電性部材と、該導電性部材と接続されて、表示面以外の少なくとも遊技画像表示部全体を覆う導電性ケースと、を備えたことを特徴とする遊技表示装置。
【請求項2】前記遊技画像表示部がマトリクス型の液晶表示パネルで構成され、前記導電性部材が、液晶表示パネルに形成された各画素電極間の絶縁領域に沿って網の目状に設けられたことを特徴とする請求項1記載の遊技表示装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技表示装置に関し、詳細には、遊技画像を表示する表示面前面を透明な導電性部材で覆ってシールドした遊技表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、パチンコ遊技機等の弾球遊技機では、遊技盤の中央部に液晶表示パネル(LCD:Liquid Cristal Display)あるいはCRT(Cathode Ray Tube) などのディスプレイが設けられ、このディスプレイに複数図柄を変動表示させて、停止させた場合の図柄の組合せにより、例えば、「7、7、7」が揃った場合を大当たりとして、遊技者に有利な遊技条件を提供する等、ディスプレイを用いた遊技が行われている。
【0003】また、上記弾球遊技機に限らず、ゲームセンターなどでは、遊技者がディスプレイ上に表示された遊技画像を見ながら操作レバーや操作ボタンを使って遊技を行うアミューズメント機器などが普及している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このようなディスプレイを備えた従来の遊技表示装置にあっては、遊技機が設置されている遊技環境が非常に劣悪な条件下にある場合が多い。例えば、パチンコ遊技機では、多数の遊技球が繰り返しパチンコ台のガイドレールで囲まれた遊技領域内を通過しながら、入賞口や始動口あるいはアウト穴に入るとともに、遊技者に対して賞球を行うための遊技球の補給がなされている。この遊技球の補給は、パチンコホール内でパチンコ台が背中合わせに設けられている島と称せられる中を大量の遊技球を循環させており、その遊技球の循環途中では遊技球の洗浄が行われている。この遊技球の洗浄は、洗浄用の樹脂を介して行われるため、静電気が発生し易く、遊技球が帯電する。また、これ以外にも、遊技球がパチンコ台の遊技領域を通過する際に、遊技盤の表面に貼ってあるセルロイドシート等によっても帯電する。
【0005】このように、帯電し易い条件下にある遊技球は、遊技領域のディスプレイ付近を通過する際に、放電(スパーク)が発生することがある。この遊技球によるスパークは、ノイズを発生させるため、ディスプレイに表示される画像を乱したり、その表示制御回路あるいは遊技機の役物制御回路等にも悪影響を与えるため、このような遊技球のスパークによるノイズ対策が望まれている。
【0006】また、遊技者の中には、遊技機のディスプレイ近辺で電子ライター等の圧電素子等を使ってスパークを意図的に発生させ、このスパークが発する強力なノイズで、上記した表示制御回路や役物制御回路の誤動作を意図的に誘発する者があった。
【0007】しかし、これらの問題は、従来の遊技機の表示面で表示を見るため、ディスプレイ前面を開口しておかなくてはならず、上記した表示制御回路や役物制御回路ならともかく、表示面を金属ケース等で覆ってシールドすることはできなかった。従って、ディスプレイ前面からはノイズが入り易く、その結果、表示制御回路や役物制御回路をシールドしたとしても、ディスプレイからの配線を通じてノイズが制御回路に入り込むのを防止することが困難であった。
【0008】そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、外部から意図的に発生させた強力なスパークや帯電した遊技球から発生するスパークによるノイズの影響を排除することができる遊技表示装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の遊技表示装置は、遊技画像を表示する遊技画像表示部と、該遊技画像表示部の表示面の前面を覆う透明な導電性部材と、該導電性部材と接続されて、表示面以外の少なくとも遊技画像表示部全体を覆う導電性ケースと、を備えたことにより上記目的を達成している。
【0010】この場合、例えば、請求項2記載の発明は、前記遊技画像表示部がマトリクス型の液晶表示パネルで構成され、前記導電性部材が、液晶表示パネルに形成された各画素電極間の絶縁領域に沿って網の目状に設けたことにより上記目的を達成している。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明では、遊技画像を表示する遊技画像表示部の表示面の前面を透明な導電性部材で覆い、遊技画像表示部全体を覆う導電性ケースと前記導電性部材とを接続するようにしたため、表示面も含めて遊技画像表示部全体が導電性部材で覆われることから、ディスプレイ表示面からノイズが入り込み難くなり、ノイズによる遊技機の誤動作が防止される。
【0012】請求項2記載の発明では、マトリクスの液晶表示パネルで構成された遊技画像表示部の導電性部材が、液晶表示パネルに形成された各画素電極間の絶縁領域に沿って網の目状に設けられたため、各画素で表示する表示画像に影響を与えることなく表示面がシールドされる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
【0014】図1〜図5は、本発明の遊技表示装置を説明する図である。この実施例の遊技表示装置は、例えば、パチンコ遊技機において複数種類の図柄を変動表示する液晶表示装置を例にとって説明する。
【0015】まず、構成を説明する。
【0016】図1は、パチンコ遊技機の全体を示す正面図である。
【0017】図1に示すように、パチンコ遊技機1は、遊技盤3上に取り付けられたガイドレール2内に遊技領域4が形成されている。そして、この遊技領域4の略中央には、複数種類の識別情報を可変表示する特別図柄表示装置5が設けられていて、その図柄表示部には液晶カラー表示ユニット6が配置されている。そして、この特別図柄表示装置5の左右の上下位置には、いわゆる風車や風車ランプと称される遊技球の方向を変換する遊技球方向変換部材7,7…が設けられるとともに、特別図柄表示装置5の左右位置には、一般入賞口8,8が設けられている。また、始動口9に入賞した入賞球は、それぞれ図示しない始動入賞球スイッチにより検出されるようになっている。そして、それらの始動入賞球検出スイッチの検出信号に基づいて、液晶カラー表示ユニット6の液晶表示パネルが可変表示を開始する。
【0018】この液晶表示パネルの可変表示は、可変表示開始時に、図示しない乱数発生手段から抽出した乱数値と予め決められた当たりの値とを比較して、一致した場合に、予め記憶されている当たり図柄を読み出して表示し、比較値が一致しない場合に、予め記憶されている外れ図柄を読み出して表示するものである。
【0019】そして、上記した当たり図柄表示がなされた場合は、大当たりとして変動入賞装置10の開閉扉10aが開放され、遊技球の入賞し易い状態に変化するものである。
【0020】このように、特別図柄表示装置5の液晶カラー表示ユニット6には、可変表示される複数図柄の組合せにより、大当たりか外れかを表示するものである。
【0021】図2は、図1の液晶表示パネルが配置された液晶カラー表示ユニットの構成を示す分解斜視図である。図2において、ユニットケース11は、後述する液晶表示パネル、液晶駆動回路、液晶制御回路及びこれらを覆う導電性カバーを収納するものである。そして、液晶表示ユニットケース11の両側には、遊技盤3(図1参照)の裏面側に取り付けるための取付穴が設けられた取付ステー部12が一体形成されている。また、液晶表示ユニットケース11の前面側には、液晶カラー表示ユニット6の表示面を透視する窓部13に透明樹脂板が嵌め込まれている。
【0022】上記、ユニットケース11と液晶カラー表示ユニット6との間には、金属などの導電性材料からなるパネルケース14が配置され、後述する液晶カラー表示ユニット6及びその液晶駆動回路19や液晶制御回路20を覆うものである。
【0023】そして、このユニットケース11の窓部13に液晶表示する液晶カラー表示ユニット6は、ここでは、TFT(Thin Film Transistor) を使ったアクティブマトリクス駆動方式によって液晶表示するものである。
【0024】本実施例における特徴的な構成としては、上記液晶カラー表示ユニット6の液晶表示パネル15のガラス基板上に、酸化インジウム膜からなるITO膜、あるいは酸化スズからなるNESA膜などの透明導電膜16を網の目状に形成したことである。そして、その液晶表示パネル15の外周縁部には、上記透明導電膜16と電気的に接続される金属枠17が形成されている。この金属枠17は、上記したパネルケース14の前面開口部の周辺に破線で示した接触面18が形成されており、パネルケース14内に液晶カラー表示ユニット6を収納した場合に、この接触面18と金属枠17とが接触して導通するように構成されている。
【0025】次に、液晶カラー表示ユニット6の裏面側には、液晶カラー表示ユニット6の液晶表示パネルを駆動して液晶表示を行わせる液晶駆動回路19が設けられている。この液晶駆動回路は、図示していないが、上記したTFT液晶表示パネルの場合、走査側駆動回路と信号側駆動回路とで構成されている。
【0026】そして、本実施例では、上記した液晶駆動回路19の裏面側に、さらに液晶制御回路20を積層配置するように構成されている。この液晶制御回路20は、液晶駆動回路19を構成する走査側駆動回路と信号側駆動回路とに同期信号や画像信号を送って、液晶表示画像を制御するものである。
【0027】上記したパネルケース14には、ここでは、液晶カラー表示ユニット6、液晶駆動回路19及び液晶制御回路20を収納するように構成したが、これ以外にも図示しない役物制御回路等を含ませるよう構成してもよい。そして、図2では、パネルケース14の前面側のみを図示したが、実際にはこのパネルケース14に対応する図示しない背面側のパネルケースと合わせて収納物を一体的に覆う構造となる。この背面側のパネルケースは、そのケース内に収納する制御回路の種類によって大きさや形状の異なったものが採用される。
【0028】上記したパネルケース14と、これに対応する背面側のパネルケースと合わせて収納物を一体的に覆った後、上記したユニットケース11の取付ボスに対して、一点鎖線で示す位置に、図示しないビスを使って取り付け固定する。そして、図2では、前面側のユニットケース11のみを図示したが、上記したパネルケースを収納した状態で、さらに、ユニットケース11に対応する図示しない背面側のユニットケースと合わせてパネルケースを覆って、ユニットケースが構成されている。
【0029】図3は、図2の液晶表示パネルの基板構造を説明する斜視図である。
【0030】図3において、液晶表示パネル15が薄膜トランジスタ(TFT)型アクティブマトリクスLCDで構成されており、ガラス基板21とガラス基板22とが所定間隔をおいて対向配置されている。このガラス基板22の縦横方向には、マトリクス状に画素電極23がそれぞれ配設され、この各画素電極23は、TFT24によってオン/オフ駆動される。そして、各画素電極23間には、所定の絶縁領域25が形成されている。また、他方のガラス基板21上には、この液晶パネルをフルカラー化するための赤(R)、緑(G)、青(B)のカラーフィルタが各画素電極23に対応するように、配置形成されている。そして、そのカラーフィルタ26の内側には、上記画素電極23と対向配置される共通電極27が形成れている。また、上下ガラス基板21、22の外側には、それぞれ偏光板28、29が形成されており、上下ガラス基板21、22の間には、例えば、ネマティック液晶が封入されて液晶表示パネル15を構成している。そして、偏光板28上には、画素電極23に対応する画素領域31を除く絶縁領域25に沿って透明導電膜16が網の目状に形成されている。
【0031】図4は、図2の液晶表示パネル上に形成された透明導電膜と金属枠との接続部を示す図である。
【0032】図4に示すように、液晶表示パネル16の表示面には、NESA膜からなる透明導電膜16が網の目状に形成されており、この透明導電膜16の端部において金属枠17がその上を覆うように形成されており、接続部32で電気的に接続されている。そして、この透明導電膜16は、図4の液晶表示パネルの各画素電極が形成されている画素領域31間の絶縁領域に沿って網の目状に形成されているため、各画素の表示に与える影響を極力少なくなり、良好な画像を得ることができる。
【0033】このように、本実施例では、液晶表示パネル15の表示面上に透明導電膜16を所定のパターン形状(ここでは、網の目状)で形成しており、この透明導電膜16が上記した金属枠17に接続されるとともに、図2に示すように、パネルケース14がこの金属枠17と接続されている。このため、液晶表示パネル15、液晶駆動回路19及び液晶制御回路20が導電性部材で覆われるとともに、液晶表示パネル15の表示面は、透明導電膜16で網の目状に覆われているので、外部からのノイズを確実に防止することが可能となり、遊技機の誤動作や表示画像の乱れを無くすことができるようになった。
【0034】図5は、液晶表示パネルの表示面上に形成する透明導電膜の形成工程の一例を説明する製造工程図である。ここでは、透明導電膜としてNESA膜を用いて基板上に形成した場合である。
【0035】まず、図5(a)に示すように、透明導電膜を形成する基板40の全面にNESA膜41を被着させる。
【0036】次に、図5(b)で、NESA膜41の表面にKPR,KMER(コダック社製)あるいはOMR(東京応化工業製)などのホト・レジスト42を全面に塗布する。
【0037】そして、図5(c)では、上記した液晶表示パネルに形成された各画素領域を除く絶縁領域に沿った網の目状パターンに露光・現像した後、薬品で洗浄する。これにより、所望のパターン形状のレジストマスク42aが残る。
【0038】次に、図5(d)では、基板40を200℃で5分間加熱した後、全面に亜鉛43を蒸着させる。
【0039】図5(e)では、エッチング溶液となる塩酸濃度が約50%の水溶液に浸すと、亜鉛43と塩酸の反応によって生ずる水素がホト・レジストでマスクされていない部分の金属酸化物被膜を還元し、この還元された金属は、塩酸に溶解して除去される。
【0040】このようにして形成された透明導電膜41aは、図5(f)に示すように、線幅が数μm程度の微細なパターニング形状に形成することができる。本実施例では、この微細なパターニング形状の透明導電膜41aが網の目状に形成されている。
【0041】なお、本実施例では、液晶表示パネル上に透明導電膜が網の目状のパターン形状に形成したが、これに限定されるものではなく、パネル全面に均一に塗布形成してもよい。
【0042】また、本実施例では、使用したディスプレイ装置として液晶表示装置を用いたが、これ以外に、プラズマディスプレイ等のフラットディスプレイやCRTのようなディスプレイ等の場合にも同様に実施することが可能である。
【0043】さらに、上記実施例のように、液晶表示装置を用いる場合であっても、使用する液晶材料や液晶駆動方法は、これに限定されるものではなく、それぞれの液晶材料にあった液晶駆動方法を用いて実施することができる。
【0044】また、液晶表示パネルやそれらの制御回路等を導電性部材からなるパネルケースで覆う場合に、このパネルケースからアース線を導いて、これを接地するように構成することもできる。
【0045】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、遊技画像を表示する遊技画像表示部の表示面の前面を透明な導電性部材で覆い、遊技画像表示部全体を覆う導電性ケースと前記導電性部材とを接続するようにしたので、表示面も含めて遊技画像表示部全体が導電性部材で覆われることから、ディスプレイ表示面からノイズが入り込み難くなり、ノイズによる遊技機の誤動作を防止することができる。
【0046】請求項2記載の遊技表示装置によれば、マトリクスの液晶表示パネルで構成された遊技画像表示部の導電性部材が、液晶表示パネルに形成された各画素電極間の絶縁領域に沿って網の目状に設けたので、各画素で表示する表示画像に影響を与えずに、表示面をシールドすることが可能となり、ノイズ等に強い遊技表示装置とすることができる。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013