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発明の名称 遊技機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−24113
公開日 平成7年(1995)1月27日
出願番号 特願平5−191404
出願日 昭和61年(1986)12月11日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】荒船 博司
発明者 新山 吉平 / 伊東 広司
要約 目的
遊技球の移動により意外性や斬新さを与えながら入賞の期待感をアップさせる遊技機を提供すること。

構成
遊技盤1前面に設けられた遊技領域2内に、取付基板51を介して役物が設置されるとともに該役物の下方に入賞部4が設置された遊技機において、前記取付基板51に遊技球の流入口51aが設けられている。一方、前記流入口51aから流入して前記遊技盤1の背面側に設けられた補助入賞流路71により下方に導かれた遊技球の流出口79が前記入賞部4の上方に設けられている。
特許請求の範囲
【請求項1】 遊技盤前面に設けられた遊技領域内に、取付基板を介して役物が設置されるとともに該役物の下方に入賞部が設けられた遊技機において、前記取付基板に遊技球の流入口が設けられる一方、前記流入口から流入して前記遊技盤の背面側に設けられた補助入賞流路により下方に導かれた遊技球の流出口が前記入賞部の上方に設けられていることを特徴とする遊技機。
【請求項2】 前記補助入賞流路が前記役物に設けられていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、遊技球が、役物の取付基板に設けられた流入口から流入しその下方の流入口から流入してその直下の入賞部に入り得るようにした遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ遊技機など遊技領域に遊技球を打ち込んでゲームを行なう遊技機においては、遊技領域の中央などに変動入賞装置や可変表示式権利発生装置などの役物が設置されるとともに各所に入賞装置などが設置されていた。
【0003】また、その遊技領域の上方に打ち込まれた遊技球を各所の入賞装置方向に導いて入賞の期待をアップさせる釘や風車(回転誘導部材)などが設置されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、それら釘や風車は可成り以前から使われているため、意外性や斬新さに欠けるという問題があった。
【0005】この発明は、このような問題を解決するためになされたもので、遊技球の移動により意外性や斬新さを与えながら入賞の期待感をアップさせる遊技機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、遊技盤前面に設けられた遊技領域内に、取付基板を介して役物が設置されるとともに該役物の下方に入賞部が設けられた遊技機において、前記取付基板に遊技球の流入口が設けられる一方、前記流入口から流入して前記遊技盤の背面側に設けられた補助入賞流路により下方に導かれた遊技球の流出口が前記入賞部の上方に設けられた構成とした。
【0007】前記補助入賞流路を前記役物に設けてもよい。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明によれば、役物の近くに至った遊技球が役物の取付基板の流入口から流入し、その下方の流出口から流出して入賞部の上方に至るので、遊技球の流れに意外性や斬新さがあって入賞の期待感がよりアップする。
【0009】請求項2記載の発明によれば、入賞流路が役物に設けられているので、遊技盤への設置が容易となる。
【0010】
【実施例】第1図は、この発明の実施例に係るパチンコ遊技機の遊技盤1の構成例を示すもので、その前面には、遊技機の下部に設けられた遊技球発射装置(図示省略)によって発射された遊技球を遊技盤1の上方部まで案内するガイドレール3が配設され、ガイドレール3と遊技盤1前面のガラス板とによって囲まれた空間が遊技領域2とされている。
【0011】そして、この遊技領域2の中央には、一対の可動部材53,53が左右に移動もしくは回動することにより、周囲の遊技領域と内部入賞空間とが連通状態にされる変動入賞装置5が設置されている。この変動入賞装置5の下方には、例えば2個の遊技球が入賞すると可動片が閉じるように構成されたいわゆる2回開きのチューリップ式遊技球入賞装置4などが設置され、その両側に特定入賞口7a,7bが設けられている。前記特定入賞口7a,7bはチャッカーと呼ばれる入賞具により構成されている。
【0012】変動入賞装置5の上方には、いわゆる“天の左”“天の右”の2つの入賞口6a,6bが設けられている。変動入賞装置5の両側には一般入賞口8が、また、その下方にはそれぞれ通常のチューリップ式遊技球入賞装置9が配設されている。
【0013】そして、遊技盤1の下部には、上方から落下してくる途中で上記各入賞領域(4,5,6a,6b,7a,7b,8,9)に入賞できなかった遊技球を遊技盤1の後方へ回収するアウト口10が設けられている。さらに遊技盤1の表面の適宜位置には、上方より落下してくる遊技球の方向を無作為に変更させる多数の障害釘11や遊技球の落下速度および方向を制御する転動誘導部材(いわゆる風車)12a,12bが遊技領域2の縦中心線に対して略対称に配設されている。
【0014】この実施例における変動入賞装置5は、第2図〜第9図に詳しく示すごとく、次のように構成されている。
【0015】前面のみ開口された箱形をなす基枠50(第8図参照)の外周前端部よりには、遊技盤1の表面にそれと略同一平面となるように取り付けられる取付基板51が設けられ、取付基板51の左右両側部には、流入口51aが各々設けられている。また、基枠50の上部には、前記天の一般入賞口6a,6bが取付基板51から前方へ突出した状態で設けられ、その前端部に装飾板52が装着されている。
【0016】そして、前記基枠50中央の左右両側の切欠き部には、第2図に詳しく示すように、一対の可動部材53,53が、基枠50の両側部に回動自在に取り付けられた回動軸54,54の一端に固定され、回動軸54によってそれぞれ回動可能に支持されている。
【0017】これら可動部材53,53は、通常は垂直姿勢をなし、前記特定入賞口7a,7b等への入賞を条件として基枠50背部に取付けられた第2作動部材取付け板120(第8図参照)に設置された一対のソレノイド100,100が励磁されることにより、回動レバー105,105と前記回動軸54,54を介して外側へ往復回動されて、変動入賞装置5の内部空間としての入賞空間55を開閉する。入賞空間55が開かれると、遊技領域2の上方より流下してきた遊技球が入賞空間55中に飛び込み可能となる。しかも、可動部材53,53は後述のストッパ108(第6,7図参照)により、ストッパの非作動時は90°、またストッパ作動時は45°の角度までそれぞれ回動される。可動部材53が90°まで回動されると、可動部材53上に流下した遊技球は、流入口51aから入賞空間55中にも流入可能となる。
【0018】前記装飾板52の下部側には、入賞空間55中に入賞した遊技球の個数を表示する表示ランプ52aが5個取り付けられている。これら5個の表示ランプ52aを例えば左側から順番に点灯させて行くことにより1〜5個の入賞表示を行ない、続いて左側から順番に点滅駆動させることにより、6〜10個の入賞表示を行なうことで合計10個まで入賞個数を表示できるようになっている。
【0019】また、基枠50の中央背部は、遊技盤1の取付け孔(図示省略)内に嵌入される膨出形状(第8図参照)となっている。そして、入賞空間55の中ほどの高さ位置には、奥側が低く傾斜した遊技球案内用の分流棚56が配設されている。
【0020】また、基枠50中の下部には前端(手前側)が低くなるように緩傾斜した流下底面57が設けられている。そして、その前端の両側に一般入賞口58,58が設けられ、それらの入賞口58,58の外側上方部に流下底面57からの遊技球を一般入賞口58,58の中央寄りへ案内する流下案内板62,62が配設されている。さらに、一般入賞口58と58との間には、奥に向かって低くなるように傾斜した入賞流路59が取付基板51の手前側へ突出するように、つまり、流下底面57の前方に位置するように設けられている。
【0021】また、基枠50の前面の下半部には、装飾板60が取り付けられ、その中央に特別の利益状態の継続回数を表示するセグメント型表示器61が設置されている。
【0022】また、流下底面57の前端中央には、入賞流路59に対応して遊技球を流入させる入賞導入口57aが設けられており、この入賞導入口57aには、流下底面57上を流下してきた遊技球が直接もしくは入賞流路59を介して流入可能にされている。そしてこの入賞導入口57a内の奥方、すなわち流下底面57の下方には、第4図に示すように、遊技球を内部の特別入賞領域73(第3図、後述)又は一般入賞領域74,74(第3図、後述)に選り分けながら案内する回転選り分け部材65が垂直な軸のまわりに回転自在に設置されている。
【0023】この回転選り分け部材65は、周縁部に等間隔をおいて特別入賞領域73(第3図、後述)に遊技球を案内する3個の、特別入賞案内孔65bが設けられ、各特別入賞案内孔65bの間には一般入賞領域74,74(第3図、後述)に遊技球を案内する一般入賞案内棚65aが設けられている。そして、一般入賞案内棚65aが前方に位置しているときに入賞導入口57a内に入賞した遊技球は、案内棚65a上を左または右へ移動して案内棚から落下して前記一般入賞口58,58に流入した遊技球と合流して一般入賞領域74,74(第3図、後述)に至り、一般入賞球として処理される。また、特別入賞案内孔65bが前方に位置しているときに入賞導入口57aへ入賞した遊技球は、そこを通過して下方の入賞樋に導かれることにより後述の特別入賞領域73(第3図)に流入し、特別入賞球として処理されるようになっている。
【0024】また、回転選り分け部材65は、基枠50の背部に取付基板130によって固定された駆動源(モータ)66からギヤ67,68を介して回転動力を付与されることにより、略水平姿勢で回転する。
【0025】この場合、例えば、ギヤ67に反射板67aを取り付けておき、これをその上方に設置した位置検出センサ69により検出し、その検出信号に基づいてモータ66を制御して、回転選り分け部材65をその特別入賞案内孔65bが入賞導入口57aに対向した位置で一定時間ずつ止める間欠回転を行なわせることによって、遊技球を特別入賞領域73(第3図、後述)へ入賞させ易くすることができる。
【0026】また、基枠50の取付基板51の背部には、第3図に示す入賞球制御ユニット70が取り付けられている(第8図においては図示省略)。
【0027】この入賞球制御ユニット70には、左右両側部から下部にわたって略U字状をなす補助入賞流路71が設けられている。この補助入賞流路71は、前記取付基板51の流入口51a中に入った遊技球を下部の流路変更部71aに至るように誘導する。
【0028】流路変更部71aの前方には、遊技盤1を貫通するように流出口79が設置されている(第1図参照)。そして、流入口51aに入賞して、前記流路変更部71aに至った遊技球はこの流出口79を通って、その下方に配置されている2回開きのチューリップ式遊技球入賞装置4の上方に排出されこれを開かせるようになっている。
【0029】このような構成をもって、変動入賞装置5の入賞空間55中に流入できずに流入口51a中に流入した遊技球が2回開きのチューリップ式遊技球入賞装置4に入賞できるチャンスが与えられる。これにより、遊技球の流れに意外性や斬新さが生じ、入賞の期待感がよりアップされる。
【0030】また、入賞球制御ユニット70には、回転選り分け部材65によって選り分けられた遊技球を誘導させる案内棚72が、後方に傾斜した状態で設置されている。
【0031】この案内棚72の下方奥側中央には、前記入賞導入口57aに入った遊技球が案内棚72を介して流入し得る特別入賞領域73が設けられている。そして、この特別入賞領域73中へ入賞した遊技球が特別入賞検出器SW3(第1図参照)により検出されて特別の利益状態が発生又は継続する。また、上記特別入賞領域73の左右両側には、前記一般入賞口58,58中に入った遊技球が案内棚72を介して流入する一般入賞領域74,74が設けられている。これら一般入賞領域74,74には、前記入賞導入口57aに入った遊技球も案内棚72を介して流入し得るようになっている。
【0032】また、前記入賞球制御ユニット70の下部には、前記特別入賞領域73および一般入賞領域74,74中に入った遊技球を集合させる集合樋75が設けられている。この集合樋75の底壁は一方(第3図では左方)に向かって下り傾斜され、その終端には入賞領域73および74に入賞した遊技球、すなわち変動入賞装置5の入賞空間55中に入った遊技球の数を検出するカウント検出器76(SW4)が設置されている。すなわち、特別入賞領域73へ入賞した遊技球は、特別入賞検出器SW3により検出された後、再びカウント検出器76により検出されるようになっている。なお、このカウント検出器76により検出された遊技球は、遊技盤1の背面に設けられた入賞球処理装置(図示省略)まで誘導されて一個ずつ分離され、賞品球排出装置(図示省略)が入賞球の数だけ作動されるようになっている。
【0033】ところで、前記可動部材53,53の回動軸54,54は、第5図〜第8図に示すように、その後端に作動レバー105が固定され、この作動レバー先端のピン105aがソレノイド100の作動ロッド101に取り付けられた作動部材102の長孔102aに係合され、作動ロッド101が上下動されることにより可動部材53,53を回動させるようになっている。
【0034】なお、ソレノイド100は、第2作動部材取付け板120によって基枠50の背面に固定される。また、作動ロッド101及び作動部材102は、作動ロッド101に外嵌されたコイルバネ106、および作動部材102とバネ掛け103(基枠50に設けられている)との間に張設された復帰用バネ107により下降方向への復帰力が与えられると共に、基枠50に設けられたストッパ108によって最下降位置を規制されている。
【0035】一方、可動部材53,53は、前記作動部材102,102がそれらの近傍に配置されたロック部材110によって最上昇位置が規制されることにより、回動角が調整されるようになっている。
【0036】前記ロック部材110は、第5図に2点鎖線で示す第2作動部材取付け板120に形成された開口窓121の両側縁部に突設されている軸受部122,122に、ピン111を介して回動自在に取り付けられている。このロック部材110には作動ピン112が突設され、この作動ピン112が基枠50の背部に取り付けられた第1作動部材取付け板130(第4図および第8図参照)の背部右側に設置されたソレノイド140の作動ロッド141(第4図および第5図参照)の下端に固定された係合部材142の長孔142a中に嵌挿されていて、前記ソレノイド140が励磁されることに伴って前記作動部材102,102の上昇位置が制限され、もって、前記可動部材53の回動角が調整されるようになっている。
【0037】すなわち、通常時においてはソレノイド140は非励磁状態にされているとともに、ソレノイド100,100が停止して作動部材102,102が下降した状態にされて、前記可動部材53,53が略垂直状態に保持され、変動入賞装置5内部の入賞空間55を閉塞した状態にある。
【0038】そして、遊技球が特定入賞口7a,7aへ入賞したとき、又は特別入賞領域73へ入賞して特別な利益が発生したときは、制御装置(図示省略)によってソレノイド100,100が作動されて可動部材53,53がそれぞれ所定回数回動される。
【0039】その場合、前記ソレノイド140が非励磁状態にされていると、つまりロック部材110が回動復帰してロック片113が、第7図に二点鎖線で示すごとく傾斜した状態にされているときは、作動部材102が二点鎖線で示すようにロック部材110によって妨げられることなく上昇する。これによって可動部材53,53が左右に略90°回動して、入賞空間55および流入口51a,51a中への遊技球の流入を可能にする。
【0040】一方、ソレノイド140が励磁されると、ロック部材110が回動されてロック片113が第7図に実線で示すように略水平状態にされる。すると、作動部材102がそのロック片113に当ってその上昇位置が一定高さに制限され、それにより可動部材53,53の両側への回動角度が略45°に制限されることとなる。このとき、可動部材53,53が流入口51a,51aの前方にこれを閉鎖するように位置するため、流入口51aへの遊技球の流入が妨げられて入賞空間55中へのみ流入可能となる。
【0041】なお、変動入賞装置5内部の入賞空間55内の奥側中央には、砕岩機にて工事を行なう労働者を模した可動表示部材90(第4図参照)が設置されている。この可動表示部材90は、人の形をした本体91と、該本体91に対し回動軸93を介して回動可能に取り付けられた左右の腕部材92,92と、これらの腕部材92と92との間に取り付けられた支持棒94と、該支持棒94に支持され前部に表示ランプ95aを有する砕岩機を模した表示器95と、前記回動軸93に固定され前記腕部材92,92に回動力を伝達する作動レバー96とから構成されている。作動レバー96は本体91より大きく後方へ突出され、その突出端が前記基枠50の後壁50cに形成された開口部50dを貫通し、第1作動部材取付け板130中央の開口部131内に臨むようにされる。
【0042】そして、本体91が入賞空間55を構成する基枠50の後壁50cの略中央位置に固定され、作動レバー96に突設された作動ピン97が、第1作動部材取付け板130の背面右側に取り付けられたソレノイド150の作動ロッド151と一体に設けられた作動部材152の係合突起152aの下側に位置するようにされている。これによって、ソレノイド150が励磁されて作動部材152が下降されると、作動レバー96を介して腕部材92が回動され、もって表示器95が上昇される。一方、ソレノイド150の駆動が停止されて引張りバネ98により作動レバー96が上方へ回動復帰されると、それに伴って表示器95が下降されるようになる。制御装置(図示省略)によってソレノイド150が周期的に駆動されることにより、上記動作が繰り返される。
【0043】上記可動表示部材90は、例えば特別な利益状態の発生時に可動部材53が10回開閉されるか、入賞空間55内へ遊技球が5個入賞したときに、特別入賞領域73への遊技球がないとまもなく特別な利益状態継続の権利を失うことを警告するため、上記ような動作を行なわせるようにすることができる。
【0044】また、前記表示ランプ95aは、特別入賞領域73中に遊技球が入賞したときに制御回路(図示省略)により点灯されて特別な利益状態の発生を知らせるのに使用される。
【0045】次に、上記のように構成された変動入賞装置5の動作タイミングを場合分けして第10図〜第14図のタイミングチャートを用いて説明する。
【0046】先ず、第10図には、遊技球が特定入賞口7a又は7bに入賞した後、特別入賞領域73への入賞がなかった場合のタイミングを示す。
【0047】このときには、特定入賞口7aまたは7bへの遊技球の入賞によりスイッチSW1又はSW2がオン(ON)となって、制御装置(図示省略)により可動部材53,53が2回開閉動作された後、例えばその回動回数を計数するカウンタから出力されるリセット信号を受けて入賞空間55を閉じた状態で停止する。
【0048】しかも、この実施例では、特定入賞口7a又は7bへの入賞を検出して可動部材53の1回目の開閉動作が始ってから終了するまでの間、ソレノイド100を作動させて、ロック部材110をそのロック片113が水平となる角度まで回動させるようにしている。従って、第7図に示すごとくロック片113が作動部材102の上昇位置を所定高さに制限することになる。そのため、、可動部材53,53の一回目の開閉は、略45°の範囲で行なわれる。従って、このときには、入賞空間55中へ遊技球の入賞は可能であるが、流入口51a,51a中への入賞は不可能である。
【0049】一方、特定入賞口7a,7bへの入賞に伴う回動部材53,53の2回目の回動開始時には、ソレノイド140の駆動を停止させることによりロック部材110が回動復帰して、ロック部材110による作動部材102の上昇制限が行なわれなくなる。そのため、第7図に2点鎖線で示すごとく、可動部材53,53が略90°の範囲で開閉動作する。従って、このときには、可動部材53,53上に至った遊技球は入賞空間55および流入口51aのいずれにも流入可能である。
【0050】なお、特別入賞検出器(SW3)の検出信号の有効期間Taは、可動部材53の1回目の開閉動作の開始時から2回目の開閉動作が終了した後の一定時間内とされる。これによって、特定入賞口7a,7bへの入賞がないのにもかかわらず特別入賞領域73への入賞(例えば遊技店の係員による投入)により特別遊技が開始されるのを回避することができる。
【0051】また、可動表示部材90の表示ランプ95aは可動部材53,53の1回の開閉動作につき2回ずつ点灯される。
【0052】第11図には、特定入賞口7aまた7bに入賞した後、上記有効期間Ta内に特別入賞領域73へ遊技球が入賞した場合の動作タイミングを示す。
【0053】このときには、特別入賞領域73へ入賞したことを特別入賞検出器(SW3)が検出した後、一定の準備期間(例えば、1.6秒)が経過した時点から特別の遊技態様(特別な利益状態)に移行し、可動部材53,53が例えば1サイクル当り18回の開閉動作を開始する。
【0054】そして、その1サイクル(18回の開閉動作)の期間内に、特別入賞領域への入賞が一つもないまま、カウント検出器SW4によって入賞空間55中に遊技球が10個入賞したことが検出されると、その時点で可動部材53,53の開閉動作が終了され、閉じた状態に戻る。
【0055】なお、スイッチSW3が検出した時点で有効期間Taを終了させることによって、連続した特別入賞領域73への入賞により直ちにサイクルが更新されるのを防止するようになっている。
【0056】また、特定入賞口7a,7bへの入賞に伴う2回の開閉動作中に特別入賞領域73への入賞があって、特別遊技が開始されると、継続回数を表示するセグメント型表示器61に1サイクル目であることを知らせる「1」が表示される。
【0057】さらに、特別遊技態様時には、可動表示部材90の表示ランプ95aの点滅周期を長くして特定入賞口への入賞に伴う開閉時との区別を明確にしている。
【0058】また、第12図には、遊技球が特定入賞口7a又は7b中に入賞して可動部材53,53の2回の開閉動作中に、特別入賞領域73への入賞があった場合の動作タイミングを示す。
【0059】この場合、例えば可動部材53,53の2回目の開閉動作中に遊技球が特別入賞領域73中に入賞し、これを特別入賞検出器(SW3)が検出したとすると、直ちにリセット信号が発せられ、それに基づき可動部材53,53の開閉動作が途中で停止されて閉じた状態となる。そして、一定の準備期間(1.6秒)が経過した後、特別の遊技態様が開始される。
【0060】なお、第12図においては、特別な遊技態様中における動作タイミングチャートの後半部の図示を省略しているが、後に詳細に説明するように、特別の遊技態様の後半時にはロック部材110が適宜作動され(第13図)、それに伴って可動部材53,53の開閉が半開き状態(略45°)に制御されるようになっている。
【0061】その他は、第10図及び第11図と同じ説明となるので、重複説明を省略する。
【0062】第13図には、特別入賞領域73に入賞して特別な遊技態様を開始したが、18回の開閉動作中に特別入賞領域73への入賞がなかった場合すなわち継続条件が成立しなかった場合の動作タイミングを示す。
【0063】この場合には、可動部材53,53が18回開閉した後、タイマ(カウンタ)によりリセットされ、その時点で特別な遊技態様が終了する。そして、終了と同時にセグメント型表示器61の表示も「0」にクリアされる。
【0064】また、この特別な遊技態様中に入賞空間55に入賞した遊技球がカウント検出器76(SW4)により検出される。その検出された個数は5個のランプからなる表示器52aにて表示される。その表示の仕方としては、前述したように例えば5個までの入賞においては、表示ランプ52aを端から1個ずつ入賞した個数分点灯させ、6個〜10個までの入賞においては、5個の表示ランプ52aを一旦全て消した後、端から1個ずつ5個以上入賞した個数分点滅して行なう方法がある。
【0065】一方、特別遊技態様中、変動入賞装置5内部の可動表示部材90は、入賞空間55への入賞個数が5個目に達したときからそのサイクルが終了するまでの間、ソレノイド150を駆動させることにより作動される。
【0066】これとともに、通常は一定速度で回転されていた回転選り別け部材65が、表示ランプ52aの表示が例えば「5個」に達したときから、位置検出センサ69による位置検出信号に基づいて、各特別入賞案内孔65bが入賞導入口57aに対向する位置にきた時点で、例えば0.8秒ずつ停止させるような間欠回転を行なわせるようにする。これによって、特別入賞のチャンスが多く与えるようになる。
【0067】その他は、第10図〜第12図で説明したと同様なので重複説明は省略する。
【0068】また、第14図には、特別入賞領域73への入賞によって発生した特別な遊技態様の各サイクル中に、再度特別入賞領域73への入賞があった場合の動作タイミングを示す。
【0069】第14図では、例えば、第1回のサイクルにおいて可動部材53,53の12回目の開閉動作中に、再度遊技球が特別入賞領域73中に入賞した場合のタイミングが示されており、その遊技球が特別入賞検出器SW3により検出されると、リセット信号が発せられ、それに基いてその時点で可動部材53,53の開閉動作が一旦停止され、一定(例えば1.6秒)の準備時間(ウエイトタイム)の経過後、再び開閉動作が開始される。
【0070】そして、セグメント型表示器61の継続表示は、特別入賞検出器SWにより特別入賞球が検出された時点で、「2」に変わる。
【0071】また、この動作タイミングチャートに示すように、変動入賞装置5内への入賞球が比較的少なく表示ランプ52aのカウント表示が「5」となる以前に可動部材53,53の開閉が10回目に入ると、その時点で可動表示部材90の作動が開始されるようになっている。つまり、可動表示部材90は、各サイクル中における変動入賞装置5への入賞個数が5個に達するか、開閉回数が10回に達するか、いずれか早い方の時点で作動される。しかも、特別入賞領域73中に再度入賞したことを可視表示させるため、可動表示部材90の最後の動作時間は長くしてある。
【0072】同様に、表示ランプ52aのカウント表示が「5」となる以前に可動部材53,53の開閉が10回目に入ると、回転選り分け部材65の間欠回転動作が開始される。そして、この間欠回転動作および可動表示部材90の作動は特別入賞領域73への入賞が検出された時点で終了し、その後回転選り分け部材65は等速回転状態に戻される。
【0073】なお、特別遊技態様における次のサイクルへの移行の準備期間(ウエイト時間)中においては、特別入賞検出器(SW3)による検出信号を無視するようになっている。これにより、一度も可動部材53,53の開閉動作がなされないまま、継続回数が更新されるという事態が回避され、遊技者への利益が確保される。
【0074】その他は、第10図〜第13図で説明したと同様となるので重複説明は省略する。
【0075】なお、第10図〜第14図に示した動作のタイミング制御は、図示しないマイコン、電子回路、その他の制御装置によって行なわれる。
【0076】以上説明したように、この実施例に係るパチンコ遊技機においては、遊技盤の中央に設置された変動入賞装置5の入賞空間55を構成する流下底板57の流下端部(前端)に、内部に一般入賞領域74と特別入賞領域73とを備えた入賞導入口57aを設け、該入賞導入口57aの後方には、その中に入った遊技球を回転しながら上記一般入賞領域74と特別入賞領域73とに選り分けて入賞させる回転選り分け部材65を設置した構成としたので、特別入賞領域73への遊技球の入賞確率の調整は、回転選り分け部材65の構成すなわち一般入賞案内棚65aと特別入賞案内孔65bとの比率及び回転状態(間欠動作時における停止時間)などを変えることによって容易に行なえるようになる。
【0077】また、入賞導入口57aの両側に一般入賞口58が設けられているとともに、入賞導入口57a中に入った遊技球が回転選り分け部材65によって再び一般入賞領域74と特別入賞領域73とに選り分けられるので、入賞導入口57aへ多くの遊技球を導ように変動入賞装置内部を形成して特別入賞への期待感を高めることができ、しかも特別入賞の確率は、遊技者と遊技店との利益のバランスがとれるように設定することができる。
【0078】さらに、変動入賞装置5の両側部に可動部材53,53の全開動作時に入賞し易くなる流入口51aを設け、可動部材53,53の開閉動作中に入賞空間55中に入賞できなくても、遊技球が流入口51aに入賞するとそれがチューリップ式遊技球入賞装置4の上方へ排出される構成としたので、遊技態様が豊富にされるとともに、特別遊技態様が発生しなくても遊技者により多くの入賞のチャンスが与えられることとなって、パチンコ遊技に対する興味が増加される。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る遊技機によれば、以下のような優れた効果を奏することができる。
【0080】請求項1記載の発明によれば、役物の近くに至った遊技球が役物の取付基板の流入口から流入し、その下方の流出口から流出して入賞部の上方に至るので、遊技球の流れに意外性や斬新さがあって入賞の期待感がよりアップする。
【0081】請求項2記載の発明によれば、入賞流路が役物に設けられているので、遊技盤への設置が容易となる。




 

 


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