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発明の名称 弾球遊技機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−24110
公開日 平成7年(1995)1月27日
出願番号 特願平5−173963
出願日 平成5年(1993)7月14日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】荒船 博司 (外1名)
発明者 新山 吉平 / 伊東 広司
要約 目的
弾球遊技機において、遊技盤上に配設される釘や各種役物等の遊技具や装飾部材を効率よく導通させたり接地させたりして、静電ノイズ等の発生を有効に防止できるようにする。

構成
遊技盤2が、ボード状の基材20と装飾用シート部材21との間に導電性を有する導電性シート部材22を挟んで構成され、遊技具YGや装飾部材SBが、前記遊技盤2上に前記導電性シート部材22を介して互いに導通するように取付けられているので、各遊技具YGおよび装飾部材SBの間を同電位に保つことができ、放電の発生を防止して、静電ノイズや電磁波ノイズ等のノイズ成分を有効に除去することができる。
特許請求の範囲
【請求項1】ボード状の基材の表面に装飾用シート部材を積層して成る遊技盤上に、遊技具及び装飾部材が取付けられ、該遊技盤が本体側の収納用フレームに着脱可能に取り付けられる弾球遊技機において、前記遊技盤が、前記基材と前記装飾用シート部材との間に導電性を有する導電性シート部材を挟んで構成され、前記遊技盤上に、前記各遊技具及び装飾部材が前記導電性シート部材を介して互いに導通するように取り付けられることを特徴とする弾球遊技機。
【請求項2】前記収納用フレームと前記導電性シート部材とを電気的に接続する接続手段を備えることを特徴とする前記請求項1記載の弾球遊技機。
【請求項3】前記遊技盤の側縁部には、前記装飾用シート部材で覆われた前記導電性シート部材の一部が露出する導電性シート部材露出部が形成され、前記接続手段が、前記導電性シート部材露出部に係合して、前記遊技盤を固定する導電性の遊技盤係止部材で構成されることを特徴とする前記請求項2に記載の弾球遊技機。
【請求項4】前記遊技盤上に取り付けられた前記遊技具及び装飾部材が、前記導電性シート部材を介して接地されることを特徴とする前記請求項1から3の何れかに記載の弾球遊技機。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、遊技盤に装飾部材を配設し、その遊技盤を収納用フレームに着脱可能に取り付けた弾球遊技機に係り、より詳細には、遊技盤上に発生する静電ノイズ等のノイズ成分を除去できる弾球遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】金属製のパチンコ玉が遊技盤面を伝って落下する弾球遊技機としてのパチンコ遊技機では、遊技盤表面の装飾用シート部材(例えば、任意の印刷が施されたセルロイドシート等)と遊技球との摩擦等によって静電気が発生し、遊技盤上に配設された釘や各種役物等の遊技具や装飾部材と遊技球との間で放電(スパーク)を生じる。
【0003】このように、遊技球等の摩擦により発生する静電気は、前記遊技具や装飾部材との間で放電を生じると、静電ノイズや電磁波ノイズを発生して、パチンコ遊技機の制御回路等に侵入して、誤動作を起こす原因となっていた。
【0004】そこで、従来においては、遊技盤上に設けられる前記各種役物等の遊技具や装飾部材の表面に金属メッキを施したり、或いは遊技具自体等を導電性の樹脂等で形成したりすると共に、それらの遊技具や装飾部材を接地して静電気の帯電を防ぎ、静電ノイズや電磁波ノイズの発生を防止しようとする試みが行われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記のような場合には、金属メッキを施した遊技具,装飾部材や、導電性の樹脂で形成した遊技具や装飾部材の一つずつにアース線を接続し、そのアース線を遊技盤の裏側まで導き出して接地する必要があるため、遊技盤に遊技具等を組み付ける際の作業効率が悪いという問題があった。
【0006】本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、遊技盤上に配設される釘や各種役物等の遊技具や装飾部材間の電位差をなくして、放電によるノイズの発生が有効に防止できる弾球遊技機を提供することを主な目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため本発明に係る弾球遊技機は、ボード状の基材(例えば、ベニヤボード等)の表面に装飾用シート部材(例えば、図柄等を印刷したセルロイドシート等)を積層して成る遊技盤上に、遊技具(例えば、釘や各種役物等)及び装飾部材(例えば、表示器の周辺を囲う装飾部材等)が取付けられ、該遊技盤が本体側の収納用フレームに着脱可能に取り付けられる弾球遊技機において、前記遊技盤が、前記基材と前記装飾用シート部材との間に導電性を有する導電性シート部材(例えば、ポリアセチレン等の導電性高分子や、フィラー添加導電性プラスチック等からなるシート)を挟んで構成され、前記遊技盤上に、前記各遊技具及び装飾部材が前記導電性シート部材を介して互いに導通するように取り付けられた構成となっている。
【0008】また、請求項2に記載したように、前記収納用フレームと前記導電性シート部材とを電気的に接続する接続手段を備えるようにできる。
【0009】また、請求項3に記載したように、前記遊技盤の側縁部には、前記装飾用シート部材で覆われた前記導電性シート部材の一部が露出する導電性シート部材露出部が形成され、前記接続手段が、前記導電性シート部材露出部に係合して、前記遊技盤を固定する導電性の遊技盤係止部材で構成されるようにしても良い。
【0010】また、請求項4に記載のように、前記遊技盤上に取り付けられた前記遊技具及び装飾部材が、前記導電性シート部材を介して接地されるようにしても良い。
【0011】
【作用】本発明に係る弾球遊技機によれば、遊技盤が、ボード状の基材と装飾用シート部材との間に、導電性を有する導電性シート部材を挟んで構成され、遊技具や装飾部材がその導電性シート部材を介して互いに導通するように取り付けられているため、各遊技具や装飾部材は同電位となり放電が生じ難くなるので、静電ノイズや電磁波ノイズの発生を防止することができる。
【0012】しかも、前記遊技具や装飾部材は、例えば、金属製の釘等によって遊技盤に取り付けるだけで前記導電性シート部材と電気的に接触するため、各遊技具等を簡単に導通させることができ、作業効率を向上させることができる。
【0013】また、請求項2に記載したように、前記収納用フレームと前記導電性シート部材とを電気的に接続する接続手段を備える場合には、この導電性シート部材を介して前記遊技具や装飾部材と前記収納用フレームとを同電位にできるため、一層、放電が生じ難くなり、静電ノイズや電磁波ノイズの発生をより有効に防止することができるようになる。
【0014】また、請求項3に記載したように、前記接続手段が、該遊技盤の導電性シート部材露出部に係合し、前記遊技盤を固定する導電性の遊技盤係止部で構成される場合には、遊技盤を収納用フレームに取り付ける際に、前記遊技盤係止部材を遊技盤に係合させるだけで、前記導電性シート部材とフレームとを電気的に接続することができ、作業効率を向上させることができる。
【0015】尚、請求項4に記載のように、前記遊技盤上に取り付けられた前記遊技具及び装飾部材が、前記導電性シート部材を介して接地される構成とした場合には、従来のように個々の遊技具等にアース線を接続するような面倒な作業を行う必要がなくなり、効率良く接地することが可能となる。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本発明に係る弾球遊技機としてのパチンコ遊技機の実施例について説明する。
【0017】図1はこの実施例のパチンコ遊技機Pを示す正面図である。
【0018】なお、実施例としてはパチンコ遊技機Pを例にとったが、本発明はこの遊技機に限定されるものではなく、帯電する可能性のある遊技球を用いて遊技を行なう弾球遊技機であればどのような弾球遊技機であっても良い。
【0019】まず、弾球遊技機Pの遊技盤面2aの説明を行なう。
【0020】図1に示すように、遊技盤2の前面(遊技盤面2a)には、遊技球が流入する遊技領域Yが形成されている。
【0021】この遊技領域Yは、遊技盤面2aに取付けられたガイドレール12によって囲まれたものである。
【0022】そして、この遊技領域Yには、複数種類の識別情報が可変表示可能な液晶表示装置1(特別図柄表示装置)と、変動入賞装置13とが配設されている。
【0023】尚、可変表示装置1は、外観装飾と表示面の保護を兼ねる表示部装飾部材1aを介して遊技盤2に取り付けられている。
【0024】さらに、遊技領域Yには、始動口14が設けられており、この始動口14に入賞した入賞球が、それぞれ始動入賞球検出スイッチ(図示略)により検出される。 それらの始動入賞球検出スイッチの検出出力に基づいて、遊技球が始動口14に入賞したことが検知され、液晶表示装置1が可変表示される。
【0025】この液晶表示装置1の可変表示は、可変表示のスタート時に、乱数発生手段(図示省略)から発生した値を予め決められた当たりの値と比較し、一致した場合に、予め図柄記憶手段(図示省略)に記憶された当たり図柄を表示し、比較値が一致しない場合に、同じく図柄記憶手段に記憶されたハズレ図柄を表示するものである。
【0026】そして、当たり図柄表示がなされた場合、すなわち、乱数発生手段(図示省略)から発生した値と予め決められた当たりの値とが一致した場合に、変動入賞装置13は、遊技球が入賞し易い遊技者にとって有利な第1の状態に変化する。
【0027】なお、変動入賞装置13は、大当たりによる第1の状態以外の場合は、遊技球が入賞し難い第2の状態となっている。
【0028】また、この液晶表示装置1の可変表示の最中に再度遊技球が始動口14に入賞した場合には、その始動入賞毎の貯留数が記憶されて、その記憶値が始動入賞記憶LED(図示省略)により表示される。
【0029】前記変動入賞装置13の第1の状態では、変動入賞装置13の入賞領域(図示せず)が開放され、その入賞領域に入賞した遊技球がすべて10カウント検出スイッチ(図示省略)により検出される。
【0030】また、入賞領域に入賞した遊技球の内その入賞領域の中央に形成されている特定入賞口(所謂Vポケット)に入賞した遊技球は、特定入賞球検出スイッチ(図示せず)により検出される。
【0031】また、遊技領域Yには、さらに通常入賞口15,15・・・や、所謂風車や風車ランプと呼ばれる遊技球方向変換部材16,16・・・などが設けられている。 遊技領域Yに打込まれた遊技球がいずれの入賞口14、15や変動入賞装置13にも入賞しなかった場合は、アウト球としてアウト口(図示せず)から回収される。
【0032】なお、図1中、符号17はレール飾りランプ、符号18は変動入賞装置13が第1の状態となった当り状態時に点滅するサイドランプ、符号19は前記大当り発生時に点灯または点滅するアタッカーランプ、符号20はセンターランプである。
【0033】次に、図2,図3を参照して本発明の特徴部分である遊技盤2の構成を説明する。
【0034】ここに、図2は遊技盤2の構成を示す分解斜視図、図3はその要部を拡大して示す拡大斜視図である。
【0035】遊技盤2は、図に示すように、ボード状の基材20と、装飾用シート部材21との間に、導電性シート部材22を挟み込んだ構成となっている。
【0036】ボード状の基材20は、ベニヤボード或いは樹脂製ボードで構成され、前記液晶表示装置1の表示部装飾部材1aや変動入賞装置13等を組み込むための切抜き部23,23・・・を設けたものである。
【0037】この基材20の表面20aには、導電性シート部材22として、例えば、ポリアセチレン製の薄膜シートが接着剤によって貼着されている。
【0038】尚、前記導電性シート部材22の構成材料は、前記ポリアセチレンに限らず、他の導電性高分子でも良いし、また、カーボンファイバーやグラファイト等の導電性フィラーを添加した導電性プラスチック等であっても良い。
【0039】また、導電性シート部材22には、前記基材20と同様に、前記液晶表示装置1の表示部装飾部材1aや変動入賞装置13等を組み込むための切抜き部24,24・・・が設けられている。
【0040】この導電性シート部材22の表面22aには、装飾用シート部材21として、表面に任意の図柄等の印刷を施したセルロイド製のシートが接着剤によって貼着されている。
【0041】また、装飾用シート部材21には、前記基材20と同様に、前記液晶表示装置1の表示部装飾部材1aや、変動入賞装置13等を組み込むための切抜き部25,25・・・が設けられている。
【0042】また、この装飾用シート部材21の左右側縁部の上下二箇所には、前記導電性シート部材22の一部を露出させるための、露出用切欠部21a,21a・・・が設けられている。
【0043】そして、前記基材20,導電性シート部材22,装飾用シート部材21を積層して構成された遊技盤2の側部および上部には、アルミなどの金属で形成された遊技盤2の保護および装飾を兼ねるサイドプレート26a,26b,27が取り付けられている。
【0044】また、前記側部側のサイドプレート26a,26bには、前記装飾用シート部材21の露出用切欠部21a,21a・・・を介して露出する導電性シート部材22の表面22aの一部に接触する接触部28,28・・・が設けられている。尚、本実施例では、図3に示すように、前記接触部28,28・・・は、サイドプレート26aの垂直部を切込み、その切込み部を遊技盤2側に90度折り返して形成されている。
【0045】また、サイドプレート26bも上記と同様に構成されている。
【0046】次に、図4を参照して、遊技盤2の表面2aへの遊技具や装飾部材の取付け状態を説明する。
【0047】遊技盤2の表面2aを形成する前記装飾用シート部材21の表面側には、ガイドレール12,通常入賞口15,15・・・,液晶表示装置1の表示面を保護する表示部装飾部材1a,釘(図示省略)等の各種遊技具YGと、サイドランプ18等の装飾部材SBが金属製の取付用釘(即ち、導電性を有する釘)等によって取り付けられている。
【0048】そして、前記取付用釘は、前記装飾用シート部材21の表面から打ち込まれる際に、前記導電性シート部材22を介して前記ベニヤボード等の基材20に達するため、その導電性シート部材22によって各取付用釘は相互に電気的に導通する状態となる。
【0049】即ち、その取付用釘によって取り付けられる前記遊技具YGや装飾部材SBは、導電性シート部材22を介して、常に同電位に保たれることとなる。
【0050】したがって、各遊技具YGや装飾部材SB間で、電位差が生じないので、放電の発生を防止することができ、静電ノイズや電磁波ノイズの発生を有効に防止することができる。
【0051】また、前記サイドプレート26a,26bも、前記接触部28,28・・・を介して遊技盤2の導電性シート部材22と電気的に接続されているため、前記遊技具YG,装飾部材SBとサイドプレート26a,26bとは同電位となり、放電がより一層発生し難くなる。
【0052】尚、前記遊技具YGおよび装飾部材SBに金属メッキを施すなどして導電性をもたせた場合には、前記取付用釘を介して帯電した電荷が移動し易くなり、電荷が一箇所に集中して蓄積されることがなくなるので、遊技具等の各部間での放電を防止して効果的にノイズ成分を除去することが可能となる。
【0053】次に、図5を参照してパチンコ遊技機Pの全体構成を簡単に説明する。
【0054】ここに、図5は、パチンコ遊技機Pを開放した状態を示す斜視図である。
【0055】図中、30は、遊技店において島設備に固定される外枠であり、この外枠30に係合する内枠32が蝶番31,31によって開閉自在に取り付けられている。この内枠32の裏側には、収納用フレーム33が取り付けられ、この収納用フレーム33には、蝶番34,34を介して遊技球排出装置等を備える裏機構体35が開閉自在に設けられている。
【0056】前記収納用フレーム33は、その裏面側に前述した遊技盤2を開口部33aに臨ませて着脱自在に装着するものであり、該収納用フレームの左右側端部の上下二箇所(計4箇所)には、遊技盤2を固定すると共に、遊技盤2のサイドフレーム26a,26bの接触部28,28・・・と電気的に接続する導電性の遊技盤係止具36,36・・・が設けられている。
【0057】尚、収納用フレーム33は、遊技盤係止具36を介して前記遊技盤2と同電位となるように、アルミ等の金属で形成されている。
【0058】また、前記内枠32の裏側の下方には、収納用フレーム33に装着された遊技盤2に対して遊技球を打込む発射装置37が配設されている。
【0059】また、収納用フレーム33はアース線を接続するなどしてゼロ電位に接地するようにでき、その場合には、この収納用フレーム33の遊技盤係止具36,36・・・を介して、前記遊技盤2に配設される前記遊技具YGや装飾部材SBの全てを簡単にアースすることができ、放電の発生を確実に防止することができるようになる。
【0060】次に、図6から図10を参照して前記遊技盤係止具36の構成について説明する。
【0061】ここに、図6は遊技盤係止具36の取付け状態を示す斜視図、図7は遊技盤係止具36の開放状態を示す斜視図、図8は遊技盤係止具36の締結状態を示す斜視図、図9は遊技盤係止具36が遊技盤2を係止する状態を示す斜視図、図10は遊技盤係止具36を取り付けた収納用フレームおよび内枠を示す斜視図である。
【0062】まず、図6において、40は、遊技盤係止具36を収納用フレーム33に取り付ける係止具本体であり、その上下端部には収納フレーム33の側端部に設けられた切込み33aに差し込まれる折返し部40a,40aが形成されている。
【0063】また、係止具本体40の略中央に形成される開口部40bを介して操作子41が支持軸42によって回動可能に軸支されている。
【0064】この操作子41は、リンク機構(図示省略)を介して遊技盤2を係止する係止片43に係合されていて、この係止片43は、前記操作子41を下げた状態(図6,図7参照)において係止具本体40側に引っ込んで遊技盤2を着脱できる状態となり、操作子41を上げた状態(図8,図9参照)において遊技盤2側に突出した状態に回動して遊技盤2を固定するようになっている。
【0065】尚、図7及び図8に示すように、前記係止片43の角部43aは、遊技盤2のサイドプレート26a,26bの接触部28,28・・・と係合し易いように、テーパーがつけられている。
【0066】また、本実施例では、前記支持軸42は、係止具本体40の側部と前記開口部40bの内側部とを遊技盤2側に折り返した突片40c,40dを軸受として支持されている。
【0067】また、係止部本体40の上方には、前記操作子41が上げられた際に、その上端部と係合して留めるストッパー部材44がスナップ44aによって取り付けられている。
【0068】概略上記のように構成された遊技盤係止具36は、図6に示すように、ビス50,50によって収納用フレーム33の側端部に取り付けられる。
【0069】この際、遊技盤係止具36の折返し部40a,40aおよび係止片43,突片40c,40dは、収納用フレーム33の差込み部33aおよび開口部33bを介して収納用フレーム33の内側に突出される。
【0070】尚、上記遊技盤係止具36,36・・・は、収納用フレーム33の左右側端部の上下の計4箇所に取り付けられている。
【0071】次に、図7から図10を参照して遊技盤係止具36による遊技盤2の係止状態を説明する。
【0072】まず、図7に示すように遊技盤係止具36の操作子41を下げた状態で、収納用フレーム33の裏面側に遊技盤2を位置合わせして装着する。
【0073】次いで、操作子41を上げてストッパー部材44に係合させると、図9に示すように、係止片43は遊技盤2側に突出して、遊技盤2のサイドプレート26bを押さえつけるように係合する。
【0074】この際、係止片43の先端部は、サイドプレート26bの接触部28まで達し、接触部28と導電性シート部材22の露出部とが十分に接触するようにその接触部28を押圧する。
【0075】これにより、遊技盤2の導電性シート部材22と、サイドプレート26bの接触部28と、遊技盤係止具36および収納用フレーム33とが、電気的に接続され、結果的に遊技盤2上の前記遊技具YG,装飾部材SBを含めた全ての部位を同電位に保つことができる。
【0076】また、上記の収納用フレーム33を接地させた場合には、これと導通する他の部位もアースされたことになる。
【0077】そして、同様にして計4箇所の遊技盤係止具36,36・・・を操作して遊技盤2を完全に固定してから、図5に示す前記裏機構体35を閉め、次いで、内枠32を外枠30に対して閉める。
【0078】これにより、遊技盤2はパチンコ遊技機P内に納められて、遊技が可能な状態となる。
【0079】以上述べたように、本実施例に係るパチンコ遊技機Pによれば、遊技盤2が、ボード状の基材20と装飾用シート部材21との間に、導電性を有する導電性シート部材22を挟んで構成され、遊技具YGや装飾部材SBが取付用釘等によって導電性シート部材を介して互いに導通するように取り付けられている。
【0080】そのため、各遊技具YGや装飾部材SBが同電位となることから、遊技球を介して放電し難くなり、静電ノイズや電磁波ノイズの発生を防止することができる。
【0081】しかも、前記遊技具YGや装飾部材SBは、取付用釘等によって遊技盤2上に打ち付けるだけで前記導電性シート部材22と電気的に接触するため、各遊技具YGや装飾部材SBとを簡単に導通させることができ、従来のような面倒な配線処理が不要となるから、組立効率を向上させることができる。
【0082】また、前記収納用フレーム33が、該フレームと前記導電性シート部材22とを電気的に接続する遊技盤係止具36を備えているので、導電性シート部材22を介して前記遊技具YGや装飾部材SBと収納用フレーム33とを同電位にできるため、一層、放電が生じ難くなり、静電ノイズや電磁波ノイズの発生をより有効に防止することができる。
【0083】また、収納用フレーム33にアース線を接続するなどして接地した場合は、前記遊技盤2上に取り付けられた前記遊技具YG及び装飾部材SBの全てが、前記導電性シート部材22を介して一斉に接地された状態となり、従来のように個々の遊技具等にアース線を接続する面倒な作業を行う必要がなくなり、効率良く接地することができると共に、静電ノイズや電磁波ノイズの発生を効果的に防止することが可能となる。
【0084】また、導電性シート部材22は、その導電性によって外部からパチンコ遊技機P内への電磁波の侵入を阻止する電磁波シールドとしての役目を果たし、制御装置等の信頼性を高める効果も期待できる。
【0085】尚、上記に亘って本発明に係るパチンコ遊技機Pを好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0086】すなわち、本発明を適用可能な弾球遊技機は特定の機種のパチンコ遊技機に限定されるものではなく、第一種、第二種、第三種等のあらゆる機種の弾球遊技機に対して適用可能であることは勿論である。
【0087】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る弾球遊技機によれば、遊技盤が、ボード状の基材と装飾用シート部材との間に、導電性を有する導電性シート部材を挟んで構成され、遊技具や装飾部材がその導電性シート部材を介して互いに導通するように取り付けられているため、各遊技具や装飾部材は同電位となり放電が生じ難くなるので、静電ノイズや電磁波ノイズの発生を防止することができるという優れた効果がある。
【0088】しかも、前記遊技具や装飾部材は、例えば、金属製の釘等によって遊技盤に取り付けるだけで前記導電性シート部材と電気的に接触するため、各遊技具等を簡単に導通させることができ、作業効率を向上させることができる。
【0089】また、前記収納用フレームと前記導電性シート部材とを電気的に接続する接続手段を備える場合には、この導電性シート部材を介して前記遊技具や装飾部材と前記収納用フレームとを同電位にできるため、一層、放電が生じ難くなり、静電ノイズや電磁波ノイズの発生をより有効に防止することができるという効果もある。
【0090】また、前記接続手段が、該遊技盤の導電性シート部材露出部に係合し、前記遊技盤を固定する導電性の遊技盤係止部材で構成される場合には、遊技盤を収納用フレームに取り付ける際に、前記遊技盤係止部を遊技盤に係合させるだけで、前記導電性シート部材とフレームとを電気的に接続することができ、作業効率を向上させることができる。
【0091】また、前記遊技盤上に取り付けられた前記遊技具及び装飾部材が、前記導電性シート部材を介して接地される構成とした場合には、従来のように各遊技具等にアース線を接続する面倒な作業を行うことなく、効率良く接地することが可能となる。




 

 


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