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発明の名称 カード式パチンコ遊技機の制御装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−621
公開日 平成7年(1995)1月6日
出願番号 特願平6−24695
出願日 昭和61年(1986)12月29日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】村上 光司
発明者 新山 吉平 / 伊東 広司
要約 目的
カード式パチンコ遊技機において,外部から玉数情報を与えて不正遊技を行うことを防止する。

構成
カード保持装置17にカード20が挿入され,カード状記憶媒体から読み出されてパチンコ遊技機側に伝送されたカード識別情報がパチンコ遊技機側に予め用意された識別情報と一致することを必要条件としてRAM43内の遊技可能フラッグがセットされる。この遊技可能フラッグのセットがカード状記憶媒体側の持ち玉情報をパチンコ遊技機側の持ち玉情報記憶手段に書き込むための必要条件となるので,外部から不正に持ち玉情報を与えて不正遊技を行うことが困難になる。
特許請求の範囲
【請求項1】 カード状記憶媒体をカード保持装置に装着することに基づいて,内部を循環するパチンコ球を発射装置により弾発して遊技を行う様にしたカード式パチンコ遊技機の制御装置において,遊技客の保有する持ち玉情報が記憶される持ち玉情報記憶手段と,前記パチンコ遊技機側の所定部分に設けられ,前記持ち玉情報記憶手段の持ち玉情報を可視表示する持ち玉情報表示手段と,カード状記憶媒体側から読み出されてパチンコ遊技機側に伝送されたカード識別情報がパチンコ遊技機側に予め用意された識別情報と一致することを必要条件として,遊技可能フラッグをセットする遊技可能フラッグセット手段と,前記遊技可能フラッグがセットされていることを必要条件として,前記カード状記憶媒体側の持ち玉情報を前記持ち玉情報記憶手段に書き込む持ち玉情報書き込み手段と,前記遊技可能フラッグがセットされていることを必要条件として,前記持ち玉情報記憶手段に書き込まれた持ち玉情報を前記持ち玉情報表示手段に可視表示する持ち玉情報表示制御手段と,前記遊技可能フラッグがセットされていることを必要条件として,前記発射装置を弾発可能状態にする発射制御手段と,を具備することを特徴とするカード式パチンコ遊技機の制御装置。
【請求項2】 請求項1記載のパチンコ遊技機の制御装置において,前記持ち玉情報表示手段は,遊技客の保有する持ち玉情報を数値により可視表示することを特徴とするカード式パチンコ遊技機の制御装置。
【請求項3】 請求項1記載のパチンコ遊技機の制御装置において,前記持ち玉情報表示手段は,遊技客の保有する持ち玉情報を数値表示手段とアナログ表示手段とにより各々可視表示することを特徴とするカード式パチンコ遊技機の制御装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカード式パチンコ遊技機の制御装置に関し,特にカード状記憶媒体の装着時における認識制御の適正化に関する。
【0002】
【従来の技術】電子カードその他の携帯式の記憶媒体を使用したカード式のパチンコ遊技機は,景品交換カウンタの付近に配置されたカード発行機によって持ち玉数等が記録されたカードを購入し,各パチンコ遊技機毎に設けられたカード保持装置にカードを挿入すると,カード内から上記の持ち玉数を読みとってパチンコ遊技を行い,パチンコ遊技の過程で持ち玉数は増減する。遊技終了時に残存する持ち玉数は再度カードに記録され,このカードからカード精算機が持ち玉数を読み取り,読みとった持ち玉数に対応したレシートを発行し,このレシートを所望の景品と交換する。この好適な一例として本願出願人が提案している例えば特開昭61−238271号公報に示される様にこの種のカード式パチンコ遊技機の場合,例えばパチンコ球は一台毎のパチンコ遊技機内等に封入されて内部を循環しており,実際のパチンコ球数は遊技過程を通じて増減する事はありえない。従って,この種のパチンコ遊技機では遊技客の持ち玉は,コンピュータによる演算処理が可能なデータとして認識され,例えば入賞球検出に基づく利益情報や発射球検出に基づく不利益情報等に基づいて演算処理によって数値データとして増減する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】即ち,封入玉弾発方式のカード式パチンコ遊技機の場合,外部から玉数に関するデータを与えさえすれば物理的には常時弾発可能な状態に常時置かれていることになり,不正カードを使用した遊技を防止することは急務となっている。又,封入玉弾発方式のカード式パチンコ遊技機の場合,上述の様にパチンコ遊技機側のパチンコ球の絶対数は全く増減しないので,遊技客が自らの利益状態を直接的に視認しづらく,不信感を持ち易いという問題もある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこの様な問題点に鑑みてなされたものであり,不正カードの使用を困難にしたカード式パチンコ遊技機の制御装置を提供することを第1の目的とし,更に,パチンコ球の絶対数が物理的に増減しないカード式パチンコ遊技機において,遊技客の利益状態を直接的に判り易く視認可能とするカード式パチンコ遊技機の制御装置を提供することをその他の目的とする。要約すれば,本発明のカード式パチンコ遊技機の制御装置は:カード状記憶媒体をカード保持装置に装着することに基づいて,内部を循環するパチンコ球を発射装置により弾発して遊技を行う様にしたカード式パチンコ遊技機の制御装置を前提として:遊技客の保有する持ち玉情報が記憶される持ち玉情報記憶手段と:前記パチンコ遊技機側の所定部分に設けられ,前記持ち玉情報記憶手段の持ち玉情報を可視表示する持ち玉情報表示手段と:カード状記憶媒体側から読み出されてパチンコ遊技機側に伝送されたカード識別情報がパチンコ遊技機側に予め用意された識別情報と一致することを必要条件として,遊技可能フラッグをセットする遊技可能フラッグセット手段と:前記遊技可能フラッグがセットされていることを必要条件として,前記カード状記憶媒体側の持ち玉情報を前記持ち玉情報記憶手段に書き込む持ち玉情報書き込み手段と:前記遊技可能フラッグがセットされていることを必要条件として,前記持ち玉情報記憶手段に書き込まれた持ち玉情報を前記持ち玉情報表示手段に可視表示する持ち玉情報表示制御手段と:前記遊技可能フラッグがセットされていることを必要条件として,前記発射装置を弾発可能状態にする発射制御手段と:を具備することにより,上記目的を達成するものである。
【0005】
【作用】即ち,本発明のカード式パチンコ遊技機の制御装置の場合,基本的にはカード状記憶媒体をカード保持装置に装着することに基づいて内部を循環するパチンコ球を発射装置により弾発して遊技を行うことが可能となる。カード保持装置に装着されたカード状記憶媒体側から読み出されてパチンコ遊技機側に伝送されたカード識別情報は予めパチンコ遊技機側に用意されている識別情報と比較されて,両者が一致したことを必要条件として遊技可能フラッグが遊技可能フラッグセット手段によってセットされる。この遊技可能フラッグがセットされていることを必要条件として,持ち玉情報書き込み手段によってカード状記憶媒体側の持ち玉情報が持ち玉情報記憶手段に書き込まれ,持ち玉情報記憶手段に記憶された持ち玉情報は持ち玉情報表示制御手段によって持ち玉情報表示手段に可視表示される。又,遊技可能フラッグがセットされていることを必要条件として,発射装置は発射制御手段によって弾発可能状態にされ,内部のパチンコ球を弾発して行う遊技が可能になる。
【0006】
【実施例】以下図面を参照して本発明の1実施例を詳細に説明する。尚,以下に述べる実施例はカード状記憶媒体の一例として不揮発性半導体メモリを有する電子カードを使用した例を示すが,持ち玉数を示す情報が記憶された記憶媒体を使用するカード式パチンコ遊技機であれば本発明を適用することができる。先ず,第1図は本発明の実施例において使用する電子カード式のパチンコ遊技機1の正面図,第2図は前記パチンコ遊技機1の前面硝子を外した正面図であり,2はガイドレール,3はガイドレール2に囲まれた遊技盤面,4aは打球ハンドル,4bは打球杆を各々示し,遊技盤面3には電動役物5・チューリップ6・入賞具7・風車8等が適宜配設されることは周知の通りである。本実施例に示す電子カード式パチンコ遊技機においては,パチンコ球は単一のパチンコ遊技機1内でのみ循環し,パチンコ遊技機1の外部との間でパチンコ球が流通しない。そこで,パチンコ遊技機1はパチンコ遊技の臨場感を昂揚するために,以下の様な構成を有する。
【0007】先ず,9は封入球樋であり,封入球樋9は通常のパチンコ遊技機における受皿に相当する箇所に設けられ,封入球樋9には打球杆4bにより打発されたパチンコ球の内の入賞球及びアウト球を回収する回収口9aが臨み,封入球樋9の先端部分は打球杆4bに至る。そして,封入球樋9内のパチンコ球は透視窓9bから目視することができる。又,10は打球動作がなされたことを表示する状態表示器であり,図示する実施例では状態表示器10は16連のランプにより構成されている。そして,状態表示器10は弾発動作がなされていない時は消灯するが,弾発動作がなされたことにより各ランプが図面上で右から左に向かって点灯する様になされている。又,11はパチンコ球が何れかの入賞領域に入賞した時に点灯するセーフランプ,12は電動役物5が遊技客に対して利益をもたらす特定の態様になったときに点灯する特定態様ランプを示す。又,13は遊技客の持ち玉数を数値で表示する持ち玉情報表示手段の一例である4桁の数値表示器,14は例えば9連のランプで構成されて遊技客の持ち玉数を棒グラフ状に表示するアナログ表示器,15は打ち止めによって遊技が終了した場合に点灯する完了ランプ,16は効果音を発生するためのスピーカを各々示す。更に,17は電子カードを挿入するカード保持装置,18は食事等によって遊技を中断する場合に押す中断スイッチ,37は遊技客が自発的に遊技を終了する時に押す終了スイッチを各々示す。又,19は本実施例の特徴となる追加購入表示灯であり,追加購入表示灯19は遊技客の持ち玉数が零になった時に点灯して,遊技客に持ち玉の追加購入を促すためのものである。
【0008】又,第3図は電子カード式パチンコ遊技機の背面図であり,入賞球及びアウト球の循環経路を中心に示している。第3図において,30は全ての入賞領域に入賞したパチンコ球を回収する入賞球集合樋,31はアウト孔32(第2図参照)に入賞したパチンコ球を回収するアウト球回収樋を各々示し,入賞球集合樋30に回収されたパチンコ球は入賞球センサ33によって利益情報の一例として検出され,アウト球回収樋31に回収されたパチンコ球はアウト球センサ34によって不利益情報の一例として検出される。そして,入賞球集合樋30に回収されたパチンコ球及びアウト球回収樋31に回収されたパチンコ球は第1図に示した封入球樋9に回収される。
【0009】第4図はこの封入球樋9の背面図であり,2及び9aは第1図や第2図に示したガイドレール2及び回収孔9aを各々示し,回収孔9aには第3図に示した入賞球集合樋30に回収されたパチンコ球及びアウト球回収樋31に回収されたパチンコ球が流入する様になされている。封入球樋9の末端は打球位置に至っており,封入球樋9内のパチンコ球は打球杆4bに連動する連動レバー4cによって1個宛打球杆4bの直前に送られ,ガイドレール2bに沿って打ち出される。又,35は打ち出されたパチンコ球を検出する発射球センサ,36は打ち出されはしたが遊技盤面3に流入せずにガイドレール2を逆流して封入球樋9内に戻ったパチンコ球を検出するファール球センサを各々示す。尚,発射球センサの出力は不利益情報の一例として利用し,ファール球センサの出力は利益情報の一例として利用することはいうまでもない。
【0010】次に,第5図は玉数加算情報発生手段の一例である追加購入装置の斜視図である。追加購入装置100はその前面パネル101に,コインを投入するコイン投入口102と,紙幣を挿入する紙幣挿入口103と,投入された金額を表示する金額表示器104と,購入する持ち玉数に対応した金額を選択する金額選択スイッチ105と,釣銭を排出する釣銭排出口106が配設されるとともに,更に所望により電子カードを発行するカード発行口107,追加購入モードを選択する追加購入スイッチ108a,カードの新規購入モードを選択する新規購入スイッチ108b,運転中であることを示すパイロットランプ109が配設される。又,コイン投入口102の裏側にはコイン選別器110が,紙幣挿入口103の裏側には紙幣識別器111が,釣銭排出口106の裏側には釣銭排出装置112が,カード発行口107の裏側にはカード発行装置113が各々配置される。
【0011】次に,第6図は追加購入装置100とカード式パチンコ遊技機1とカード状記憶媒体の一例である電子カード20を接続して得られるシステムのブロック図である。追加購入装置100はマイクロコンピュータを内蔵する制御装置114を有し,制御装置114には,金額表示器104,金額選択スイッチ105,追加購入スイッチ108a,新規購入スイッチ108b,パイロットランプ109,コイン選別器110,紙幣識別器111,釣銭排出装置112,カード発行装置113が各々接続される。この追加購入装置100は島設備において連設されている各パチンコ遊技機1の間隙に配置される。
【0012】又,第6図において,40はパチンコ遊技機全体を制御する制御装置を示し,41は持ち玉数の演算処理やパチンコ遊技に付随する各種制御を実行する演算部,42はプログラムが格納されたROM,43は演算結果や各種データを記憶するRAM,44は電子カード20との間でデータの送受信をする伝送制御装置,45はパチンコ遊技機の各種情報発生源が発生した入力信号を記憶する入力ラッチレジスタ,46はパチンコ遊技機の各種制御対象に対して送出する出力信号を記憶する出力ラッチレジスタを示す。
【0013】又,50は各種情報の発生源が発生した信号を制御装置40に適合したレベルに変換して入力ラッチレジスタ45に与えるレベルシフタ,60は出力ラッチレジスタ46から与えられた各種の制御信号を増幅して各種の制御対象を駆動するドライバを各々示す。尚,レベルシフタ50には,遊技終了スイッチ37,カード保持装置17内に設けられて電子カード20が接続されたことを検出するカードセンサ22の他に,遊技情報としての持ち玉数更新信号の発生源であるセーフ球センサ33・アウト球センサ34・発射球センサ35・ファール球センサ37や,価値情報としての持ち玉数更新信号の発生源となる追加購入装置100が接続される。そして,演算部41はこれら各種の持ち玉数更新信号の発生源の出力に起因して持ち玉数の更新演算を行う。
【0014】又,70は各種の効果音を発生する音声合成用IC,80は電子カード20のための電源回路である。本実施例に使用する電子カード20はマイクロプロッセサを有するカード制御部20a,不揮発性ICメモリを有する記憶部20bを有しており,カード制御部20aの電源は外部から与えられる。そして,本実施例では,コンタクタ17dと接続される電子カード20側の外部接続端子20cの一部が電源接続用に使用され,外部接続端子20c中の電源ラインとして使用されない部分を使用して,パチンコ遊技機1側の伝送制御装置44との間で持ち玉数を含むデータの送受信が行われる。尚,コンタクタ17dはカード保持装置17内に設けられた接続用の接点を有する。又,90は持ち玉数の更新演算を行うタイミングを周期的に発生する割込信号発生手段の一例であるインターバルタイマ,91は電子カード20の正誤判別及び帰零判別のための所要時間を設定するタイマである。
【0015】さて本実施例では,追加購入装置100が電子カード20の新規発行機構をも有する例を示すが,追加購入装置100は基本的には持ち玉数の追加購入を行うためのものであり,追加購入された持ち玉数はパチンコ遊技機1に伝達され,当該パチンコ遊技機1に接続されている電子カード20の記憶部20bに書き込まれる。追加購入された持ち玉数をパチンコ遊技機1に伝達するための手法は種々考えられるが,本実施例のパチンコ遊技機は各種のセンサから加えられる持ち玉数更新信号に応答して電子カード20内の記憶部20bに記憶された持ち玉数を更新する様になされているので,本実施例では追加購入された持ち玉数も持ち玉数更新信号としてパチンコ遊技機1側に伝達する。追加購入装置100側の制御装置114の動作の詳細に関してはフローチャートを参照して後述するが,制御装置114は追加購入金額が指定されると,追加購入金額に対応した数値をシフトレジスタ115に設定し,シフトレジスタ115は設定値に対応した数のパルスをレベルシフタ50に送出する様になされている。
【0016】次に,上記事項及び第7図,第8図及び第9図のフローチャートを参照して本実施例の動作を説明しよう。尚,本実施例においては,遊技状態の変遷や追加購入装置100の作動に伴って増減する持ち玉数は,インターバルタイマ90が割込信号を発生する毎にパチンコ遊技機側の演算部41が算出し,更新された持ち玉数を電子カード20側に送出する様になされている。そして,第7図はパチンコ遊技機の基本フローチャート,第8図は割込処理用のフローチャート,第9図は追加購入装置のフローチャートを各々示している。
【0017】先ず,電源が投入されると,演算部41はRAM43内に用意された遊技中フラッグをクリアし,遊技中フラッグが0の場合は演算部41はカードセンサ22の出力を監視する。又,何れかの遊技客が当該パチンコ遊技機を選択する以前には数値表示器13には持ち玉数として0が表示され,又,状態表示器10は例えば周期的に点灯して当該パチンコ遊技機が客待ち状態であることを表示する。
【0018】さて,遊技客がカード保持装置17に電子カード20を挿入すると,カードセンサ22がオンし,レベルシフタ50を介して入力ラッチレジスタ45の対応箇所をオンにする。そして,演算部41はタイマ91を起動してカードセンサ22のオン時間を計時する。このオン時間が有効と見倣される時間を経過するとその電子カード20を取り敢えず有効なものと見倣して出力ラッチレジスタ46のカード保持装置17に対応した箇所をセットして当該電子カード20を保持する。尚,電子カード20の保持は例えば電磁駆動されるシャッタ機構等によって行われる。尚,この時点において電子カード20の外部接続端子20cはパチンコ遊技機1側のコンタクタ17dと電気的に導通し,電子カード20には電源回路80−コンタクタ17d−外部接続端子20cを介して制御用の電源が与えられる。
【0019】さて,この様にして電子カード20を保持すると,演算部41は伝送制御装置44−コンタクタ17d−外部接続端子20cを介して所定の一連の識別信号をカード制御部20aに与える。一方,電子カード20は電源投入時より作動を開始し,記憶部20b内の初期プログラムを実行している。この初期プログラムは記憶部20b内の所定領域に用意されたアクセス可能フラッグをセットするための条件を監視するためのものであり,所定の一連の識別符号が外部より入力されると,上記アクセス可能フラッグをセットする様になされている。そして,このアクセス可能フラッグがセットされていることが記憶部20b内のデータ領域をアクセスするための必要条件とされている。
【0020】さて,カード制御装置20aはパチンコ遊技機側から送られた所定の一連の識別符号が満足できるものであると,アクセス可能フラッグをセットし,記憶部20bのデータ領域内に容易された識別信号を読み出し,これを外部接続端子20c−コンタクタ17d−伝送制御装置44を介して演算部41に与える。そして,演算部41は電子カード20から送られた識別符号が予め定められた配列であるとRAM43内の遊技中フラッグに1をセットする。逆に,この識別信号が予め定められた配列でない場合には,演算部41は出力ラッチレジスタ46のカード保持装置17に割り当てられた箇所をクリアし,カード保持装置17は当該電子カード20を排出して客待ち状態に復帰する。従って,演算部41は遊技可能フラッグセット手段としても機能する。
【0021】さて,遊技中フラッグに1がセットされると,演算部41は電子カード20内の記憶部20bのデータ領域に記入されている持ち玉数を読み出して,RAM43内に書き込むとともに,出力ラッチレジスタ46の発射装置4に割り当てられた箇所をセットする。そして,ドライバ60が発射装置4を駆動し,以後打球ハンドル4aを操作することにより打球杆4bによる打球動作が可能になる。従って,RAM43は持ち玉情報を記憶するための持ち玉情報記憶手段として機能し,又,RAM43に対してカード状記憶媒体側の持ち玉情報の書き込み制御を行う演算部41は持ち玉情報書き込み手段として,更にRAM43は発射装置を弾発可能状態にする発射制御手段としても機能する。又,演算部41は出力ラッチレジスタ46の数値表示器13・アナログ表示器14に割り当てられた箇所に遊技客の持ち玉数をセットし,ドライバ60は数値表示器13に持ち玉数を表示するとともに,アナログ表示器14に持ち玉数に応じた棒グラフを表示する。従って,演算部41は持ち玉情報表示制御手段としても機能する。そして,遊技中フラッグに1がセットされている間は遊技終了条件を満足するまで,上記動作を繰り返すので,遊技客の持ち玉数は数値表示器13に表示されるとともに,その持ち玉数を対応した長さの棒グラフがアナログ表示器14に表示される。
【0022】さて,インターバルタイマ90は電源投入によって周期的に割込信号を発生しており,演算部41は,遊技中フラッグに1がセットされている間は,この割込信号を受け付ける毎に遊技過程において変化する遊技客の持ち玉数を算出し,算出した持ち玉数を電子カード20側の記憶部20b及び自己のRAM43内に書き込む。具体的には持ち玉数は,セーフ球センサ33・アウト球センサ34・発射球センサ35・ファール球センサ36・追加購入装置100の出力に応答して更新される。
【0023】演算部41はインターバルタイマ90から割込信号が加えられると,入力ラッチレジスタ45のセーフ球センサ33・発射球センサ35・ファール球センサ36・追加購入装置100に割り当てられたエリアの状態を調べ,セーフ球センサ33・発射球センサ35・ファール球センサ36・追加購入装置100の何れかがオンしていると,RAM43内の持ち玉数を読み出し,以下に述べる持ち玉数の更新演算を行った後に入力ラッチレジスタ45の対応エリアをクリアする。先ず,打球杆4bによって弾発動作がなされると,パチンコ球が打ち出され,遊技客の持ち玉数が1減少する。そこで,演算部41は入力ラッチレジスタ45中の発射球センサ35に割り当てられたエリアがセットされている場合はRAM43内の持ち玉数から1を減じて新たな持ち玉数を算出する。又,この時演算部41は出力ラッチレジスタ46の状態表示器10に対応したエリアをセットする。そして,ドライバ60は状態表示器10を駆動して弾発動作がなされたことを表示する。
【0024】又,弾発されたパチンコ球が遊技盤面3に流入せずにガイドレール2を逆流して封入球樋9に回収された場合は,そのパチンコ球に対する弾発動作は無効であるのでこの弾発動作を相殺する必要がある。そこで,演算部41は入力ラッチレジスタ45内のファール球センサ36に割り当てられたエリアがセットされている場合はRAM43内の持ち玉数に1を加えて新たな持ち玉数を算出する。又,弾発されたパチンコ球が遊技盤面3に流入して何れかの入賞領域に流入した場合は,一定の賞品球数が支払われるので,持ち玉数はその賞品球数だけ増加する。そこで,演算部41は入力ラッチレジスタ45中のセーフ球センサ33に割り当てられたエリアがセットされている場合はRAM43内の持ち玉数に所定の賞品球数(例えば13)を加えて新たな持ち玉数を算出する。
【0025】更に,遊技客が当該パチンコ遊技機に接続された追加購入装置によって持ち玉数の追加購入をした時にも遊技客の持ち玉数は増加する。そこで,演算部41は入力ラッチレジスタ45中の追加購入装置100に割り当てられたエリアがセットされている場合はRAM43内の持ち玉数に1遊技度数当たりの玉数(例えば25)を加えて新たな持ち玉数を算出する。そして,この様にして算出された新たな持ち玉数はRAM43内に書き込まれるとともに,伝送制御装置44−コンタクタ17d−外部接続端子20cを介して電子カード20に与えられ,記憶部20bのデータ領域に記憶される。そして,遊技中フラッグに1が立てられている間は,以下に述べる遊技終了条件を満足する迄は上記の動作が繰り返され,増減した持ち玉数に対応した数値が出力ラッチレジスタ46の数値表示器13及びアナログ表示器14に対応した箇所にセットされる。そして,ドライバ60が数値表示器13・及びアナログ表示14を駆動するので,持ち玉数は更新される毎に数値表示器13及びアナログ表示器14に表示される。
【0026】遊技終了条件としては,遊技客がパチンコ遊技機1の前面にある遊技終了スイッチ37を押した場合,打ち止め予定数に達した場合,持ち玉数が0になった場合等がある。先ず,遊技客がパチンコ遊技機前面にある遊技終了スイッチ37を押すと,入力ラッチレジスタ45の遊技終了スイッチ37に割り当てられた箇所がセットされ,演算部41はこれに応答してRAM43内の遊技中フラッグをクリアするとともに,出力ラッチレジスタ46のカード保持装置17及び発射装置4に対応する箇所をリセットする。従って,発射装置4は弾発動作を終了し,又,カード保持装置17は電子カード20を排出して客待ち状態になる。又,遊技過程において遊技客の持ち玉数が増加して,RAM43や電子カード20の記憶部20bに書き込む持ち玉数が打ち止め予定数に達すると,演算部41は出力ラッチレジスタ46の完了ランプ15に対応する箇所をセットし,ドライバ60は完了ランプ15を点灯する。その後演算部41は,上記と同様にして,RAM43内の遊技中フラッグをクリアし,カード保持装置17及び発射装置4の停止をなす。尚,打ち止め予定数を各パチンコ遊技機毎に設定する場合には持ち玉数の演算と同様の演算を各パチンコ遊技機毎に通算して行い,RAM43内に記憶しておけばよい。
【0027】更に,遊技客の持ち玉数が0になった場合にも遊技終了条件を満足する。ところで,遊技客の持ち玉数が1の時に弾発動作がなされると,発射球センサ35の出力に応答して持ち玉数が0になるが,この時点ではこの最後に弾発されたパチンコ球の最終的な運命は不明であり,何れかの入賞領域に入賞したり,又は,ファール球として還元される可能性がある。更に,持ち玉数が0になっても直ちに遊技客が追加購入操作をした場合にはこの追加購入操作によって持ち玉数が増加する。従って,持ち玉数が0になったことをもって遊技を続行する権利がなくなったと即断することはできない。そこで,本実施例では以下の様にして最終的な帰零判断を行う。即ち,演算部41は遊技客の持ち玉数が0になると,RAM43内の帰零中フラッグに1をセットし,タイマ91を起動した後に発射装置4を停止させる。従って,この時点では弾発動作ができなくなるが,遊技中フラッグは1にセットされたままであるので,パチンコ遊技機1側の演算部41はインターバルタイマ90から割込が加えられる毎に持ち玉数の更新演算を行う。又,この様にして帰零中フラッグがセットされると,タイマ91がタイムアップするまでは演算部41は出力ラッチレジスタ46の追加購入表示灯19に対応した箇所をセットし,追加購入表示灯19を点灯して,追加購入することを遊技客に促す。
【0028】ここで追加購入装置100の動作を,第9図のフローチャートを参照してより詳細に説明する。追加購入装置100において,制御装置114は,電源投入時より常時そのコイン選別器110及び紙幣識別器111の出力を監視している。そして,遊技客が追加購入表示灯19の点灯に促されて,又は,遊技中の任意のタイミングで,コイン投入口102にコインを投入してコイン選別器110が金額情報を発生し,又は紙幣挿入口103に紙幣を挿入して紙幣識別器111が金額情報を発生すると,この投入された金額を金額表示器104に表示して,金額選択スイッチ105が押されるのを待つ。遊技客が金額選択スイッチ105を押して購入金額を指定すると,金額選択スイッチ105は金額情報を制御装置114に加える。そして,制御装置114はコイン選別器110又は紙幣識別器111から加えられた金額情報から金額選択スイッチ105から加えられた金額情報を減じて釣銭金額を算出し,釣銭排出装置112を作動させて釣銭を排出する。本実施例の追加購入装置100はカード発行機能を兼用しているので,制御装置114は追加購入スイッチ108a又は新規購入スイッチ108bの何れかが押されることを待ち,新規購入スイッチ108bが押されると,カード発行装置113を作動させて,カード発行口107から電子カード20を発行する。尚,この時に発行された電子カード20には金額選択スイッチ105によって選択された金額に対応する持ち玉数が書き込まれることはいうまでもない。
【0029】又,追加購入スイッチ108aが押されると,制御装置114は,例えば100円を1遊技度数として,金額選択スイッチ105によって選択された金額に対応する遊技度数をシフトレジスタ115に設定する。そして,シフトレジスタ115は設定された数値に対応した数のパルスを発生し,このパルスがレベルシフタ50を介して入力ラッチレジスタ45に加えられる。この様にしてシフトレジスタ115からレベルシフタ50の対応箇所にパルスが加えられた後は既に説明したパチンコ遊技機側の制御動作になり,パチンコ遊技機側の演算部41はシフトレジスタ115からパルスが加えられる毎に持ち玉数を25個加算する。この様にしてタイマ91がタイムアップ以前に追加購入操作がなされると,遊技客の持ち玉数が増加するので,発射装置4は作動を再開し,遊技を継続することができる。尚,タイマ91がタイムアップする以前に最後に弾発されたパチンコ球がファール球になるか,又は何れかの入賞領域に入賞することにより遊技客の持ち玉数が1以上になった場合も,そのままパチンコ遊技を続行することができることはいうまでもない。
【0030】又,遊技客の持ち玉数が1以上にならないままタイマ91がタイムアップした場合には,演算部41はRAM43内の遊技中フラッグをクリアしてカード保持装置17を停止し,客待ち状態になる。尚,上記のタイマ91は最後に弾発されたパチンコ球が遊技盤面2を通過して何れかの入賞領域に入賞したり,又は,ファール球やアウト球として還元されるのに必要且つ十分な時間であり,且つ遊技客が追加購入操作をするのに十分な時間であることはいうまでもない。又,電子カード20内の持ち玉数が遊技開始当初より0の場合にも,追加購入表示灯19が点灯し,タイマ91がタイムアップする以前に追加購入操作をすれば,遊技を行うことができる。
【0031】尚,上記ではカード状記憶媒体として半導体不揮発性メモリを有する電子カードを使用して,持ち玉数に関するデータをパチンコ遊技機からカード側にリアルタイムで伝送する様にした電子カード式のパチンコ遊技機に本発明を適用する例を示したが,記憶媒体から少なくとも持ち玉数を読み取り,少なくとも遊技終了時に残存する持ち玉数を記憶媒体に書き込む方式のカード式パチンコ遊技機であれば,本発明を等しく適用することができる。又,上記では追加購入装置を島設備内に連設されたパチンコ遊技機の間隙に配列する様にした例を示したが,カードを新規発行する手段を有さない場合であれば,例えば第10図に示す様に,パチンコ遊技機1の外枠を一部切り欠いて追加購入装置100を嵌め込むことも可能であり,この場合にはカード状記憶媒体側に遊技者が保有する金額情報を記憶させておくプリペイドカード方式を採用することも可能である。又,上記では遊技客の持ち玉数が0になった時に追加購入表示灯19を点灯する様にした例を示したが,遊技客の持ち玉数が一定の数値以下になった時点で追加購入表示灯を点灯する様にしてもよい。更に,上記では各パチンコ遊技機毎に追加購入装置を配置する様にした例を示したが,パチンコ遊技機2台に付き1台の追加購入装置を設け,スイッチによって何れかのパチンコ遊技機を選択する様にしてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明した様に,本発明のカード式パチンコ遊技機の制御装置によれば,内部を循環するパチンコ玉を使用したパチンコ遊技機を前提として,遊技可能フラッグがセットされていることを必要条件として,弾発動作が可能となるので,外部から玉数に関するデータを与えて不正に遊技を行うことが困難になり,又,遊技客の持ち玉情報は常時持ち玉情報表示手段に表示されるので,遊技客に対して利益状態を直接的に視認させることが可能となり,パチンコ遊技の臨場感を昂揚することが可能となる。




 

 


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