米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 衣類 -> カナダ株式会社

発明の名称 ベルトのバックル止め構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−90706
公開日 平成7年(1995)4月4日
出願番号 特願平5−236704
出願日 平成5年(1993)9月22日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】岡田 英彦 (外3名)
発明者 稲垣 稔
要約 目的
わ状部においてバックルを取り付けたベルトにおいて、バックル止め部の好まれる外観を損なわずにバックルを取り替えすることができるベルトのバックル止め構造を提供すること。

構成
屈曲部12により重ね合わされた重複部分Wのベルト部材2の内側には、脱着部材8を取り付けるための内層部6を設け、この内層部6の前記ベルト部材2の内側において対向するそれぞれの部位には、互いに係合あるいは嵌合する一対の脱着部材8が取り付けられ、重複部分Wのベルト部材2を分離可能に設けたこと。
特許請求の範囲
【請求項1】 帯状のベルト部材の一端をこのベルト部材に沿って折り曲げた屈曲部にバックルのわ状部をくぐらせ、屈曲部をベルト部材に重ねて取り付けることでバックルを固定したベルトにおいて、前記屈曲部により重ね合わされた重複部分のベルト部材の内側には、脱着部材を取り付けるための内層部を設け、この内層部の前記ベルト部材の内側において対向するそれぞれの部位には、互いに係合あるいは嵌合する一対の脱着部材が取り付けられ、重複部分のベルト部材を分離可能に設けたことを特徴とするベルトのバックル止め構造。
【請求項2】屈曲部において重ね合わされた重複部分のベルト部材は、ベルト部材のバックルを止める端縁側からベルト部材の他端方向にベルト部材の厚みが内側と外側に切り裂かれて2分割された内層部と外層部とされ、内層部の重複部分にはその対向部位において相互に脱着する脱着部材が取り付けられ、かつ内層部と外層部が重ね合わせて止着されなることを特徴とする請求項1記載のベルトのバックル止め構造。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、バックルの取り替えをすることができるベルトのバックル止め構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ベルトは、所定長さの帯状のベルト部材の一端に複数個のパンチ穴が貫設され、他端にバックルが取り付けられ、バックルの止めピンをパンチ穴の一つに差し込んでベルトを止めるように形成されている。かかるベルトは、ズボンやスカートを着たときに腰まわりに取り付けられ、ズボン等を身体に取り付けるという機能を有するとともに身体のほぼ中心に位置され目立つ部分でもあり、ファッションの上でも重要なポイントとなっている。従来からあるベルトのバックル止め部において、外観上から最も好まれているものは、図7(a)に示す帯状のベルト部材21の一端を折り返した”わ”の部分(屈曲部分)22にわ状のバックル30の一辺部をくぐらせて、折り返し部分を重ねてステッチ23により重ねて縫着固定したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかるベルト20にあっては、折り返し部分が縫着されるため通常はバックル30を取り外すことができない。したがって、バックルだけが傷んだり、また服装に合わせてちょっと違ったバックルを着けてみたいと思っても結局ベルト20全体を変えなければならなかった。一方、バックル交換可能なベルトとしては、図7(b)、(c)に示すものがある。これらはいかにも機能的ではあるが、いずれもそのバックル止め部において、スナップやネジなどの脱着部材24、26が露出して外観が悪く使用者の嗜好に合わないものであった。そこで、本発明は、わ状部においてバックルを取り付けたベルトにおいて、バックル止め部の好まれる外観を損なわずにバックルを取り替えすることができるベルトのバックル止め構造を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決するための技術的手段として、本発明者は、帯状のベルト部材の一端をこのベルト部材に沿って折り曲げた屈曲部にバックルのわ状部をくぐらせ、屈曲部をベルト部材に重ねて取り付けることでバックルを固定したベルトにおいて、前記屈曲部により重ね合わされた重複部分のベルト部材の内側には、脱着部材を取り付けるための内層部を設け、この内層部の前記ベルト部材の内側において対向するそれぞれの部位には、互いに係合あるいは嵌合する一対の脱着部材が取り付けられ、重複部分のベルト部材を分離可能に設けたことを特徴とするベルトのバックル止め構造を創作した。また、本発明者は、屈曲部において重ね合わされた重複部分のベルト部材は、ベルト部材のバックルを止める端縁側からベルト部材の他端方向にベルト部材の厚みが内側と外側に切り裂かれて2分割された内層部と外層部とされ、内層部の重複部分にはその対向部位において相互に脱着する脱着部材が取り付けられ、かつ内層部と外層部が重ね合わせて止着されなることを特徴とする請求項1記載のベルトのバックル止め構造を創作した。
【0005】前記ベルト部材とは、通常衣服のウエスト部の外周に沿って取り付ける帯状の部材をいい、通常一端にはバックルが取り付けされるものである。ベルト部材としては、一枚皮のものや、表皮と裏皮とからなるもの、さらに表皮、フィラー及び裏皮とから帯状に形成されたものが含まれる。
【0006】前記バックルとは、その一端縁、すなわち、略方形状あるいは略円形状のフレームの縦方向の一辺部、あるいはフレームの一部に縦方向に設けた掛止部に、前記ベルト部材の一端側をくぐらせて取り付け可能に形成されるとともに、前記掛止部に止めピンを回転可能に取り付けたものである。また、バックルは、板状の飾り板の一端側に取り付け用のわ状部を有する形式のものであってもよい。
【0007】
【作用】本発明のベルトのバックル止め構造によれば、折り返されたベルト部材の内層部に設けた脱着部材により重複部分のベルト部材の分離を可能とするとともに、バックルの取り付け時においては、重複部分に脱着部材が露出されない。
【0008】
【実施例】以下に本発明を具現化した一実施例について図1ないし図5に基づいて説明する。なお、本発明は、以下の実施例に限るものではない。図1には、本例のベルト1のバックル止め部の断面構造が示され,図2の(a)及び(b)には、バックル止め部の表側及び裏側が示されている。図1及び図2から明らかなように、このベルト1においては、ベルト部材2の一端部がバックル10の一辺部をくぐらせて折り返した屈曲部(わの部分)4を設けることによりバックル10をベルト部材2に固定したものである。
【0009】本例のベルト1はベルト部材2とバックル4及び脱着部材8とから構成されている。ベルト部材2は、本例においては牛革の一枚革を使用しており、厚みは約3mmで、その表面側は所定のなめし処理や着色等が施されている。また、バックル10は、金属製で方形状のフレームを主体として、その縦方向の一辺部がバックル掛止部(以下、単に掛止部という)10aとなっている。そしてこの掛止部10aには、ベルト部材2の他端のパンチ穴に挿通する止めピン10bが回転自在に取り付けられている。
【0010】脱着部材8は、図1に示すように互いに嵌合する凸部材8aと凹部材8bとから形成され、さらに、それぞれの部材8a,8bは取り付け部位の反対側からディスク状の裏打ち部材9a、9bによる機械的な圧締により一体化されるとともに取り付け部位に固定されるものである。本例のように、厚みのある皮革製のベルト部材2には縫着等によりスナップを取り付けるには手作業によらなければならず、非常に時間がかかり、また脱着部材8a,8bには脱着時に非常に大きな力がかかるため、かかる裏打ち部材9a、9bにより圧締固定するものを用いている。
【0011】しかして、本例のベルト1におけるバックル止め構造は、次のようにして形成される。まず、図3に示すように、ベルト部材2のバックル取り付け側となる端縁2A側の所定の位置には、バックル4の止めピン4bを突出させるためにスリット3が貫設される。そして、前記端縁2Aから、ベルト部材2の他端方向にベルト部材2の厚みをほぼ2分割するように所定の位置まで切り裂いて、二股状の帯状部が形成される。この表面側の帯状部を外層部4とし、裏面側の帯状部を脱着部材取り付け用の内層部6とする。外層部4及び内層部6は、折り返して重複するベルト部材2の長さにほぼ一致する長さとされる。
【0012】図4(a)に示すように、この内層部6においてベルト部材2を折り返して重複部分Wを形成した際に対向状となるように、すなわち、図4(a)に示すベルト部材2の折り返し線Kを中心として左右対照位置に、計2組の脱着部材8が取り付けられている。
【0013】脱着部材8は、図4(b)に示すように、例えば凸部材8aは、まず、内層部6の所定の位置にパンチ等によりはと目Mを開けた後、ベルト部材2の裏側方向にそれぞれ凸部が形成されるようにはと目Mにセットし、内層部6の外層部側に裏打ち部材9aを当てて所定の圧締機により一体化されると同時に、内層部6に固定される。なお、この際、凸部材8a及び凹部材8bの裏打ち部材9a、9bはできるだけ厚みの少ないものが好ましい。
【0014】図5に示すように、脱着部材8a、8bが取りつけられた内層部6は外層部4の裏面に沿って接着剤等により重ね合わせられた後、外層部4の外周縁に沿ってステッチSにより縫着される。そして、内層部6と外層部4とが縫着された状態でこの縫着部位をベルト部材2の裏側に折り返して重ね合わせ、2対の脱着部材8を嵌め合わせることにより、ベルト部材2の重複部分Wが形成され、バックル10を挿入固定可能な屈曲部12が形成される(図1参照)。すなわち、バックル10の掛止部10aを挿入した屈曲部12を形成するようにベルト部材2をバックル10にはめるとともに折り返して、貫設されたスリット3から止めピン10bを突出させて脱着部材8a、8bを嵌め合わせることによえい所定のベルト1となる。
【0015】このように形成されたベルト1は、次の作用及び効果を奏する。まず、脱着部材8a、8bを嵌め合わせ、バックル10を取り付けた状態の重複部分Wの外観は、折り返し部分を縫着してバックル止め部を形成した従来のベルトの外観と変わることがない。図1及び図2(a)、(b)に示すように、ベルト1の表側にあっては、凸部材8aを固定する裏打ち部材9aが外層部4の内側に位置し、裏側にあっては、同じく裏打ち部材9bが同様に外層部4の内側に位置することにより、ともに凸部材8aや凹部材8bの存在がわからないように隠蔽された状態になっている。すなわち、表側のみならず、裏側にあっても高級ベルトの外観をそのまま有するものとなっている。したがって、使用者の嗜好を満足させることができるものとなっている。
【0016】また、バックル10を交換する場合には、脱着部材8a、8bの嵌合を外せば屈曲部12から容易にバックル10を外すことができ、さらに、内層部6をベルト部材2の厚みはベルト部材2の厚みを2分したものであるため、はと目Mの貫設や脱着部材8の圧締はベルト部材2そのものに取り付けるよりも容易に行いうる。
【0017】なお、本例においては、内層部6をベルト部材2の一端側をほぼその厚みを2分割するように二股状に切り裂くことにより形成しているが、脱着部材8a,8bの取り付けを容易にし、また裏打ち部材9a、9bの膨らみのベルト表側への影響をできるだけ抑えるために内層部6を外層部4に比べて薄く形成してもよい。すなわち、外層部4を厚く、内層部6を薄く切り裂きしてもよいし、ほぼ等分に切り裂きした後、内層部6のみを薄く削ぐようにしてもよい。
【0018】また、内層部6は、ベルト部材2を切り裂きして形成するものに限るものではない。例えば、図6(a)に示すように、薄いシート状の内層部6Aをベルト部材2の裏面に縫着等にて取り付け、この内層部6Aに脱着部材8a等を折り返しの際に対向するように取り付けて、内層部6Aの縫着端末Hを覆うように折り返しするように設けることもできる。また、図6(b)に示すように、折り返しされたベルト部材2の対向する部位のみに、シート状の内層部6Bをそれぞれ縫着等して、各内層部6Bに脱着部材8等を取り付けたり、さらに図6(c)に示すように、折り返しされたベルト部材2における対向部位にのみに切り込みRを形成して内層部6Cを部分的に設けて脱着部材8を取り付けすることもできる。また、ベルト部材2の全体に裏地部材を当てる場合には、裏地部材の所定の部位に脱着部材8を取り付ける構成としてもよい(図示せず)。
【0019】さらに、脱着部材8は凹部材8bと凸部材8aとからなるものに限るものでなく、互いに係合等することにより被取り付け部位を一体化させることができるものであればよい。例えば、鉤部材とループ部材等からなる面ファスナーや、係止頭部を有する雄ネジと袋ナットによるネジ合わせ手段等である。かかる脱着部材を用いた場合でも、係合する各部材を内層部6に取り付けすれば、ベルト部材1の表側や裏側からその取り付け跡や裏打ち部材が見えないので、バックル止め部の見栄えはよいものとなる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、ベルト部材にバックル交換可能に脱着部材を備えるが、ベルトの外観からは脱着部材が見えないようになっているため、好ましい外観とバックル取り替え機能の双方を合わせ持つベルトを提供することができる。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013