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発明の名称 シートの吊込み構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−328249
公開日 平成7年(1995)12月19日
出願番号 特願平6−150508
出願日 平成6年(1994)6月7日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】麻野 義夫
発明者 高田 康秀
要約 目的
シートヒータの断線を効果的に防止できるシートの吊込み構造を提供する。

構成
シート1の表皮3の引き込み布4に挿通した引き込みワイヤ17に、シートヒータ9の連結部9bの幅W1よりも広幅W3で上方に屈曲した逃がし部17aを形成して、シート1に着座者の荷重が作用してないとき及び作用したときに、引き込みワイヤ17の逃がし部17aにより、シートヒータ9の連結部9bが引き込みワイヤ17で引っ張られたり、緩められないようにする。
特許請求の範囲
【請求項1】 パッドと表皮との間にシートヒータが介設され、上記表皮に取り付けた引き込み布を、上記パッドの座面に形成した凹部に引き込んで係止するシートにおいて、上記パッドの凹部内にインサートワイヤが固定され、上記引き込み布に引き込みワイヤが挿通されて、上記引き込みワイヤとインサートワイヤがクリップで係止されると共に、上記引き込みワイヤには、上記シートヒータの連結部の幅よりも広幅で上方に屈曲した逃がし部が形成されていることを特徴とするシートの吊込み構造。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シートヒータの断線を効果的に防止できるシートの吊込み構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に示すように、シート、例えば自動車用シートは、シートクッション1とシートバック2とで構成されていて、シートクッション1とシートバック2には、吊込み部1a,2aがそれそれ形成されている。上記シートクッション1の吊込み部1aには、図5(A)に示すように、表皮3の裏面に縫着した引き込み布4を、パッド5の座面に形成した凹部5aに引き込んで、該凹部5a内に固定したインサートワイヤ6に、上記引き込み布4に挿通した引き込みワイヤ7をクリップ8で係止することにより形成している。
【0003】ところで、上記シートクッション1にシートヒータ9を設ける場合、シートヒータ9は、図4(A)に示すように、パッド5の座面に対応する座面部9a,…を、パッド5の凹部5aに対応する連結部9b,…でそれぞれ連結している。該シートヒータ9は、図4(B)に断面を示すように、可撓性のヒータ線9eを、スラブウレタン9f,9fと不織布9g,9gで挟着した構成である。そして、図5(A)に示したように、シートヒータ9をパッド5と表皮3との間に介設して、連結部9bを引き込み布4とともに凹部5a内に引き込むようになっている。
【0004】しかし、上記シートクッション1に着座者の荷重が作用したとき、パッド5が下方にたわんで凹部5a内の引き込みワイヤ7も下方に押し下げられ、上記シートヒータ9の連結部9bが引き込みワイヤ7とインサートワイヤ6との間に挟まれるので、連結部9bのヒータ線9eが断線するおそれがある。このため、図5(B)に示すように、上記インサートワイヤ6に、シートヒータ9の連結部9bも幅W1よりも広幅W2で、下方に屈曲した逃がし部6aを形成して、連結部9bが引き込みワイヤ7との間に挟まれないようにしたものが提案されている(実開平4−83833号参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来の逃がし構造では、図5(A)に示したように、シートクッション1に着座者の荷重が作用していないときは、シートヒータ9の連結部9bは引っ張り状態であり、シートクッション1に着座者の荷重が作用して引き込みワイヤ7が下方に押し下げられるたびに、シートヒータ9の連結部9bは、図5(C)に二点鎖線aで示すような緩み状態となり、この引っ張り状態と緩み状態の繰り返しにより、引き込みワイヤ7で引っ張られる連結部9bの下端部9cのヒータ線9eが特に断線しやすくなって、断線を効果的に防止できないという問題がある。
【0006】そこで、本発明の目的は、シートヒータの断線を効果的に防止できるシートの吊込み構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明は、パッドと表皮との間にシートヒータが介設され、上記表皮に取り付けた引き込み布を、上記パッドの座面に形成した凹部に引き込んで係止するシートにおいて、上記パッドの凹部内にインサートワイヤが固定され、上記引き込み布に引き込みワイヤが挿通されて、上記引き込みワイヤとインサートワイヤがクリップで係止されると共に、上記引き込みワイヤには、上記シートヒータの連結部の幅よりも広幅で上方に屈曲した逃がし部が形成されていることを特徴とするシートの吊込み構造を提供するものである。
【0008】
【作用】本発明によれば、シートの表皮の引き込み布に挿通した引き込みワイヤに、シートヒータの連結部の幅よりも広幅で上方に屈曲した逃がし部を形成することにより、シートに着座者の荷重が作用してないとき及び作用したときに、引き込みワイヤの逃がし部により、シートヒータの連結部が引き込みワイヤで引っ張られたり、緩められたりしないので、連結部の下端部のヒータ線の断線が効果的に防止できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例により詳細に説明する。なお、図3以下の従来技術と同一構成・作用の箇所は同一番号を付して詳細な説明は省略する。図1(A)(B)及び図2に示すように、上記パッド5の座面に形成した凹部5a内には、真っ直ぐなインサートワイヤ16が固定されている。
【0010】上記表皮3の裏面には、袋状の引き込み布4が綴じ糸4aで縫着され、該引き込み布4内には、引き込みワイヤ17が挿通されている。該引き込みワイヤ17には、上記シートヒータ19の連結部19bの幅W1よりも広幅W3で、上方に屈曲した逃がし部17aを形成する。
【0011】上記のように構成すれば、シートクッション1に吊込み部1aを形成するには、引き込み布4をパッド5の凹部5aに引き込んで、引き込み布4の引き込みワイヤ17をクリップ8でインサートワイヤ16に係止する。このとき、シートヒータ9の連結部9bもパッド5の凹部5a内に引き込まれるが、連結部9bは引き込みワイヤ17の逃がし部17aに位置している。したがって、図1(C)のように、シートクッション1に着座者の荷重が作用して引き込みワイヤ17が下方に押し下げられても、シートヒータ9の連結部9bの幅W1よりも広幅W3の逃がし部17aにより、連結部9bがインサートワイヤ16との間に挟まれることがない。
【0012】また、引き込みワイヤ17の逃がし部17aにより、シートヒータ9の連結部9bが下方に引っ張られない。即ち、シートヒータ9の連結部9bは、引き込まれた位置のままで、引き込みワイヤ17の逃がし部17aの引き込み布4が連結部9bに接触して変形するだけである。したがって、従来のように、着座のたびに連結部9bが引き込みワイヤ17で引っ張られたり、緩められたりされなくなるので、下端部9cのヒータ線9eの断線が効果的に防止できるのである。
【0013】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明のシートの吊込み構造は、シートの表皮の引き込み布に挿通した引き込みワイヤに、シートヒータの連結部よりも広幅で上方に屈曲した逃がし部を形成したものである。したがって、シートに着座者の荷重が作用してないとき及び作用したときに、引き込みワイヤの逃がし部により、シートヒータの連結部が引き込みワイヤで引っ張られたり、緩められたりしないので、連結部の下端部のヒータ線の断線が効果的に防止できるようになる。




 

 


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