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水分含有化粧料用容器 - 株式会社コーセー
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発明の名称 水分含有化粧料用容器
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−184717
公開日 平成7年(1995)7月25日
出願番号 特願平5−347464
出願日 平成5年(1993)12月25日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小橋川 洋二 (外1名)
発明者 鈴木 和夫 / 田中 洋一郎 / 田部 初江
要約 目的
水分含有化粧料から水分が蒸散して化粧料中の水分が失われるのを防止する。

構成
本発明の容器は、水分含有化粧料Cを収容する容器本体1と、この容器本体1の開口部を開閉自在に覆う蓋体3とを備えている。蓋体3と水分含有化粧料Cとの間には吸水保持体15を配置する。
特許請求の範囲
【請求項1】 水分含有化粧料を収容する容器本体と、この容器本体の開口部を開閉自在に覆う蓋体とから成る水分含有化粧料用容器において、前記蓋体と前記水分含有化粧料との間に吸水保持体を配置したことを特徴とする水分含有化粧料用容器。
【請求項2】 前記吸水保持体を前記蓋体の内面に配設した請求項1に記載の容器。
【請求項3】 前記吸水保持体が吸水性ポリマーを含む請求項1または2に記載の容器。
【請求項4】 前記吸水保持体と前記水分含有化粧料との間に微多孔性樹脂フィルムを配設した請求項2に記載の容器。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水分含有化粧料を収納する容器、特に化粧料から水分が蒸散し化粧料中の水分が失われるのを防ぐようにした水分含有化粧料用容器に関する。
【0002】
【従来の技術】水分を含有した化粧料はそのみずみずしさや肌なじみの良さから人気の高い化粧料であるが、従来は瓶やチューブなどに収容されて販売されており携帯には不便であった。そこで最近では、気密性を高めたコンパンクト容器に収納されたものがいくつか商品化されている。この種の容器は、通常、容器本体と蓋体との間にパッキンを配置し、蓋体を閉めると、前記パッキンが強く押されて気密性が高められるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のこの種のコンパクト容器においては、気密性を高めるために蓋体に圧力をかけて閉めるようにすると、容器が変形したり、量産において容器の各構成部分(本体、蓋体、パッキンなど)の寸法や取付位置にバラツキが生じると、パッキンが密接しないで一部に隙間が発生して気密性が失われてしまうという問題があった。気密性が不完全であると化粧料中の水分が蒸発し、乾燥、固化、ひび割れ等を招いた。さらに、気密性が良好であっても、温度などの環境変化により水分が蒸散し、それが容器の内面を生じ化粧料の組成が変化し、使用性や官能特性が悪くなるという問題があった。本発明は以上のような従来の容器のもつ問題を解決しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本発明においては、水分含有化粧料を収容する容器本体と、この容器本体の開口部を開閉自在に覆う蓋体とから成る水分含有化粧料用容器において、蓋体と水分含有化粧料との間に吸水保持体を配置するようにした。以下実施例を挙げて詳細に説明するが、本発明は特にこれに制限されるものではない。
【0005】
【実施例】図1は本発明による水分含有化粧料用容器の一実施例の断面図を示し、この容器は樹脂製等の容器本体1および蓋体3によって構成される。容器本体1は中皿5を備え、中皿5には水分含有化粧料Cが収容される。中皿5の上縁の周りには全周にわたってパッキン7が本体1の上面に接着されている。蓋体3の一端(図1の右端)は蝶番9によって本体1に回動自在に取り付けられ、その他端にはロック部11が形成され、ロック部11は本体1に形成された突起13と係合する。
【0006】蓋体3の内面には吸水保持体15が接着されている。吸水保持体は図2に示す多層構造であり、(A)に示すように、紙または不織布15aに吸水性ポリマー15bを接着塗布し、さらに紙または不織布15cをサンドラミネートしたものでである。吸水性ポリマー15bとしては多種あるが、たとえばポリアクリル酸塩系を用いたものが望ましい。さらに図2の(B)に示すように、紙または不織布15cの外側にアルミニウム箔15dを重ねて、このアルミニウム箔15dの側を蓋体3に接着し、水分が蓋体3へ透過するのを防止するようにしてもよい。
【0007】吸水保持体15には、化粧料Cに含まれる水分が蒸発する蒸気圧に適宜合せた、水分活性調整をした水分を適量含浸させておく。この量は、化粧料Cの含水率や容器に充填する化粧料の量、容器空間Sの大きさ、容器の密閉度などに応じて決めればよい。化粧料Cの組成によっては吸水保持体15に予め水分を含ませておかなくてもよい。吸水保持体15は、容器空間Sの水蒸気が多いときは水分を吸収し、逆に少ないときは水分を放出して、空間S内の水蒸気は平衡状態に維持される。
【0008】以上のような容器を用いれば、容器空間Sの水分が少ないとき、たとえば容器の気密性が高くなくて水分が容器外へ漏れてしまうときは、吸水保持体15から水分が放出され、化粧料Cからの水分の蒸散が防止される。一方、たとえば気温が上昇して化粧料Cからの水分蒸散が多くなると、吸水保持体15は容器空間S中の水分を吸収保持し、これにより「汗かき」状態になるのが防止される。以上の結果、化粧料Cの組成が変化せず、水分含有化粧料の持つみずみずしさなどの特性が長く保たれる。また容器についても従来ほど高い気密性が要求されないので、各部品の寸法や取付の精度、材料の強度などについても許容範囲が広くなり、容器設計の自由度が増大する。さらに従来のように蓋体と容器本体とを強く圧着する必要もなくなるので、容器が変形することもなく、蓋体も開閉しやすくなる。
【0009】上記実施例においては、吸水保持体として多層構造のものを使用したが、それに限らず、たとえば、レーヨン、木綿、麻等の繊維、レーヨン系やコットン系の不織布、ろ紙や和紙等の紙、あるいは吸水性ポリマーなどを単体で用いることもできるし、あるいはこれらを組み合わせた複合材等を使用できる。要するに、吸水保持体は、水分を吸収保持するとともに吸収した水分を蒸散するものであれば何でもよい。さらに、吸水保持体に抗菌抗黴剤を含ませてもよい。
【0010】図3ないし図5は本発明の第2の実施例を示したもので、図3は容器本体の平面図(蓋体を外した状態)、図4は図3のA−A断面図(蓋体を付けた状態)、図5は吸水保持体の拡大断面図である。本実施例の容器は、容器本体21と、容器本体21の蝶番部(切欠き部)23に回動自在に取り付けられる蓋体25とによって構成される。本体21内には中板27が敷かれ、中板27の右半分はパフ29の置き台になっており、左半分には中皿31が保持されている。中皿31には水含有化粧量Cが収容されている。本体21の蝶番部23の反対側には蓋体25を閉めたときに蓋体25と係合する係合部が設けられている。
【0011】蓋体25の内面の中皿31に対応する位置には内蓋35がはめ込まれている。内蓋35はたとえばゴムなどの弾性体から成り、蓋体25を閉めたときに中皿31の上縁と圧接して中皿31を密閉する。内蓋35の内面には吸水保持体37が貼り付けられている。吸水保持体35の構造は第1の実施例の場合と同様である(図2参照)。吸水保持体35から化粧料C側に少し隔てて微多孔樹脂フィルム39が配置され、その端部は内蓋35に接着されている。微多孔樹脂フィルム39は水蒸気は通すが水は遮断するフィルムであり、たとえばポリエチレン等を含むものが用いられる。具体的には、セルポア(積水化学(株))、NFシート(徳山曹達(株))、ニトフロン(日東電工(株))等の商品名で市販されているものを使用することができるが、水蒸気を通す微細な孔のあるフィルムであれば他のものでもよい。
【0012】以上のような容器であれば、第1の実施例の容器と同様に化粧料の乾燥や「汗かき」現象を防止できるという効果が得られる。さらに、微多孔樹脂フィルム39を設けたことにより、吸水保持体37が水分を吸い過ぎたときには微多孔樹脂フィルム39によって化粧料Cへの液垂れを防止することができる。この場合でも、図5の矢印で示すように、吸水保持体37からの水蒸気はフィルム39を通過して化粧料C側へ供給される。またフィルム39によって吸水保持体37を蔽って化粧品容器としての美観を保つことができる。
【0013】上記実施例においてはコンパクトタイプの気密容器を例に取って説明したが、本発明はそれに限らず、図6に示すように蓋体がねじ式になっている容器、あるいは気密容器以外の容器たとえば蓋体が自重で容器本体に載っているだけの容器など、他の容器にも適用できる。
【0014】図6に示すようなねじ式容器(容器本体収納部の内径45mm、深さ8.5mm)について、吸水保持体を付けたものと吸水保持体を付けないものとを比較する効果確認試験を行った。吸水保持体としてはコットン系不織布と吸水性ポリマー(ポリアクリル酸塩系吸水性ポリマー)を用い(いずれも直径40mm)これにそれぞれ精製水を0.5g含浸させた。容器本体に水分含有化粧料を12.0g充填し、蓋体を閉め(締めトルク2kg・cm)、40℃7日間放置した(n=6)。そして、7日後の内容物の減量と外観の変化(内容物と収納部の内壁との隙間の発生状況)を確認した。その結果は表1のとおりである。数値はそれぞれ6個の試料の平均値である。
【0015】
【表1】

【0016】上記試験から容器に吸水保持体を配設したものは内容物の減量が少なく、隙間も発生しないことがわかった。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、蓋体と水分含有化粧料との間に吸水保持体を配置したことにより、高度の気密性を要求されることなく水分含有化粧料の乾燥を防止できるとともに結露を防ぐことができる。




 

 


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