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発明の名称 下着、下着の製造方法及び下着の製造に使用する混合エマルジョン
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−133502
公開日 平成7年(1995)5月23日
出願番号 特願平5−278655
出願日 平成5年(1993)11月8日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
発明者 山脇 眞理子
要約 目的
激しく動いても体からずれたりせず、着装感が良好で体型を美しく保つことのできる下着を提供する。

構成
背帯4のカップ側の端部内側に、エチレン−酢酸ビニル共重合体のエマルジョンを主体とし、これにウレタン樹脂エマルジョンとアクリル樹脂エマルジョンを配合した混合エマルジョンを塗布した後、乾燥させることにより一対の滑り止め部5を設ける。
特許請求の範囲
【請求項1】 内側の一部に滑り止め部(5)を設けたことを特徴とする下着。
【請求項2】 一対の碗状のカップ(2)を備えた胸当て部(8)と、背側で相互に連結される背帯(4)とを備えたブラジャーにおいて、背帯(4)の胸当て部側の端部内側に滑り止め部(5)を設けたことを特徴とするブラジャー。
【請求項3】 カップ(2)の乳房外側当接部(2a)から背帯(4)の胸当て部側にかけて同一布で連続されている請求項2に記載のブラジャー。
【請求項4】 滑り止め部(5)は背帯(4)の内面に貼着されたものである請求項2又は請求項3に記載のブラジャー。
【請求項5】 エチレン−酢酸ビニル共重合体のエマルジョンを主体とし、これにウレタン樹脂エマルジョンとアクリル樹脂エマルジョンを配合した混合エマルジョンを、下着の生地の所定箇所に塗布した後、乾燥させることを特徴とする下着の製造方法。
【請求項6】 エチレン−酢酸ビニル共重合体のエマルジョンを主体とし、これにウレタン樹脂エマルジョンとアクリル樹脂エマルジョンを配合した混合エマルジョン又はシリコーンゴムの有機溶剤溶液をフィルム表面に塗布して乾燥させた後、このフィルムを下着の生地の所定箇所にあてがって加熱、加圧し、フィルムを剥がすことを特徴とする下着の製造方法。
【請求項7】 エチレン−酢酸ビニル共重合体のエマルジョンを主体とし、これにウレタン樹脂エマルジョンとアクリル樹脂エマルジョンを配合したことを特徴とする混合エマルジョン。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、下着と、その製造方法及び下着の製造に使用するものに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の下着は、体にフィットさせるために伸縮性を有する布地を使用したり、ゴムひも等を縫着して伸縮性をもたせていた。例えば図2及び図5に示すように、従来のブラジャーは、着装状態からずれないように一対のカップを有する胸当て部の両端に設けられた背帯を真横に回して背側で締め付けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従来の下着においては激しく動いたりした場合に体からずれてしまい、ずれるのを防ぐために強くしめつけると着装感が悪化し不快感を与えるという問題があった。例えばブラジャーにおいては、背帯を真横に締め付けることにより乳房下部ふもとの位置で胸を締め付けることになる。このため、カップの形がくずれるばかりでなく、乳房の形もくずれ、ブラジャーを外すと、乳房が下方へ垂れ下がるという状態が生じた。しかも、従来のブラジャーにおいては背帯を締め付けることにより、乳房の両外側を押圧することになり、これにより乳房の両外側の肉付きが悪くなり、乳房間の谷間が開いてしまうということがあった。このため、乳房が下方に垂れ下がるばかりでなく、外向きになってしまうものであった。又、以上のように、従来のブラジャーは背帯で締め付けるものであるため、あたかもベルトを巻き付けたように、自然な着装感を得られず、場合によっては不快感を与えるものであった。
【0004】この形のくずれの問題を解決するために、ワイヤー等をカッブの下部にU字状に縫い込んでカッブの保形したものがあった。しかし、ワイヤー等を縫い込んでカッブを保形すると、そのワイヤーが乳房の下部ふもと部及び乳房外側部に当接するため、ブラジャーを外したときの乳房変形を一層悪化させるものであった。しかもワイヤーのために、今度は柔軟性が損なわれ、着装感が悪化するという新たな問題を生じた。
【0005】この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、激しく動いても体からずれたりしない下着を提供することにあり、ブラジャーにおいては、着装感が良好で、しかもカップや乳房の形がくずれず、胸部を美しく見せるブラジャーを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するために、この発明の下着では、内側の一部に滑り止め部を設けた。
【0007】そして、この発明のブラジャーでは、背帯の胸当て部側の端部内側に滑り止め部を設けた。又、カップの乳房外側当接部から背帯の胸当て部側にかけて同一布で連続された。
【0008】さらに、滑り止め部は背帯の内面に貼着された。そして、この発明の下着の製造方法では、エチレン−酢酸ビニル共重合体のエマルジョンを主体とし、これにウレタン樹脂エマルジョンとアクリル樹脂エマルジョンを配合した混合エマルジョンを、下着の生地の所定箇所に塗布した後、乾燥させることとした。
【0009】又、エチレン−酢酸ビニル共重合体のエマルジョンを主体とし、これにウレタン樹脂エマルジョンとアクリル樹脂エマルジョンを配合した混合エマルジョン又はシリコーンゴムの有機溶剤溶液をフィルム表面に塗布して乾燥させた後、このフィルムを下着の生地の所定箇所にあてがって加熱、加圧し、フィルムを剥がすこととした。
【0010】さらに、この発明の下着の形状保持に用いる混合エマルジョンでは、エチレン−酢酸ビニル共重合体のエマルジョンを主体とし、これにウレタン樹脂エマルジョンとアクリル樹脂エマルジョンを配合した。
【0011】
【作 用】従って、この発明によれば、下着の伸縮性を保持しつつ、形状保持や滑り止めの機能を発揮できる。そして、この発明のブラジャーにおいては、背帯の胸当て部側の端部内側に一対の滑り止め部が設けられているので、ブラジャーがずれることなく自然に体にフィットする。従って、胸を強く締め付ける必要もなく、カップや乳房が変形したりずれることがないので、乳房が体の外側下方に垂れず、胸部を美しく見せることができるとともに、着装感が悪くなることもない。又、カップの乳房外側当接部から背帯の胸当て部側にかけて同一布で連続されているので乳房の外側が押圧されず、乳房の両外側の肉付きがよくなる。従って、乳房間の谷間が開いてしまうことがなく、乳房が下方に垂れ下がることがない。又、乳房が外向きになることもない。
【0012】
【実施例】以下、この発明を具体化したブラジャーの実施例を、図1、図3、図4及び図6に基づいて詳細に説明する。
【0013】図1及び図4に示すように、ブラジャー1は、一対のカップ2を有する胸当て部8と、肩ひも3と、背帯4とから構成されている。背帯4は胸当て部側の幅広部4aと、紐部4bとから構成され、紐部4bが背において相互に連結される。カップ2の乳房外側当接部2aは、背帯4の胸当て部側の幅広部4aと同一布によって連続されている。そして背帯4の幅広部4aの端部下方位置には滑り止め部5が形成されている。滑り止め部5は、後述する混合エマルジョンを塗布することにより、胸当て部側の幅広部4aの端部内側に形成されている。
【0014】従って、この実施例のブラジャーは、滑り止め部5が脇の下に当たって滑らないために、着装状態においてずれることがない。このため、背帯を真横に回して背側で締め付けることが不要になる。従って乳房の下部のふもと部が強圧されることがなくなり、カップ2の形くずれを防止できるばかりでなく、乳房の下方への垂れ下がりを防止できる。しかも、胸当て部8の乳房外側当接部2aは、背帯4の胸当て部側の幅広部4aと同一布によって形成されているので乳房の外側が押圧されず、又、背帯を強く締め付けることが不要になるので、乳房の両外側の肉付きがよくなる。このため乳房間の谷間が狭くなり、乳房が外方へ垂れるのも防止できる。そして、以上のように背帯の締め付けも不要となり、軽く連結すればより着装感も向上する。
【0015】又、図3に示すように、肩ひものないストラップレスタイプのブラジャーで本発明を具体化した場合でも、ブラジャーを胸の周囲に締め付けるのではなく、滑り止め部5が両脇の下で止まることにより、胸当て部8が支持されるので、肩ひもがなくても胸当て部8が胸の周囲でずれることがない。
【0016】さらに、図6に示すようにパッド7を使用した場合も、ブラジャーがパッド7の曲面形状になじむため、カップ2が変形せず、パッド7がカップ2から外れたり、ずれたりすることがない。従って、パッド7を乳房の形の矯正用として使用した場合、その機能を充分に発揮できる。
【0017】次に、この発明を具体化した混合エマルジョン及びこの混合エマルジョンを用いた下着の製造方法の実施例について説明する。この実施例の混合エマルジョンにおいては、エチレン−酢酸ビニル共重合体のエマルジョン、ウレタン樹脂エマルジョン及びアクリル樹脂エマルジョンを次のような割合で混合し、アニオン性の混合エマルジョンを調製した。
【0018】
エチレン−酢酸ビニル共重合体のエマルジョン 94〜96重量% ウレタン樹脂エマルジョン 2〜3重量% アクリル樹脂エマルジョン 2〜3重量%この混合エマルジョン中のエチレン−酢酸ビニル共重合体は、主に伸縮性(ストレッチ性)及び接着性を発現するものであり、ウレタン樹脂は主に弾力性を発現するもので、アクリル樹脂は主に浸透性を抑えて乾燥を速めるものである。そして、混合エマルジョンは、乾燥後には所要の伸縮性を発揮するものである。
【0019】なお、上記3種類のエマルジョンの配合割合は、エチレン−酢酸ビニル共重合体のエマルジョン中の水分量、粘度、塗布される下着の材質、厚みなどに応じて適宜設定される。
【0020】ナイロン製のレース地よりなるブラジャーやショーツの滑り止め箇所、例えば前記ブラジャーの背帯4の幅広部4aの端部下方位置の裏面、図7に示すようにショーツ16の腰回り部分や大腿部回り部分の裏面に、上記混合エマルジョンを、塗布後の厚みが0.1〜5mm、好ましくは2〜3mmとなるように塗布する。そして、そのままの状態で20〜60分乾燥する。その結果、混合エマルジョンに形成された被膜は、生地の厚みの2分の1から3分の1程度まで浸透して接着力を発現するとともに、生地の表面に2〜3mm盛り上がり、その盛り上がり部分は伸縮性を保持しつつ、形状保持や滑り止めの機能を発揮する。そして、形成された被膜は洗濯をしてもひび割れたり、剥がれたりすることはなく、優れた耐久性を有している。なお、乾燥は遠赤外線によって行えば、即座に乾燥を終了することができる。
〔下着の製造方法の別の実施例1〕上記混合エマルジョン又はシリコーンゴムとして酢酸に溶解した一液型RTVゴム(粘度1000ポイズ)を、伸縮性のあるポリエステル系熱可塑性エラストマーで形成されたフィルム上に前記実施例の厚みと同じ厚みで塗布して乾燥する。シリコーンゴムとして粘度500ポイズ、25℃のものを用いてもよい。次に、このフィルムをブラジャーやパンティの前記ブラジャーの背帯4の幅広部4aの端部下方位置の裏面、図7に示すようにショーツ16の腰回り部分や大腿部回り部分の裏面にあてがって、120℃で加熱しながらローラで加圧する。なお、加熱、加圧はアイロンやプレスでもよい。
【0021】その後、フィルムを剥がすことにより、前記実施例と同様の効果を発揮することができる。
〔下着の製造方法の別の実施例2〕下着の生地をナイロンやポリエステルなどの伸縮性のあるレース素材12で構成して、所望の程度だけ予め引き延ばしておく。別に、前記混合エマルジョンを塗布した熱可塑性エラストマー製のフィルムを所定の模様に切り抜く。そして、このフィルムを、引き延ばされた下着の生地の所望箇所にあてがって加熱、加圧する。
【0022】このようにして得られた下着のフィルムの部分は、図8及び図9に示すように繊維が密になった部分が盛り上がった状態で一定の模様を形成する。そして、この模様部分は伸縮性が一層大きい。このため、ブラジャーのカップ部分にこの模様を形成すると、乳房の大きい人でも模様部分がその乳房の膨らみに容易に追従できる。なお、図9においては、理解を容易にするためにレース地及び皮膜層の厚さを実際よりも大きく示してある。
【0023】なお、この発明は前記実施例の構成に限定されるものではなく、下記のように変更して実施することも可能である。
(1)図1に示すように、滑り止め部5の通気性を確保するため、薄膜に複数の孔6を設けてもよい。こうすれば、発汗時の蒸れを抑制することができる。
(2)前記混合エマルジョンを塗布した部分やフィルムを貼着した部分の反対側の面に、すなわち下着の裏面に塗布したり、フィルムを貼着した場合には、表面に、金箔、銀箔などを転写などにより貼着できる。この場合には装飾性を向上させることができる。
【0024】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成されているため、下着の伸縮性を保持しつつ、形状保持や滑り止めの機能を発揮できる。そして、ブラジャーにおいては、カップや乳房が変形せず、乳房が体の外側下方向に垂れることを防止して、胸部を美しく見せることができる。又、胸を強く締め付ける必要がなく着装感が良好である。




 

 


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