米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 衣類 -> 五人女有限会社

発明の名称 下着の製造方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−34307
公開日 平成7年(1995)2月3日
出願番号 特願平5−178353
出願日 平成5年(1993)7月19日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
発明者 山脇 眞理子
要約 目的
装着時に肌に食い込んで痛みを感じるようなことがなく、長時間にわたって快適な装着を可能とする。また、下着の立体形状が被装着者の形状を充分反映できるとともに、容易かつ迅速に製造する。

構成
ポリエステル系の熱可塑性エラストマーよりなる糸2により編み目状に形成された部分を有する布地1を、人の体型を模した被装着用型3とその表面形状に対応する表面形状を有するプレス用型との間に配置する。そして、60〜140℃に加熱された両型を圧着接合して布地1に所定形状を付与する。次いで、その外周縁の不要部分を裁断してブラジャー5を成形する。
特許請求の範囲
【請求項1】 熱可塑性エラストマーよりなる糸により編み目状に形成された部分を有する布地を、人の体型を模した被装着用型とその表面形状に対応する表面形状を有するプレス用型との間に配置した後、少なくとも一方の型を加熱状態で両型を圧着接合して布地に所定形状を付与し、次いでその外周縁を裁断して下着を成形することを特徴とする下着の製造方法。
【請求項2】 前記熱可塑性エラストマーがポリエステル系の熱可塑性エラストマーであることを特徴とする請求項1に記載の下着の製造方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ブラジャーなどの下着の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ブラジャーは例えば次のようにして製造される。すなわち、まず所定の型紙を用いて布を裁断し、縫製により所定形状に仕上げた後、カップの下部外周縁に円弧状をなす鋼鉄製の芯材が縫い付けられる。このようにして得られたブラジャーは、硬い芯材によりその形状が保持されるとともに、装着されたとき乳房の形が矯正される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような製造方法によるブラジャーは、芯材が硬い鋼鉄製であるため、装着後に芯材が乳房に食い込んで痛みを感じたりして、長時間の装着が困難になるという問題があった。また、所定の型紙により布を裁断することから、ブラジャーの立体的な形状が被装着者の形状を充分に反映できないという問題があった。しかも、所定形状のブラジャーを縫製した後に、芯材をカップの下部外周縁に被覆層で包んで縫い付ける必要があるため、製造が面倒で、時間を要するという問題があった。
【0004】この発明はこのような従来技術の問題に着目してなされたものである。その目的とするところは、装着時に肌に食い込んで痛みを感じるようなことがなく、長時間にわたって快適な装着が可能な下着の製造方法を提供することにある。また、他の目的は下着の立体形状が被装着者の形状を充分反映できるとともに、容易かつ迅速に製造できる下着の製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明の下着の製造方法では、熱可塑性エラストマーよりなる糸により編み目状に形成された部分を有する布地を、人の体型を模した被装着用型とその表面形状に対応する表面形状を有するプレス用型との間に配置した後、少なくとも一方の型を加熱状態で両型を圧着接合して布地に所定形状を付与し、次いでその外周縁を裁断して下着を成形することを特徴とするものである。また、請求項2に記載の発明では、前記熱可塑性エラストマーがポリエステル系の熱可塑性エラストマーであることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】この発明の下着は熱可塑性エラストマーよりなる糸により編み目状に形成された布地が、人の体型に合わせて形成された被装着用型とそれに対応するプレス用型との間に配置され、加熱状態で圧着接合されることにより製造される。この下着は熱可塑性エラストマーを素材とし、柔軟性と弾力性を有するとともに、編み目状部分が所望形状に伸縮可能なことから、下着の装着時に肌にやさしく、長時間にわたって快適に装着が可能である。しかも、加熱プレスにより立体的に成形することから、被装着者の体型に沿った下着が得られるとともに、容易かつ短時間に製造される。また、ポリエステル系の熱可塑性エラストマーは、柔軟性、弾力性、肌ざわりなどに優れている。
【0007】
【実施例】以下にこの発明を具体化した一実施例について図1〜4に従って説明する。図4に示すように、この実施例で用いる布地1はポリエステル系の熱可塑性エラストマー製の太さ1mmの糸2により、1〜2mmの間隔で縦横に編み込まれて格子状に形成されている。このポリエステル系のエラストマーは、柔軟性、弾力性及び肌ざわりなどの特性に優れている。
【0008】図1,2に示すように、人の体型を模した被装着用型としてのマネキン3はアルミニウムで構成され、図示しないヒータにより60〜140℃に加熱される。一方、このマネキンの外形に対応する表面形状を有するプレス用型4は、同じくアルミニウムで構成されて、ヒータにより60〜140℃に加熱される。
【0009】次に、ブラジャーの製造方法について説明する。予め、被装着用型3とプレス用型4を60〜140℃に加熱しておく。この加熱温度は布地1のエラストマーの融点である約150℃よりも低く、熱変形可能な温度である。図2に示すように、前記格子状に形成された布地1を上記被装着用型3とプレス用型4との間又は被装着用型3上に配置する。次いで、図3に示すように、プレス用型4を被装着用型3に対して0.5〜2t/cm2 の圧力で数秒間圧着する。
【0010】すると、布地1は両型3,4間で圧着され、被装着用型3の表面形状に沿って熱変形され、特に乳首周囲の隆起部分で立体的に伸びる。その後、プレス用型4を被装着用型3から離間して型開きすることにより、所定形状のブラジャー素材が得られる。この素材の外周縁の不要部分を切り取ることによって、所望とするブラジャー5が製造される。
【0011】このように、この実施例のブラジャー5の製造方法では、素材として柔軟性と弾力性を有するポリエステル系の熱可塑性エラストマーを使用するとともに、その糸2を格子状に形成している。そのため、ブラジャー5の形状が装着時に肌にやさしく、長時間にわたって苦痛を伴うことなく快適に装着が可能である。また、このブラジャー5は被装着用型3と加熱プレス4を圧着により一体的に製造されることから、被装着者の体型に沿った下着が得られるとともに、容易かつ短時間に製品が得られる。
【0012】加えて、このブラジャー5はその素材の布地が格子状に形成されているため、通気性に優れている。さらに、熱可塑性エラストマーは適度な柔軟性と弾力性を有していることから、このブラジャー5は乳房に対してフィット感が良い上に、AカップからFカップまでのいずれのタイプの乳房に対しても対応が可能である。また、このブラジャー5は乳房を吊り上げて保持できるため、乳房の形状を所望形状に矯正する効果も得られる。
【0013】なお、この発明は上記実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨から逸脱しない範囲で例えば以下のように構成を任意に変更して具体化してもよい。
(1)図5に示すように、乳首周辺の中心部分1aには前記実施例の格子状をなす布地1を用い、その他の周縁部分1bには格子を有しない通常の布地を用いること。
(2)下着として、ボディスーツ、パンティ、スリップなどに適用すること。
(3)被装着用型3又はプレス用型4のいずれか一方のみを加熱すること。
(4)編み目を有する布地1として、エラストマーよりなる糸が斜状に形成されたもの、編み目の密度が場所により変化したもの、太さが異なる糸2を組合せたものなどを用いること。
(5)熱可塑性エラストマーとして、ポリスチレン系のエラストマーなどを用いること。
【0014】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、次のような優れた効果を奏する。すなわち、装着時に肌に食い込んで痛みを感じるようなことがなく、長時間にわたって快適な装着が可能である。また、下着の立体形状が被装着者の体型を充分反映できるとともに、容易かつ迅速に製造することができる。また、ポリエステル系の熱可塑性エラストマーは柔軟性、弾力性、肌ざわりなどの特性に優れている。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013