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発明の名称 被服の型取り方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−34306
公開日 平成7年(1995)2月3日
出願番号 特願平5−178354
出願日 平成5年(1993)7月19日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
発明者 山脇 眞理子
要約 目的
予め所定の筒状体を製作したり、加熱装置を設けたりする必要がなく、工程を省略して簡易な操作で型を速やかに製作する。

構成
マネキン1表面の一定範囲に、ゴムとシリコーンとの溶剤液Sをエアガン2により噴霧塗布し、溶剤を揮散することによってマネキン1表面に皮膜3を形成する。ゴムとしては天然ゴムや合成ゴムが使用され、伸縮性(ストレッチ性)や柔軟性を発現し、シリコーンとしてはシリコーンゴムやシリコーン樹脂が用いられ、所定の形状保持性能を有するとともに、良好な離型性を有する。次に、この皮膜3をカッターナイフにより所定の位置で切り取ってブラジャーの型4とする。
特許請求の範囲
【請求項1】 被装着体表面の一定範囲に、ゴムとシリコーンとの溶剤液を噴霧又は塗布して被装着体表面に皮膜を形成した後、この皮膜を所定の位置で切り取って被服の型としたことを特徴とする被服の型取り方法。
【請求項2】 前記溶剤は塩素系溶剤であることを特徴とする請求項1に記載の被服の型取り方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、女性の下着などの被服の型取り方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】下着などの被服の型取りを行う場合、一般に型紙を用いて行う方法が知られているが、このような型紙を用いないで型取りを行う、いわゆる立体裁断方法も知られている(特開平4−327204号公報)。この方法によれば、熱収縮性の樹脂フィルムで予め所定の筒状体を形成し、この筒状体内に被装着体としての足を入れ、樹脂フィルムを絞ってそれを足の形状に沿うようにする。次に、この樹脂フィルムを加熱して収縮させてから硬化させ、その後足を抜くことにより、所望の型が得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような方法で型を製作する場合、予め樹脂フィルムの筒状体を形成し、その筒状体内に被装着体としての足を入れる必要があり、そのための工程が増えるとともに、操作も面倒であるという問題があった。また、足を筒状体に入れた後に、加熱して硬化させる必要があるため、加熱工程が増加して時間を要するとともに、加熱装置を必要とするという問題があった。
【0004】この発明はこのような従来技術に存在する問題に着目してなされたものである。その目的は、予め所定の筒状体を製作したり、加熱装置を設けたりする必要がなく、工程を省略して簡易な操作で型を速やかに製作できる被服の型取り方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明の被服の型取り方法では、被装着体表面の一定範囲に、ゴムとシリコーンとの溶剤液を噴霧又は塗布して被装着体表面に皮膜を形成した後、この皮膜を所定の位置で切り取って被服の型としたことを特徴とするものである。また、請求項2に記載の発明では、前記溶剤が塩素系溶剤であることを特徴とする請求項1に記載の被服の型取り方法。
【0006】
【作用】この発明においては、被装着体表面の一定範囲に、ゴムとシリコーンとの溶剤液が噴霧又は塗布される。そして、溶剤が揮散した後、被装着体表面にゴムとシリコーンよりなる皮膜が形成される。この皮膜は所定の位置において切り取られる。このようにして得られた皮膜が被服の型となる。また、溶剤が塩素系溶剤であることにより、ゴムとシリコーンを良好に分散又は溶解させることができるとともに、揮発性に優れている。
【0007】
【実施例】以下にこの発明を具体化した一実施例について図1〜3に従って説明する。図1に示すように、被装着体としてのマネキン1は麻、麻−綿混紡、ポリエステル等で作製された芯地表面に樹脂加工が施されて構成されている。このマネキン1の胸部外周面にゴムとシリコーンとの溶剤混合液Sが200気圧に加圧されたエアガン2により噴霧塗布される。このゴムとしては、天然ゴムや合成ゴムが使用され、伸縮性(ストレッチ性)や柔軟性を発現する。また、シリコーンとしては、通常シリコーンゴム又はシリコーン樹脂が用いられ、これらは所定の形状保持性能を有するとともに、良好な離型性を有する。
【0008】このゴムとシリコーンとの混合割合は、重量比で3:7〜7:3の範囲内にて設定されるのが好ましい。ゴムの割合が多いと、粘着性が強くなるが、得られる皮膜3は柔軟性が増して伸縮性が向上し、逆にシリコーンが多いと皮膜3が硬くなって伸縮性はなくなるが、皮膜3の剥離性が向上する。
【0009】また、溶剤としては、トリクロロエチレンなどの塩素系溶剤が用いられる。この溶剤は前記ゴムとシリコーンを良好に分散又は溶解させるとともに、揮発性が高く、速乾性である。また、溶剤混合液S中の溶剤が揮発することにより、ゴムやシリコーンが硬化して皮膜3が形成される。この溶剤中のゴムとシリコーンとの合計含有量は3〜20重量%程度である。
【0010】この溶剤液の噴霧又は塗布により、マネキン表面に厚さ0.8mm程度の薄い皮膜3が形成される。その後、その状態で約20分間放置して乾燥させる。この皮膜3の厚さは通常1mm前後である。
【0011】次に、この皮膜3の所定箇所、例えば脇の部分をカッターにより切り取る。切り取られた皮膜3は、マネキン1の表面から剥がされる。そして、この皮膜3は裁断のための部分修正が施され、所望とするブラジャーの型4が得られる。この型4にシルクなどの布を合わせて裁断し、縁取りすることにより、所定のブラジャーが得られる。下着はできるだけ体型に合わせることが好ましいが、この実施例の立体裁断方法によれば、この要請に確実に応えることができる。
【0012】このように、この実施例では、マネキン1表面の一定範囲に、ゴムとシリコーンとの溶剤液Sがエアガンにより噴霧されて皮膜3が形成されることによりブラジャーの型4が容易かつ速やかに得られる。従って、従来のように予め所定の筒状体を製作したり、加熱装置を設けたりする必要がなく、そのような工程を省略して簡易な操作で迅速に型を製作することができる。
【0013】なお、この発明は上記実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨から逸脱しない範囲で例えば次のように構成を任意に変更して具体化してもよい。
(1)裁断用の布として、シルク以外に、ポリエステル、綿、ニットなどを用いること。
(2)被装着体であるマネキン1として、塩化ビニル樹脂、芯地表面にピッチの水性液を塗布したものを用いること。また、被装着体として人体の足などに適用すること。
(3)カッティング方法として、レーザ光を照射する方法、超音波を照射する方法、ローラナイフを用いる方法などを採用すること。
(4)被服として、パンティ、ガードル、スリップなどに適用すること。
(5)ゴムとシリコーンとの溶剤液を被装着体1にハケで塗布すること。
(6)塩素系溶剤して、トリクロロエタン、メチルクロロホルムなどを用いること。
【0014】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明の被服の型取り方法によれば、予め所定の筒状体を製作したり、加熱装置を設けたりする必要がなく、工程を省略して簡易な操作で迅速に型を製作できるという優れた効果を奏する。また、溶剤として塩素系溶剤を用いることにより、ゴムとシリコーンを良好に分散又は溶解させることができるとともに、揮発性に優れているという効果を奏する。




 

 


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