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発明の名称 走り高跳び用靴
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−231801
公開日 平成7年(1995)9月5日
出願番号 特願平6−247027
出願日 平成6年(1994)9月14日
代理人
発明者 大禮 剛
要約 目的
靴と足とのホールド性を向上させて、助走時のスピードと加速力を垂直な方向の跳躍力に有効に切り替えられるようにすると共に、足の三角靭帯の保護をも考慮した走り高跳び用の靴を提供する。

構成
靴1本体の履き口部3内側に内装する別体の保護体2を、強靭な素材で作り、踵部から踝に至る足後部を覆いかつ足前に向かって開放した形状とするか、あるいは踵部から踝に至る足後部を覆いかつ足前に向かって延びて足甲前部を覆う舌片17を有する形状とし、左右翼片4a、4bあるいは4c、4dにはその一端から他端に至る第1の緊締ベルト5を取り付け、かつ必要に応じて甲前保護体19を取り付けて、さらに、靴1本体には甲側部の一端に第2の緊締ベルト6を取り付け、靴1本体の他端の甲側面にはD環7を取り付けて、第2の緊締ベルト6を靴甲前からD環7を通し折り返して止着するようにする。
特許請求の範囲
【請求項1】 靴本体の履き口部内側に内装する別体の保護体を、強靭な素材で作り、踵部から踝に至る足後部を覆いかつ足前に向かって開放した形状とし、前記開放した左右翼片にはその一端から他端に至る第1の緊締ベルトを取り付けた構成とし、さらに、靴本体には甲側部の一端に第2の緊締ベルトを取り付け、靴本体の他端の甲側面にはD環を取り付けて、前記第2の緊締ベルトを靴甲前から前記D環を通し折り返して止着するようにした走り高跳び用靴。
【請求項2】 靴甲前に取り付けるベロ皮部位に、ベロ皮に代わり前記別体の保護体と同一の素材で作られた甲前保護体を、少なくともその左右両側を靴紐通し部の左右両側に縫着して取り付けた請求項1記載の走り高跳び用靴。
【請求項3】 靴本体の履き口部内側に内装する別体の保護体を、強靭な素材で作り、踵部から踝に至る足後部を覆いかつ足前に向かって延びて足甲前部を覆う舌片を有する形状とし、前記舌片の先端は靴本体の甲部先端に縫着し、前記舌片の履き口部側にはスリットを設け、前記スリットの左右翼片にはその一端から他端に至る第1の緊締ベルトを取り付けた構成とし、さらに、靴本体には甲側部の一端に第2の緊締ベルトを取り付け、靴本体の他端の甲側面にはD環を取り付けて、前記第2の緊締ベルトを靴甲前から前記D環を通し折り返して止着するようにした走り高跳び用靴。
【請求項4】 前記別体の保護体の踵部は、踵の先端が当たる部分を切欠いた請求項1乃至3のいずれか1項に記載の走り高跳び用靴。
【請求項5】 前記D環あるいは第2の緊締ベルトは、靴本体の踵部から内甲側面を通って延長された第1の補強片に取り付けられている請求項1乃至4のいずれか1項に記載の走り高跳び用靴。
【請求項6】 前記第1の補強片は、靴本体の踵後部を通る第2の補強片に連結されている請求項1乃至5のいずれか1項に記載の走り高跳び用靴。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走り高跳び用として好適な陸上競技用靴に関する。
【0002】
【従来の技術】走り高跳びにおいては、助走の時の水平方向に加えられたスピードと加速力を、踏切時に垂直な方向の跳躍力に切り替える必要がある。足と靴との間に遊びがあると、この水平方向のスピードと加速力を垂直な方向の跳躍力に切り替える時にロスが生じる。また、水平方向のスピードと加速力を垂直な方向の跳躍力に切り替える時には、足の三角靭帯に大きな力が加わるものであった。そのために、走り高跳びをする選手特有の傷害として、三角靭帯を痛めて足関節外反捻挫を起こすことが少なくなかった。図9に示すように、足の三角靭帯20とは、足を構成する踵骨21、距骨22、脛骨23、舟状骨24を結ぶ靭帯のことである。なお、この図9は右足の内甲側から見たところである。
【0003】そこで、走り高跳び用の靴は、足と靴とのホールド性を高めるために、次のような工夫がなされていた。例えば、踵部に伸びのほとんどない三軸織物からなる甲皮を用いるとか、実公平4−50808号及び実公平4−50809号のように、靴の踵甲皮に設けるカウンターを延長したり、その延長したカウンターにベルトを設けて甲前部を緊締してホールド性を上げる等の方法である。また、走り高跳び用の靴ではないが、実公昭61−40164号の運動靴のように、本来の靴甲皮(靴胛皮)11とは別体のクッション性の踵当片61を履口部に取り付け、その踵当片61前方の緊締帯62を緊締具4で締めることによって、踵部のホールド性を上げようという発明も公知であった。
【0004】しかし、前記のような方法ではホールド性はある程度確保できるものの、競技者の足の三角靭帯の保護を考慮したものではなかった。そこで、走り高跳びの選手は三角靭帯保護のために、踏切足の内甲に別体の補強体を自分で縫い付けたり、足にテーピングをしたりしていた。しかし、前者の方法では未だ保護力が不足するものであり、後者のテーピングでは競技が進行するに従ってバーの高さが高くなると、テーピングが汗等で緩んできて保護力が低下するという欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本願発明は、足と靴とのホールド性を向上させることにより、助走の時の水平方向に加えられたスピードと加速力を、垂直な方向の跳躍力にロスなく有効に切り替えることができるようにして、選手の記録更新が期待できるような走り高跳び用の靴にしようとするものである。さらには、テーピングをしなくとも足の三角靭帯を保護することができ、アキレス腱の保護をも考慮した、競技者の足を怪我や足関節外反捻挫等の傷害から護ることのできる靴を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、靴本体の履き口部内側に内装する別体の保護体を、強靭な素材で作り、踵部から踝に至る足後部を覆いかつ足前に向かって開放した形状とし、前記開放した左右翼片にはその一端から他端に至る第1の緊締ベルトを取り付けた構成とし、さらに、靴本体には甲側部の一端に第2の緊締ベルトを取り付け、靴本体の他端の甲側面にはD環を取り付けて、前記第2の緊締ベルトを靴甲前から前記D環を通し折り返して止着するようにした走り高跳び用靴とした。
【0007】前記のように構成した上、さらに靴甲前に取り付けるベロ皮部位に、ベロ皮に代わり前記別体の保護体と同一の素材で作られた甲前保護体を、少なくともその左右両側を靴紐通し部の左右両側に縫着して取り付けてもよい。
【0008】また、靴本体の履き口部内側に内装する別体の保護体を、踵部から踝に至る足後部を覆いかつ足前に向かって延びて足甲前部を覆う舌片を有する形状とし、前記舌片の先端は靴本体の甲部先端に縫着し、前記舌片の履き口部側にはスリットを設け、前記スリットの左右翼片にはその一端から他端に至る第1の緊締ベルトを取り付けた構成としてもよい。
【0009】前記別体の保護体の踵部は、踵の先端が当たる部分を切欠いた構成としても良く、また、靴本体の履き口部内側の外甲側または/および内甲側に縫着しても良い。そして、前記D環あるいは第2の緊締ベルトは、靴本体の踵部から内甲側面を通って延長された第1の補強片に取り付けることもでき、さらに前記第1の補強片は、靴本体の踵後部を通る第2の補強片に連結させることもできる。
【0010】
【作用】本発明は以上のような構成であるから、第1の緊締ベルトを締めると、強靭な素材で作られた別体の保護体は、踵部から踝に至る足後部をぴったりと覆い、ちょうど従来競技者が任意に行っていたテーピングを施したのと同じ状態になる。そして、テーピングとは異なって、競技が進行しても汗等で緩んで保護力が低下するというようなことはなくなる。次に、靴本体の甲部の第2の緊締ベルトを締めると、靴甲皮は別体の保護体を靴に強固に固定する。従って、第1の緊締ベルト及び第2の緊締ベルトを締めると、競技者の足は別体の保護体を介して靴に強固に固定されることになる。
【0011】従って、競技者の足と靴との間の遊びがなくなりホールド性が向上して、助走の時の水平方向に加えられたスピードと加速力を、ロスなく踏切時に垂直な方向の跳躍力に切り替えることができ、競技者の記録更新も期待できる靴となる。また、別体の保護体は強靭な素材で作られており、競技者の足を強固に固定、サポートするから、三角靭帯を保護できて、足関節外反捻挫等の傷害を防止することができる。
【0012】跳躍と跳躍の間において、第1の緊締ベルト及び第2の緊締ベルトを緩めておけば、テーピングのように常に足を締め付けておくことなく、足をリラックスさせることもできる。さらに、別体の保護体をハイカットのシューズのように踝まで、あるいは踝より上まで設ければ、別体の保護体はアキレス腱をもしっかりと覆うので、アキレス腱を保護する作用も奏する。そして、別体の保護体の踵部の先端を切欠いておけば、踵部先端が別体の保護体に当らず違和感がない。
【0013】D環あるいは第2の緊締ベルトを靴本体の踵部から内甲側面を通って延長された第1の補強片に取り付けておくと、第2の緊締ベルトを締めた際に、第1の補強片は足の三角靭帯上に位置して、三角靭帯を強力にホールドして保護する役割を果す。さらに、前記第1の補強片を靴本体の踵後部を通る第2の補強片に連結しておけば、第2の緊締ベルトを締めた時、踵後部の第2の補強片も引っ張られるから、踵部のホールド性、フィット性が向上して、跳躍時に三角靭帯にかかる負担をさらに和らげることができる。
【0014】
【実施例】
(実施例1)図1は本発明を実施した走り高跳び用靴の左足側の一例で、靴1の履き口部3の内側に、踵部から踝に至る足後部を覆う形状の強靭な素材で作られた別体の保護体2を内装している。内装した別体の保護体2は、図4のような形状である。保護体2の足前に向かって開放した翼片の一端4bには、第1の緊締ベルト5を取り付ける。第1の緊締ベルト5には止着体5aが取り付けられ、保護体2のもう一方の翼片4aに取り付けられた止着体5bと係合するようになっている。止着体5a、5bとしてはベルベットファスナー、バックル、ボタン、ホック等が使用できる。本実施例ではベルベットファスナーを止着体としている。さらに、本実施例では第1の緊締ベルト5を2本取り付けているが、この本数は任意であり、2本に限定されるものではない。第1の緊締ベルト5を2本以上取り付けた場合、保護体2の翼片4aに取り付けた止着体5bに係合する外、一部の緊締ベルトは、靴甲に取り付けた止着体5cに係合するようにしても良い。
【0015】図3は靴1内に内装された別体の保護体2を、靴1の履き口部3上から見たところである。保護体2は、靴本体の履き口部3内側の外甲側または/および内甲側に縫着されている。このようにしておくと、足を靴に挿入する際保護体2が必要以上に靴内に入込むことがなく、また使用しない時に保護体2だけ紛失するというようなことがない。
【0016】図4は靴1内に内装された保護体2と中敷12とを示す図である。中敷12には欠除部13が設けられており、保護体2がこの欠除部13に嵌合するようにしている。このようにすると、中敷12の足の接触面と、保護体2の足の接触面とが同一平面となるから、足を靴1内に挿入した時に履心地が良い靴となる。そして、中敷12と保護体2を縫着14しておけば、保護体2が足の動きに伴って動いても、中敷12の上に保護体2が載り上げて、履き心地を悪くすることがない。また、図示はしないが、前記のように保護体2を中敷き12上に縫着するのではなく、中敷き12の下を通すように構成することもできる。さらに、踵の先端が当たる部分を切欠15として履き心地を良くすることもできるが、切欠15を設けるかどうかは任意である。
【0017】図2は、保護体2を装着した靴1本体を内甲側から見た側面図である。靴1の甲側部の一端(本実施例では外甲側)に、第2の緊締ベルト6を取り付ける。靴1の他端の甲側面(本実施例では内甲側)には、D環7を取り付ける。第2の緊締ベルト6は、靴1の甲前を通り、靴の内甲側に取り付けられたD環7の穴を通して折り返し、第2の緊締ベルト6自体に取り付けられた止着体で止着するように構成されている。第2の緊締ベルト6の止着体としては、第1の緊締ベルト5の止着体と同様、ベルベットファスナー、バックル、ボタン、ホック等が使用できる。なお、本実施例ではベルベットファスナーを止着体としている。
【0018】第1の緊締ベルト5及び第2の緊締ベルト6を締めると、足と保護体2及び保護体2と靴1との間に遊びがなくなり、足を靴1内に強固に固定することができる。D環7は、本実施例では、靴1本体の踵部から内甲側面を通って延長された第1の補強片9の先端に取り付けられている。このようにすると、第1の補強片9は第2の緊締ベルト6を締めた時に、足の三角靭帯上に位置することになるから、三角靭帯を強力にホールドして保護する役割を果す。なお、図示はしないが、第2の緊締ベルト6とD環7とは逆の位置でも良く、第2の緊締ベルト6を内甲側に、D環7を外甲側に取り付けることもできる。但し、その場合は、靴1の踵部から内甲側面を通る第1の補強片9の延長上に第2の緊締ベルト6を結合する。そうすれば、前記同様第1の補強片9は、第2の緊締ベルト6を締めた時に足の三角靭帯上に位置し、三角靭帯を保護する役割を果すものである。
【0019】第1の補強片9は、靴1の踵後部を通る第2の補強片10に連結されている。このようにすれば、第2の緊締ベルト6を締めた時に、第1の補強片9を介して第2の補強片10も引っ張られることになるから、足と靴1の踵部との遊びはさらになくなって、ホールド性、フィット性をさらに向上させることができ、跳躍時の三角靭帯にかかる負担をさらに和らげることができる。
【0020】図7は、本発明を実施した靴1に実際に足を挿入し、第1の緊締ベルト5及び第2の緊締ベルト6を締めたところを示している。保護体2はハイカットのシューズのように踝まで及んでおり、アキレス腱をもしっかりと保護している。
【0021】(実施例2)図5は、他の実施例を表す図面である。この実施例2では、別体の保護体2及び靴1本体は実施例1と同様に構成する。実施例1と異なるところは、靴甲前に取り付けられていたベロ皮18に代わり、保護体2と同一の素材で作られた甲前保護体19を、少なくともその左右両側を靴紐通し部の左右両側19a、19bに縫着して取り付けたことである。靴紐11は図面では省略しているが、実際には靴紐11を靴紐通し部19a、19bに通して締めてから、履用するものである。
【0022】実施例2では、前記のような甲前保護体19を取り付けることにより、実施例1では不足していた靴甲前におけるフィット感をアップさせて、足の靴甲付近にテーピングを施した時と同じような効果を与えようとするものである。従って、甲前保護体19は、靴紐通し部の左右両側19a、19b間の幅よりもやや狭い幅のものを縫着して用いると、足を挿入した時に靴甲前がよりぴったりとフィットして都合が良い。その時、図示はしないが、甲前保護体19に履き口部3側から靴紐通し部の左右両側19a、19bの線に添ってファスナーを取り付けておくと、足を挿脱し易くできる。また、ベロ皮18を用いないのは、甲前保護体19のフィット性を疎外しないようにするためであり、またベロ皮を用いなくとも甲前保護体19の存在で靴紐11が直接足甲に当たらず、履き心地が悪くならないからである。
【0023】なお、図5では甲前保護体19は、靴紐通し部の左右19a、19b間の履き口部3から甲部先端25までの全面を覆っているが、履用者の好みに応じて甲前保護体19を履き口部3から甲部先端25までに至らない大きさのものとすることもできる。このように甲前保護体19の大きさを調節することで、足甲前におけるフィット性を調整することができる。
【0024】(実施例3)図6は本発明を実施した走り高跳び用靴の左足側のさらに別の実施例で、靴1の履き口部3の内側には図7のような保護体2を設けている。保護体2の形状は、踵部から踝に至る足後部を覆いかつ足前に向かって延びて足甲前部を覆う舌片17を有する形状とし、舌片17の履き口部3側にはスリット16を設けている。舌片17の先端は靴1本体の甲部先端25の内側に縫着するものである。保護体2のスリット16左右の翼片の一端4dには、第1の緊締ベルト5を取り付ける。第1の緊締ベルト5には止着体5aが取り付けられ、保護体2のもう一方の翼片4cに取り付けられた止着体5bと係合するようになっている。スリット16は、保護体2の履き口部3を第1の緊締ベルト5で締めた時に、より締まりやすくするために設けるものである。
【0025】実施例1と実施例3とは、図4と図7のように、保護体2の形状が異なるのみで、その他の構成は同一である。従って、第1の緊締ベルト5の取り付け方法、中敷12への取り付け方法、踵部の切欠15、また、靴1本体に取り付ける第2の緊締ベルト6、第1の補強片9、第2の補強片10の構成は、実施例1と同様である。さらに、ベロ皮18は、実施例2と同様に取り付けない方が良い。
【0026】実施例3(図7)のように、別体の保護体2を踵部から踝に至る足後部を覆いかつ足前に向かって延びて足甲前部を覆う舌片17を有する形状とすると、実施例1(図4)の場合と比較して、足甲前部をも強靭な保護体12で保護することができ、さらにフィット感が高まることとなるから、実施例2の甲前保護体19と同じような効果が期待できる。実施例1の保護体2を用いるか、実施例2や実施例3のような足甲前までをもサポートする甲前保護体19や保護体2を用いるかは、競技者が好みで自由に選択できるものである。
【0027】なお、本実施例(図7)の別体の保護体2も、実施例1の場合と同様に、靴1本体の履き口部3内側の外甲側または/および内甲側に縫着しておくことができる。
【0028】実施例1乃至実施例3で使用される別体の保護体2及び甲前保護体19の素材としては、サポータとして使用されるような強靭でサポート能力の高い素材が適している。具体的にはウエットスーツに使用されるようなクロロプレンゴムにナイロンジャージを両面接着した素材やスパンデックス、ゴム編み素材等である。さらに、滝清株式会社製造のプロテクター素材「ゲレンク」(商標名)は、特に有効な素材といえる。このような素材を使用した上で、第1の緊締ベルト5を締めると、足にテーピングを施した時と同じように、足は保護体2で強固に固定、サポートされる。さらに第2の緊締ベルト6を締めると、足は保護体2を介して靴1に固定される。この2つの作用で、足の三角靭帯を保護することができるものである。
【0029】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、第1の緊締ベルト5を締めると、競技者がテーピングを施した時と同じように、強靭な素材で作られた保護体2が足後部をぴったりと覆う。そして、競技が進行しても、汗等で緩んで保護力が低下することがない。次に、第2の緊締ベルト6を締めると、足と靴1との間の遊びがなくなりホールド性が向上して、助走の時の水平方向に加えられたスピードと加速力を、ロスなく踏切時に垂直な方向の跳躍力に切り替えることができ、記録更新も期待できる。
【0030】競技者の足に強固に固定された保護体2は、三角靭帯を保護することになるから、足関節外反捻挫等の傷害を防止する。また、跳躍と跳躍の間において、第1の緊締ベルト及び第2の緊締ベルトを緩めておけば、足をリラックスさせることもできる。さらに、甲前保護体19をベロ皮部分に縫着したり、別体の保護体2を踵部から踝に至る足後部を覆いかつ足前に向かって延びて足甲前部を覆う舌片17を有する形状としておけば、足の甲前部分のフィット性も向上させることができる。
【0031】別体の保護体2の踵部の先端を切欠15しておけば、踵部先端が保護体2に当らず違和感がない。また、保護体2を靴1の履き口部3内側の外甲側または/および内甲側に縫着しておくと、足を靴に挿入する時保護体2が靴内に入込むことがなく、保護体2を紛失することもない。D環7あるいは第2の緊締ベルト6を、靴1の踵部から内甲側面を通り延長された第1の補強片9に取り付けておくと、第2の緊締ベルト6を締めた時に、第1の補強片9は足の三角靭帯上に位置して、三角靭帯をホールドし保護する。第1の補強片9を靴1の踵後部を通る第2の補強片10に連結しておくと、第2の緊締ベルト6を締めた時に、踵後部の第2の補強片10も引っ張られるから、踵部のホールド性、フィット性がさらに向上し、跳躍時の三角靭帯にかかる負担をさらに和らげることができるという効果もある。




 

 


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