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発明の名称 表示用蛍光ランプ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平6−243829
公開日 平成6年(1994)9月2日
出願番号 特願平5−25140
出願日 平成5年(1993)2月15日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小川 勝男
発明者 宮下 恒 / 浦滝 悦夫 / 品田 眞一 / 土屋 正志 / 木村 剛
要約 目的


構成
表示用蛍光ランプの胴周部、並びに、底部を白色樹脂で被覆した。
特許請求の範囲
【請求項1】一端側にのみ電気接続端子を設けてなる表示用の蛍光ランプに於いて、前記蛍光ランプの胴周部、並びに、底部に白色樹脂を接着したことを特徴とする表示用蛍光ランプ。
【請求項2】請求項1において、前記白色樹脂の反射率を70%以上とした表示用蛍光ランプ。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像表示装置に用いられる表示素子に係り、特に、表示用蛍光ランプに関する。
【0002】
【従来の技術】負グロー放電を利用した小形蛍光ランプについては、例えば、特開昭63−19750 号,特開昭63−141252号公報に記載されている。これらランプを表示素子として用いた場合の輝度向上は、例えば、特開昭57−78765 号に記載のように、蛍光体の塗布状態の改良、あるいは、実開昭60−3550号公報に記載のように、胴周部に反射筒を設けて、高輝度化を図っている。
【0003】これら表示素子を用いた映像表示装置を、例えば屋外で用いる場合、太陽光による表示映像の画質の劣化を防止するには、表示映像の輝度を高めることが必要であり、表示素子のいっそうの高輝度化、また、あわせて高効率化が求められる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、表示素子の高輝度化、並びに、表示素子からの光の有効利用を図り、省電力な表示用蛍光ランプを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明の表示用蛍光ランプでは、上記ランプの胴周部、並びに、底部を白色樹脂で被覆した。
【0006】
【作用】本発明の表示用蛍光ランプの構造を図1に示す。図において、1は表示用蛍光ランプバルブであり、底部はステム2と溶着によって密閉容器となし、容器内には熱陰極3,陽極4とアルゴンガス、又はクリプトンガス等の希ガス、並びに、水銀が封入してある。熱陰極3を構成するタングステン線からなるフィラメントには酸化バリウム等の電子放射物質が塗布してある。バルブ1の内面には蛍光体5が塗布されており、胴周部、並びに、底部は白色樹脂6で被覆されている。
【0007】表示用蛍光ランプに導入線7を介し電圧を供給し放電させた場合、放電によって生成される紫外線により蛍光体5が発光する。表示素子は、バルブ1の頂部から放出される光を主に利用するため、バルブ1の頂部の輝度を高める目的で、熱陰極3、並びに、陽極4はバルブ1の頂部の近傍に配置される。
【0008】このような構成とすることにより、バルブ1の頂部近傍の紫外線密度が高まり、したがって、輝度が高まることとなる。一方、長時間放電させるに伴い、電子放射物質、並びに、陽極物質の一部は飛散し、近傍のバルブ壁に付着し、光を吸収するため、点灯時間が長くなるにつれ輝度が低下する欠点が生じ、この程度は電極がバルブ1の頂部に近いほど大きい。従って使用目的に応じて、おのずと最適な配置が決まる。
【0009】更に、蛍光体5はそれ自身が発光すると共に、光の反射体としての性能も併せ持つため、発光した光の一部はバルブ1の外部に放出し、残りの光はバルブ1の内部に反射する。バルブ1の内部に反射された光の一部はバルブ1の外部に透過し、残りの光は再びバルブ1の内部に反射されるため、バルブ1の内面の輝度は外面の輝度よりも数倍高くなる。したがって、バルブ1の胴周部、並びに、底部に反射材6を配置することにより、バルブ1の内部に反射された光を効率的にバルブ1の頂部から取り出すことが可能となる。
【0010】この時、バルブ1の内部に透過率の高い光の逃げ口が存在すると、バルブ1の内部に閉じ込められている光の大部分はその逃げ口を通って散逸してしまう。これを防ぐためにバルブ1の胴周部、並びに、底部の両部分に反射率の高い反射材6を配置することが大切である。なお、このように、バルブ1の頂部近傍は紫外線密度の高い場所であり、この頂部にも蛍光体を配することにより、放電で生じた紫外線を効率良く可視光に変換することが出来るから、効率の向上が図られる。
【0011】
【実施例】図1は、本発明の一実施例である表示用蛍光ランプの一部切欠き図である。1はガラスからなる表示用蛍光ランプのバルブであり、内径13mm,長さ26mm、2はステム、3は熱陰極、4は陽極、5は蛍光体、6は白色シリコン樹脂、7は外部リード線である。蛍光体5はユーロピウム付活酸化イットリウム蛍光体であり、ステム2部分を除き、バルブ1の内面全面に塗布されている。バルブ1内にはアルゴンガス660Paと数mgの水銀が封入されている。
【0012】本ランプを周囲温度60℃で点灯したところ、図2に示す結果が得られた。図は横軸に陽極−陰極管の放電電流をとり、縦軸にバルブ1の頂部の輝度をとったもので、直線Aは本実施例のランプの場合を、また、比較のために、直線Bは胴周部にのみ白色シリコン樹脂を被覆した場合について、直線Cはステム部分にのみ白色シリコン樹脂を被覆した場合について、直線Dは白色シリコン樹脂による被覆が無い場合について示す。図2から明らかな通り、胴周部、並びに底部の両方を被覆した場合にその効果が大きく出ている。
【0013】本発明者らは、更に、被覆の効果がバルブ1の大きさに影響されるか否かを調査した。図3にバルブ内径が6mm、長さが15mmの表示用蛍光ランプの場合について、その結果を示す。図は、同じく、横軸に陽極−陰極管の放電電流をとり、縦軸にバルブ1の頂部の輝度をとったもので、直線aは本実施例のランプの場合を、また、比較のために、直線bは胴周部にのみ白色シリコン樹脂を被覆した場合について、直線cはステム部分にのみ白色シリコン樹脂を被覆した場合について、直線dは白色シリコン樹脂による被覆が無い場合について示す。図3から明らかな通り、胴周部、並びに底部の両方を被覆した場合にその効果が大きく出ている。この被覆による効果の程度は図2と図3とで若干異なるものの、どちらの場合も胴周部、並びに底部の両方を被覆した場合にその効果が大きく出ているため、被覆の効果はバルブ1の大きさには影響されないと結論される。
【0014】本発明者らは、また、反射材の反射率について、その効果を調査した。表1、並びに、図4にその結果を示す。
【0015】
【表1】

【0016】表1は、各種反射材で表示用蛍光ランプの胴周部、並びに底部を被覆し、ランプを周囲温度60℃、同一放電電流で点灯したときの、バルブ1の頂部の輝度を相対値で示したものであり、図は横軸に反射率を取り、縦軸に相対輝度を取ったグラフである。反射材の反射率としては70%以上であれば十分その効果を発揮すると言える。バルブ内に反射された光をバルブ頂部から効率的に取り出すためには、反射材の反射率は高い程良いが、蛍光体自身が反射材としての性能を併せ持っている為と推測される。
【0017】なお、アルミ箔で被覆した場合が、最も輝度は高くなったが、ランプとの密着性,防水性等を勘案すると白色シリコン樹脂等の樹脂が適しており、更に、反射率を高めるために、樹脂に酸化チタン,酸化アルミニウム,酸化マグネシウム等の反射率の高い白色顔料を混合させることは本発明の目的に合致し、被覆材の材質にはなんら限定されるものではなく、要は、反射率が70%以上の被覆材でバルブの胴周部、並びに、底部の大部分を被覆すれば良い。
【0018】図5は本発明による他の一実施例を示す図であり、1はガラスからなる表示用蛍光ランプのバルブであり、6は白色シリコン樹脂、7は外部リード線、8はミラーである。ミラー8とランプバルブとはランプの底部で白色シリコン樹脂で固着されている。この場合も上述の場合と同じく、白色シリコン樹脂の反射率は0.7 以上であると良い。
【0019】
【発明の効果】本発明の表示用蛍光ランプでは、ランプの胴周部、並びに、底部を反射材で被覆することにより、ランプ内の光を効率的にバルブ頂部から取り出すことが可能となり、高輝度で、かつ、省電力な表示用蛍光ランプが得られる。




 

 


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