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発明の名称 電磁スイッチコイル用ボビン
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平6−215928
公開日 平成6年(1994)8月5日
出願番号 特願平5−7344
出願日 平成5年(1993)1月20日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小川 勝男
発明者 冨手 寿男 / 志塚 正之
要約 目的
電磁スイッチ用コイルの巻線作業短縮を図るためボビンの口出し部構造を改良し部品点数の低減と端子への半田付けの際の半田流入を防止しボスとの絶縁不良を防止すること。

構成
ボビンの口出し部に於いて溝部に隔壁を設け、巻線後この隔壁を熱変形させて溝を閉鎖しコイルの飛びだしを防止することで、絶縁チューブを廃止し且つコイル口出しとボスとの絶縁を図った。
特許請求の範囲
【請求項1】始動電動機で二種類の導線を巻装してなるコイル用の絶縁材製のボビンにして、該ボビンの両端壁を構成するフランジ部の少なくとも一方の外周縁部にはコイルの導線の入口部を構成する切欠きが形成されており、切欠きに連通する軸方向の溝状開口を周壁に形成されたほぼ筒状の口出し線部が突設されており、該周壁の内側には前記溝状開口に軸方向隔壁がフランジ部の半径方向に伸びるよう設けられて前記周壁の内部空間をボビンの円周方向に2分する軸方向溝を構成して、これらの軸方向溝がワイヤーの口出し端部を受け入れるようになっているソレノイドコイル用ボビンにおいて、溝からワイヤーを引き出した後、該隔壁突起は前記溝状開口を閉鎖すべく加熱変形可能であることを特徴とする電磁スイッチコイル用ボビン。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は始動電動機用電磁スイッチのコイル用ボビンに係り、特にボビン口出し線部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種電磁スイッチ用ボビンにおいては、実開昭59−104507号公報に記載のものがある。この従来技術はボビンの一端壁をなすフランジ部に単一のコイル口出し線部から2本のマグネットワイヤーを引き出していた。
【0003】従って、これらのマグネットワイヤーは口出し線部の周壁を折り曲げることによって、ボスとの絶縁をはかり、絶縁チューブで被覆する手間を省くものであったが、両側の周壁を内側に変形させる必要が有り変形後の寸法精度も高いものが要求されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、電磁スイッチ用コイルの巻線作業短縮を図るためボビンの口出し部構造を改良し部品点数の低減と端子への半田付けの際の半田流入を防止しボスとの絶縁不良を防止することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、ソレノイドコイル用の絶縁材製ボビンの両端壁を構成するフランジ部の少なくとも一方に設けられるほぼ筒状の口出し線部の内部空間をボビンの円周方向に2分する軸方向隔壁を該口出し線内部に設け、この隔壁でワイヤー挿入方向からも覆う事によって、従来のように口出し線部におけるマグネットワイヤーに絶縁チューブを被覆する手間を省こうとするものである。
【0006】
【実施例】以下、図面の図1〜図6を参照して本発明の一実施例を説明する。
【0007】図1は始動電動機を示すもので、1はアーマチヤ2のシャフト3の一端を軸支するハウジングである。シャフト3上には図示しないエンジンのリングギヤと噛合可能なピニオン4と、このピニオン4にアーマチヤ2の回転を伝達するオーバーランニングクラッチ5とが軸方向に摺動自在に取付けられている。ハウジング1の上方部分にはソレノイドコイル6及びこのコイルにより電磁的に吸引されるプランジヤー7を有する電磁スイッチ8が取付けられて、スタータスイッチを入れた時にソレノイドコイル6が付勢されることによってプランジャ7が移動し連動するレバー9の回動によってオーバーランニングクラッチ5とピニオン4とに伝達され、よって、ピニオン4が図示しないリングギヤに噛合するようになっている。ソレノイドコイル6は合成樹脂から成型されたボビン10に巻かれた外側巻線6aと内側巻線6bとからなり、ボビン10の一方の端壁に接してボス11が配置されている。
【0008】ボビン10は円筒部12とこの円筒部の両端から半径方向外側に張出してボビンの両端壁を構成するフランジ部13,14とを有する。一方のフランジ部14の外周縁部には巻線6a,6bの巻始めのワイヤーを通すための入口部を構成する切欠き15が2個形成されている。フランジ部14の軸方向外方端面には、切欠き15に連通する軸方向のスリット状開口16を周壁17に形成されたほぼ円筒状の口出し線部18が突設されている。
【0009】2個の口出し線部18の構造は同一である。即ち、周壁17の内側には軸方向隔壁19がフランジ部14の半径方向に向いて延びるように設けられて周壁17の内部空間をボビンの円周方向に分離された軸方向溝20a,20bに2分しており、これらの分離された溝20a,20bの各々が周壁17における前記スリット状開口16と半径方向において連通しており、また、フランジ部の切欠き15にも連通している。
【0010】さて、ボビンに内側巻線6bを巻きおわつた後外側巻線6aの口出し端部を溝20aに通して内側巻線6bの外側に巻きつけ、この作業が終了した後図4に示すごとく、口出し線部18の隔壁19を加熱軟化させて中心方向に熱変形させスリット状開口溝20a,20bを閉鎖することができる。この閉鎖により完成された口出し線部18をボス11の孔11aに挿入してボスをボビン10のフランジ部14の軸方向外側端面に密着させると図6及び図7に示す通りとなり、口出し線部18の周壁17がボス11の孔11aの内面に接してもコイル6のワイヤーの口出し端部をボス11から絶縁する。
【0011】また、口出し線部18がボス11の外端面から軸方向に突出するが、前述のように、軸方向溝20aを外部に連通させる軸方向にスリット17aを有するので、このスリットを通して、外側巻線6aのワイヤーの出口端部6aを折り曲げてボス11の外端面に溶接等により接地することができる。
【0012】次に、このソレノイドコイルをコイルケース8に挿入した後、パッキン21,接点ケース22を積み重ねコイルケース端面を加締て一体的に固定する。口出し線は接点ケースの穴21aから貫通して外部に導かれターミナルに半田等で接続される。その際穴と口出し線の隙間から半田が内部に流れ込むが、隔壁を変形させてあるため半田がボスまで流れ込んで絶縁不良が発生することを防止する。
【0013】上述の説明から明らかなように、本発明に係る電磁コイル用ボビンにおいては、ボビンの両端壁を構成にするフランジ部のうちの少なくとも一方の軸方向外側端面に突設されたほぼ筒状の口出し線部の周壁の内側に該口出し線部の内部空間をボビンの円周方向に2分する軸方向隔壁が設けられ、これらの2分された内部空間がコイルの2本のワイヤーの口出し端部をそれぞれ受け入れる軸方向溝を構成するので、これらの溝に受け入れられたワイヤーの口出し端部は前記軸方向隔壁を熱変形させることによって完全に絶縁され、しかも線が飛出すことも無くなる。このためいずれのワイヤーにも特別の絶縁チューブを被覆する必要は全くないから、コイルの巻線作業が短縮されるという効果がある。
【0014】
【発明の効果】巻線ボビンの改良によりコイル巻線作業の短縮を図り、部品数も低減することができた。更に絶縁不良を防止できた。




 

 


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