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発明の名称 重水素ランプおよび分析装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平6−215734
公開日 平成6年(1994)8月5日
出願番号 特願平5−3883
出願日 平成5年(1993)1月13日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小川 勝男
発明者 安田 誠 / 新井 要次 / 福田 剛
要約 目的
重水素ランプを用いる分析装置の高感度化を図る。

構成
重水素ランプの光軸と、口金10と装置との接触面が交差するように構成する。また分析装置の口金10の固定位置を分光器200の外壁上として、重水素ランプと分光器200との間に自由空間がないように構成する。
特許請求の範囲
【請求項1】装置に固定するための口金を有する重水素ランプにおいて、前記重水素ランプの光軸または前記光軸の延長線が、前記口金と前記装置との接触面と交差することを特徴とする重水素ランプ。
【請求項2】装置に固定するための口金を有する重水素ランプと、前記口金を固定するための位置を分光器、または前記分光器と一体の装置の構成部分の外壁として、前記重水素ランプの装着時には前記重水素ランプと前記分光器との間には自由空間がないことを特徴とする分析装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体クロマトグラフの吸収検出器や分光光度計等の紫外線光源として用いられる重水素あるいは水素を封入した重水素ランプおよび重水素ランプを用いる分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】重水素ランプの分析装置への固定方法は、特開平4−98777号公報に記載のように、発光点の位置を正確にあわせるため口金を用いていた。図3に従来の口金を有する重水素ランプを用いた分析装置を示す。ガラス製の放電容器1の中には電極類が設置されている。重水素ランプの発光点は点状の光源である。放電容器1がガラス製であるため放電容器1の製作精度は高くはなく、放電容器1に対して発光点の位置精度は良くない。このため分析装置に重水素ランプを固定するときには、光軸調整をしなくても良いように、口金10を用いている。すなわち、発光点がいつも定まった位置に来るように、あらかじめ光軸調整を行いながら口金10を接着剤で接着している。放電容器1はこの口金を用いて分析装置のベース100に固定されている。また、分光器等の光学系200も同じベース100に固定されている。分光器は密閉構造であり、このため、分光器内の空気の揺らぎはない。この時、従来の重水素ランプでは光軸に対して口金10の装置との接触面とはほぼ平行であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の重水素ランプの分析装置への固定方法では、図3に示されているように、ランプと分析装置との間に自由空間が生じ、ランプで発生した熱によってランプ周辺の空気が揺らぐという問題点があった。このため、たとえランプの光出力が一定であっても、分析装置を通って光検出器に入射する光量は時間的に揺らぎ、分析装置の感度を悪くしていた。
【0004】本発明の目的は、ランプ周辺の空気の揺らぎを無くした高感度な分析装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、装置に固定するための口金を有する重水素ランプにおいて、前記重水素ランプの光軸または前記光軸の延長線が、前記口金と前記装置との接触面と交差するように構成させることによって達成される。
【0006】また、装置に固定するための口金を有する重水素ランプと、前記口金を固定するための位置を分光器、または前記分光器と一体の装置の構成部分の外壁として、前記重水素ランプを装着時には前記重水素ランプと前記分光器との間に自由空間をなくすことによって達成される。
【0007】
【作用】重水素ランプの光軸が口金と装置との接触面と交差するように構成し、口金を固定するための位置を分光器等の外壁とすることによって、重水素ランプを装着時には重水素ランプと分光器との間に自由空間をなくすることができる。これによりランプで発生した熱による光軸上の空気の揺らぎがなくなる。このためランプの出力の時間的な揺らぎがなくなり、分析装置の感度を良くすることができる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例である重水素ランプの断面図である。紫外線透過窓8を有する放電容器1内に陰極3,陽極4および遮蔽囲い2が設けられており、重水素ガスが封入されている。放電容器1は、ガラス製であり円柱形状をしている。陰極3は、例えば、タングステンコイルに酸化バリウムなどの電子放射物質が塗布されている。陽極4はリング状をしている。遮蔽囲い2は、陰極3と陽極4をそれぞれ取り巻くような構造をしており、陰極3と陽極4の間の隔壁には放電を狭窄するための小孔5が設けられている。小孔5によって放電は狭窄されるため、この部分で強い紫外線が発生し、紫外線は紫外線透過窓8から取り出される。口金10は接着剤9によって放電容器1に接着されている。この口金10は発光点(小孔5の位置)が正確に位置決めされるように接着されている。このため口金を用いて分析装置に固定した場合は光軸を調整するための作業は必要無くなる。本実施例の場合の光軸は円柱形状の放電容器1の軸と一致している。これに対し、口金と装置との接触面は放電容器1の軸に直交する平面となっている。本実施例によれば、直接装置の外壁等に固定できる。
【0009】図2は、本発明の他の実施例である重水素ランプを用いた分析装置の例として、液体クロマトグラフの吸収検出器の主要部分を示す図である。重水素ランプは口金10により装置の壁に直接固定されている。このため、ランプと装置との間には自由空間が存在しない。重水素ランプよりの光は凹面ミラー21によって分光器200の入口スリット22上に結像され、凹面回折格子23によって分光される。出口スリット24を通り、フローセル25で吸収を受けた後、光検出器26で電気信号Sに変換され、信号処理回路に入力されて信号処理される。本実施例では、ランプと装置との間の自由空間が無くなり、従って空気の揺らぎ等によるランプからの光の揺らぎがなくなる。このため、使い勝手の良い装置が実現できる。
【0010】他の実施例として、光路の途中にハーフミラーを設置して光を二分し、一方の光は上記したように信号光としてフローセルで吸収を受けた後光検出器で電気信号Sに変換され、他方の光はフローセルを通らず重水素ランプの光出力に比例する参照光として光検出器で電気信号Rに変換され、それぞれ信号処理回路に入力されて信号処理されるように構成しても良い。このようにすると重水素ランプの光出力の揺らぎが補正され、更に高感度となる。
【0011】また、分光光度計にも全く同様の装置が実現できる。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、重水素ランプを用いた分析装置において、ランプから光検出器に至るまでのすべての光軸上の空気が揺がないので、高感度の分析装置を実現することができる。




 

 


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