米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 電気素子 -> 株式会社日立製作所

発明の名称 カラー陰極線管の螢光面形成装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平6−215694
公開日 平成6年(1994)8月5日
出願番号 特願平5−7361
出願日 平成5年(1993)1月20日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小川 勝男
発明者 大藤 義洋 / 阿部 道夫
要約 目的
同一原色に対し複数仕様の螢光体をパネルごとに使い分けて、複数種類のカラー陰極線管の螢光面を形成する装置で、現像時の排出液の、螢光体仕様別の分別回収を実行可能にして、螢光体の再生処理、再利用を容易にし、原価を低減させるカラー陰極線管螢光面形成装置を提供することにある。

構成
少なくとも最初の現像ポジションを、同一原色に対し複数仕様の螢光体を用いる特定原色に対しては、上記螢光体の仕様数と同数設置して、除去された螢光体を含む現像排出液を、それぞれ、異種仕様螢光体の排出液と混合することなく螢光体の仕様別に回収して、螢光体の再利用を容易に可能にした。
特許請求の範囲
【請求項1】同一原色に対し複数仕様の螢光体を、螢光面形成対象パネル毎に個別に使い分けて、複数種類の螢光面を形成するカラー陰極線管の螢光面形成装置において、露光作業後に感光性螢光体膜の未露光未硬化部分の螢光体を現像液と共に除去排出する現像ポジションを1原色に対して複数設け、少なくとも最初の現像ポジションを、上記螢光体の仕様数と同数設置して、上記除去された螢光体を含む現像排出液を、それぞれ、異種仕様螢光体の排出液と混合することなく螢光体の仕様別に回収することを特徴とするカラー陰極線管の螢光面形成装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー陰極線管の螢光面をフォトリソグラフィ技術により形成する作業工程中、パネル内面に全面的に形成させた感光性膜に対する露光作業後に、未露光、未硬化部分を現像液と共に除去排出する現像作業時に、感光性膜の組成物質、特に価格の高い螢光体を含む現像排出液を、異種螢光体の現像排出液と混合させずに回収し、螢光体の再利用を容易にしたカラー陰極線管の螢光面形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年カラー陰極線管の種類が増加し、例えば、テレビジョン用受像管の他に、精細度や画像フレーム周波数が種々異なる情報処理端末用表示管の種類が増加し、同一原色に対しても、例えば残光時間が異なる複数の仕様の螢光体を使用する場合が生ずるようになってきた。
【0003】カラー陰極線管の螢光面形成装置で、特性の異なる多種類の螢光体膜を形成させるために、感光性接着物質を含む液体中に螢光体粉末を懸濁させたスラリー液を陰極線管のパネル内面に塗布する作業を行うポジションで、同一ポジションに複数の余剰スラリー液回収カバーを設置して、異種螢光体スラリー液を互いに混合させずに回収し、新しい同一螢光体のスラリー液を補充、混合しながら、循環させて用い、容易に再利用できるようにする技術については既に特願平3−182269号で提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】周知のように、パネル内面に形成させた感光性螢光体膜はパネルの内面全面を覆って形成されており、それにシャドウマスク開口部を透過してきた光を投射させる露光作業を行い、その後、感光性螢光体膜面に現像液(大抵は普通の純水)を噴射させ、露光硬化した部分をパネルに残して、未露光、未硬化部分を現像液と共に除去排出する現像作業を行う。この際、パネル内面に残留する螢光体は感光性螢光体膜の螢光体全量中の僅かな部分に過ぎず、大部分の螢光体は現像液と共に除去排出される。従って、現像排出液中の螢光体を回収して再利用することは、螢光体の価格が高価であるから、原価低減のために極めて重要である。
【0005】従来、量産するカラー陰極線管の大部分がテレビジョン用受像管であった時代には、大抵、1原色に対して1種類の螢光体だけが使用されていたから、螢光面形成装置の現像工程で、1原色に対して1現像ポジションを設置しておけば、現像排出液中の螢光体を再利用するのに差支えなかった。
【0006】しかし、上記のように、用途に応じて同一原色に対して複数仕様の螢光体が使用されるようになり、場合によっては、複数種類の螢光面を同時平行的に量産しなければならなくなって来ると、従来の現像態勢では現像排出液の混合は免れなくなり、螢光体の回収再利用が困難になってしまった。
【0007】本発明は、カラー陰極線管の螢光面形成工程で、それぞれ異種螢光体を含む現像排出液を分別回収して、螢光体の再利用を容易に実行できるようにしたカラー陰極線管の螢光面形成装置を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために本発明においては、同一原色に対し複数仕様の螢光体を、螢光面形成対象パネル毎に個別に使い分けて、1組の装置で複数種類の螢光面を形成できるようにしたカラー陰極線管の螢光面形成装置において、露光作業後に感光性螢光体膜の未露光未硬化部分の螢光体を現像液と共に除去排出する現像ポジションを、1原色に対して複数の現像ポジションを設ける装置の場合には少なくとも最初の現像ポジションを、上記複数仕様の螢光体を使う特定原色に対しては、上記螢光体の仕様数と同数設置して、上記除去された螢光体を含む現像排出液を、それぞれ、異種仕様螢光体の排出液と混合することなく仕様別に回収して、螢光体を再利用可能にした。
【0009】
【作用】現像作業では、2〜3気圧程度のかなり高い圧力をかけて現像液を多数のノズルから感光性膜に向けて噴射させる。従って現像排出液は、粘度が低いこともあって、周囲にかなり飛散するから、上記複数仕様の感光性螢光体膜塗布の場合のように、余剰スラリー液回収カバーを同一ポジションに複数設ける程度では、現像排出液の分別回収は実行困難で、螢光体の仕様ごとに、それぞれ、別の現像ポジションを設けて現像排出液を回収するようにしたのである。なお、通常、1原色に対して複数の現像ポジションを設ける場合が多いが、そのような場合には、最初の(第1)現像ポジションで80%以上の螢光体が回収されるので、少なくとも第1現像ポジションは螢光体の仕様数と同数だけ設けることにした。陰極線管の量産に際しては、各作業ポジション間の搬送を含めて全ての作業が自動的に行われるが、現在は、螢光面を形成すべきパネルが、螢光面形成装置に投入された時点で螢光面の仕様、種類が判別されて自動管理制御手段に記憶され、以後の作業がすべて自動管理制御手段の管理下に制御されて実行されるようになっている。従って、現像ポジションを増設しても作業場の面積が増える程度で、作業工数は増加せず、そのための費用は螢光体の再利用が容易になる(例えば遠心分離機を用いる程度)ことによって、充分償われる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例の要部の斜視図である。露光が終了した1A螢光体仕様のパネルは、ポジション2Aで現像ノズル3Aから噴射される現像液により現像される。現像排出液は現像ポジション2Aの下方へ流下してポンプ4Aにより回収され、遠心分離機5Aにより再生処理される。この1A螢光体仕様のパネルは、次に現像ポジション2Bに行くが、上記自動管理制御手段の管理により、ここでは何等の作業も行われない。その後、ポジション1C、ポジション2Cでも更に現像作業が行われるが、既に大部分の螢光体は分別回収されているので、これらの現像ポジションでは現像排出液の分別回収は行わない。但し、このようにする理由は全く採算上の問題であって、もし異常に高価な螢光体を使用しなければならなくなった際には、第2現像ポジションでも分別回収を行うことがある。
【0011】次に、上記とは異なる1B螢光体仕様のパネルは、ポジション2Aでは現像されずに現像ポジション2Bで現像ノズル3Bにより現像される。現像排出液はポンプ4Bにより回収され、遠心分離機5Bにより再生処理される。このパネルに対しても、ポジション1C、ポジション2Cで更に現像作業が行われるが、上記のように、これら現像ポジションで回収できる螢光体の量は少ないので、現像排出液の分別回収や再生処理は行わない。
【0012】なお、上記実施例は同一原色に対して2仕様の螢光体を使用する場合であったが、3仕様以上の場合にも、螢光体の仕様数と同数の現像ポジションが設置してあれば、上記同様に現像排出液の分別回収、再生処理、再利用が可能になることは明らかである。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、現像排出液を分別回収することにより、高価な螢光体の再生処理、再利用が容易に可能になり、カラー陰極線管の原価低減に有効である。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013