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発明の名称 カラー陰極線管
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平6−103933
公開日 平成6年(1994)4月15日
出願番号 特願平4−248099
出願日 平成4年(1992)9月17日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】武 顕次郎
発明者 鈴木 健治
要約 目的
フリッタブルゲッターを設ける場合のコンタクトスプリングの部品点数を削減する。

構成
インナーシールド5とファンネル部6との間でフレーム3に固定した板体部20と、板体部20から延びてフリッタブルゲッター14を保持すると共にファンネル部6の内面に接触する遊端をもつ第1のスプリングアーム21と、第1のスプリングアーム21とはフレームに沿った方向に間隔を隔てた位置から延びてファンネル部6の内面に接触する遊端をもつ第2のスプリングアーム22とから構成した。
特許請求の範囲
【請求項1】内面に蛍光面が被覆形成されたパネル部と、電子銃を収納するネック部と、パネル部とネック部とを連接すると共に偏向ヨークを装着するファンネル部とからなり、前記パネル部の内部に前記蛍光面と所定距離の間隙をもって枠状のフレームに固着されたシャドウマスクと、前記フレームに固定されて前記ファンネル部の内部に配置されたインナーシールドとを少なくとも有するカラー陰極線管において、前記インナーシールドと前記ファンネル部との間で前記フレームに固定した板体部と、この板体部から延びてフリッタブルゲッターを保持すると共に前記ファンネル部の内面に接触する遊端をもつ第1のスプリングアームと、上記板体部の上記第1のスプリングアームとは前記フレームに沿った方向に間隔を隔てた位置から延びて前記ファンネル部の内面に接触する遊端をもつ第2のスプリングアームとからなるゲッター一体形コンタクトスプリングを備えたことを特徴とするカラー陰極線管。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インナーシールドを持つカラー陰極線管にかかり、特にカラー陰極線管内の不要ガスを吸着するためのゲッターを搭載すると共にシャドウマスクとファンネル部内壁に被着された導電膜との間の電気的接続を行うためのコンタクトスプリングに関する。
【0002】
【従来の技術】カラー陰極線管は、管内の真空度を所望の値以上に設定し、保持するために、陰極線管の排気工程でバリウム等を主成分とする所謂ゲッタを加熱飛散させる作業が行われる。従来のこの種のカラー陰極線管においては、ゲッター材を収容したゲッターは電子銃の電極に一端を取り付けた板バネの他端に固定して、このゲッター固定部をファンネル内壁に被着された導電膜に押しつけて設置している。
【0003】図4は従来技術におけるゲッター取りつけ部の構成を説明する要部部分図であって、6はファンネル部、7はネック部、8は電子銃、9はファンネル部内壁に被着された導電膜、14はゲッター、25は板バネ(スプリング)である。同図において、ゲッター材を収容したゲッター14は、一端を電子銃8の電極に固定した板バネ25の他端に取り付けられ、該他端がファンネル部6の内面に塗布された導電膜9に接触して設置されている。この形式のゲッターをアンテナゲッターと称している。
【0004】このアンテナゲッターは、ファンネル部6の外壁に装着される偏向ヨークの発生磁界中に位置するため、金属である板バネ25およびゲッター14を構成するゲッター容器が上記偏向磁界パターンの齊一性を劣化させて表示画を歪ませてしまうという問題がある。この問題を回避するために、所謂フリッタブルゲッターが採用されるようになった。
【0005】図5は従来のフリッタブルゲッターを取り付けたカラー陰極線管のパネル部の構成を説明する平面図であって、当該パネル部を電子銃側からみた図である。同図において、1はパネル部、3は枠状のフレーム、4はシャドウマスク、5はフレームに固定したインナーシールド、16,16’はシャドウマスクとインナーシールドをファンネル部内壁に塗布した導電膜に電気的に接続するコンタクトスプリング、14,14’はゲッター、21,21’はフリッタブルゲッターを支持する板バネである。
【0006】このフリッタブルゲッターはパネル部1とファンネル部とをフリットガラスを用いて接着するときの加熱処理においても酸化などによる汚染が軽微に抑えられるゲッター材を利用して、シャドウマスクとインナーシールドとを保持する枠状のフレームに板バネ21,21’を介してゲッター14,14’を固定し、該ゲッター14,14’を固定した板バネの先端部分をファンネル部内壁に被着された導電膜に押しつけて固定する。
【0007】なお、この種の従来技術を開示したものとしては、例えば特開昭55−165556号公報を挙げることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術においては、コンタクトスプリング16,16’によりフレーム3とファンネル部内壁の導電膜と電気的に接続される。また、フリッタブルゲッタ14,14’はフレーム3の長辺の一辺と短辺の一辺に取り付けられている。
【0009】この形式のカラー陰極線管の組み立てにおいては、フレーム3にシャドウマスク4を溶接し、これをパネル部1の内側に取り付け、コンタクトスプリング16,16’とフリッタブルゲッター14,14’をフレーム3に溶接した後にインナーシールド5を固定して、しかる後パネル部とファンネル部とをフリットガラスを介して加熱固着する。
【0010】図示したように、インナーシールド5を固定する前に、2個のコンタクトスプリング16,16’と2個のフリッタブルゲッター14,14’をフレーム3に溶接しなければならないので、作業量が増え、組み立て不良の発生率が高くなるという問題があった。また、部品点数が増加するので、コストアップになるという問題もあった。
【0011】本発明の目的は、上記従来技術の諸問題を解消し、フリッタブルゲッターとコンタクトスプリングの機能を減殺することなく部品点数を低減し、作業性を向上したゲッター一体形コンタクトスプリングを具備してなるカラー陰極線管を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明は、内面に蛍光面2が被覆形成されたパネル部1と、電子銃8を収納するネック部7と、パネル部1とネック部7とを連接すると共に偏向ヨークを装着するファンネル部6とからなり、前記パネル部1の内部に前記蛍光面2と所定距離の間隙をもって枠状のフレーム3に固着されたシャドウマスク4と、前記フレーム3に固定されて前記ファンネル部6の内部に配置されたインナーシールド5とを少なくとも有するカラー陰極線管において、前記インナーシールド5と前記ファンネル部6との間で、前記フレーム3に固定した板体部20と、この板体部20から延びてフリッタブルゲッター14を保持すると共に前記ファンネル部6の内面に接触する遊端をもつ第1のスプリングアーム21と、上記板体部20の上記第1のスプリングアーム21とは前記フレーム3に沿った方向に間隔を隔てた位置から延びて前記ファンネル部6の内面に接触する遊端をもつ第2のスプリングアーム22とからなるゲッター一体形コンタクトスプリングを構成したことを特徴とする。
【0013】
【作用】前記図5で説明した2個のコンタクトスプリングと2個のフリッタブルゲッターの機能を、1個のフリッタブルゲッターおよびコンタクトスプリングとフリッタブルゲッターとを一体化した1個のゲッター一体形コンタクトスプリングとで行わせるようにしたため、部品点数は2個になってコストが低減され、したがって溶接作業の回数が大幅に低減されて組み立て不良発生率が低下する。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例につき、図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明によるゲッター一体形コンタクトスプリングを用いて組み立てたカラー陰極線管の1実施例を説明する断面図であって、1はパネル部、2は蛍光面、3はフレーム、4はシャドウマスク、5はインナーシールド、6はファンネル部、7はネック部、8は電子銃、9は内部導電膜、10はフレームをパネル部内側壁に懸架するためのスタッド、11はシャドウマスク懸架スプリング、12はフリット接合部、13はゲッター一体形コンタクトスプリング、14はフリッタブルゲッター、15はアノードボタンである。
【0015】同図において、パネル部1の内面には蛍光面2が被覆形成されており、パネル部1の側内面に埋設したスタッド10に懸架スプリング11を介してフレーム3が取り付けられている。このフレーム3にはシャドウマスク4とインナーシールド5が溶接等で固着されている。
【0016】パネル部1とファンネル部6とはフリット接合部12でフリットガラスにより接合固着されており、このファンネル部6に連接するネック部7の内部に複数の電子ビームを発射する電子銃8が収納されている。そして、フレーム3には板体部20と、この板体部20から延びてフリッタブルゲッター14を保持すると共に前記ファンネル部6の内面に接触する遊端をもつ第1のスプリングアーム21と、上記板体部20の上記第1のスプリングアーム21とは前記フレーム3に沿った方向に間隔を隔てた位置から延びて前記ファンネル部6の内面に接触する遊端をもつ第2のスプリングアーム22とから構成されたゲッター一体形コンタクトスプリング13が溶接されている。
【0017】図2は本発明によるゲッター一体形コンタクトスプリングの1実施例の構造を説明する(a)正面図、(b)上面図であって、図1と同一符号は同一部分に対応し、23はゲッター14部分に形成された接触端、24はコンタクトスプリング22の端部に形成された接触部である。図示したように、このゲッター一体形コンタクトスプリング13は、板体部20の両端部分で互いに離間して切り起こされた第1のスプリングアーム21と第2のスプリングアーム22とからなり、上記第1のスプリングアーム21の遊端にゲッター14が固定されている。なお、図中×点はフレーム3との溶接点を示す。
【0018】図3は本発明の1実施例におけるゲッタの取り付け状態の説明図であって、図1,図2と同一符号は同一部分に対応する。同図において、フレーム3の短辺に取り付けたゲッター14’は前記図5に示したものと同様である。本実施例では、フレーム3の長辺に設けるゲッター14とコンタクトスプリング22とを一体化したものであり、図5と比較して明らかなように、フレーム側とファンネル部内面との間の電気的接続はゲッター一体形コンタクトスプリング13を構成する第2のスプリングアーム22の端部に設けた接触部24と第1のスプリングアームの端部に設けた接触部23、およびゲッター14’を構成するスプリングアーム21’の端部に設けた接触部23’とで行われる。
【0019】なお、フレーム3の短辺にも長辺に設けるゲッター一体形コンタクトスプリングと同様のものを用いてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、カラー陰極線管の真空度を上げるためのゲッターを支持するスプリングアームと通常のコンタクトスプリングとを一体化したことにより、部品点数が減少し、従って溶接作業回数が少なくなって作業が簡素化され、組み立て不良の発生率が著しく低下し、信頼性の高いカラー陰極線管を提供することができる。




 

 


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