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発明の名称 ガス遮断器
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平6−103864
公開日 平成6年(1994)4月15日
出願番号 特願平4−249880
出願日 平成4年(1992)9月18日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】武 顕次郎
発明者 大野 政智 / 高本 学 / 北東 広道 / 河本 英雄
要約 目的
密閉容器の高さを低く抑えると共に、抵抗遮断部の操作器の点検を容易にしたガス遮断器を提供する。

構成
密閉容器1の下部に、主遮断部2a,2bと抵抗遮断部3a,3bの流体圧操作器9a,9bを配置すると共に、流体圧操作器9a,9bのピストンロッド14a,14bをほぼ同一水平面でほぼ平行に配置し、遅延機構32によって両流体圧操作器9a,9b間を連結した。
特許請求の範囲
【請求項1】 架台に支持した密閉容器内に、流体圧操作器によって開離可能な主遮断部と、この主遮断部に遅れて開離する抵抗遮断部を有したガス遮断器において、上記主遮断部の開閉操作を行う上記流体圧操作器と、上記抵抗遮断部の開閉操作を行う他の流体圧操作器とを、密閉容器の下部に、これらの出力軸である両ピストンロッドがほぼ同一水平面でほぼ平行になるように配置したことを特徴とするガス遮断器。
【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、上記抵抗遮断部の開閉操作を行う上記流体圧操作器は開路指令を受けるパイロット弁を備え、このパイロット弁は、上記主遮断部の開閉操作を行う上記流体圧操作器の上記ピストンロッドに遅延機構を介して連結したことを特徴とするガス遮断器。
【請求項3】 請求項2記載のものにおいて、上記パイロット弁は、開路指令を受けるア−マチュアと、このア−マチュアに釈放可能に係合したフックと、上記パイロット弁の開路方向に上記フックを付勢したばねとを有し、上記遅延機構は、上記主遮断部の開閉操作を行う上記流体圧操作器の上記ピストンロッドによって回転する回転軸と、この回転軸に連結されたカムリンクとを有し、上記主遮断部の開閉操作を行う上記流体圧操作器の上記ピストンロッドが動作した所定時間後、上記カムリンクが上記ア−マチュアを動作させて上記フックを釈放するようにしたことを特徴とするガス遮断器。
【請求項4】 請求項1記載のものにおいて、上記抵抗遮断部の開閉操作を行う上記流体圧操作器は、開路指令を受けるパイロット弁を備え、また上記主遮断部の開閉操作を行う上記流体圧操作器は、その上記ピストンロッドと同期して動作するピストンロッドを有する補助弁を備え、上記パイロット弁は、上記補助弁の上記ピストンロッドに遅延機構を介して連結したことを特徴とするガス遮断器。
【請求項5】 請求項1記載のものにおいて、上記密閉容器の下部に、上記密閉容器内を気密に封じた一対の気密壁部材を有する機構ケ−スを設け、この両気密壁部材のほぼ同一水平面に位置する部分にそれぞれ気密を保持して貫通すると共にほぼ平行な回転軸を設け、この両回転軸の上記密閉容器外側に上記両流体圧操作器の上記ピストンロッドをそれぞれ連結すると共に、上記両回転軸の上記密閉容器内側に上記主遮断部および上記抵抗遮断部の可動側をそれぞれ連結したことを特徴とするガス遮断器。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガス遮断器に係り、特に密閉容器内に遮断部と抵抗遮断部を備えたガス遮断器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にガス遮断器は、SF6 ガスを充填した密閉容器内に開離可能な一対の接触子を有する主遮断部と、密閉容器外に配置された操作箱内に主遮断部の開閉操作を行う操作器を収納して構成されている。
【0003】ところで、近年系統電圧1000kVの送電計画が具体化するに至り、耐震性やコストの面から送電線鉄塔の高さを極力抑えるために、主に地絡電流遮断時に主回路に発生する過電圧を抑制する抵抗遮断方式が採用されるようになった。この抵抗遮断方式は、主遮断部の遮断後、直ちに主回路に抵抗体を挿入し、この抵抗体に直列に接続した抵抗遮断部で抵抗電流を遮断するものである。主遮断部の遮断操作後に抵抗遮断部を遮断操作するために、種々の操作器が提案されているが、その一例として、密閉容器内の高電圧部にばねを設け、このばねを主遮断部の操作力によって蓄勢するようにしたものが特公平2−50574号公報や特公平2−22487号公報等で紹介されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特公平2−50574号公報や特公平2−22487号公報に示されたガス遮断器では、抵抗遮断部を遮断操作するためのばねを密閉容器内に設けているため、このばねの点検は遮断器を遮断状態にして、密閉容器内のガスを回収し、しかも、その後にガスの再充填作業等が必要であり、回路の停電時間が非常に長くなってしまう。また抵抗遮断部が比較的大きな操作力を必要とする場合には、複数本のばねを並列に設けて必要な操作力を得なければならず、このばねによって密閉容器を大型化してしまう。
【0005】これに対して、主遮断部と抵抗遮断部の操作器を密閉容器の外部に構成して、抵抗遮断部を操作するばねの点検を容易にすることも考えられるが、単純に主遮断部と抵抗遮断部の二つの操作器を密閉容器外の操作箱に配置すると、操作箱を大型にしてしまうと同時に密閉容器の位置を高くして耐震性を低下させてしまうことになる。
【0006】本発明の目的とするところは、密閉容器の位置を低く抑えると共に、抵抗遮断部の操作器の点検を容易にしたガス遮断器を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成するために、架台に支持した密閉容器内に、流体圧操作器によって開離可能な主遮断部と、この主遮断部に遅れて開離する抵抗遮断部を有したガス遮断器において、上記主遮断部の開閉操作を行う上記流体圧操作器と、上記抵抗遮断部の開閉操作を行う他の流体圧操作器とを、密閉容器の下部に、これらの出力軸である両ピストンロッドがほぼ同一水平面でほぼ平行になるように配置したことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明によるガス遮断器は上述のように、密閉容器の下部に主遮断部および抵抗遮断部用の操作器を配置しても、両操作器をほぼ同一水平面に配置すると共に互いの駆動軸がほぼ平行になるようにしたため、両操作器の高さを低くできるから、操作箱の高さを抑えると共に密閉容器の位置を低く抑えることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面によって説明する。
【0010】図3は本発明の一実施例によるガス遮断器の回路図で、主遮断部2a,2bと電気的並列に、抵抗体5a,5bと抵抗遮断部3a,3bとを直列に接続したものが接続されて構成されている。
【0011】この回路図に基いて構成したガス遮断器の縦断正面図を図1に示している。
【0012】据付面上に固定した架台25上に、ほぼ水平に配置した密閉容器1が支持固定されている。この密閉容器1内にはSF6 ガスが充填されると共に、開離可能な接触子を有する一対の主遮断部2a,2bが導体4a,4b等により電気的直列に接続されて絶縁支持筒6によって支持されている。両主遮断部2a,2bの可動接触子に連結されたリンク26a,26bは、絶縁支持筒6内に配置した絶縁操作棒7aの上端に連結されている。絶縁操作棒7aの下端は、詳細を後述する機構ケ−ス12外に気密を保持して導出した回転軸8aに結合したレバ−27aに連結され、このレバ−27aには連結ロッド32aを介してほぼ水平に往復動作する流体圧操作器9aのピストンロッド14aが連結されている。この流体圧操作器9aは、一般に知られるようにピストンとシリンダ−を可摺動的に嵌合して成り、油圧や空気圧によって駆動させられる。また密閉容器1内には、主遮断部2a,2bと電気的並列に、抵抗体5a,5bと抵抗遮断部3a,3bとを直列に接続したものが接続されている。両抵抗遮断部3a,3bの可動接触子に連結されたリンク28a,28bは、絶縁支持筒6内に配置した絶縁操作棒7bの上端に連結されている。この絶縁操作棒7bは、図1のII−II線に沿った断面図である図2に示すように、絶縁操作棒7aの背面側に配置され、その下端側は流体圧操作器9aと同様に配置した流体圧操作器9bに連結されている。流体圧操作器9aと流体圧操作器9bは、ほぼ同一水平面に配置され、そのピストンロッド14a,14bは互いに平行な関係にある。
【0013】図8は流体圧操作器9a,9bのピストンロッド14a,14bと絶縁操作棒7a,7bの下端との連結部を拡大して示す縦断側面図である。
【0014】密閉容器1の下端部は、対向配置した一対の密閉壁部材24a,24bによって気密に封じられ、ガス雰囲気側に配置された絶縁操作棒7a,7bの下端は、レバ−29a,29bを介してそれぞれ回転軸8a,8bに連結されている。この回転軸8a,8bは、ほぼ同一水平面においてほぼ平行に配置されると共にそれぞれ気密を保持ながら可回転的に密閉壁部材24a,24bを貫通し、機構ケ−ス12の外気側においてレバ−27a,27bに連結されている。このレバ−27a,27bは、それぞれほぼ同一水平面に配置した流体圧操作器9a,9bのピストンロッド14a,14bにそれぞれ連結されている。このような構成によって密閉容器1の外部に配置した流体圧操作器9a,9bにより密閉容器1内の気密を保持しながら主遮断部2a,2bおよび抵抗遮断部3a,3bの開閉操作を行うことができる。
【0015】上述したように流体圧操作器9a,9bを密閉容器1の下部に配置したが、両流体圧操作器9a,9bおよびピストンロッド14a,14bはほぼ同一水平面に配置し、しかもピストンロッド14a,14bはほぼ平行に動作するようにしたため、図1において流体圧操作器9a等を収納した操作箱13を小型にすることができ、その上部に位置する密閉容器1もその高さを抑えて構成することができる。
【0016】次に主遮断部2a,2bおよび抵抗遮断部3a,3bの開閉操作を行う流体圧操作器9a,9bの関係について説明する。
【0017】図4は流体圧操作器9a,9bを示す斜視図で、ほぼ同一水平面に配置した流体圧操作器9a,9bは、そのピストンロッド14a,14bをほぼ平行な軸線上を動作するように配置され、一般に知られるようにパイロット弁11a,11bと切換弁10a,10bを有して構成されている。主遮断部2a,2bを開閉操作する流体圧操作器9aのピストンロッド14aには、回転軸30aを中心に回動するレバ−30の一端が連結され、レバ−30の他端には遅延リンク15の一端が連結されている。この遅延リンク15はピストンロッド14aとほぼ平行で、かつ同一垂直面に配置され、その他端は回転軸16を持つレバ−31に連結されている。回転軸16は遅延リンク15と同じ水平面に配置され、その他端は流体圧操作器9bのパイロット弁11bに達している。この部分を拡大して図6に示している。
【0018】回転軸16の他端にはカムリンク17が結合されており、パイロット弁11bにはこのカムリンク17に対応してア−マチュア18が設けられている。このア−マチュア18は図4のピストンロッド14aが軸方向後方に所定距離移動したとき、反時計方向に回転してア−マチュア18を時計方向に回転させ、フック19を釈放する。フック19はばね21によって常時反時計方向、つまりフック19にロッド20を介して連結したパイロット弁11bが開路動作する方向に付勢されているが、ア−マチュア18との係合によって阻止されている。このようにピストンロッド14aが動作してから所定の時間経過後、ア−マチュア18からフック19を釈放するようカムリンク17がア−マチュア18に作用するよう構成した遅延機構32により、主遮断部2a,2bに所定時間遅れて抵抗遮断部3a,3bを開路することができる。
【0019】つまり、図4に示す流体圧操作器9aに主遮断部2a,2bの遮断指令が与えられると、図1に示す連結ロッド32a,レバ−27a,回転軸8a,レバ−29aおよび絶縁操作棒7aを介して主遮断部2a,2bを遮断動作させることになるが、このとき、図4に示すピストンロッド14aによってレバ−30が回転し、遅延リンク15を介してレバ−31の回転軸16を図6の反時計方向に回転し、流体圧操作器9aの動作からカムリンク17がア−マチュア18を時計方向に回転させ、フック19を釈放させるまでの時間遅れを伴って、パイロット弁11bを作動させ、このパイロット弁11bにより流体圧操作器9bを駆動して、図8に示した絶縁操作棒7bを介して抵抗遮断部3a,3bを遮断操作することになる。上述の説明からも分かるように、流体圧操作器9aから所定の時間遅れを持たせて流体圧操作器9bを駆動するために、遅延リンク15やレバ−31の回転軸16等から成る遅延機構32が用いられ、この遅延機構32を流体圧操作器9a,9bを配置した水平面の近傍に位置する他の水平面に構成したため、これらを収納する操作箱を簡単な構成で高さを低く抑えて構成することができる。
【0020】図5は流体圧操作器9a,9bの一例を示す断面図である。
【0021】パイロット弁11aおよび切換弁10aを有する流体圧操作器9aと、パイロット弁11bおよび切換弁10bを有する流体圧操作器9bの構造は、一般的に流体圧駆動装置あるいは油圧操作器として知られ、パイロット弁11a,11bには動作指令として電気信号が与えられるもので、切換弁10a,10bによって増幅された後、流体圧操作器9a,9bのピストンを駆動するように構成されている。流体圧操作器9aのピストンロッド14aは、流体圧操作器9bのピストンロッド14bと平行な駆動軸線に沿ってピストンの両側に導出されており、その一端は主遮断部2a,2bに連結され、また、その他端は図4および図6で説明した遅延機構32を介して流体圧操作器9bのパイロット弁11bに連結されている。
【0022】図7は本発明の他の実施例によるガス遮断器の流体圧操作器9a,9bを示す断面図である。
【0023】流体圧操作器9a,9bの基本的な構成は先の実施例と同一であるが、遅延機構32の構成が先の実施例と相違する。つまり先の実施例での遅延機構32は、流体圧操作器9aのピストンロッド14aに連結して構成したが、この実施例では流体圧操作器9aに補助弁22を隣接して設け、この補助弁22のピストンロッド23に連結して構成している。ピストンロッド23の駆動源となる補助弁22のピストン33は、流体圧操作器9aのピストン34と同じ動作をするようにそれぞれのシリンダ−部分を油路で連結している。従って、補助弁22のピストン33は、流体圧操作器9aのピストン34と同期して動作するが、その受圧面積やストロ−クを独立して選定することができるので、主遮断部が開路してから抵抗遮断部が開路するまでの時間遅れを任意に設定したり、調整するのが容易になる。また、この実施例においても各流体圧操作器9a,9bを密閉容器1の下部のほぼ同一水平面に配置したこと、それぞれのピストンロッド14a,14bおよび主遮断部の開閉動作軸をほほ平行に設けたことは、先の実施例と同一であるから、ほぼ同様の効果を得ることができる。
【0024】尚、上述の実施例において流体圧操作器9a,9bとして油圧操作器を用いたが、圧縮空気を利用した空気操作器でも、同様の効果を得ることができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、主遮断部と抵抗遮断部を収納した密閉容器の下部に、ほぼ同一水平面で平行に動作するピストンロッドを有した流体圧操作器を設けたため、二台の流体圧操作器を設けているにも拘らず密閉容器の位置を低く抑えることができると共に、密閉容器外に配置した抵抗遮断部用の流体圧操作器の点検を、密閉容器内に配置した場合に比べて容易に行うことができる。




 

 


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