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発明の名称 カラー陰極線管
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平6−96702
公開日 平成6年(1994)4月8日
出願番号 特願平4−242166
出願日 平成4年(1992)9月10日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】武 顕次郎
発明者 黒葛原 守 / 井上 栄典
要約 目的
ゲッター体が内部導電膜を掻き落とすことのないゲッター構造を備えたカラー陰極線管を提供する【構成】 カラー陰極線管のファンネル6の内壁に沿って設けた内部磁気遮蔽体5にブリッジ20を介してゲッター体9を取付け、ゲッターが内部導電膜14に接触しない構成とした。

構成
カラー陰極線管のファンネル6の内壁に沿って設けた内部磁気遮蔽体5にブリッジ20を介してゲッター体9を取付け、ゲッターが内部導電膜14に接触しない構成とした。
特許請求の範囲
【請求項1】内面に蛍光体層が被覆形成されたパネルと、電子銃を収納するネックと、パネルとネックとを連接するファンネルとからなり、前記パネルの内部に前記蛍光体層と所定距離の間隙をもって枠状のフレームに張架されたシャドウマスクと、前記フレームに固定されて前記ファンネルの内部に配置された内部磁気遮蔽体とを少なくとも有するカラー陰極線管において、前記内部磁気遮蔽体と前記ファンネルとの間で前記内部磁気遮蔽体に取り付けたブリッジと、このブリッジに固定したゲッター体とを備え、前記ブリッジおよび前記ゲッタ体を前記ファンネルの内壁と離間させて設置してなることを特徴とするカラー陰極線管。
【請求項2】内面に蛍光体層が被覆形成されたパネルと、電子銃を収納するネックと、パネルとネックとを連接するファンネルとからなり、前記パネルの内部に前記蛍光体層と所定距離の間隙をもって枠状のフレームに張架されたシャドウマスクと、前記フレームに固定されて前記ファンネルの内部に配置された内部磁気遮蔽体とを少なくとも有するカラー陰極線管において、前記内部磁気遮蔽体と前記ファンネルとの間で前記内部磁気遮蔽体に取り付けたブリッジと、このブリッジに固定したゲッター体とを備えると共に、前記内部磁気遮蔽体の少なくとも前記ゲッタ体取り付け部分に開口を設け、前記ブリッジおよび前記ゲッタ体を前記ファンネルの内壁と離間させて設置してなることを特徴とするカラー陰極線管。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー陰極線管にかかり、特に管内に内部磁気遮蔽体を有するカラー陰極線管に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー陰極線管は、管内の真空度を所望の値以上に設定し、保持するために、陰極線管の排気工程でバリウム等を主成分とする所謂ゲッタを加熱飛散させる作業が行われる。従来のこの種のカラー陰極線管においては、ゲッター材を収容するゲッター体は電子銃の電極に一端を取りけた板バネの他端に固定して、このゲッター体固定部をファンネル内壁に押しつけて設置している。
【0003】図5は従来技術におけるゲッター取りつけ部の構成を説明する要部部分図であって、6はファンネル、7はネック、8は電子銃、9はゲッター体、14は黒鉛等からなる内部導電膜、15は板バネ、16は抵抗体である。同図において、ゲッター材を収容したゲッター体9は、一端を電子銃8の電極に固定した板バネ15の他端に取り付けられ、外他端がファンネル6の内面に塗布された内部導電膜14に接触して設置されている。この形式のゲッターをアンテナゲッターと称している。
【0004】また、他のゲッター形式として、パネルとファンネルとをフリットガラスを用いて接着するときの加熱処理においても酸化などによる汚染が軽微に抑えられるゲッター材を利用して、シャドウマスクと内部磁気遮蔽体とを保持する枠状のフレームに板バネを介してゲッター体を固定し、該ゲッター体の先端部分をファンネル内壁に押しつけて固定する、所謂フリッタブルゲッターと呼ばれるものも知られている。
【0005】なお、この種の従来技術を開示したものとしては、例えば特開昭55−165556号公報を挙げることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術においては、ゲッター体はファンネルの内壁にバネの弾性で押し付け固定する構成となっているので、通常ではゲッター体が動くことはないが、陰極線管を組み立てる際のファンネル内へのゲッター体挿入時に、ゲッター体がファンネルの内壁を擦ったり、また陰極線管に衝撃が与えられたりすると、ゲッター体が片もち梁の状態で取り付けられているために、バネの遊端であるゲッター体部分とファンネル内壁との接触部分が動き、ファンネル内壁に塗布されている内部導電膜を掻き落としてしまい、そに屑が管内電極等に付着して陰極線管の耐電圧特性を劣化させるという問題があった。
【0007】また、前記アンテナゲッターでは、前記したアンテナゲッターの板バネと内部導電膜とが接触していることで、電子銃内に放電が発生したときに、その放電電流を比較的高抵抗の内部導電膜で抑えるという所謂ソフトフラッシュ効果を減殺するという問題もあった。本発明の目的は、上記従来技術の諸問題を解消し、ゲッター体がファンネルの内壁を擦って内部導電膜を掻き落としたり、ソフトフラッシュ効果を減殺することのないゲッター構造を備え、組み立て性に良好な高信頼度のカラー陰極線管を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明は、カラー陰極線管のファンネルの内壁に沿って設けた内部磁気遮蔽体にブリッジを介してゲッター体を取付け、ゲッターが内部導電膜に接触しない構成としたことを特徴とする。すなわち、本発明は、内面に蛍光体層2が被覆形成されたパネル1と、電子銃を収納するネック7と、パネル1とネック7とを連接するファンネル6とからなり、前記パネル1の内部に前記蛍光体層2と所定距離の間隙をもって枠状のフレーム3に張架されたシャドウマスク4と、前記フレーム3に固定されて前記ファンネル6の内部に配置された内部磁気遮蔽体5とを少なくとも有するカラー陰極線管において、前記内部磁気遮蔽体5と前記ファンネル6との間で前記内部磁気遮蔽体5に取り付けたブリッジ20と、このブリッジ20に固定したゲッター体9とを備え、前記ブリッジ20と前記ゲッタ体9を前記ファンネル6の内壁と離間させて設置してなることを特徴とする。
【0009】また、本発明は、内面に蛍光体層2が被覆形成されたパネル1と、電子銃を収納するネック7と、パネル1とネック7とを連接するファンネル6とからなり、前記パネル1の内部に前記蛍光体層2と所定距離の間隙をもって枠状のフレーム3に張架されたシャドウマスク4と、前記フレーム3に固定されて前記ファンネル6の内部に配置された内部磁気遮蔽体5とを少なくとも有するカラー陰極線管において、前記内部磁気遮蔽体5と前記ファンネル6との間で前記内部磁気遮蔽体5に取り付けたブリッジ20と、このブリッジ20に固定したゲッター体9とを備えると共に、前記内部磁気遮蔽体5の少なくとも前記ゲッタ体取り付け部分に開口51を設け、前記ブリッジ20と前記ゲッタ体9を前記ファンネル6の内壁と離間させて設置してなることを特徴とする。
【0010】
【作用】ゲッター体9を固定するブリッジ20をファンネル6の内壁に塗布した内部導電膜と接触しないの寸法とすることにより、ゲッター体9が内部導電膜を掻き落とし、その屑が陰極線管の耐電圧特性を劣化させてしまうことがない。また、上記屑が内部導電膜14に付着して当該内部導電膜14を部分的に短絡してソフトフラッシュ効果を減殺するという問題も起きない。
【0011】ゲッター体9を固定したブリッジ20を予め内部遮蔽体5に溶接等で取り付けておくことができるため、陰極線管の組み立て性が向上する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例につき、図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明によるカラー陰極線管の1実施例を説明する断面図であって、1はパネル、2は蛍光体層、3はフレーム、4はシャドウマスク、5は内部磁気遮蔽体、6はファンネル、7はネック、8は電子銃、9はゲッター体、11はパネルピン、12はシャドウマスク懸架スプリング、13はフリット接合部、14は内部導電膜、20はブリッジである。
【0013】同図において、パネル1の内面には蛍光体層2が被覆形成されており、パネル1の側内面に埋設したパネルピン11に懸架スプリング12を介してフレーム3が取り付けられている。このフレーム3にはシャドウマスク4と内部磁気遮蔽体5は溶接等で固着されている。
【0014】パネル1とファンネル6とはフリット接合部13でフリットガラスにより接合固着されており、このファンネル6に連接するネック7の内部に複数の電子ビームを発射する電子銃8が収納されている。そして、内部磁気遮蔽体5の側壁には、ファンネル6の内部導電膜14との空間にブリッジ20が固定され、このブリッジ29にゲッター体9が取り付けられている。
【0015】ゲッター体9およびブリッジ20はファンネル6の内部導電膜14とは接触しないように所定の間隔で設置されている。なお、ブリッジ20は略々コの字状に形成されて、固定するゲッター体と内部磁気遮蔽体5との間に空間を形成する。ゲッター体9は内部磁気遮蔽体5の方向にゲッター材を飛散させるカップ状のゲッター材容器であり、収容されるゲッター材はバリウムを主成分とした材料で、加熱により飛散して管内に残留する希薄な不要ガス成分を吸着することで真空度を高めるものである。
【0016】上記実施例において、ゲッターフラッシュを施すときには、ファンネル6の外側面に高周波コイル(図示せず)を設置し、この高周波コイルでゲッター体9に収容されたゲッター材を加熱し、管内にゲッター材を飛散させる。飛散したゲッター材は、主にゲッター体9の開口に対向する内部磁気遮蔽体5の表面に付着する。したがって、シャドウマスク4や蛍光体層2にゲッター材が付着しない。
【0017】図2は本発明の1実施例におけるゲッター体とブリッジの組み立て状態を説明する斜視図であって、5は内部磁気遮蔽体、9はゲッター体、20はブリッジ、21は脚部、22は縦溝である。図示したように、この実施例では、ブリッジ20の脚部21に補強用の縦溝21が形成されている。
【0018】図1に示したように、ブリッジ20は内部磁気遮蔽体5に対して、電子ビームの放射方向と平行に取り付けられているが、これと直角にあるいは斜め方向に取り付けてもよい。要は、ゲッター体9とブリッジ20がファンネル6の内部導電膜14と接触しないで近接するようにブリッジ20の寸法を設定すればよい。またゲッター体、あるいはゲッター体9を固定するブリッジ20を複数個設けてもよいことは勿論である。
【0019】なお、内部磁気遮蔽体5に対して、ブリッジ20を用いずにゲッター体9を取り付けることもできるが、高周波コイルでの加熱時に高周波コイルとゲッター体との間の距離が遠くなって、加熱し難く、また加熱電流を増すと磁性体である内部磁気遮蔽体をも加熱されてしまい、内部磁気遮蔽体が変形する恐れがあると共に、エネルギーの損失となるので好ましくない。
【0020】図3は本発明によるカラー陰極線管の他の実施例を説明する断面図であって、図1と同一符号は同一部分に対応し、51は開口である。同図に示した実施例では、内部磁気遮蔽体5に取り付けたゲッター体9のゲッター材飛散方向部分に対向した上記内部磁気遮蔽体5の側壁に開口51を形成し、加熱により飛散するゲッター材を内部磁気遮蔽体5の内側にも飛散させることによって、不要ガスの吸着距離を大きくしてさらに高い真空度を得るようにしたものである。
【0021】図4は本発明の他の実施例におけるゲッター体とブリッジの組み立て状態を説明する斜視図である。図示したように、この実施例では、内部磁気遮蔽体5のゲッター体9の取り付け位置、すなわちゲッター材飛散方向部分に対向した上記内部磁気遮蔽体5の側壁に開口51を形成し、この開口51を通してゲッター材が管内空間を飛翔するようにしたものである。
【0022】なお、この開口は、内部磁気遮蔽体5として既設の開口を利用することもできる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、カラー陰極線管の真空度を上げるためのゲッター体をファンネルの内壁に塗布された内部導電膜と接触しない位置で近接させて内部磁気遮蔽体に固定した構成としたことにより、内部導電膜の剥離による耐電圧特性の低下や、剥離した屑が内部導電膜に付着してその抵抗値を低下させることによるソフトフラッシュ効果の減殺を防止することができる。
【0024】また、ゲッター体を内部磁気遮蔽体に予め取り付けるものであるため、組み立て性が向上し、信頼性の高いカラー陰極線管を提供することができる。




 

 


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