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発明の名称 段積形乾式変圧器
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平6−89817
公開日 平成6年(1994)3月29日
出願番号 特願平4−239252
出願日 平成4年(1992)9月8日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小川 勝男
発明者 伊豆名 具己 / 藤森 俊幸
要約 目的
本発明は、ビル等で電源設備のひとつとして使用される低圧配電用変圧器に係り、電気室スペースの有効利用法として段積形とする場合に段積性,配線作業性にすぐれた段積形乾式変圧器を提供することにある。

構成
鉄心4の各脚に嵌着された一次コイル2,二次コイル3を各々水平状態となるように横置配設する。鉄心は、横置配設の際、剛性を保つため巻鉄心11構造にしたり、又、内側二次コイル3の冷却路を確保するため外側一次コイル2を分割したり、一次コイル高さを二次コイル高さに比べ充分に低くすることで達成される。
特許請求の範囲
【請求項1】ケース内にコイルを各鉄心脚に装着した乾式変圧器を格納した段積形乾式変圧器において上記各鉄心脚及び上記コイルをそれぞれ水平状態になるよう横置配設したことを特徴とする段積形乾式変圧器。
【請求項2】上記鉄心は巻鉄心であり、上記鉄心に対して同心上に巻回された内側コイルと、外側コイルを有し、この外側コイルに内側コイルの冷却路を形成したことを特徴とする請求項1記載の段積形乾式変圧器。
【請求項3】コイルを横置配設することにより、一次端子,二次端子を各々反対方向に設置することによって、段積時における受電側,負荷側のケーブルの引き込み及び各端子への接続を容易ならしめることを特徴とする請求項1記載の段積形乾式変圧器。
【請求項4】ケース内にコイルを各鉄心脚に装着した乾式変圧器を格納した段積形乾式変圧器であって上記各鉄心脚及び上記コイルをそれぞれ水平状態になるよう横置配設したものを複数段重ね、段積最上部に換気ファン,配線用しゃ断器,進相用コンデンサ,アレスタの少なくとも一つを含むユニットを載置したことを特徴とする段積形乾式変圧器。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は屋内、特にビル内等で電源設備のひとつとして使用される低圧配電用変圧器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の段積形変圧器は実公平2−68421号に記載の如く、コイル,鉄心を含む変圧器は縦置配設であり、製品高さ,重心高さは、コイル鉄心を含む変圧器を横置配設した場合に比べると高くならざるを得ない。又、同公報の従来技術では、ケース内に引き込んだ入出力側ケーブルが混在し、このケーブルをまとめて収納するケーブルダクト等も必要となり、配線作業性に関して不合理である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、段積時の全体製品高さが高くなり、段積作業性や段積時の耐震強度に対する配慮がなされておらず、又、配線作業に対する配慮も不十分であった。
【0004】本発明の目的は、上記事情に鑑みてなされたものであって、コイル鉄心を含めた変圧器をケース内で横置配設することにより、製品高さ,重心高さを従来技術に比べて低くすることで、段積作業性や段積時の耐震強度を向上させることを目的としている。更に、コイルの横置配設によって、一次端子,二次端子を各々反対方向に設置することが可能であり、入出力側ケーブルの混在を避け、配線作業性の改善も目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的に対しては、鉄心に巻鉄心構造を採用して横置配設時の剛性を向上させ、又、横置配設されたコイルにおいて、鉄心に対して同心上に巻回された一次,二次コイルの内、外側に配置されたコイルを分割するか、又は外側に配置されたコイル高さを内側コイル高さに比べ充分低くすることにより、各々内側コイルの冷却路を確保することで横置配置が可能となり、達成される。
【0006】
【作用】従来技術では、段積時の全体製品高さが高くならざるを得ないが、本発明では、鉄心に巻鉄心構造を採用して横置配設時の剛性を向上させ、且つ、横置配設されたコイルにおいては、鉄心に対し同心上に巻回された一次,二次コイル内,外側に配置されたコイルを分割するか、又は外側に配置されたコイル高さを内側コイル高さに比べ充分低くすることにより、各々内側コイルの冷却路を確保して、横置配置を可能ならしめ、段積時の全体製品高さを低く押えて、段積作業性や耐震強度を向上させる。
【0007】又、段積時の全体製品高さを低く押えることにより、換気ファン配線用しゃ断器,進相用コンデンサ,アレスタ等を単独、又は組み合わせてユニットして段積最上部への配設が可能である。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1および図3から図13により説明する。
【0009】本発明の第1実施例を図1から図4により説明する。本実施例は各鉄心脚及びコイルを横置配設することにより製品高さ,重心高さを低くして段積性(段積作業,段積時の耐震強度等)を向上したものである。
【0010】鉄心4に装着した一次コイル2,二次コイル3を保護ケース1内において、各々水平状態になるように横置配設する。而して一次端子と5と二次端子6を図に示すように互いに反対側に設置する。コイル,鉄心を含めた変圧器の横置配設により重心高さHG,製品高さHは、図2に示す従来実施例の重心高さHG’,同製品高さH’に比べて低く押えることが可能となり、図3に示すように多段積にする場合、段積作業が従来例に比べ容易になり、又、段積状態における耐震強度は、重心高さを低減したことによって向上する。
【0011】次に、一次端子5と二次端子6を互いに反対方向に設置することによって、図4に示すように段積時の入出力ケーブル引込み及び接続作業において、入力側ケーブル9,出力側ケーブル10は、各々混在することなく整然と保護ケース1内に引き込まれ、一次端子5及び二次端子6に各々接続される。又、この配線作業において、下段に設置された変圧器用ケーブルが上段保護ケース内の通過する際、従来実施例のように変圧器コイル近傍を通過することがなく絶縁距離も十分確保できるので、段積時の配線作業性を含め効果的である。
【0012】本発明の第2実施例を図5に示す。図5は、鉄心に巻鉄心構造を採用したものであり、水平状態配設時においては、鉄板幅方向が垂直方向となるため従来の積鉄心に比べ剛性が増すため、横置配設には有効である。
【0013】本発明の第3実施例を図6〜図9に示す。本実施例は鉄心に対して同心上に巻回された一次,二次コイルの内、外側に配置されたコイルを分割するか、又は外側に配置されたコイル高さを内側コイル高さに比べ充分低くすることにより、各々内側コイルの冷却路を確保したものである。
【0014】図6、図7においては、鉄心4に対して同心上に巻回した一次コイル2,二次コイル3の内に外側に配置された一次コイル2を分割することにより二次コイル3の一部を直接空気に触れ、内側に配置された二次コイル3の冷却路を確保した例であり、又、図8,9では、前記と同様に外側に配置された一次コイル2を内側二次コイル3に比べコイル高さを充分低くして二次コイル3の一部を直接空気に触れることによって内側に配置された二次コイル3の冷却路を確保した例である。
【0015】本発明の第4実施例を図10〜図13に示す。これらは全てコイル,鉄心を含めた変圧器を横置配設して段積時の全体製品高さを低く押え、段積最上部へ周辺機器(装置)を設置したものである。
【0016】図10は周辺装置として冷却用換気ファン12を設置した例であり、図11は換気ファン13と各段変圧器毎の入力側配線用しゃ断器14を組み合わせてユニット化して設置した例であり、図12は各段変圧器の各相毎に挿入するアレスタ15と前記配線用しゃ断器14をユニット化して設置した例であり、図13は配線用しゃ断器14と負荷側進相用コンデンサ16をコンデンサ投入用電磁接触器17と共にユニット化して設置した例である。
【0017】これらの実施例による周辺機器は、いずれも段積最上部へ設置することを特徴としている。即ち、本実施例によれば、段積形変圧器の製品高さが低く押えられるため、変圧器を設置後、増設に伴う付帯設備として図10〜図13に示した機器(装置)を始めとする各種周辺機器の最上段設置を容易に行うことができるメリットがある。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、コイル,鉄心を含めた変圧器をケース内で横置配設することで、段積形変圧器としての製品,重心高さを低く押えることが可能で、多段積みの場合の段積作業性が改善され、又、段積時における耐震強度が向上する効果がある。
【0019】又、コイルの横置配設により一次,二次端子を各々反対側に設置して入出力側ケーブル引き込み時のセパレート性が向上し、各端子への接続を含めた配線作業が容易になる効果もある。




 

 


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