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発明の名称 放射性廃棄物保管庫
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平6−51099
公開日 平成6年(1994)2月25日
出願番号 特願平4−116431
出願日 平成4年(1992)5月8日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】志賀 正武 (外2名)
発明者 山本 宏 / 若杉 幸義
要約 目的
放射性物質保管庫に係り、第1にコンクリート壁の耐久性を高めること、第2にコンクリート壁の表面劣化を防止して放射化物質の外部放出を抑制すること、第3にコンクリート壁をメンテナンスフリーとする。

構成
複数の埋め込み金物の間に配されて上下方向に略沿った接続流路を形成する流路接続体と、該流路接続体の両端及び埋め込み金物の上下端に密接状態に配されて冷却流路を形成する流路形成体とを備え、流路接続体及びその上下に配される流路形成体にはコンクリート壁に密接状態のライナプレートが配されている。
特許請求の範囲
【請求項1】 セル室を囲むコンクリート壁の内面に配されるライナープレートと、該ライナープレートの内方に間隔を空けて配されて冷却流路を形成する流路形成体と、コンクリート壁に埋設される埋め込み金物と、該埋め込み金物の内面を露出させかつ流路形成体に接続される流路接続体とを具備することを特徴とする放射性廃棄物保管庫。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放射性廃棄物の保管庫に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、放射性廃棄物保管庫の計画例を示すものである。図中符号Aは放射性廃棄物保管庫、Bはガラス固化体、Cは収納管、Dは外管、Eは外管Dを支持する支持架構、Fは搬送室、Gはコンクリート壁、Hは外気入り口、Iは空気出口、Jは給気シャフト、Kは排気シャフト、Lはセル室である。
【0003】ガラス固化体Bにおける核種の崩壊熱によって収納管Cが加熱されると、収納管Cと外管Dとの間に上昇気流が生じて高温の空気が排気シャフトKによって排出されるとともに、低温の空気が給気シャフトJによってセル室Lに取り入れられ、収納管Cを冷却してガラス固化体Bの除熱を行うようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、放射性廃棄物の蓄積によって保管量が膨大化する傾向があり、安全でかつ大規模な貯蔵施設の必要性が高まっているが、放射性廃棄物を長期に亙って保管するためには、第1にコンクリート壁Gの耐久性を高めること、第2にコンクリート壁Gの表面劣化を防止して放射化物質の外部放出を抑制すること、第3にコンクリート壁Gをメンテナンスフリーとすること等の課題が残されている。
【0005】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、コンクリート壁の信頼性を向上させ、かつ放射性廃棄物保管庫の構築工期を短縮することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る放射性廃棄物保管庫では、セル室を囲むコンクリート壁の内面に配されるライナープレートと、該ライナープレートの内方に間隔を空けて配されて冷却流路を形成する流路形成体と、コンクリート壁に埋設される埋め込み金物と、該埋め込み金物の内面を露出させかつ流路形成体に接続される流路接続体とを具備する構成を採用している。
【0007】
【作用】放射性廃棄物保管庫の構築時にあっては、流路形成体及び流路接続体におけるライナプレートの部分がコンクリート型枠となり、コンクリート打設後にあっては、ライナープレートの部分がコンクリート壁に密接した状態となる。埋め込み金物は、流路形成体及び流路接続体の間から内方に露出した状態となり、埋め込み金物に支持架構等が取り付けられる。流路形成体及び流路接続体がコンクリート壁の内面を覆うことによって、コンクリート壁面が露出することがなく、かつ、高温空気がコンクリート壁を直接加熱することが無くなり、冷却流路及び接続流路内の空気が加熱されると上昇空気流が生じて、空気の入れ替えが行われ、ライナープレートを介してコンクリート壁の冷却が行われる。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る放射性廃棄物の保管庫の一実施例を図1ないし図4を参照して説明する。これら各図において、符号1は埋め込み金物、2は流路接続体、3,4は流路形成体である。
【0009】前記埋め込み金物1は、長方形板状の部材であって、厚さ方向半分程度がコンクリート壁G中に埋め込まれ、裏面にコンクリート壁G中にアンカーボルト1aが固定されている。
【0010】流路接続体2は、上下方向に沿う接続流路2aを形成するものであって、コンクリート壁G表面に密接状態に取り付けられるライナプレート2bと、このライナプレート2bの表面に固定される断面コ字状のチャンネル材2cとで構成されている。
【0011】流路形成体3,4は、上下方向に沿う冷却流路3a,4aを形成するものであって、前記流路接続体2の上下端からコンクリート壁G表面に沿って設置されている流路形成体3,4は、コンクリート壁Gに密接状態に取り付けられるライナプレート3b,4bと、これらの表面に固定されるチャンネル材3c,4cとで構成されている。冷却流路3a,4aは、接続流路2aを介して上下に連通されている。
【0012】そして、図2及び図3に示すように、チャンネル材3c,4cは、互いのフランジ3d,4dをボルト3e,4eで締結する構造としている。流路形成体3,4の上下端部には、閉塞板3f,4fが取り付けられて冷却流路3a,4aの開口部3g,4gを閉塞している。
【0013】以下、前記放射性廃棄物保管庫Aの構築例について説明すると、前記埋め込み金物1とライナプレート2b,3b,4bとは、型枠として使用され、これらの裏面側にコンクリートを打設してコンクリート壁Gを施工する。この場合、埋め込み金物1と、コンクリート壁Gとを図1に示すように組み立てた状態において強度を維持すること等が、適宜実施される。
【0014】以下、本実施例の冷却作用を説明する。このような構成の放射性廃棄物保管庫Aにガラス固化体Bを収納すると、放射性廃棄物の崩壊熱によりチャンネル材2c,3c,4cを介して接続流路2a、冷却流路3a,4a内の空気が加熱されて上昇する。上昇した空気は、排気シャフトKに至り放射性廃棄物保管庫A外に排出される。放射性廃棄物保管庫Aは、加熱された空気の上昇し低温の空気が給気シャフトJを介して下方から流入し、ライナプレート2b、3b,4bを冷却する。すなわち、前記接続流路2a、冷却流路3a,4a内に形成された気流は、図2に示すように、冷却流路4aから接続流路2aを通って冷却流路3aへ流れて、流路接続体2、流路形成体3,4の熱を奪いつつ上昇して排出されることによってライナプレート2b,3b,4b及びコンクリート壁Gの温度上昇を抑制する。なお、埋め込み金物1の内面には、図5に示す支持架構Eの溶接等によって、適宜取り付けられる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の放射性廃棄物保管庫によれば、セル室を囲むコンクリート壁の内面に配されるライナープレートと、該ライナープレートの内方に間隔を空けて配されて冷却流路を形成する流路形成体と、コンクリート壁に埋設される埋め込み金物と、該埋め込み金物の内面を露出させかつ流路形成体に接続される流路接続体とを具備する構成を採用しているから、以下の効果を奏する。
(1)ライナプレートへの熱伝達及びコンクリート壁の劣化を防止して、保管庫の健全性を長期に亙って確保することができる。
(2)コンクリート壁面を流路形成体及び流路接続体で覆って放射性廃棄物の拡散を防止することができる。
(3)流路形成体及び流路接続体の一部を型枠として使用することもにより、コンクリートの打設時の施工能率を向上することができる。
(4)埋め込み金物に支持架構等を容易に取り付けることができる。




 

 


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