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発明の名称 探傷装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平6−11595
公開日 平成6年(1994)1月21日
出願番号 特願平4−167914
出願日 平成4年(1992)6月25日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】絹谷 信雄
発明者 楠 純一 / 児島 康介
要約 目的
探触子走査範囲にある干渉物を回避しながら自動探傷することを可能とする。

構成
原子炉圧力容器1の下鏡部2を探傷するための装置において、上記下鏡部2に吸着する複数の走行車輪22を有すると共に下鏡部2に係脱自在に係合する探触子23を有する走査用台車24と、上記車輪22を下鏡部2に沿って走行させる車輪駆動用モータ25と、上記車輪22を操舵するための車輪操舵用モータ26とから構成したことを特徴としている。
特許請求の範囲
【請求項1】 原子炉圧力容器の下鏡部を探傷するための装置において、上記下鏡部に吸着する複数の走行車輪を有すると共に下鏡部に係脱自在に係合する探触子を有する走査用台車と、上記車輪を下鏡部に沿って走行させる車輪駆動用モータと、上記車輪を操舵するための車輪操舵用モータとを備えたことを特徴とする探傷装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は原子炉圧力容器の下鏡部を探傷する探傷装置に係り、特に走査範囲内の障害物を回避しながら自動探傷することのできる探傷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】原子炉圧力容器の下鏡部の探傷装置にあっては図10に示す如き構成が採用されている。
【0003】図示するように、原子炉容器1の下鏡部2の溶接継手部3を探傷するために探傷装置4には圧力容器1のスカート部5側に走行車6が設けられており、この走行車6にはエアシリンダ7により回動自在に支持されたアーム8が設けられている。アーム8には先端部に超音波を発信する探触子9が取り付けられると共に基端部には探触子駆動用モータ11が設けられている。
【0004】このように構成された探傷装置4は走行車6の走行やエアシリンダ6の作動などにより探触子9を下鏡部2に沿って移動させて所定範囲に亘って探傷するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、溶接継手3の探触子走査範囲には図示されないRIPポンプケーシングやCRDハイジングなどの干渉物が存在している。したがって、探触子走査範囲と等しいアーム8を採用すると、探傷装置4は継手周方向への移動ができなくなり、走査範囲が制限される問題があった。
【0006】本発明は上記問題点を有効に解決すべく創案されたものである。
【0007】本発明は探触子走査範囲にある干渉物を回避しながら自動探傷することのできる探傷装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は原子炉圧力容器の下鏡部を探傷するための装置において、上記下鏡部に吸着する複数の走行車輪を有すると共に下鏡部に係脱自在に係合する探触子を有する走査用台車と、上記車輪を下鏡部に沿って走行させる車輪駆動用モータと、上記車輪を操舵するための車輪操舵用モータとから構成したものである。
【0009】
【作用】このように下鏡部を走行する走査用台車に探触子が取り付けられるため、干渉物を回避しながら走査することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。
【0011】図1は例えば改良型沸騰水型軽水炉(ABWR)の原子炉圧力容器(RPV)の下鏡部を示すものである。図示するように、圧力容器1の鋼製の下鏡部2にはRIPポンプケーシング12やCRDハウジング13が設けられると共に溶接継手3の付近を探傷するための探傷装置21が設けられる。
【0012】探傷装置21は下鏡部2に吸着する複数の走行車輪22を有すると共に下鏡部2に係脱自在に係合する超音波探触子23を有する無軌道式走査用台車24と、図2および図3に示す如く下鏡部2に沿って走行車輪22を走行させるための車輪駆動用モータ25と、走行車輪22を操舵するための車輪操舵用モータ26とから主に構成されている。
【0013】具体的には走行車輪22は走査用台車24に走行方向前後に2つずつ配置され、各走行車輪22は強磁性体となる下鏡部2に吸着する球形永久磁石により構成されている。また、探触子23は台車24内に設けられた探触子押付け機構27により下鏡部2に係脱自在に係合するようになっている。探触子押付け機構27は例えば図示されない板バネを有すると共に探触子23を保持するためのブラケット28を有している。
【0014】図3、図4および図5に示すように、走行車輪22を駆動するための車輪駆動用モータ25は走行車輪22をロータとして回転させるステータ31を台車24に有するステッピングモーターにより構成されており、この車輪駆動用モータ25のステータ31は各走行車輪22ごとに走行車輪22の一部を下鏡部2側に露出させて周方向に覆うように台車24に設けられている。図5に示すように、ロータとなる走行車輪22は周方向に交互にS極とN極を配置した多極球で構成されている。図示例の場合、4極の球形磁石に対しステータには5極が形成されている。
【0015】また、車輪操舵用モータ26は車輪駆動用モータ25のステータ31覆うケーシング32に一体的に取り付けられたリング状ロータ33とこのロータ33を回転させるリング状の圧電セラミックスからなるステータ34とからなる超音波モータにより構成される。したがって、操舵用駆動モータ26のステータ34を固定側としてロータ33が回転し、その回転に伴い走行車輪22も回転することになり、走行車輪22は下鏡部2を走行面としてこれに沿ってXY軸方向に移動できることになる。すなわち、車輪駆動用モータ25のステータ31内で回転する走行車輪22の移動方向が操舵用駆動モータ26の駆動により任意の方向に切り換えることができる。図6および図7は走行車輪22の移動状態を示すものである。
【0016】なお、図4に示すように、走査用台車24を下鏡部2から離脱させることを容易にするために、走査用台車24には走行方向一端側を下鏡部2から離脱させるジャッキアップ機構35が設けられている。このジャッキアップ機構35は台車24に枢支されたLの字状のリンク36を有し、そのリンク36の一端部にはエアシリンダ37が連結されると共に他端部にはローラ38が設けられている。このように構成されたジャッキアップ機構35においてはエアシリンダ37が伸長してリンク36が回動すると、そのリンク36に設けられたローラ38が下鏡部2に着地して台車24の走行方向一端部を下鏡部2から浮上離脱させることになる。したがって、エアシリンダ37が短縮されるとローラ38は台車24内に格納されて走行車輪22の吸着状態を保持することになる。
【0017】また、図1に示すように走査用台車24にはコネクタ41を介して遠隔操作するためのコントロールケーブル42が引き出され、このコントロールケーブル42には図8に示すようにコントローラ43が接続されている。コントローラ43には走査用台車24の位置表示部44が設けられ、この位置表示部44には走査用台車24の位置がXY方向にデジタル表示されるようになっている。その他、車輪駆動用モータ25の制御部45、車輪操舵用モータ26の制御部46、ジャッキアップ機構35の制御部47、超音波探傷用カップラント水制御部48、電源スイッチ49などが設けられている。
【0018】次に上記実施例の作用について説明する。
【0019】図1および図9に示すように、下鏡部2に溶接継手3の溶接線51が形成され、その溶接線51に沿って所定の幅の走査範囲に亘って探傷検査することになる。探傷検査する場合、走行車輪22の走行方向は溶接線51に対して車輪駆動用モータ25の駆動による直行方向の移動と溶接線に対して操舵用モータ26の駆動による並行方向の移動との2方向がある。
【0020】具体的には図9に示すように探傷時の走行車輪22は溶接線51に対して直角方向に移動することになる(図中■で示す)。溶接線51を横断して探傷走査軌道を変更する場合には車輪駆動用モータ25を停止し、操舵用駆動モータ26を駆動する。したがって、走行車輪22の移動は溶接線51に沿って周方向すなわち溶接線に対して並行な方向に切り換えられることなる(図中■で示す)。この場合、探触子径×0.9 だけ移動し、次の新たな探傷走査軌線では多少探傷範囲がラップすることになる。
【0021】新たな探傷走査軌線まで移動したら、車輪駆動用モータ25を駆動し、走行車輪22の走行方向を溶接線51に対して直角方向に切り換えて溶接線51を横断する(図中■で示す)。このように走行車輪22の走行方向を溶接線51に対して直角方向と並行方向とに交互に切り換えて溶接線51に沿って移動することにより所定幅の走査範囲に亘って自動超音波探傷がなされることになる。
【0022】このように本発明においては下鏡部2に吸着して走行する走査用台車24で下鏡部の探傷がなされるため、走査範囲に存在するRIPポンプケーシング12やCRDハウジング13などの障害物を回避しながら自動超音波探傷検査をなし得る。
【0023】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、下鏡部に吸着して走行する走査用台車で下鏡部の探傷がなされるので、走査範囲に存在する障害物を回避しながら自動超音波探傷検査を容易になし得る。




 

 


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