米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 計算機;電気通信 -> 株式会社日立製作所

発明の名称 分散ファイルのアクセス方式
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平6−12388
公開日 平成6年(1994)1月21日
出願番号 特願平4−167273
出願日 平成4年(1992)6月25日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小川 勝男
発明者 朝倉 康裕 / 江口 和久 / 織茂 昌之 / 平澤 茂樹
要約 目的
分散ファイルシステムにおいて、回線の負荷を軽減し、更に、外部記憶装置への入出力回数を少なくすることによって、処理の高速化を図る。

構成
ネットワーク上の他のコンピュータのファイルのあるブロックを端末装置16から入力したい場合、アクセス要求元コンピュータ11のメモリ15にそのブロックが存在しない時は、アクセスしたいファイルが存在するコンピュータ12からそのブロックの内容を送信してもらい、それを端末装置16に返すと同時に、メモリ15にその内容を載せておく。以降そのブロックに対して入力要求があった場合は、そのメモリ15の内容を端末装置16に返すだけでアクセス処理を終了する。
特許請求の範囲
【請求項1】複数のコンピュータで構成され、あるコンピュータの方から他のコンピュータのファイルをアクセスする分散ファイルシステムにおいて、アクセス依頼元コンピュータのメモリ上に、他のコンピュータのファイルをアクセスした際にアクセスした内容を記録しておくことにより、次にそのファイルの同一部分をアクセスしたい時に、他のコンピュータまでアクセスすることなく、自コンピュータのメモリを参照することによってアクセスを終了することを特徴とする分散ファイルのアクセス方式。
【請求項2】分散ファイルが更新された場合に、更新されたことを、ネットワーク上の全てのコンピュータに連絡し、それを受信したコンピュータのメモリ上に更新された部分の内容が記録されているときは、その内容を無効とすることによって、ネットワーク上のコンピュータからも同時に同一ファイルを更新できることを特徴とする分散ファイルのアクセス方式。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分散ファイルシステムにおいて、例えば、他のコンピュータへファイルをコピーしたり、他のコンピュータのデータベースをアクセスする時、回線の負荷を軽減し、更に、他のコンピュータシステムのデータベースアクセス回数を少なくすることによって、高速に処理することのできるアクセス処理方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】分散ファイルシステムにおいて、ネットワーク上の他のコンピュータのファイルをアクセスする場合、従来の技術では一般に、ユーザプログラムからアクセス要求がある度に、アクセス要求元コンピュータからファイルの存在するコンピュータにデータ送信要求を行い、送られてきたデータをユーザプログラムに返していた。この方式では、アクセスが頻繁に行われると、回線の負荷が増大し、ユーザから見たアクセス速度が低下してしまうという不都合があった。そこで、特開平3−263940号公報では、遠方のホストコンピュータのファイルに入力要求があった場合、中継機の外部記憶装置上にそのファイルをコピーしておき、以降そのファイルに対する入力は中継機の外部記憶装置にコピーしてあるファイルをアクセスするというものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平3−263940号公報の技術では、初めの1ブロックの入力をする時に、中継機は従来通り1ブロックの内容を中継する動作と、ファイルを外部記憶装置にコピーする動作が必要である。このコピーは、ファイルが大きくなると回線の負荷が増大し、外部記憶装置にコピーするため中継機の負荷も増大する。
【0004】このコピーに要する時間を削減し、より高速にアクセスを行う手段を提供するのが本発明の目的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の手段を図1により説明する。図1は、本発明のブロック図である。11はアクセス要求元コンピュータ、12はアクセスしたいファイルが存在するコンピュータ、13は伝送路(回線)を表す。
【0006】本発明は、図1に示すファイル14のあるブロックを端末装置から入力したい場合、アクセス要求元コンピュータ11の記憶装置(メモリ)15にそのブロックが存在しない時は、アクセスしたいファイルが存在するコンピュータ12からそのブロックの内容を送信してもらい、それを端末装置16に返すと同時に、メモリ15にその内容を載せておく。以降そのブロックに対して入力要求があった場合は、そのメモリ15の内容を端末装置16に返すだけでアクセス処理を終了する。また、更新要求があった場合は、アクセス要求元コンピュータ11から送信された情報によって、アクセスしたいファイル14が存在するコンピュータ12はファイル14のあるブロックを更新する。そして、そのブロックのファイル内の位置を表す番号をネットワーク上の全てのコンピュータにブロードキャストをし、それを受信したコンピュータは、その番号のブロックをメモリ15に載せている場合、そのメモリ内容を無効とする。
【0007】
【作用】上述したように、アクセス要求があった場合、回線上に流れるデータは目的とするブロックの内容だけである。従って、ファイルの不要な部分のデータが回線上に流れることがないので、回線の負荷が軽減する。また、データを外部記憶装置にコピーせずメモリに載せておくだけなので、以降そのブロックに対する入力はメモリをアクセスするだけで実現できる。
【0008】さらに、更新要求があった場合は、ファイルコピーをせずブロック番号を連絡するだけなので、回線の負荷を大幅に軽減できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図2はマルチコンピュータシステムの一例を示すもので、複数のコンピュータ21,22,23・・・が伝送路210を介して接続され、相互にデータを蓄積するための外部記憶装置24,25,26・・・には、ファイルA,ファイルB,ファイルC・・・が存在している。また、それぞれのコンピュータに、ファイルのアクセス内容を一時的に保存しておくための記憶装置27,28,29・・・が存在する。
【0010】図3は、記憶装置27,28,29の内容である。ファイル管理テーブルは、そのファイルが属しているコンピュータの番号であるOPS番号、そのファイルが格納されている装置番号、ファイル名称、ファイルの内容が保持されているバッファの番地(アドレス)からなる。ファイルの内容はブロック単位に分割して保持してあり、ブロック管理テーブルはブロック番号と、記憶装置内のブロックの内容が有効であるかを示すブロックステータスからなる。当該ブロックの検索はブロック番号を用いたハッシュ法を用いて即時に行われる。
【0011】異なるコンピュータのファイルをアクセスする場合、伝送路210を通じてアクセス要求を行い、ファイルの存在するコンピュータ側で外部記憶装置へアクセスし、アクセス内容を伝送路210を通じて送り返す。送られてきたアクセス内容は、ブロック番号から求めたハッシュ値に対応する記憶装置27,28,29内のバッファに格納される。格納された後で、バッファに格納されているデータをアクセスする場合は自コンピュータ内の記憶装置27,28,29から当該データを転送してくるだけでデータを得ることができる。この際、他コンピュータのファイルをアクセスするにもかかわらず、伝送路210を通じたデータの送受信は一切行われない。また、外部記憶装置に対するアクセスも必要としない。
【0012】自コンピュータ内の記憶装置に蓄えられたアクセス内容を利用できるのはファイルの入力アクセスに限られる。これは、出力アクセスの場合は他コンピュータの外部記憶装置に存在するアクセス対象ファイルの内容を更新する必要があるためである。また、ファイルを更新した場合には、記憶装置に蓄えられている当該ブロックの内容は更新前データであるため、伝送路210を通じて全てのコンピュータに当該ブロックステータスをブロックの内容が無効であることを示す値に変更することを依頼(ブロードキャスト)する。依頼するためには、OPS番号、ファイル名称、無効にするブロック番号が必要であり、伝送路210を通じて連絡される。ただし、出力アクセスを行ったコンピュータではアクセス完了時に更新後データを記憶装置に格納するため、このブロックの内容は無効とならない。
【0013】以上のような処理方式により、一度アクセスした他コンピュータのファイルのブロックは2度目以降は入力する際に、伝送路を通じた送受信や外部記憶装置へのアクセスを必要としない。この機能を利用した業務としては、同一ブロックの異なるレコードを頻繁にアクセスすることが必要であるブロッキング数の多いファイルを扱う場合、ファイルに新たにデータを一括作成した後にそのデータを検索するような場合、ファイル中の同一データを一日に何度もアクセスする必要がある場合、等が特にアクセスの高速化の効果を発揮するものとして考えられる。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように、本発明においては、アクセスの高速化のために中継機にファイルをコピーする、等の回線に負荷をかけるような特別な処理を行うことなく、通常どうりにアクセスしながら、高速化の効果をもたらすことができる。
【0015】また、データ更新時に記憶装置に保存したブロックを無効とする処理は、送信データ量が少ないため、回線に負荷を与えず、既存の自律分散機能のブロードキャストを使用できるため、オーバヘッドが少ない処理となっている。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013