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マルチメディア処理装置 - 株式会社日立製作所
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発明の名称 マルチメディア処理装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平6−4313
公開日 平成6年(1994)1月14日
出願番号 特願平4−161473
出願日 平成4年(1992)6月19日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】富田 和子
発明者 赤塚 弥作 / 高橋 敏裕
要約 目的
ユーザがアプリケーションソフトウェアの構築を行なうことのできる実用性の高いマルチメディア処理装置を提供する。

構成
複数回線のそれぞれに対応する複数のタスク110〜117は、入力サブルーチン104をコ−ルし、入力サブル−チン104は、回線より受け付けた入力データを前記コ−ル元タスクに受け渡す。各タスクは、受け取った入力デ−タの値に応じて、自身に対応する回線に出力する応答用データを決定し、決定した応答用データを指定して出力サブルーチン104をコ−ルする。出力サブル−チンは、依頼元タスクより指定された応答用データを、依頼元タスクに対応する回線へ変換して出力するよう出力部に指示する。
特許請求の範囲
【請求項1】複数の回線に接続されるマルチメディア処理装置であって、他の通信端末装置より複数の回線を介して入力される、所定の複数種のメディアのうちの任意のメディアの情報を回線ごとに受け付け、入力デ−タに変換する入力部と、前記入力データに応じて決定される応答用データを、前記入力データを受けつけた通信端末装置が受け付け可能なメディアに変換して前記回線に出力する出力部と、前記複数回線のそれぞれに対応する複数のタスクと前記複数のタスクが共用可能な入力サブル−チンおよび出力サブル−チンとを記憶する第1の記憶手段と、複数の前記応答用データを記憶する前記第1の記憶手段と同一もしくは異なる第2の記憶手段と、前記複数のタスクを並列に実行し、前記サブル−チンを実行するプロセッサとを有し、前記入力サブル−チンは、前記タスクよりコ−ルされた場合に実行され、前記入力部がコ−ル元タスクに対応する回線より受け付けた入力データを前記コ−ル元タスクに受け渡すリエントラントなサブル−チンであって、前記出力サブル−チンは、前記タスクよりコ−ルされた場合に実行され、前記依頼元タスクより指定された応答用データを、前記依頼元タスクに対応する回線へ変換して出力するよう前記出力部に指示するリエントラントなサブル−チンであって、前記各タスクは、前記入力サブルーチンをコ−ルして受け取った入力デ−タの値に応じて、自身に対応する回線に出力する応答用データを指定して前記出力サブルーチンをコ−ルするタスクであることを特徴とするマルチメディア処理装置。
【請求項2】請求項1において、前記タスクは、前記入力サブルーチンをコールする命令と、前記出力サブルーチンを、前記入力デ−タに応じた応答用データを引数としてコールする命令とを実行順に記述したプログラムであることを特徴とするマルチメディア処理装置。
【請求項3】請求項1において、前記第1の記憶手段は、複数のタスクが共用可能な待機サブルーチンをさらに記憶し、前記待機サブルーチンは、前記タスクよりコ−ルされた場合に実行され、コ−ル元タスクに対応する回線での着信があった場合に、前記コ−ル元タスクに着信があった旨を通知するリエントラントなサブル−チンであって、前記タスクは、前記待機サブルーチンをコ−ルし、前記着信の旨の通知があった場合に、前記入力サブルーチンをコ−ルするタスクであることを特徴とするマルチメディア処理装置。
【請求項4】請求項1において、前記第2の記憶手段は、前記応答用データとして、予め作成された複数の慣用句を表すデータと、複数の数字を表すデータとを有することを特徴とするマルチメディア処理装置。
【請求項5】汎用情報処理装置と汎用情報処理装置の磁気ディスク用入出力インタフェースに接続したマルチメディア処理装置とを有するマルチメディア通信システムにおいて、マルチメディア処理装置は、複数の回線に接続し、接続した回線で受信した、所定の複数種のメディアのうちの任意のメディアのデータをディジタルデータへ変換し、応答用ディジタルデータを前記複数種のメディアのうちのいずれかのメディアのデ−タに変換して前記回線に送信する変換部と、前記汎用情報処理装置のディスク用入出力インタフェースに接続し、前記汎用情報処理装置のディスク用入出力インタフェースに接続可能なディスク装置と等しい外部入出力インタフェースによって前記変換部と前記汎用情報処理装置との間のディジタルデータおよび応答用ディジタルデータの入出力を行なうディスクコントローラとを有し、前記汎用情報処理装置は、前記ディスク用入出力インタフェースを介した前記ディジタルデータのマルチメディア処理装置よりの入力の制御と、入力したデジタルデータに応じた応答用ディジタルデータの作成と、作成した応答用ディジタルデータのディスク用入出力インタフェースを介した前記マルチメディア処理装置への出力の制御を行なう処理部を有することを特徴とするマルチメディア通信システム。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交換機ネットワークに接続されて、各種メディアを取扱う各種端末と、会話により通信処理サービスを実施することの可能なマルチメディア処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、通信サービス事業は、大手事業者の独占的市場であった。しかしながら、近年では、一般家庭へ、パーソナルコンピュータ、ファクシミリ等OA機器の普及し、音声やデータやイメージ等の各種メディアを有効に使う通信サービスの利用形態が増加している。このようなOA機器の普及に伴い、近年では、一般の販売会社やメーカが、戦略的情報通信システムとして、また、省力化、ユーザサービスの向上、他社との差別化によるユーザの獲得を目的として、自社内でマルチメディア通信システムを構築するケースが増えてきている。
【0003】このマルチメディア通信システムは、自社内のパーソナルコンピュータ、オフィスコンピュータ、又は大型コンピュータ等の汎用情報処理装置と、通信処理装置として位置付けられるマルチメディア処理装置とを組合せ、システム構築するケースがほとんどであり、回線交換機としては、PBXや公衆回線網を利用している。取扱うメディアとしては、電話器を端末とした場合の音声、DTMF信号、パーソナルコンピュータを端末とした場合のテキスト、ファクシミリを端末とした場合のイメージ等が考えられている。これら端末とマルチメディア処理装置間との会話により、利用者が情報処理装置をアクセスするアプリケーションが行われている。
【0004】さて、従来のこうしたマルチメディア処理装置としては、例えばNTTのANSERや、都市銀行が自営用として持っている音声照会応答装置が存在している。これらはいずれも情報処理装置としての汎用の大型コンピュータと専用線で結ばれている。回線数は、通常100回線以上となっており、非常に規模が大きく、又、それぞれ一つのアプリケーションに対応する専用装置である。これらのソフトウェアは、機能単位に構成されている。この事は、日立評論、VOL.63,NO.12、゛日立音声応答装置「HIVORSシリーズ」゛や゛JS6110音声応答装置゛等にも記載されている。
【0005】また、特開昭57−53800号公報では、ソフトウエア機能を部品化することにより、アプリケーションソフトの開発効率を向上させる音声応答処理方式が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のマルチメディア処理装置は、アプリケーションソフトが固定化された専用のマルチメディア処理装置になっている。また、従来のアプリケーションソフトの新規作成や部分的な変更等は、そのマルチメディア処理装置を構成する種々のハードウェアの動作を理解した専任のプログラマでなければ、行なうことができなかった。
【0007】そのため、新規なアプリケーションソフトの開発はもちろん、従来のソフトの極一部を修正する場合であっても、その都度メーカに依頼して開発や修正を行なわなければならず、非常に高価なソフトウェアとなっていた。
【0008】このようなマルチメディア処理装置の汎用性の無さとソフトの高価格性は、マルチメディア処理装置を広い業種に普及させるための大きな障害となっており、ユーザがこのマルチメディア処理装置の導入を敬遠する最も大きな要因となっている。
【0009】また、特開昭57−53800号公報に記載されている音声応答処理方式は、メーカ内でのソフトウエア開発効率を向上させているが、専任のプログラマを対象にしているという点で従来と同じであり、ソフトの開発や修正はメーカに依頼しなければならない。また、特開昭57−53800号公報には、複数のメディアに対するスケジューリングについて記載されていないため、マルチメディア対応を実現することができない。
【0010】本発明は、各種メディアを取扱うことのできるマルチメディア処理装置において、ユーザがアプリケーションソフトウェアの構築を行なうことのできる実用性の高いマルチメディア処理装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明によれば、複数の回線に接続したマルチメディア処理装置であって、複数の回線から入力される、所定の複数種のメディアのうちの任意のメディアの情報を回線ごとに受け付け、入力デ−タに変換する入力部と、前記入力データに応じて決定される応答用データを、前記複数種のメディアのうちのいずれかのメディアの情報に変換して前記回線に出力する出力部と、前記複数回線のそれぞれに対応する複数のタスクと前記複数のタスクが共用可能入力サブル−チンおよび出力サブル−チンとを記憶する第1の記憶手段と、複数の前記応答用データを記憶する前記第1の記憶手段と同一もしくは異なる第2の記憶手段と、前記複数のタスクを並列に実行し、前記サブル−チンを実行するプロセッサとを有し、前記入力サブル−チンは、前記タスクよりコ−ルされた場合に実行され、前記入力部がコ−ル元タスクに対応する回線より受け付けた入力データを前記コ−ル元タスクに受け渡すリエントラントなサブル−チンであって、前記出力サブル−チンは、前記タスクよりコ−ルされた場合に実行され、前記依頼元タスクより指定された応答用データを、前記依頼元タスクに対応する回線へ変換して出力するよう前記出力部に指示するリエントラントなサブル−チンであって、前記各タスクは、前記入力サブルーチンをコ−ルして受け取った入力デ−タの値に応じて、自身に対応する回線に出力する応答用データを指定して前記出力サブルーチンをコ−ルするタスクであることを特徴とするマルチメディア処理装置が提供される。
【0012】
【作用】本発明のマルチメディア処理装置は、複数の回線に接続され、所定の複数種のメディアの情報を受け付ける。複数種のメディアとしては、例えば電話器からの音声情報、ファクシミリからのイメージ情報、データ端末からのコードデータ等を受け付け可能にすることができる。
【0013】入力部は、回線ごとに、複数種のメディアのうち任意のメディアの情報を受け付けて、ディジタル信号の入力データに変換する。また、プロセッサは、複数の回線のそれぞれに対応する複数のタスクは、並列に実行して、入力データに応じた応答用データを決定する。
【0014】応答用データの決定は、以下の様にして行なわれる。複数回線のそれぞれに対応する複数のタスクは、入力サブルーチンをコールする。入力サブル−チンは、前記タスクよりコ−ルされた場合に実行され、前記入力部がコ−ル元タスクに対応する回線より受け付けた入力データを前記コ−ル元タスクに受け渡す。タスクは、受け取った入力データの値に応じて、記憶手段に記憶されている複数の応答用データの中から、自身に対応する回線に出力する応答用データを決定する。タスクは、決定した応答用データを指定して、前記出力サブルーチンをコ−ルする。
【0015】出力サブル−チンは、タスクよりコ−ルされた場合に実行され、依頼元タスクより指定された応答用データを、依頼元タスクに対応する回線へ変換して出力するよう前記出力部に指示する。出力部は、指定された応答用データを、複数種のメディアのうちいずれかのメディアの情報に変換して、情報を入力した回線に出力する。
【0016】上述の入力サブルーチンおよび出力サブル−チンは、複数のタスクが共用可能でかつリエントラントなサブル−チンである。プロセッサは、前記複数のタスクを並列に実行し、共用可能でかつリエントラントなサブル−チンを実行することにより、複数回線に対する情報の入出力をおこなうことができる。
【0017】このように、本発明のマルチメディア処理装置は、複数のタスクが共用可能でかつリエントラントな、入力サブルーチンおよび出力サブル−チンと、複数のタスクを並列に実行し、前記サブル−チンを実行するプロセッサと、複数の前記応答用データを記憶する記憶手段とを配置している。タスクは、前記入力サブルーチンをコールする命令と、前記出力サブルーチンを、前記入力デ−タに応じた応答用データを引数としてコールする命令とを実行順に記述したプログラムで構成することができる。この様な構成をもちいているので、入出力部のハード構成や動作を理解していないユーザであっても、サブルーチンをコールすることでプログラムを構成できる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1から図7を用いて説明する。
【0019】本発明のマルチメディア通信システムは、マルチメディア通信サービス機能を備えた交換機ネットワークである。本実施例のマルチメディア通信システムの構成を図1に示す。本発明のマルチメディア通信システムは、マルチメディア処理装置2と、マルチメディア処理装置2を制御する情報処理装置1と、交換器と、電話器4とファクシミリ端末5とデータ端末6とを備えて構成される。マルチメディア処理装置2と情報処理装置1とは、SCSI(small computer system interface)インタフェース20によって接続されている。マルチメディア処理装置2には、交換器3を介して、電話器4と、イメージデータを扱うファクシミリ端末5と、コードデータを扱うデータ端末6とがそれぞれ接続される。
【0020】図1に示していないが、回線交換機3は、電話器4とファクシミリ端末5とデータ端末6とを、それぞれライン回路に接続するとともに、トランク回路を介し局線等を接続する。そして、全体の呼処理を行なうプロセッサの制御の下で、スイッチ回路を切換え、任意の端末機器間の交換接続を制御する。
【0021】さて、この回線交換機3には、マルチメディア処理装置2が接続されている。図1には、電話器4とファクシミリ端末5とデータ端末6の3つの端末のみ示しているが、マルチメディア処理装置2は、6本の電話回線と、1本のファックス回線と、1本のデータ回線が接続されている。このマルチメディア処理装置2は、交換器3に接続される交換器インタフェース27と、音声インタフェース24と、ファクシミリインタフェース25と、データインタフェース26とを有している。さらに、マルチメディア処理装置2には、メモリ22と、CPU23と、ディスクコントローラ21とが備えられている。
【0022】交換器インタフェース27は、NCU(network control unit)と、DTMF(dual tone multi−frequency)信号受信器とを備えた交換機インタフェース装置である。音声インタフェース24と、ファクシミリインタフェース25と、データインタフェース26は、音声メディア、イメージメディア、コードメディア等の異種メディアの各メッセージ情報を統一データに変換する。
【0023】音声インタフェース24は、電話器4からのDTMF信号をデジタル信号に変換する。また、ディジタル音声をアナログ音声に変換して、電話器4に出力する。ファクシミリインタフェース25は、文字認識装置125を有しており、ファクシミリ端末5から入力されたイメージデータから、文字データを読み取る。また、ファクシミリ端末5に対して応答する文字コードを文字フォントを用いてイメージデータに変換して出力する。データインタフェース26は、データ端末4に対してコードデータの入出力を行なう。
【0024】メモリ22は、上記インタフェースを介することにより、それぞれ統一データ化されたメッセージ情報を、一時バッファリングする。また、CPU23は、メモリ22への情報の書き込みや取り出し、音声インタフェース24とファクシミリインタフェース25とデータインタフェース26を制御する。ディスクコントローラ21は、情報処理装置1と接続される。
【0025】情報処理装置1は、例えば、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、オフィスコンピュータ等の汎用の情報処理装置を使用できるが、本実施例では、パーソナルコンピュータを使用した。情報処理装置1は、CPU11と、ROMおよびRAMを有するメモリ12と、外部のディスク装置17を接続するためのSCSIアダプタ14および15と、キーボードインタフェース16と、コンソールインタフェース13とを備えて構成される。
【0026】SCSIアダプタ14には、マルチメディア処理装置2のディスクコントローラ21が接続される。SCSIアダプタ15には、外部のディスクコントローラ内蔵型ディスク装置17が接続される。キーボードインタフェース16には、外部のキーボード18が、コンソールインタフェース13には、外部のコンソール19がそれぞれ接続される。また、外部のコンソール19には、さらにハードコピープリンタ19’が接続されている。ディスク装置17には、公知の音声録音技術によって作成されたディジタル音声ファイルが格納されている。公知の音声録音技術は、日立評論、VOL.63,NO.12に記載されている゛日立音声応答装置「HIVORSシリーズ」゛や゛JS6110音声応答装置゛に用いられている録音技術を使用した。音声ファイルは、ユーザの使用を予測して、複数の定形の文章と、文節、数字等によって構成する。
【0027】この様に構成された本実施例のマルチメディア通信システムにおいては、汎用情報処理装置1とマルチメディア処理装置2をSCSIインタフェースで接続しているため、汎用情報処理装置から見ると、マルチメディア処理装置2は、SCSIアダプタ14に接続されたハードディスクとしてみなされる。
【0028】次に、情報処理装置1のソフトウエア構成を図4と図5とを用いて説明する。
【0029】情報処理装置1は、通常のパーソナルコンピュータであるので、図4に示すようにパーソナルコンピュータのI/Oを制御するBIOS(basic input output system)101が、メモリ12のROM上に存在している。BIOSの配下には、MS−DOS102と呼ばれるOSが、メモリ12に常駐している。従って、情報処理装置1のアプリケーションソフトは、一般的なパーソナルコンピュータと同様に、このMS−DOS102の配下で動作する形となり、パーソナルコンピュータのI/Oを制御する際にも、このMS−DOS102経由でBIOS101を制御する。この事は、アプリケーションソフト110等とMS−DOS102間のインタフェースを統一化し、各種パーソナルコンピュータのハードウェア制御の異なる部分をMS−DOS102とBIOS101間のインタフェースで吸収することによって、アプリケーションソフトの流用性を高めている。
【0030】また、本実施例の情報処理装置1では、図4に示すように、MS−DOS102のOSとしてのリアルタイム性を確保するため、MS−DOS102の配下に専用のスケジューラ103を配置している。そして、専用スケジューラ103の配下で、アプリケーションソフト110〜117を動作させる。専用スケジューラ103は、アプリケーションソフト110〜117のキューに応じて、I/O制御タスク群105に対して、ディスク装置17内のファイルの読み出し制御するHDDアクセスタスク105aや、交換器インタフェース27内のNCUやDTMF信号受信器の通信用I/Oのハードウエアレジスタの読み書きによる通信送受信制御タスク105b等をスケジューリングする構成となっている。
【0031】メモリ12には、NCUやDTMF信号受信器の通信I/O用のリエントラントなサブルーチン群104と、ディスク等の標準I/O用のライブラリが格納されている。ユーザは、これらサブルーチン群を使って、アプリケーションソフトを作成する。通信I/O用のサブルーチン群104と、送受信制御タスク105bと、専用スケジューラ103は、マルチメディア処理装置2の各ハードウエアの動作を理解した専任のプログラマーが作成したものを格納しておく。また、標準I/O用ライブラリとHDDアクセスタスク105aは、情報処理装置1である汎用パーソナルコンピュータが有している標準ライブラリを利用する。通信I/O用サブルーチン群104として、本実施例では、WAIT、SPEAK、INPUT等を格納した。
【0032】したがって、専用スケジューラ103の配下には、ユーザ作成のアプリケーションソフト110〜117と、ライブラリとして準備した通信用I/O処理のためのサブルーチン群104が配置される。また、さらに、実際のI/Oを制御するためのI/Oタスク群105と、サブルーチン群と104とI/O制御タスク群105とのインタフェースとなる入出力キュー群106とが配置される。
【0033】つぎに、注文受付のアプリケーションソフトを用いて、本発明のマルチメディア通信システムのソフトウエアの動作を説明する。電話器4による注文受付時のサービスシーケンスを図2に示す。
【0034】本実施例では、図7に示すように、顧客がプッシュホン電話により、商品センタを呼出し、商品コードと数量を入力し、これに対して受付番号を送信することで、商品の注文を受け付けるアプリケーションソフトを配置している。実際には、ユーザが作成したソフトや、メーカが提供したソフトをユーザの好みでユーザが一部修正したソフトが配置される。本実施例のソフトのフローチャートは図6に示すように、通信用I/Oのサブルーチン群104により構成されている。まず、WAITルーチンで電話の着信を待ち(ステップ100)と、着信があった場合、SPEAKルーチンで「こちらは、商品センタです。商品コードと数量をどうぞ」と音声で応答する(ステップ200)。
【0035】音声インタフェース24の応答終了信号を受信した後(ステップ300)、インプットルーチンで、顧客が入力する商品コードと数量を受信する(ステップ400)。ユーザが、入力終了を示す信号を入力したら(ステップ500)、SPEAKルーチンで「商品コード1234、数量12ですね」と音声で応答して、確認を促す。音声インタフェース24の応答終了信号を受信した後(ステップ700)、インプットルーチンで、顧客が入力する確認信号を受信する(ステップ800)。ユーザが、入力終了を示す信号を入力したら(ステップ900)、SPEAKルーチンで「受付番号は××××です。ありがとうございました。」と音声で応答して(ステップ940)、音声インタフェース24の応答終了信号を受信したら(ステップ960)、注文受付処理を終了する。
【0036】また、ファクシミリ5による注文受付は、図3に示すように、SPEAKルーチンで「こちらは、商品センタです。商品コードと数量をどうぞ」と音声で応答する。つぎに、顧客から入力された顧客IDと送信IDを受付け、ID確認のメッセージを応答したのち、顧客からの商品コードと数量の注文をファクシミリでの送信を受け付けて、注文受付処理を終了する。ファクシミリインタフェース25の文字認識装置125は、送られてきたイメージデータから商品コードと数量を読み取って、データをメモリ22に蓄積する。
【0037】本実施例では、8本の回線ごとに、タスクを持たせる構造をとっている。0回線から5回線は、電話回線としたので、タスク0からタスク5に、それぞれの回線に対応するための、上述の電話対応用の注文受付処理アプリケーションソフトを配置した。6回線は、ファクシミリ回線としたので、上述のINNPUTルーチンの代わりに、文字認識装置125によるイメージデータ取り込みのためのIMAGE−INNPUTルーチンを用いたファクシミリ用アプリケーションソフトをタスク6に配置した。7回線は、データ端末用の回線としたので、上述のSPEAKルーチンの代わりにコード信号出力のCODE−OUTPUTルーチンを用いたデータ端末用アプリケーションソフトをタスク7に配置した。つまり、タスク0では0回線で処理されるアプリケーションソフト110を記述し、タスク7では7回線で処理されるアプリケーションソフト117を記述する。
【0038】つぎに、図6から図10を用いて、注文受付アプリケーションを実行する場合の、専用スケジューラ103および通信用I/Oサブルーチン104およびI/O制御タスク群105の動作をさらに詳細に説明する。
【0039】専用スケジューラ103は、IPL(initial program loading)後のMS−DOSからのスタート起動により起動を掛けられて、タスク0から8を起動する(ステップ801)。その後、図8のように、ポーリング形式のジョブサーチを行なう。タスク起動処理(ステップ801)は、図10(d)のように、タスク0から7を巡回し(ステップ932)、各タスクに起動を掛ける(ステップ933)。以後は、各タスクのSPEAKキュー、INPUTキュー等のキューを常時監視しており(ステップ801〜808)、キューイングされるごとにそれぞれのキュー処理を起動する(ステップ809〜815)。
【0040】専用スケジューラ103のタスク起動処理によって起動されたタスク内の処理は、常に、リエントラントな通信用I/Oサブルーチン104によって、中断され、スケジューラリターン先へとリターンされ、さらにこのスケジューラをスケジューリングする。この中断した通信用I/Oサブルーチン104へは、SPEAK完了キュー処理(ステップ812)、INPUT完了キュー処理(ステップ813)、WAIT完了キュー処理(ステップ814)によって、中断復帰し、タスク内の処理が続行されることとなる。このように、タスク0〜7を通信用I/Oサブルーチン104にて中断しながら、それぞれ時系列に処理を進めることにより、複数回線の同時処理が可能としている。
【0041】まず、図6のステップ100では、”WAIT”ルーチンにより回線交換機3からマルチメディア処理装置2の0回線への着信事象を待つ。この時には、図5中通信用I/Oサブルーチン104の”WAIT”ルーチンがコールされ、”WAIT”ルーチン内では、コール元のリターン先アドレスによりタスク0、つまり0回線での処理事象と判断し、WAITキューへその回線番号とキュー種別(WAIT)を1のキューとしてキューイングする。
【0042】一方、専用スケジューラ103は、図8のように、周期的にこれらキューのキューイング状況を監視しており、”WAITキュー”を見つけたならば(ステップ804)、キューを取り出し(ステップ916)、キューから0回線の着信であることを取り出す(ステップ917)。そして、I/O制御タスク群105のマルチメディア処理装置送受信タスク105bを起動する。送受信タスク105bは、マルチメディア処理装置2へ、”0回線での着信許可コマンド”を図1中のSCSIアダプタ14、SCSIインタフェース20を介して送信する(ステップ918)。マルチメディア処理装置2は、このコマンドを図1中のディスクコントローラ21で受信し、CPU23の制御の元、交換機インタフェース27を起動し、0回線での着信を受け付ける状態にする。専用スケジューラ103は、WAITキューをデリートする(ステップ919)。
【0043】この状態で、電話機4から回線交換機3を介してマルチメディア処理装置2の0回線が着信起動されたならば、交換機インタフェース27は、回線をループ状態として着信を受付け、CPU23へその旨を通知する。同様にCPU23もディスクコントローラ21、SCSIインタフェース20を介して汎用情報処理装置1、ここではパーソナルコンピュータ、へ通知する。
【0044】情報処理装置1側ではこの着信通知を、図5中I/O制御タスク群105のマルチメディア処理装置送受信タスク105bで受信し、WAIT完了キューへ”0回線での着信通知”をキューとしてキューイングする。これらキューの状況を周期的に監視している専用スケジューラは、WAIT完了キューをみつけ(ステップ807)、キューを取り出し(ステップ928)、この”0回線での着信通知”をトリガにして、通信用I/Oサブルーチン内のWAITルーチンへ制御をもどす。同様にWAITルーチンでは、0回線つまりタスク0へリターンする(ステップ929)。そして専用スケジューラ103は、WAIT完了キューをデリートし(ステップ930)、WAITルーチンへリターンする(ステップ931)。この事は、図6のフローにおいては、ステップ100の”WAIT”から抜けてボックス200へ進む事を意味する。
【0045】次に、図6のステップ200の、図7に示される様な「こちらは商品センタです。商品コードと数量をどうぞ」という音声を出力させる場合であるが、これはあらかじめ情報処理装置1のディスク装置17内にファイルとして蓄積されているものを利用する。
【0046】この音声出力時には、通信用I/Oサブルーチン104の”SPEAK”ルーチンをコールされる。このサブルーチンへの引数は”F5”というファイル番号、そしてリターンコードの”RTN”が使用される。この”SPEAK”ルーチンの引数としてはこの様にファイル番号を指定することもあれば、図6のステップ600および940で示すようにイミディエイトな値も指定することができる。この時には、あらかじめディスク装置17に蓄えられている音声のうちイミディエイトな音、例えば1(イチ)、2(ニ)、3(サン)といった音声を使うこととなる。
【0047】一方、専用スケジューラ103は、図8のように、周期的にこれらキューのキューイング状況を監視しており、”SPEAKキュー”を見つけたならば(ステップ802)、図10(a)のように、キューを取り出し(ステップ920)、コール元のリターン先アドレスによりタスク0、つまり0回線での音声出力依頼と判断し、SPEAKキューへその回線番号とキュー種別(SPEAK)及び引数となる”F5””RTN”を1つのキューとしてキューイングする。これにより、専用スケジューラ103は、I/O制御タスク群のHDDアクセスタスク105aを起動し、引数”F5”で示されるファイル番号に該当するファイル(このファイルF5には前記「こちらは商品センタです。商品コードと数量をどうぞ。」という音声データがあらかじめ格納されている)を主記憶装置のメモリ12上へ読み込み、マルチメディア処理装置送受信タスク105bにより、マルチメディア処理装置2へ”0回線への出力音声データ”としてコマンドと音声データとを図1中のSCSIアダプタ14、SCSIインタフェース20を介して送信する。
【0048】一方、マルチメディア処理装置2はこのコマンドと音声データを図1中のディスクコントローラ21で受信し、CPU23の制御の元、音声インタフェース24を介してデジタル音声をアナログに変換し、交換機インタフェース27を経由して、0回線への発信先である電話機4へ「こちらは商品センタです。商品コードと数量をどうぞ。」の音声を出力する。その後、マルチメディア処理装置2の音声インタフェース24は、前記音声を出力完了した旨を、ディスクコントローラ21、SCSIインタフェース20を介して汎用情報処理装置1、ここではパーソナルコンピュータ、へ通知する。パーソナルコンビュータ側では図5中マルチメディア処理装置送受信タスクにて、その”0回線での音声出力完了通知”を受け、SPEAK完了キューにキューイングする。
【0049】周期監視を行なっている専用スケジューラ103は、この”0回線での音声出力完了通知”(ステップ921)をトリガにして、通信用I/Oサブルーチン104のSPEAKルーチンへ制御をもどす(ステップ923)。同様に、SPEAKルーチンでは”RTN”コードに正常値を設定して0回線つまりタスク0へリターンする。もし、マルチメディア処理装置2内で何らかの障害が発生しマルチメディア処理装置より”0回線での音声出力不可通知”を受けた場合には、SPEAKルーチンにて”RTN”コードを異常値に設定して、タスク0へリターンする。この事は、図6のフローにおいてはボックス300を意味する。
【0050】次に、図6のステップ400の場合の、顧客が商品コードおよび数量を電話機4のDTMF信号(プッシュ信号)にて入力する場合を説明する。この時には通信用I/Oサブルーチン104の”INPUT”ルーチンをコールする。このサブルーチンへの引数はリターンコードの”RTN”だけであるが、この”RTN”には、電話機4からマルチメディア処理装置へ入力されたDTMF信号のコードが設定されることになる。
【0051】専用スケジューラ103は、”WAIT”ルーチン”SPEAK”ルーチン同様に、図8のように、周期的にこれらキューのキューイング状況を監視している。そして、”INPUTキュー”を見つけたならば(ステップ803)、図9(c)のように、キューを取り出し(ステップ912)、コール元のリターン先アドレスにより、タスク0つまり0回線でのDTMF信号取込み依頼であると判断する(ステップ913)。つぎに、INPUTキューへその回線番号とキュー種別(INPUT)及び引数となる”RTN”を1つのキューとしてキューイングする。そして周期監視によりINPUTキューを見つけた専用スケジューラは、I/O制御タスク群のマルチメディア処理装置送受信タスク105bを起動し、マルチメディア処理装置2へ”0回線でのDTMF信号取込開始”コマンドとして図1中のSCSIアダプタ14、SCSIインタフェース20を介して送信する(ステップ914)。その後、専用スケジューラは、INPUTキューをデリーとする(ステップ915)。一方、マルチメディア処理装置2は、このコマンドを図1中のディスクコントローラ21で受信し、CPU23の制御の元、交換機インタフェース27を起動し、0回線をDTMF信号受信可能状態にする。
【0052】この状態で、電話機4から回線交換機3を介して、マルチメディア処理装置2の0回線へDTMF信号が入力されたならば、交換機インタフェース27は内蔵のDTMF信号受信器にてその信号を解読し、CPU23へその旨を通知する。同様にCPU23もディスクコントローラ21、SCSIインタフェース20を介して、汎用情報処理装置1、ここではパーソナルコンピュータ、へ通知する。汎用情報処理装置1側では、この0回線でのDTMF信号コードを図5中I/O制御タスク群105のマルチメディア処理装置送受信タスク105bで受信し、”INPUT完了キューへ”0回線でのDTMF信号コード”をキューとしてキューイングする。これらキューの状況を周期的に監視している専用スケジューラ103は、”INPUT完了キューへ”を取り出し(ステップ924)、”0回線でのDTMF信号コード”をトリガにして、通信用I/Oサブルーチン104内のINPUTルーチンへ制御をもどす。同様にINPUTルーチンでは、このDTMF信号コードをRTNコードに設定して(ステップ925)、0回線つまりタスク0へリターンする。タスク0内ではこのRTNコードを判定して正常な値であれば、このDTMF信号コードが、電話機4から入力されたDTMF信号であると判断して処理を進める(図6のステップ500)。
【0053】尚、タスク0つまり0回線だけの処理を中心に述べてきたが、本実施例のマルチメディア通信システムは、図5で示すように、タスク0を0回線、タスク1を1回線、タスク2を2回線・・・タスク7を7回線と、回線対応にタスクを持っているので、専用スケジューラ103の処理を行なうことにより、複数回線同時処理を行なう。
【0054】また、図8では、説明を省略しているが、タスク6に配置されたファクシミリ用アプリケーションソフトのイメージデータ取り込みのIMAGE−INNPUTルーチンや、タスク7にはに配置されたデータ端末用アプリケーションソフトのコード信号出力のCODE−OUTPUTを、専用スケジューラ103は、他のサブルーチンと同様に監視している。
【0055】さらに、本実施例では、電話用、ファクシミリ用、データ端末用に、それぞれアプリケーションソフトをそれぞれの回線ごとのタスクに配置したが、全回線全く同じプログラムをコピーして配置してもよい。この場合、例えば、電話用、ファクシミリ用、データ端末用プログラムを合成し、どの種類のメディアで通信を行なうかを選択するステップを配置し、選択されたメディアのステップのみを処理するアプリケーションソフトプログラムを各タスクに配置することにより、どの配線でもマルチメディア対応にすることができる。メディアの選択は、例えば、通信の始めには必ず電話で呼出してもらい、どの種類のメディアで通信を行なうかを選択する信号を送ってもらう方法や、端末との通信にISDN(integrated services network)を用いて、メディアごとの通信プロトコルを識別する方法を用いることができる。
【0056】本発明は、以上説明した様に構成されるため、以下に記載されているような効果を奏する。
【0057】■マルチメディア処理装置2の中央処理装置として、汎用の情報処理装置1を用いているおり、これらを汎用インタフェース20にて接続するため、中央処理装置となる情報処理装置1として、種類を選ばずパーソナルコンピュータやワークステーションやオフィスコピュータ等の種々のものを用いることができるため、極めて汎用性の高いマルチメディア処理装置を構築することが可能となる。
【0058】■本実施例のマルチメディア通信システムは、通信用I/Oサブルーチン104をライブラリとして準備し、かつ複数のアプリケーションソフトの多重処理をスケジューリングする専用スケジューラ103を備えている。そのため、多重処理用で、かつ、会話形式の複数のプログラム作成する場合に、多重処理と、会話形式時のマルチメディア処理装置2の動作とを理解する必要が無く、それぞれのアプリケーションプログラムの流れのみを考えて、通信用I/Oサブルーチン104を時系列に並べるだけで、プログラミングする事ができる。これにより、従来、多重処理と会話形式時のマルチメディア処理装置2の動作とを理解した専任のプログラマしか作成することのできなかったマルチメディア処理装置用プログラムを、ユーザが容易に作成することができる。これにより、マルチメディア処理装置のソフトウェアを作成することのできる人材を増やすことができるので、従来非常に高価だったマルチメディア処理装置用プログラムを、非常に経済的に構築できる。したがって、非常に汎用性の高い又ライフサイクルの長いマルチメディア処理装置を提供できる。
【0059】■また、本実施例のマルチメディア処理装置は、回線対応のタスクごとに、異なったアプリケーションソフトを配置することができるので、1台のマルチメディア処理装置で回線対応にて複数のアプリケーション処理が可能となリ、ユーザにとっても非常に利便性の高いマルチメディア処理装置を提供できる。
【0060】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、マルチメディア処理装を用いた通信システムにおいて、タスクは、前記入力サブルーチンをコールする命令と、前記出力サブルーチンを、前記入力デ−タに応じた応答用データを引数としてコールする命令とを実行順に記述したプログラムで構成することができる。この様な構成をもちいているので、入出力部のハード構成や動作を理解していないユーザであっても、サブルーチンをコールすることでプログラムを構成できる。




 

 


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