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発明の名称 磁気シリンダー
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平6−332316
公開日 平成6年(1994)12月2日
出願番号 特願平5−115113
出願日 平成5年(1993)5月18日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】柳野 隆生
発明者 岩井 雅治 / 掛橋 泰
要約 目的
極めて計量、低コストの磁気シリンダーを提供せんとするものである。

構成
両端がフランジで閉止されたスリーブ内に複数の磁極を外周面に形成したマグネットロールを回転可能に内装してなる、電子写真装置に用いられる磁気シリンダーにおいて、前記スリーブに紙製スリーブを用いたことを特徴としており、該紙製スリーブに、防湿加工を施すことや熱収縮チューブを被覆することが併せて考慮されるものである。
特許請求の範囲
【請求項1】両端がフランジで閉止されたスリーブ内に、複数の磁極を外周面に形成したマグネットロールを回転可能に内装してなる、電子写真装置に用いられる磁気シリンダーにおいて、前記スリーブに紙製スリーブを用いたことを特徴とする磁気シリンダー。
【請求項2】前記紙製スリーブに、防湿加工を施してなる請求項1記載の磁気シリンダー。
【請求項3】前記紙製スリーブに、熱収縮チューブを被覆してなる請求項1記載の磁気シリンダー。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機やファクシミリ、さららにはレーザービームプリンターなどの電子写真方式の現像装置やクリーニング装置に用いられる磁気シリンダーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機やファクシミリの現像装置やクリーニング装置に用いられる、マグネットロールに金属製スリーブを外装した磁気シリンダーの一例における軸方向断面図を図6(イ)に軸断面図を(ロ)にそれぞれ示す。複数の磁極を持つ円筒状磁石の両端面に突設したシャフトa、bを設けたマグネットロールMの外側に、通常非磁性体材料からなる円筒形状のスリーブsが外装されており、両端をフランジc、dで封止するとともに、マグネットロールMの一端から突設したシャフトaで回転可能に支持され、他の一端から突設したシャフトbを前記フランジdを貫通させてスリーブsの外へ突出させ、このシャフトbを固定支持することにより、マグネットロールMをスリーブs内に非接触状態で内装している。マグネットロールMに対してスリーブsを回転させることにより、磁性体からなる現像剤をスリーブs表面に磁気吸着させ、現像剤通過量規制板により一定厚さに制御し、感光ドラム上に形成された静電潜像上に転写させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の磁気シリンダーには、非磁性材料であって良好な加工性を有するものとして、ステンレスやアルミニウム等の金属材料が一般的に用いられている。このような金属製スリーブを用いた磁気シリンダーは、寸法精度が高いことや耐久性に優れている等利点があるものの、一方では重量が大きく、またコストが嵩むという問題点もあった。特に最近では家庭用の複写機や、小型の普通紙ファクスが普及し、磁気シリンダーの低コスト、軽量化の要請が高まっているのが現状である。このような要請に対して、従来の磁気シリンダーでは充分対応できないという問題点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述のような現況に鑑みてなされたものであり、極めて計量、低コストの磁気シリンダーを提供せんとするものである。上記課題を解決した本発明は、両端がフランジで閉止されたスリーブ内に複数の磁極を外周面に形成したマグネットロールを回転可能に内装してなる、電子写真装置に用いられる磁気シリンダーにおいて、前記スリーブに紙製スリーブを用いたことを特徴としており、該紙製スリーブに、防湿加工を施すことや熱収縮チューブを被覆することが併せて考慮されるものである。
【0005】
【作用】本発明の磁気シリンダーはスリーブに紙を用いて、その重量を低減させるものである。紙を用いることよる耐水性の低下は、防水加工を施すことで補われ、対磨耗性の低下は、熱収縮チューブの被覆により補われるのである。
【0006】
【実施例】次に本発明の実施例について説明する。図1(イ)には本発明における磁気シリンダーの軸方向断面図を、同図(ロ)には軸断面図をそれぞれ示す。構造としては従来の磁気シリンダーと同一であり、複数の磁極を持つ円筒状磁石の両端面に突設したシャフト1、2を設けたマグネットロールMの外側に、円筒形状の紙製スリーブSLが外装されており、両端をフランジ3、4で封止するとともに、マグネットロールMの一端から突設したシャフト1で回転可能に支持され、他の一端から突設したシャフト2を前記フランジ4を貫通させてスリーブSLの外へ突出させ、このシャフト2を固定支持することにより、マグネットロールMをスリーブSL内に非接触状態で内装したものである。尚、本図においては現像剤通過量規制板および感光ドラムは特に図示していないが、複写機や磁気シリンダーの仕様に応じて適宜取り付け位置が決定されるのである。
【0007】このスリーブSLに使用しうる紙材料としては、密度の高い電気絶縁紙と呼ばれる空孔がない緻密な紙質のものや、クラフト紙、白板紙、段ボール原紙等を用いることができる。そして防湿加工として表面にスプレー等の方法で、ポリテトラフルオロエチレン等の発水性樹脂を被覆したり、図2に示す如く同樹脂やポリプロピレンあるいはポリ塩化ビニル樹脂等の熱収縮チューブ5を被覆し、防湿加工とともに耐磨耗性を向上させたりすることによって、実用可能な信頼性を確保することができる。また、体積に占める空孔率の高い紙材料を用い、その空孔を樹脂などで満たすことによって防湿性を向上させたりすることも可能である。
【0008】このような紙製スリーブSLを用いた磁気シリンダーは、当然のことながら従来の金属製スリーブを用いたものに比べてその寸法精度は悪くなる。例えば従来の磁気シリンダーのスリーブ表面の円周振れ公差は0.03mm程度であるが、本発明の紙製スリーブSLを用いた場合には0.3mm程度となる。しかしながら、低価格帯の電子写真装置においては上記の精度でも実用上大きな問題は無く、紙を用いることによる低コスト、軽量化の効果が重要な要素となるのである。尚、ここでいう円周振れ公差とは、磁気シリンダーのシャフト1、2を支持してスリーブSLを1回転させた時の、シャフト1、2の中心を通る基準線とスリーブSL表面間の距離の変化量のことをいうものである。
【0009】上述の実施例では、円筒形状のスリーブSLを用いたものについて説明したが、この他にもスリーブSLを固定してマグネットロールMを回転させるタイプのものとして、スリーブSLを図3に示すように断面異形としたり、図4に示すように断面楕円形とすることも可能であり、紙であることから極めて簡単に且つ安価に成形することができる。
【0010】さらにスリーブSL表面に設けた熱収縮チューブ5に、図5に示すようなブラスト処理による凹凸を設け、トナー6の担持性を向上させることも一考である。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、磁気シリンダーに用いるスリーブを紙製としたことにより、従来では考えられなかった水準の低コスト化と軽量化が可能となり、極めて安価な電子写真装置の実現に寄与できる。また、紙を用いることによる欠点を防湿加工や熱収縮チューブの被覆により補うことができるので、品質上でも実用上問題の無い水準を維持することができる。さらに成形が容易であるため、断面多角形や楕円形や異形のスリーブが安価に実現できることから、多種多様の磁気シリンダーを安価に提供することが可能となる。




 

 


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