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発明の名称 写真材料の処理方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平6−51453
公開日 平成6年(1994)2月25日
出願番号 特願平5−117806
出願日 平成5年(1993)4月20日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】安達 光雄 (外1名)
発明者 レオ・ヴァキエ / ジャン・クラエ / ポール・コパン
要約 目的
所望数の像を得るための方法を提供することにある。

構成
ハロゲン化銀乳剤層を含有する多数の像形成材料を像に従って露光する工程及び続く前記像形成材料を一種以上の処理液を用いる処理工程を含み、前記処理液の少なくとも一つが、像形成材料の処理後又は処理中に、最後の補給以後又は新しい処理液での開始以後、処理された像形成材料の量(m2 で)と前記処理液の消耗の逆数の積に少なくとも相当する前記処理液の量を新しい処理液で置換し、処理液の前記消耗が、前記像形成材料の一つ以上の性質が、前記相当する新しい処理液を用いて得られた初期の値から20%より大きく偏差するまで、補給することなく、相当する新しい処理液1lについて、処理できる像形成材料の量(m2 で)であることを特徴とする。
特許請求の範囲
【請求項1】 ハロゲン化銀乳剤層を含有する多数の像形成材料を情報に従って露光する工程、及び続いての1種以上の処理液を用いて前記像形成材料を処理する工程を含む所望数の像を得る方法において、前記処理液の少なくとも1種を、像形成材料の処理後又は処理中に、最後の補給以後又は新しい処理液での開始以後、処理した像形成材料の量(m2 で)と前記処理液の消耗の逆数との積に少なくとも相当する前記処理液の量を新しい処理液で置換することによって補給し、前記処理液の消耗は、前記像形成材料の一つ以上の性質が、前記相当する新しい処理液で得られる初期値から20%より大きく偏差するまで、補給することなく相当する新しい処理液1lについて処理できる像形成材料の量(m2 で)であることを特徴とする所望数の像を得る方法。
【請求項2】 銀錯塩拡散転写法により平版印刷アルミニウム印刷版の所望数を製造する方法であり、(a)アルミニウム支持体上に、次の順序で、物理現像核を含有する受像層及びハロゲン化銀乳剤層を含む像に従って露光した多数の像形成材料を、現像液又はアルカリ性活性化液を用いて現像する工程、(b)前記受像層中に銀像を形成させる工程、(c)洗浄液を用いて前記ハロゲン化銀乳剤層を除去する工程、(d)仕上液を用いて前記受像層中に得られた銀像を処理する工程を含む方法において、前記処理液の少なくとも1種を、像形成材料の処理後又は処理中に、最後の補給以後又は新しい処理液での開始以後、処理した像形成材料の量(m2 で)と前記処理液の消耗の逆数との積に少なくとも相当する前記処理液の量を新しい処理液で置換することによって補給し、前記処理液の消耗は、前記像形成材料の一つ以上の性質が、前記相当する新しい処理液で得られる初期値から20%より大きく偏差するまで、補給することなく相当する新しい処理液1lについて処理できる像形成材料の量(m2 で)であることを特徴とする所望数の平版印刷アルミニウム印刷版を製造する方法。
【請求項3】 前記量で補給される前記処理液が、現像液又はアルカリ性活性化液であることを特徴とする請求項1又は2の方法。
【請求項4】 前記処理液の補給を、処理液の消耗による処理液1lで処理できる像形成材料の量(m2 で)の多くても50%が処理される毎に行うことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項の方法。
【請求項5】 処理液(12)を保持するためのタンク(14)を有する少なくとも一つの処理ステーション(10)、或る量の新しい処理液(16)の保持するための貯槽(11)、補給中タンク(14)中に新しい処理液の予定量を供給するための供給手段(15)、及びタンク(14)から処理液(12)の相当する量を除去するための手段(13)を有する写真材料を処理するための装置において、前記新しい処理液(16)の予定量が、最後の補給以後又は新しい処理液での開始以後、処理された像形成材料の量(m2 で)と前記処理液の消耗の逆数との積に少なくとも相当し、前記処理液の消耗が、前記像形成材料の一つ以上の性質が、前記相当する新しい処理液で得られる初期値から20%より大きく偏差するまで補給することなく、相当する新しい処理液1lについて処理できる像形成材料の量(m2 )であることを特徴とする装置。
【請求項6】 現像ステーション(20)、拡散転写ステーション(30)、洗浄ステーション(40)及び仕上ステーション(50)を含む平版印刷アルミニウムオフセット版に写真材料を処理するための装置において、現像ステーション(20)、洗浄ステーション(40)又は仕上ステーション(50)が請求項5の処理ステーションであることを特徴とする装置。
【請求項7】 処理液の補給を、消耗による前記処理液の1lで処理できる像形成材料の多くても50%が処理される毎に行うことを特徴とする請求項5又は6の装置。
発明の詳細な説明
【0001】本発明は写真材料を用いて所望数の像を得るための方法、及び銀錯塩拡散転写法によって所望数の平版印刷アルミニウム印刷版を製造する方法及び写真材料を処理するための装置に関する。
【0002】銀錯塩拡散転写反転法(以後DTR法と称する)の原理は、例えばUS−P2352014、及びロンドン及びニューヨークの The Focal Press 1972年発行、Andre Rott 及び Edith Weyde 著、Photographic Silver HalideDiffusion Processes に記載されている。
【0003】DTR法においては、情報に従って露光された写真ハロゲン化銀乳剤層材料の非現像ハロゲン化銀は、いわゆるハロゲン化銀溶剤で可溶性銀錯塩化合物に変えられ、これが受像材料中に拡散され、その中で一般に物理現像核の存在下に、現像主薬で還元されて、写真材料の露光された部域にて得られる黒銀像に対して像濃値を反転した銀像(DTR像)を形成する。
【0004】DTR像担持材料は、平版印刷版として使用でき、この場合DTR銀像部域は、水受容性撥インク性背景上の撥水性インク受容性部域を形成する。
【0005】例えばEP−A410500には、次の順序で物理現像核を含有する受像層及びハロゲン化銀乳剤を含有する感光性層を設けたアルミニウム支持体を含む像形成材料が記載されている。平版印刷版を得るため、そこに記載された方法によれば、前記像形成材料は像に従って露光され、続いてハロゲン化銀錯化剤の存在下に活性液又は現像液を用いて現像される。次に像形成材料は拡散転写区域を通って案内され、かくして現像工程中に形成されたハロゲン化銀錯体は受像層中に拡散され、そこでそれらは銀に変換される。像形成材料が拡散転写区域を出るとき、銀像が受像層中で形成される。ここで受像層上の無用の感光性層及び場合によって他の層は、次に洗浄区画で像形成材料を洗うことによって除去される。最後にここでその表面上に銀像を担持する材料は、銀像の疎水性度を改良するためいわゆる疎水性化剤を含有する仕上液で処理される。
【0006】DTR法によりアルミニウム基平版印刷版を得るための前述した方法においては、少なくとも3種の異なる液、即ち現像又は活性化液、洗浄液及び仕上液を使用する。一般にこれらの液は、それらが消耗されるまで、即ちそれらの活性が一定のレベル未満に低下するまで使用され、次いでそれらは新鮮な液で置換される。この方法は次の欠点を有する。大量の処理廃液が生ずる、何故なら処理液の全てが有効に使用されないからである。像形成材料の速度及び得られる印刷版の品質は、その中で既に処理された材料の量と共に変化する。液、特に現像又は活性化液は高度に酸化に対して感受性であり、一方他の液例えば洗浄液又は仕上液は汚染されるようになり、又はそれらの活性成分が消費される。後者の二つの欠点は、それらの濃縮液で処理液を再生することによって部分的に解決できる。しかしながらかかる再生は、不都合でかつ面倒な追加の種類の液を必要とする。更にかかる再生は、空気からの酸素による活性化合物の酸化又は液の汚染による活性の損失を補償することができず、従って一定の時間の後には、液を完全に置換しなければならない。従ってかかる方法は、像形成材料を処理するため、自動処理装置を使用するとき、特に不都合である。
【0007】アルミニウム基平版印刷版を得るための処理液の活性低下の問題は又他の写真材料の処理においても遭遇する。
【0008】従って本発明の目的は、写真材料の処理中に使用された1種以上の処理液の活性低下の前述した問題が避けられるようなハロゲン化銀乳剤層を含む写真材料の多数を処理するための方法を提供することにある。
【0009】本発明の目的は、前述した欠点に悩まされることのない銀錯塩拡散転写法による平版印刷アルミニウムオフセット印刷版の多数を処理するための方法を提供することにある。
【0010】又本発明の目的は写真材料を処理するため、及びDTR法によるアルミニウム基平版印刷版を製造するための装置を提供することにある。
【0011】更に別の目的は以下の説明により明らかになるであろう。
【0012】本発明によれば、ハロゲン化銀乳剤層を含有する多数の像形成材料を情報に従って露光する工程、及び続いて1種以上の処理液を用いて前記像形成材料を処理する工程を含む所望数の像を得るための方法を提供し、前記処理液の少なくとも1種を、像形成材料の処理後又は処理中に、最後の補給以後又は新しい処理液での開始以後、処理した像形成材料の量(m2 で)と前記処理液の消耗の逆数の積に少なくとも相当する前記処理液の量を新しい処理液で置換することによって補給し、前記処理液の消耗が、像形成材料の一つ以上の性質が、相当する新しい処理液を用いて得られる初期値から20%より大きく偏差するまで、補給することなく新しい処理液1lについて処理できる像形成材料の量(m2 )であることを特徴とする。
【0013】本発明によれば、銀錯塩拡散転写法により平版印刷アルミニウムオフセット印刷版の所望数を製造するための方法であり、(a)アルミニウム支持体上に、次の順序で、物理現像核を含有する受像層及びハロゲン化銀乳剤層を含む像に従って露光した像形成材料の多数を現像液又はアルカリ性活性化液を用いて現像する工程、(b)前記受像層中に銀像を形成させる工程、(c)洗浄液を用いて前記ハロゲン化銀乳剤層を除去する工程、及び(d)前記受像層中に得られた銀像を仕上液を用いて処理する工程を含む方法において、前述した処理液の少なくとも一つを、像形成材料の処理後又は処理中に、最後の補給以後又は新しい処理液での開始以後処理した像形成材料の量(m2 で)と前記処理液の消耗の逆数の積に少なくとも相当する量を新しい処理液で置換することによって補給することを特徴とする。
【0014】本発明は又写真材料を処理するための装置及び平版印刷アルミニウムオフセット版を製造するための装置も含む。
【0015】本発明により補給したとき、処理液の活性度は、処理の始めの時間中低下し、次いで一定レベルの活性度に達することが見出された。活性度の一定のレベルは、置換される処理液の量を変えることにより、又は新しい処理液の活性度を設定することによって固定することができる。処理液の活性度が低下する初期時間は、処理液の全容量及び処理液の活性成分が消費される速度、及び処理液が汚染されるようになる速度によって決まる。例えば処理液の容量が大になればなる程、大量の材料が処理されなければならず、活性度が一定のレベルに達する前に、前記処理液のより多量の補給をしなければならない。更に液の汚染速度又は液中の活性成分の消耗の速度が増大するとき、初期時間は短くなるであろう。
【0016】ここに使用する「新しい処理液」なる語は、写真材料が処理液中で処理される前の前記処理液と実質的に同じ組成を有すること及び補給されるべき処理液に相当する処理液を意味する。好ましくは新しい処理液での補給中置換される処理液の量は、本発明により求められる最小より大なること少なくとも10%であろう。
【0017】ここで使用する「処理液の消耗」なる語は、像形成材料の一つ以上の性質が、新しい処理液を用いて得られる初期値から20%より大きく偏差するまで、補給することなく新しい処理液1lについて処理されうる像形成材料の量(m2 で)を表わす。
【0018】例えば処理液の消耗は次の如く容易に測定できる。新しい処理液の或る量を作り、処理液の補給をすることなく幾つかの像形成材料を処理するために使用する。像形成材料の処理に使用する他の処理液を、例えば像形成材料を処理したその度毎にそれらを完全に置換して活性度の一定のレベルを保つ。像形成材料を処理する毎に、一つ以上の写真の性質を測定する。監視した写真の性質の一つが、処理した最初の像形成材料に対して得られた写真の性質の初期の値より20%より大きく偏差したとき、液は消耗され、処理液の消耗は、処理液の初めの容量により、処理された像形成材料の量(m2 で)を割ることによって得られる。
【0019】処理液の消耗を測定するため測定できる写真の性質には、例えば銀像の最大及び最小濃度、未露光像形成材料の受像層中に得られる銀収量、像形成材料の速度等がある。
【0020】処理液の本発明による補給は、像形成材料の処理中に行うことができるが、像形成材料を処理していない時に行うのが好ましい。処理液の好ましい補給は、前記処理液の先に定義した「消耗」による1lで処理されうる像形成材料の量の多くても50%、好ましくは多くても30%、最も好ましくは多くても20%に相当する像形成材料の量(m2 で)が処理される度毎に行う。これは、個々の液の「消耗」が1lについて5m2 であるとき、補給を行うこと、最も好ましくは多くても1m2 が処理されたとき行う。
【0021】本発明を、アルミニウム基平版印刷版を得たのについて更に詳細に以下に説明するが、本発明をこれらに限定するものではない。
【0022】アルミニウム基平版印刷版を得るため本発明との関連において使用する像形成材料は、アルミニウム支持体上に、物理現像核を含有する受像層及びその上のハロゲン化銀乳剤層を含む。好ましくは像形成材料は、非蛋白質親水性フィルム形成性重合体又は重合体ビーズ又はそれらの混合物を含有する中間親水性層も含有する。前記像形成材料の製造についての詳細は例えばEP−A410500及びEP−A483415に見出すことができる。
【0023】本発明によれば、例えばEP−A410500に記載された如き像形成材料を、情報に従って露光し、続いてアルカリ性処理液を通して案内する。前記アルカリ性処理液は10〜14のpHを有するのが好ましく、又DTR法で使用するハロゲン化銀溶剤の1種以上も含有するのが好ましい。好ましくは使用するハロゲン化銀溶剤には例えばチオ硫酸塩又はチオシアン酸塩がある。ハロゲン化銀溶剤は又は少なくとも部分的に、像形成材料の一つ以上の層の形で存在してもよい。
【0024】アルカリ性処理液は更にハロゲン化銀を現像するため使用する現像主薬の1種以上を含有できる。或いは現像主薬は像形成材料中に完全に混入することができる。後者の場合アルカリ性処理液は活性化液と称される、一方前者の場合には現像液と称される。露光したハロゲン化銀に好適な現像主薬には、例えばハイドロキノン系及び1−フェニル−3−ピラゾリジノン系現像主薬のみならずp−モノメチルアミノフェノール及びその誘導体がある。好ましくはハイドロキノン系及び1−フェニル−3−ピラゾリジノン系現像主薬の組合せを使用する、この場合後者は写真材料の支持体上に含まれる層の一つ中に混入するのが好ましい。好ましい1−フェニル−3−ピラゾリジノン系現像主薬の群は、ヨーロッパ特許出願番号、EP−A449340に記載されている。本発明により使用するのに好適な他の種類の現像主薬にはレダクトン例えばアスコルビン酸誘導体がある。かかる種類の現像主薬は、未公開ヨーロッパ特許出願91200311.8に記載されている。
【0025】アルカリ性処理液のpHは、無機及び/又は有機アルカリを用いて得られる。好適なアルカリ性物質には例えば水酸化ナトリウム、炭酸カリウム又はアルカノールアミン又はそれらの混合物がある。好ましくは使用するアルカノールアミンは三級アルカノールアミン例えばEP−A397925,EP−A397926,EP−A397927,EP−A398435及びUS−P4632896である。9より上又は未満のpKaの両方を有するアルカノールアミンの組合せ、又は少なくとも一つが9より上のpKaを有し、別のが9以下のpKaを有するアルカノールアミンの組合せも、特開昭61−73949,特開昭61−73953,特開昭61−169841,特開昭60−212670,特開昭61−73950,特開昭61−73952,特開昭61−102644,特開昭63−226647,特開昭63−229453,US−P4362811及びUS−P4568634等に記載されている如く使用することもできる。
【0026】本発明により使用するためのアルカリ性処理溶液は、他の添加剤、例えば増粘剤、保恒剤、洗剤例えばアセチレン系洗剤例えばニューヨークの Air Reduction Chemical Company から入手できる Surfynol 104,Surfynol465,Surfynol440等を含有できる。
【0027】前記現像に続いて、現像工程で形成されたハロゲン化銀錯体は、受像層中に拡散でき、そこでそれらは銀に変換される。一般に30秒〜2分後に、銀像が受像層中で形成される。
【0028】次に銀像は、洗浄ステーションで像形成材料を、ハロゲン化銀乳剤層及び受像層上の他の任意の親水性層を除去するのに好適な洗浄液で洗浄することによって露出される。前記層を除去するのに好適な洗浄液には例えば淡水又は水性溶液がある。好ましくは前記洗浄液は、pH4〜8を有する水性緩衝剤である。
【0029】受像層の上の親水性層の除去に続いて、ここで露光した銀像を、銀像の疎水性を改良するため仕上液で処理する。この仕上液に使用するのに好適な疎水性化剤には、例えばUS−P3776728及びUS−P4563410に記載されているものがある。
【0030】本発明の方法により像形成材料を製造するための前述した工程に加えて、追加の処理工程を実施してもよい。例えば受像層の上の親水性層の除去が生じた工程に続いて追加の洗浄工程を含ませることが有利である。
【0031】本発明の好ましい実施態様によれば、前述した如く少なくともアルカリ性処理液を補給する。最も好ましくは、像形成材料を処理するため使用する処理液の全部を前述した如く補給する。
【0032】本発明は又像を得るため、及び特にDTR法によりアルミニウム基平版印刷版を作るために前述した方法を実施するための装置も提供する。
【0033】本発明による装置は、以下図面を参照して例によって説明する。
【0034】図1は本発明による装置の処理ステーションの一例の略図である。
【0035】図2はアルミニウム基平版印刷版を作るための本発明による装置の一例の略図である。
【0036】図1を参照すると本発明による装置の処理ステーション10が示されている。処理ステーション10は、処理液12を保持するタンク14、処理液12の予定量を除去するための手段13、新しい処理液16を保持するための貯槽11、及び補給中タンク14中に新しい処理液16の或る量を供給するための手段15を有している。装置を操作する人からライン17に信号を与えると、供給手段15が、タンク14中に新しい処理液16の一定量を加えるよう制御する。新しい処理液の前記添加前又は添加中に、手段13が、タンク14に加えられる新しい処理液16の量に等しい処理液12の量を除去する。好適な手段13には、例えばオーバフロー、定容量ポンプ等がある。好適な手段13は例えば定容量ポンプである。本発明によれば、処理液12の量を置換するためタンク14中に加えられる新しい処理液16の全量は、最後の補給以後又は新しい処理液での開始以後、処理された像形成材料の量(m2 で)と処理液12の消耗の逆数の積に少なくとも相当する。タンク14に供給される新しい処理液16の全量は、ライン17上の一つの信号に応答してそれに供給することができる、又は幾つかの信号を発生させ、本発明による新しい処理液の所望量をタンク14に供給することを確実にすることができる。ライン17上の信号は、コンピューターに含まれた指令及び/又はデータ及び集められた信号に従い、ライン17上に信号を発生し、処理された像形成材料の量を測定するセンサーからの信号を集めるコンピューターの如き処理される像形成材料の量を測定するための手段によって作ることもできる。
【0037】図2は本発明によりアルミニウム基平版印刷版を作るための装置5の略図であり、これは現像ステーション20、拡散転写帯域30、洗浄ステーション40及び仕上ステーション50を有する。前記現像ステーション20、洗浄ステーション40及び仕上ステーション50の少なくとも一つが前述した如き処理ステーション10である。
【0038】本発明によれば、前述した如く情報に従って露光された像形成材料は、前述した如きアルカリ性処理液を含有する現像ステーション20を通って供給される。続いて像形成材料は、拡散転写帯域を通って移送され、そこで形成された銀錯塩は受像層に拡散され、そこでそれらは金属銀に変えられる。拡散転写帯域で、像形成材料は、帯域の長さ及び像形成材料の移送速度を制御することにより、銀錯塩の拡散をさせる時間を制御できるように単に移送するだけである。次に像形成材料は、像形成材料に洗浄液を噴射させるためのスプレー又はジェット及び洗浄液例えば水を含有する洗浄ステーション40中に入り、これによってハロゲン化銀乳剤層及び他の任意層を除去し、かくして受像層で形成された銀像が露光される。次に銀像は、仕上ステーション50で、仕上液を通って像形成材料を案内することによって前述した如き仕上液で処理される。次に像形成材料は装置を出ることができ、アルミニウム基平版印刷版が得られる。
【0039】本発明を更に下記実施例によって説明するが、これらに限定するものではない。
【0040】実施例 1(比較)
【0041】US−P5068165の実施例1に記載されている如くして像形成材料(A3判を有する)を作った(本発明試料)。下記処理溶液を作った。
【0042】
現像液: カルボキシメチルセルロース 4g 水酸化ナトリウム 22.5g 無水亜硫酸ナトリウム 120g ハイドロキノン 20g 1−フェニル−3−ピラゾリジノン 6g 臭化カリウム 0.75g 無水チオ硫酸ナトリウム 8g エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム塩 3.2g 脱イオン水で 1000mlにする。
【0043】
洗浄液(pH=5.7): NaH2 PO4 ・2H2 O 20g/l Na2 HPO4 ・12H2 O 4.5g/l 水で 1lにする。
【0044】
仕上液: n−ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロライド の10%水溶液 25ml ポリスチレンスルホン酸の20%水溶液 100ml 硝酸カリウム 12.5g クエン酸 20.0g 1−フェニル−5−メルカプトテトラゾール 2.0g 水酸化ナトリウム 5.5g 水で 1000mlにする。
(pH20°で4)
【0045】前記処理液を使用して次の如く未露光像形成材料の多数を処理した。最初像形成材料を、25℃で現像液1l中に8秒間浸漬した。20秒間開始した拡散転写を続けさせ、受像層中に銀像を形成した。続いて像形成材料を、洗浄液を用いたジェットで10秒間洗浄し、次にそれらを10秒間仕上液中に浸漬した。
【0046】像形成材料を処理する度毎に、洗浄液及び仕上液を、それぞれ新しい洗浄液及び新しい仕上液で完全に置換した。像形成材料の各々について受像層中に得られた銀の量(銀収量)を、分析用X線蛍光分光光度計PHILIPS 1400(Philips から市場で入手できる)を用いて測定した。図3に最初の像形成材料について得られた量に対する得られた銀の量を、処理した像形成材料の量(m2 )の関数として示す、図3に示した各測定は、像形成材料の6箇所の異なる場所で得られた銀収量の平均である。
【0047】図3から、現像液の活性度が、処理された像形成材料の量と共に低下することを知ることができる。更に像形成材料の約5.5m2 の処理後、銀収量が初めの値より少なくとも20%偏差していることから現像液が消耗されたことを知ることができる。従って現像液の消耗は5.5m2 /lであった。
【0048】実施例 2【0049】実施例1における如く像形成材料を作った。未露光像形成材料を、実施例1において現像液を、像形成材料の1m2 が処理される度毎に補給したことの外は実施例1と同様に処理した。補給された現像液の量は、1lについて5.5m2 である消耗の逆数と、処理された像形成材料の1m2 の積より10%大である200mlであった。
【0050】図4において、最初の像形成材料について得られた収量に対して得られた銀収量は、像形成材料の量(m2 で)の関数として示した。図4から銀収量は、処理された像形成材料の量にわたって一定のままであることを知ることができる。




 

 


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