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発明の名称 合成樹脂製汚水桝
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平6−200553
公開日 平成6年(1994)7月19日
出願番号 特願平5−1408
出願日 平成5年(1993)1月7日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】樺澤 襄 (外2名)
発明者 猪浦 良三 / 霜田 直志
要約 目的
軽量で施工作業性が良好となる。少量多品種の製造に適し、大形で安価になる。

構成
塩化ビニール樹脂にて成型した略円筒状の桝本体1は上面にパイプ接続口2を開口するとともに下面にインバート体嵌合部5を形成し、下部側面に流入口13,14と流出口10とを開口する。桝本体1のインバート体嵌合部5に嵌合固着する塩化ビニール樹脂にて成型したインバート体は上面に流入口から流出口に連通するインバート面を形成する。
特許請求の範囲
【請求項1】 上面にパイプ接続口を形成するとともに下面にインバート体嵌合部を開口しかつ下部側面に流入口と流出口とを形成し塩化ビニール樹脂にて成型した略円筒状桝本体と、前記桝本体のインバート体嵌合部に嵌合固着され上面に前記流入口から流出口に連通するインバート面を形成し合成樹脂にて成型したインバート体とからなることを特徴とする合成樹脂製汚水桝。
【請求項2】 インバート体のインバート面に形成するインバート部は一側方から他側方に下り勾配の凹曲面としたことを特徴とする請求項1記載の合成樹脂製汚水桝。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、道路下に埋設する比較的小口径の下水道本管の点検口に使用される合成樹脂製汚水桝に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、道路下に埋設される下水道本管には適宜箇所にコンクリートにて成型したマンホールを設置し、道路面に開口したマンホール口の蓋を開いて下水道管内の維持管理を行うようにしている。このようなマンホールは下水道本管が合流する箇所、屈曲する箇所、接続する下水道管の管径、管種が異なる箇所、或いは距離が長い箇所などに様々なマンホールを設置している。
【0003】そして、これらのマンホールは道路の状況により流入口と流出口の向き角度、口径が変化する。例えば、宅地内に設置される汚水桝は合流部には、90°大曲りY、45°Yなどの汚水桝、また、曲り部には、90°大曲り、45°大曲りなどの汚水桝で充分な機能を果たしているが、道路下の下水本管に使用されるマンホールは、大きさが同じでも、設置箇所ごとに流入口の口径、流入角度、流出口の口径、流出角度、落差などが異なり、ほとんどが特注品で、これらの諸使用に応じて工場で製造し、コンクリート製のマンホールは下部側面に流入口、流出口をホールソーなどの治具にて穿孔して形成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のマンホールはコンクリートにて成型されているため、重量が重く道路に埋設設置する場合、道路の通行を遮断して所定の孔を掘削し、土砂崩れを防止するために矢板を打ち込み設置工事を行っているが、下水本管の口径が300mm 以下の比較的小さい管にも内径が90cmの1号マンホール、内径が75cmの0号マンホールを設置しているが、道路が狭い場所や曲りくねった場所に設置する場合、マンホールの設置に困難であり、工費がかさむ問題がある。
【0005】そこで、近時、塩化ビニール樹脂にて成型した小口径の汚水桝が用いられるようになり、点検口の口径が150mm 〜300 mmの小口径の汚水桝は塩化ビニール樹脂にて成型されているため、下水管が小口径の管の場合、塩化ビニール樹脂管が用いられることが多く、これら塩化ビニール樹脂にて成型した汚水桝とビニール樹脂管との接続には接着剤による固着、または、ゴムリングによる接合に適し、漏水の問題がないなどの利点を有している。
【0006】そして、塩化ビニール樹脂にて汚水桝を成型するには、射出成型とブロー成型が一般的であるが、射出成型は製品が均一で寸法精度が高いが、金型が高価で、大形の汚水桝では金型が高価で少量多品種の製造に適していない。また、ブロー成型ではパイプを加熱軟化させて金型内で空気で膨ませるため、金型が射出成型に比し安価にでき、大形の製品、少量多品種の製品の製造に適している。
【0007】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので、軽量で施工作業性が良好で、少量多品種の製造に適し、大形で安価に得られる合成樹脂製汚水桝を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の合成樹脂製汚水桝は、上面にパイプ接続口を形成するとともに下面にインバート体嵌合部を開口しかつ下部側面に流入口と流出口とを形成し塩化ビニール樹脂にて成型した略円筒状桝本体と、前記桝本体のインバート体嵌合部に嵌合固着され上面に前記流入口から流出口に連通するインバート面を形成し合成樹脂にて成型したインバート体とからなるものである。
【0009】請求項2記載の発明の合成樹脂製汚水桝は、請求項1記載の合成樹脂製汚水桝において、インバート体のインバート面に形成するインバート部は一側方から他側方に下り勾配の凹曲面としたものである。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明の合成樹脂製汚水桝は、桝本体には設置箇所の条件に応じて下部側面に流入孔と一ないし複数の流出口とを開口し、この桝本体の下面に開口したインバート体嵌合部に流入口から流出口とに連通するインバート面が形成されたインバート体と嵌合固着することにより製造できる。
【0011】請求項2記載の発明の合成樹脂製汚水桝は、インバート体のインバート面は一側方から他側方に下り勾配の凹曲面としたインバート部のため、一つのインバート体にて各種の汚水桝を形成できる。
【0012】
【実施例】本発明の合成樹脂製汚水桝の一実施例の構成を図1ないし図3に基づいて説明する。
【0013】1は塩化ビニール樹脂パイプからブロー成型にて成型された略円筒状の桝本体で、この桝本体1は上面にパイプ接続口2が開口されている。このパイプ接続口2は拡径された受け段部3が形成され、この受け段部3の上方に内面にゴムリングを係合する環状凹部4を有する受け口となっている。また、この桝本体1の下部には下面に開口したインバート体嵌合部5が筒状に形成されている。
【0014】また、前記桝本体1の下部側面に筒状に開口された流出孔6と流入孔7とが対向して形成され、さらに、この流出孔6と流入孔7とを結ぶ直線上から90°方向に中心より流入口7側に位置して開口された筒状の合流流入孔8が形成されている。
【0015】そして、前記流出孔6には流出管9が嵌合接着して差口の流出口10が形成され、また、前記各流入孔7,8には流入管11,12が嵌合接着して流入口13、合流流入口14が形成され、この流入管11,12は内面にゴムリングを係合する環状凹部15,16が形成されている。
【0016】20は塩化ビニール樹脂板、アクリル・ブタジエン・スチロール樹脂板などの合成樹脂でブロー成型にて成型されたインバート体で、このインバート体20の上面に形成されたインバート面21には前記流入口13から流出口10に直線状に連通する凹半円形溝状のインバート部22と、前記合流流入口14から前記インバート部22に合流する凹半円形溝状の合流インバート部23とが形成されている。そして、このインバート部22と合流インバート部23は前記流入口13と合流流入口14から流出口10に向って下方に傾斜する勾配が形成されている。
【0017】また、このインバート体20の下部には前記桝本体1のインバート体嵌合部5に嵌合接着される嵌合筒部24が形成されている。
【0018】そして、このインバート体20のインバート部22,23の端部と前記流入口13、合流流入口14および流出口10との接続部に汚物が引っ掛かる段差が形成されないように、インバート体20のインバート面21が流入管11,12と流出管9の内面と同一面になるまで流入管11,12と流出管9との肉厚分深くインバート体20をインバート体嵌合部5に嵌合接着して固着する。
【0019】また、設置施工に際しては、汚水桝本体1の流入口13と流出口10とに下水本管を接続するとともに合流流入口14に下水枝管を接続する。そして、この桝本体1のパイプ接続口2に立上り管を嵌合接続し、この立上り管の上端を道路の表面よりやや下方に位置させ、この立上り管の上部に環状の受け盤を遊嵌し、この受け盤上に鋳鉄にて成型した保護筐体を設置し、この保護筐体には前記立上り管の上端に対向した開口部を開閉する蓋体が開閉自在に嵌着される。
【0020】次に、この桝本体1の成型方法について説明する。
【0021】加熱軟化された塩化ビニール樹脂パイプを成型金型に挿入し、このパイプに圧縮空気を徐々に吹込み、膨らんだパイプを金型の内面に押付けて成型する。そして、成型された桝本体1は流出孔6と流入孔7,8の先端部は閉塞されており、この流出孔6と流入孔7,8の先端部とを垂直に切断して開口する。なお、桝本体1の流出孔6と流入孔7,8の位置は設置箇所の条件に合せて形成する。
【0022】また、インバート体20は木型に加熱軟化された塩化ビニール樹脂板をブロー成型または真空成型により成型する。
【0023】次にこの実施例の作用を説明する。
【0024】流出孔6と流入孔7,8を設置箇所の条件に合せて形成した桝本体1のインバート体嵌合部5にインバート体20を嵌合し、流入口13、合流流入口14および流出口10にインバート部22と合流インバート部23との端部の位置を合せるとともにインバート面21が流入管11,12と流出管9の内面と同一面になるまで流入管11,12と流出管9との肉厚分深くインバート体20を合わせて接着して固着する。
【0025】前記実施例では90°大曲りY汚水桝について説明したが、流入口13、合流流入口14および流出口10を適宜に設置位置合わせて形成することにより90°大曲りY汚水桝に限られず、各種汚水桝が形成される。
【0026】例えば、図4および図5に示すように、90°大曲り汚水桝の場合は、桝本体1には流出口10と90°方向に流入口13とを形成し、インバート体20はインバート面21に前記流入口13から流出口10に大曲り弯曲状に連通する凹半円形溝状のインバート部23を形成する。
【0027】また、図6および図7に示すように、45°Y汚水桝の場合は、桝本体1には流出口10と流入口13とを対向させて形成するとともに45°方向に合流流入口14を形成し、インバート体20はインバート面21に前記流入口13から流出口10に直線状に連通する凹半円形溝状のインバート部22とこのインバート部22に45°方向から合流する凹半円形溝状のインバート部23を形成する。
【0028】また、図8および図9に示すように、流入管と流出管とを直線状に接続する場合には、桝本体1には流出口10と直線上に対向する方向に流入口12とを形成し、インバート体20はインバート面21に前記流入口13から流出口10に直線状に連通する凹半円形溝状のインバート部22を形成する。
【0029】さらに、図10および図11に示すように、インバート体20のインバート面21に形成するインバート部は凹半円形溝状とすることなく、インバート部は一側方から他側方に下り勾配の凹曲面としたインバート部25を形成することにより、桝本体1に形成した流入口13がいずれの位置でも一つのインバート体20で各種汚水桝を形成できる。また、合流流入口も適宜の個所に形成できる。
【0030】また、前記各実施例では、桝本体1は流入口13、合流流入口14および流出口10を金型にて成型したが、図12に示すように、桝本体1は塩化ビニール樹脂パイプからブロー成型にて上面にパイプ接続口2、下面にインバート体嵌合部5、側面に流出孔6を有する略円筒状に成型し、設置箇所の条件に応じてホールソーにより流入口13、合流流入口を開口することもできる。
【0031】この構成では、桝本体1に穿孔した流入孔7、合流流入孔にゴムパッキング26を嵌着して流入管27を差込み、この流入管27の先端をかしめて固着する。
【0032】そして、この構成では図13ないし図17に示すインバート体20を用いることにより前述のように、90°大曲りY、90°大曲り、45°Yなど各種の汚水桝を構成することができる。
【0033】また、図12に示すようにインバート体20は嵌合筒部24の下端にゴムパッキング34を介在して桝本体1のインバート体嵌合部5の下端をかしめることもできる。
【0034】なお、流入口13,14のかしめ部31にインバート体20が衝合するときにはインバート体20に逃げ凹部33を形成する。また、流入口13,14を上方に形成することにより逃げ凹部33は必ずしも必要でない。
【0035】また、流入口13,14の流入管11,12は図18に示すように、球面状の受け口40とし、この受け口40内に回転コア41を嵌合し、角度自在に下水本管を接続するようにすることもできる。
【0036】さらに、流入口13、合流流入口14および流出口10は受け口、差し口など各種接続構造とすることもできる。また、インバート体20の嵌合固着にゴムパッキングを用いて漏水を確実に防止するようにすることもできる。
【0037】また、桝本体1のパイプ接続口2も差し口形、受け口形など各種接続構造とすることもできる。
【0038】さらに、流出口10もホールソーなどで形成することもできる。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、汚水桝本体とインバート体との組合わせにより一つの桝本体で各種の汚水桝が形成され、特にインバート体は木型でも形成できる簡単な構造で安価に製造でき、軽量で施工作業性が良好で、少量多品種の製造に適し、大形で安価に得られる。
【0040】請求項2記載の発明によれば、一つの汚水桝本体と一つのインバート体とにより各種の汚水桝が形成でき、安価に得られる。




 

 


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