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活性汚泥槽のための消泡装置 - 株式会社フジタ
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発明の名称 活性汚泥槽のための消泡装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平6−315696
公開日 平成6年(1994)11月15日
出願番号 特願平5−124828
出願日 平成5年(1993)4月30日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】板井 一瓏
発明者 野口 俊太郎
要約 目的


構成
エリミネーター等、衝突衝撃によりスカムを消失させる破泡室1を活性汚泥槽2の上方に設置する。一方、浮き17により活性汚泥槽内の活性汚泥水液面L上に保持されるスカム吸入部材15を可撓性ホース14でブロワ11の入口に接続し、ブロワの出口を破泡室のスカム入口7に接続する。破泡室の排気口8には、先端が活性汚泥槽内空間にあるように設置された排気管路20を接続する。
特許請求の範囲
【請求項1】 衝突衝撃によりスカムを消失させる破泡室を活性汚泥槽の上方に設置し、浮きにより活性汚泥槽内の活性汚泥水液面上に保持されるスカム吸入部材を可撓性ホースでブロワの入口に接続し、ブロワの出口を破泡室のスカム入口に接続し、先端が活性汚泥槽内空間にあるように設置された排気管路を破泡室の排気口に接続してなる活性汚泥槽のための消泡装置。
【請求項2】 排気管路のうち活性汚泥槽内にある部分が折れ曲がっており且つ折れ曲がった先端側の向きが可変であることを特徴とする請求項1記載の消泡装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、活性汚泥槽の内部で発生するスカムを消すための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】生活排水を浄化処理する下水処理場や食品工場排水処理施設など、有機物を含有する排水を処理する水処理施設においては、活性汚泥法がよく使われる。周知のように、活性汚泥法では適量の活性汚泥を存在させた活性汚泥槽に被処理排水を連続的に流入させ、ばっ気を行なって酸素を供給しながら、活性汚泥中の微生物(特に細菌)に有機物を分解させる。
【0003】活性汚泥が有する有機物分解能力は、汚泥中の一部少数の細菌の作用に基づくものではなく、きわめて多数の細菌が様々な局面で有機物分解に関与することにより発揮されているものである。したがって、安定かつ良好な運転状態にある活性汚泥槽においては、定常的に流入する排水の質(すなわち細菌にとっての栄養源の種類や濃度)に応じて、その活性汚泥槽に特有の細菌相が形成されているしかしながら、排水の性質上、水質やpH、温度等の変動はあるていど避けられないものであるから、それにより活性汚泥中の菌相が好ましくない変化を生じることもまた避けられない。
【0004】被処理排水の水質等の変動によりある種の放線菌の働きが異常に活発化した場合、活性汚泥と混合された被処理排水(以下、活性汚泥水という)が泡立ちやすくなり、気泡と共に浮上した活性汚泥がスカムと呼ばれる浮上物を形成して液面を漂うようになることがある。スカムは、量が多くなると大きな塊になり、やがて腐敗して悪臭を放ち、衛生昆虫の発生を招いたりするので、放置するのは望ましくない。
【0005】このスカムを消す手段としては、従来、a.清水または活性汚泥水をスカムに向けて噴射する方法b.消泡剤(エチルアルコール等)を注入する方法などが採用されてきた。しかしながら、水を噴射する方法は水が噴射される場所とその周辺の狭い範囲しかスカムを消すことができず、十分な消泡効果をあげようとして水噴射箇所を増やせば動力費が嵩むほか、清水噴射の場合は槽内液量を増加させてしまうという問題点がある。また消泡剤の使用には薬液コストが嵩むという欠点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、外部からの水噴射や消泡剤注入を行うことなしに活性汚泥槽中に発生するスカムを効果的に消失させる手段を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成することに成功した本発明は、衝突衝撃によりスカムを消失させる破泡室を活性汚泥槽の上方に設置し、浮きにより活性汚泥槽内の活性汚泥水液面上に保持されるスカム吸入部材を可撓性ホースでブロワの入口に接続し、ブロワの出口を破泡室のスカム入口に接続し、先端が活性汚泥槽内空間にあるように設置された排気管路を破泡室の排気口に接続してなる活性汚泥槽のための消泡装置を提供するものである。本発明は、さらに上記消泡装置において排気管路のうち活性汚泥槽内にある部分が折れ曲がっていて折れ曲がった先端側の向きが可変であるものを提供するものである。
【0008】
【作用】上記本発明の消泡装置は、ブロワを運転することにより発生させた気流により活性汚泥水液面上のスカムをスカム吸入部材から吸い込み、それを可撓性ホースにより、ブロワを経由して破泡室に送り込み、送り込み気流の風速を利用してスカムに衝撃を与えることにより消泡を行うものである。破泡により生じた活性汚泥混じりの水は、破泡室底板に落下するので、底板に接続した排液管により破泡室から流出させて活性汚泥槽に戻すか、適宜処分する。スカムを分離された気流は、排気管路により活性汚泥槽内に戻される。
【0009】排気管路のうち活性汚泥槽内にある部分を折れ曲がったものとし且つ折れ曲がった先端側の向きを可変にした装置を用いる場合は、該排気管路の先端側を活性汚泥水液面に向けると共にスカム吸入部材方向に向けて使用する。それにより、活性汚泥水上のスカムは排気管路から排出された気流によりスカム吸入部材方向に吹き寄せられる。破泡室は、上述のようにブロワによる気流に乗って送り込まれるスカムが衝突する部材を有し、スカムに衝突衝撃を与えてそれを破壊することができるものであれば何でもよく、構造の細部は特に限定されるものではない。
【0010】
【実施例】以下、活性汚泥槽に取り付けた本発明実施例を示す図1を参照しながら本発明を説明する。破泡室1はエリミネーターと呼ばれる周知の構造のものであって、活性汚泥槽2の上蓋3の上に設置されている。その室内は、波形の板からなる3枚の破泡板4により垂直方向に仕切られているが、各破泡板4は、破泡室1の天井部5または底板6に対向する1辺だけは固定せずに、対向面との間に通気間隙Gを設けてある。この通気間隙Gは、破泡板4の設置順に底板6側と天井部5側に、交互に設けてあるので、3枚の破泡板4により、破泡室1内にはスカム入口7から排気口8との間に蛇行する通風路9が形成されている。破泡室1の底板6は傾斜しており、その最低部に設けた開口部に排液管10が接続されている。
【0011】破泡室1のスカム入口7にはブロワ11の出口側が接続されており、ブロワ11の入口側には、活性汚泥槽2の上蓋3を貫通する開口部12に挿通されるパイプ13が接続されていて、パイプ13の先端にはホース14を介してスカム吸入部材15が取り付けられている。スカム吸入部材15は、合成樹脂製の4方分岐管16と発泡ポリスチレン製の浮き17からなる。4方分岐管のうちの1本(16a)がホース14との接続端であり、それと垂直な平面内で他の3本が放射状に伸びていて、それらの管の先端開口部がスカム吸い込み口18になっている。浮き17は環状のものであって、4方分岐管16の放射状に伸びる3本(16b,c,d)にはめ込まれて固定されており、それによる浮力は、ホース14に接続されたスカム吸入部材15全体を活性汚泥水W上に浮上させ、スカム吸い込み口18が液面Lよりも上にある状態に維持するのに十分なものである。ホース14は、活性汚泥水液面Lが多少上下してもスカム吸入部材15を上記浮上状態におくことができる可撓性と十分な長さを有するものである。
【0012】破泡室1の排気口8には、排気管路20が接続されている。排気管路20は活性汚泥槽2上蓋3の開口部21を通して活性汚泥槽2内の空間部分22に導入されており、活性汚泥槽2内にある部分20aは垂直に対して約45度曲がっている。また、この部分は旋回可能であり、先端開口部を液面L近くでスカム吸入部材15の方に向けて固定できるようになっている。
【0013】次にこの消泡装置の作動を説明する。活性汚泥槽2内にスカムSが発生したときブロワ11を作動させると、ブロワ11はホース14を介してスカム吸い込み口18から活性汚泥水液面L付近の空気を吸い込む。それに伴い活性汚泥槽2内に発生した気流により、スカム吸入部材15付近のスカムSはスカム吸い込み口18に吸い寄せられ、さらにスカム吸い込み口18からスカム吸入部材15に入る。スカム吸入部材15に入ったスカムは、ブロワ11による吸引気流に乗って管およびホース14を経由してブロワ11に入る。ブロワ11は、吸入したスカム混じりの空気をスカム入口7から破泡室1に吹き込む。吹き込まれた空気は、蛇行する通風路9を通って排気口8方向に流れるが、その間に、気流中のスカムは波形の破泡板4に衝突し、その衝撃で破壊される。破泡板4に付着するだけで直ちには破壊されなかったスカムも、高速の気流にあおられて破泡板4上を移動する間にすべて破壊される。
【0014】スカムの泡構造が破壊されると、後には活性汚泥を含有する水が残るが、それは破泡板4に沿って下方に流れたのち底板6に落下する。落下した液滴は傾斜した底板6を流れて排液管10に集合し、活性汚泥槽2に落下する。上述のようにしてスカムを分離された気流は、排気口8から排気管路20に入り、活性汚泥槽2内にある先端開口部から液面Lに向けて、且つスカム吸入部材15の方向に、排出される。この排出気流により、活性汚泥水W上にあるスカムSはスカム吸入部材15方向に吹き寄せられる(排気管路20から排出される気流のこの作用を高度に利用するため、2系列またはそれ以上の排気管路20を設けてもよい)。
【0015】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば薬液を全く使用することなしに活性汚泥槽で発生するスカムを確実に消失させることができる。また、この装置は活性汚泥水上のスカムをみずから集めて処理する能力があり、排気管路先端部分の向きを活性汚泥槽内において可変にして排気気流もスカム集めに利用するようにしたものは特にその能力に優れているから、単一のスカム吸入部材で広い範囲のスカムを処理することができる。スカムを捕集し破壊するのに風力を利用するが、活性汚泥槽から吸入した気流はすべて活性汚泥槽に戻すので、悪臭が大気中に放出されないことも本発明の装置の特長である。




 

 


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