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発明の名称 脱穀装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平6−38623
公開日 平成6年(1994)2月15日
出願番号 特願平4−196725
出願日 平成4年(1992)7月23日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修
発明者 永田 哲治
要約 目的
選別装置からの振動の発生を抑制できる脱穀装置を提供する。

構成
扱室3の下部に張設した受網4の下方に筒状選別体5を横架配設し、この筒状選別体5を、その筒軸芯周りに駆動機構Mで回転駆動自在に支持するとともに、筒状選別体5には、受網4からの漏下物を筒状選別体5の内方に案内して受け入れる供給口19と、その筒周面に備えた内外に連通する多数の選別漏下用の透孔17と、これらの透孔17から漏下しなかった処理物を排出する排出口22とを設け、かつ、筒状選別体5の下方に、この筒状選別体5からの漏下処理物を回収する回収部Cを設けてある。
特許請求の範囲
【請求項1】 扱室(3)の下部に張設した受網(4)の下方に筒状選別体(5)を横架配設し、この筒状選別体(5)を、その筒軸芯周りに駆動機構(M)で回転駆動自在に支持するとともに、前記筒状選別体(5)には、前記受網(4)からの漏下物を筒状選別体(5)の内方に案内して受け入れる供給口(19)と、その筒周面に備えた内外に連通する多数の選別漏下用の透孔(17)と、これらの透孔(17)から漏下しなかった処理物を排出する排出口(22)とを設け、かつ、前記筒状選別体(5)の下方に、この筒状選別体(5)からの漏下処理物を回収する回収部(C)を設けてある脱穀装置。
【請求項2】 扱室(3)の下部に張設した受網(4)の下方に筒状選別体(5)を横架配設し、この筒状選別体(5)を、その筒軸芯周りに駆動機構(M)で回転駆動自在に支持するとともに、前記筒状選別体(5)には、前記受網(4)からの漏下物を筒状選別体(5)の内方に案内して受け入れる供給口(19)と、その筒周面に備えた内外に連通する多数の選別漏下用の透孔(17)と、これらの透孔(17)から漏下しなかった処理物を排出する排出口(22)とを設け、かつ、前記筒状選別体(5)の下方に、この筒状選別体(5)からの漏下処理物を回収する回収部(C)を設け、更に、前記筒状選別体(5)の内周面に処理物後方送り用の螺旋体(21)を設けてある脱穀装置。
【請求項3】 前記筒状選別体(5)の前部に後方に向けて選別風を送風する送風機構(18)を備えてある請求項1又は2記載の脱穀装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンバイン等に搭載装備される脱穀装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の脱穀装置としては、例えば、特開平3−254609号公報に開示されたもののように、扱胴で脱穀処理された後に受網から漏下してきた処理物を選別処理する選別装置は、左右一対の枠板にグレンパンやグレンシーブ等を架設するとともに、その枠板を偏心カム機構等を利用して前後上下に揺動駆動するようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来構造のものにあっては、選別装置を揺動することで比重選別や処理物のほぐし等を行うようにしたものであるから、その揺動駆動に伴って振動が生じるものである。このため、振動に対する耐久性を脱穀装置全体として高めるように補強する必要性があって、その補強することに伴ってコストアップするという不具合があるとともに、選別装置での振動が操縦者を不快にさせる等居住環境も余り良いものではなかった。本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、選別装置からの振動の発生を抑制できる脱穀機の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるは、上記目的を達成するために、扱室の下部に張設した受網の下方に筒状選別体を横架配設し、この筒状選別体を、その筒軸芯周りに駆動機構で回転駆動自在に支持するとともに、前記筒状選別体には、前記受網からの漏下物を筒状選別体の内方に案内して受け入れる供給口と、その筒周面に備えた内外に連通する多数の選別漏下用の透孔と、これらの透孔から漏下しなかった処理物を排出する排出口とを設け、かつ、前記筒状選別体の下方に、この筒状選別体からの漏下処理物を回収する回収部を設けてあることを特徴構成とする。又、扱室の下部に張設した受網の下方に筒状選別体を横架配設し、この筒状選別体を、その筒軸芯周りに駆動機構で回転駆動自在に支持するとともに、前記筒状選別体には、前記受網からの漏下物を筒状選別体の内方に案内して受け入れる供給口と、その筒周面に備えた内外に連通する多数の選別漏下用の透孔と、これらの透孔から漏下しなかった処理物を排出する排出口とを設け、かつ、前記筒状選別体の下方に、この筒状選別体からの漏下処理物を回収する回収部を設け、更に、前記筒状選別体の内周面に処理物後方送り用の螺旋体を設けてある構成にしても良い。更に、前記筒状選別体の前部に後方に向けて選別風を送風する送風機構を備えてある構成にしても良い。かかる特徴構成による作用・効果は次の通りである。
【0005】
【作用】即ち、筒状選別体はその筒軸芯周りで回転駆動されるとともに、その回転に伴って透孔より穀粒が漏下していくことになり、透孔より漏下できなかったワラ屑等の夾雑物は筒状選別体の排出口から排出される。透孔からの漏下物は回収部で一番物として回収される。そして、受網からの漏下物を選別処理する筒状選別体は回転駆動されるのみであるから、従来の揺動駆動式の選別装置のような振動の発生はきわめて少ないものとなる。又、筒状選別体の内周面に処理物後方送り用の螺旋体を設けることによって、筒状選別体の回転に伴って螺旋体による送り作用が処理物に作用して、透孔から漏下できない処理物が筒状体内で単に空回りするようなことも回避できる。更に、筒状選別体の前部に後方に向けて選別風を送風する送風機構を設けることで、ワラ屑等の軽量の夾雑物を、その送風により後方の排出口から飛散排出する送風選別を行うことができる。
【0006】
【発明の効果】従って、本発明によれば、選別するための駆動力は選別装置を回転駆動する回転力のみであって、揺動駆動されるものでないから、従来構造に比して振動の発生がきわめて少なくなって、振動に対する補強を行わなくても良く、この補強構造を不要とする分コスト低下を図ることができるとともに、振動発生が抑制されたことで、操縦部等への振動の伝達も抑制されるので、操縦部における居住環境が良好になるに至った。又、筒状選別体の内周面に螺旋体を設けることや、筒状選別体の前部に後方に向けて選別風を送風することで選別性能の向上を図ることができるに至った。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1に、コンバインに搭載した本発明にかかる脱穀装置を示している。この脱穀装置は、脱穀部Aと、選別部Bと、回収部Cとを備えて構成している。そして、脱穀部Aは、脱穀装置の上部において、フィードチェーン1で挾持搬送されてきた穀稈を扱き処理する扱胴2を、脱穀装置上部の扱室3に軸架するとともに、扱胴3下方に受網4を張設して構成している。選別部Bは、受網4の下方に配設した筒状選別体5と、扱室3の後端部に形成した送塵口6から排出された処理物を選別処理する第2筒状選別体7とで構成している。回収部Cは、筒状選別体5の下方に配設した一番物回収装置8と、筒状選別体5の後端部と第2筒状選別体7の下方に配設した二番物回収装置9とで構成している。又、一番物回収装置8の前方に筒状選別体5からの漏下物に対して選別風を送風する唐箕10を配設しているとともに、第2筒状選別体7と二番物回収装置9との間には、ストローラック装置11を設け、第2筒状選別体7の後方上方には、排塵ファン装置12を配設している。
【0008】図2に示すように、筒状選別体5は、その前端部を前側壁13に固着した固定筒5Aと、その固定筒5Aの前側壁13への固着面の中心を通る状態で前側壁13を貫通させて駆動軸15を前側壁13に枢着して、かつ、この駆動軸15にスポーク14を介して一体に連結した網状筒5Bとで構成している。そして、網状筒5Bは、前記固定筒5Aの後端縁より後方に延出する状態に設け、この網状筒5Bの後端部の外周縁を、図3に示すように、その周方向に複数個配設したローラ16‥で前記駆動軸15の軸芯方向に沿う前後向き軸芯P周りで回転可能に支持している。ここで、駆動軸15及びエンジンEからの伝動系は駆動機構Mをなしている。網状筒5Bは、網体を筒状に形成したものであって、その網目が後述するように受網4からの漏下物のうち穀粒の一番回収装置9への漏下を図る透孔17として構成している。そして、前記駆動軸15は、エンジンEからベルト伝動された動力によって回転駆動されるとともに、固定筒5A内の前部において駆動軸15に送風機構としての送風ファン18を連設しており、駆動軸15によって送風ファン18が回転して固定筒5A及び網状筒5B内を通って後方に向けて送風するようにしている。この送風ファン18よりも後方位置の固定筒5Aの上部には、受網4から漏下してきた漏下物を固定筒5A及び網状筒5Bに受け入れるための供給口19を開口形成しているとともに、受網4から漏下してきた漏下物を供給口19に流下案内するための傾斜案内部材20を設けている。そして、供給口19より筒状選別体7内に供給された漏下処理物は、送風ファン18による送風や網状筒5Bの内周部に設けた螺旋体21で網状筒5Bの回転に伴って後方に向けて移送されることになる。その移送の途中で穀粒は、透孔17を通して下方に漏下して一番物回収装置8に回収され、一方、透孔17より漏下しきれなかった処理物は、網状筒5Bの後端部に開口した排出口22より排出されて二番物回収装置9に回収されることになる。更に、図3に示すように、網状筒5Bの上部には、網状筒5Bの網目、つまり透孔17を目詰まりしないように清掃するために、網状筒5Bの網を間において内外に相対向する状態に一対のブラシ23A,23Bを固定配設している。
【0009】図1及び図2に示すように、前記駆動軸15は脱穀装置の機壁に対して軸受支持され、その端部に設けた駆動スプロケット15aと、前記第2筒状選別体7の前端部より前方に延出した第2駆動軸24の端部に設けた従動スプロケット24aとにわたって伝動チェーン25を張設して第2筒状選別体7を駆動するための伝動を行っている。第2筒状選別体7も筒状選別体5と同様に、その前端部を脱穀装置の機壁に固着した固定筒7Aで構成するとともに、その固定筒7Aの前面部の中心を通る状態でその前面部を貫通させて第2駆動軸24を枢着して、かつ、この第2駆動軸24にスポークを介して一体に連結した網状筒7Bを、固定筒7Aの後端縁より後方に延出する状態に設け、この網状筒7Bの後端部の外周縁を、その周方向に複数個配設したローラで第2駆動軸24の軸芯方向に沿う前後向き軸芯Q周りで回転可能に支持している。網状筒7Bは、網状筒5Bと同様、網体を筒状に形成したものであって、その網目の目合いが網状筒5Bより少し大きな網で構成しているとともに、網状筒7Bの内周部には、処理物移送用の螺旋体29を設けている。又、固定筒7A内の前部には、前記第2駆動軸24に送風ファン30を連設しており、第2駆動軸24によって送風ファン30が回転して固定筒7A及び網状筒7B内を通って後方に向けて送風するようにしている。そして、固定筒7Aにおける送風ファン30より後方位置には、前記受網4の後端部の送塵口6より排出される処理物を固定筒7A及び網状筒7Bに受け入れるための供給口31を開口形成しているとともに、網状筒7Bの後端部には、網状筒7Bの網目から漏下しなかった処理物を排出するための排出口32を開口させている。この排出口32から排出された処理物は前記ストローラック装置11の後半部に落下供給され、偏心カム機構33で揺動駆動されるストローラック装置11で揺動ほぐし作用をその処理物に与えた後ストローラック装置11から漏下した処理物を二番物回収装置9で回収し前記筒状選別体5へ回収処理物を図示しない還元装置で還元するようにしている。
【0010】又、ストローラック装置11は、脱穀装置の左右側壁間に配設され、左右に並設されるラック板の間隔を、第2筒状選別体7の網状筒7Bの網目からの漏下物が落下供給される前半部では狭くし、網状筒7Bの排出口32からの排出処理物が落下供給される後半部では広く設定している。
【0011】上記構成により、受網4からの漏下処理物は、漏斗状の傾斜案内部材20によって供給口19から筒状選別体5に供給され、送風ファン18による後方向きの送風及び螺旋体21で網状筒5Bへ移送されるとともに、網状筒5Bの回転によってほぐし作用も付加され、その移送される処理物のうち穀粒は主に透孔17‥を通して唐箕10の選別風を受けながら漏下し、ワラ屑等の夾雑物は主に排出口22から排出することになる。そして、透孔17‥から漏下した処理物は一番物回収装置8で回収されて、図示しない穀粒貯留装置に貯留される。排出口22から排出された処理物は二番物回収装置9へ回収される。又、送塵口6から排出された処理物は、供給口31から第2筒状選別7に供給され、送風ファン30による後方向きの送風及び螺旋体29で網状筒7Bへ移送されるとともに、網状筒7Bの回転によってほぐし作用も付加され、その移送される処理物のうち穀粒や枝付き籾等は主に網状筒7Bの網目を通して唐箕10の選別風を受けながら漏下し、ワラ屑等の夾雑物は主に排出口32から排出することになる。網状筒7Bからの漏下物や排出口32からの排出物において、ストローラック装置11で揺動ほぐし作用を受けたもののうち細かい軽量の塵埃は唐箕10の選別風等で脱穀装置の後端から外へ排出されるとともに、比較的重量のある処理物は二番物回収装置9に回収され、還元装置を介して筒状選別体5へ還元される。尚、選別装置の主な駆動は筒状選別体5や第2筒状選別体7での回転駆動であるので、ストローラック装置11は揺動駆動されるものであるが、従来のように選別装置全体が揺動駆動されるものと異なり、振動の発生が少ないものとなっている。
【0012】本発明は、次のように実施しても良い。
(イ)筒状選別体のうち回転駆動される回転体を板金材で構成し、処理物を選別漏下するための透孔を打ち抜き加工すること。
(ロ)処理物を案内するために筒状選別体を後下がり傾斜姿勢にすること。
(ハ)送風機構を駆動軸に送風ファンを設ける構造にかえて、脱穀装置からはなれた箇所に起風装置を設け、その起風装置と連通する送風路を筒状選別体に接続してあること。
【0013】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。




 

 


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