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発明の名称 コンバインの分草構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平6−30634
公開日 平成6年(1994)2月8日
出願番号 特願平4−191773
出願日 平成4年(1992)7月20日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修
発明者 谷本 利勝 / 征矢 保 / 寺尾 外和 / 尾崎 徳宗
要約 目的
必要に応じて分草具の姿勢を機体前後方向で短くできる状態と分草を良好に行えるよう機体前後方向で長くできる状態とに切換可能にする。

構成
横回し式の穀稈引起し装置8の前端下部位置に分草具7を配設したコンバインの分草構造であって、分草具7を、穀稈引起し装置8のケース8A前面に沿って上下方向にスライド移動自在に支持した後部分草部材15と、この分草部材15の前端部に横軸芯周りで回動可能に支持した前部分草部材14とで構成するとともに、前部分草部材14を、前後に位置変位操作可能な操作装置13を介して、穀稈引起し装置8を支持するフレーム部材11に取り付けてある。
特許請求の範囲
【請求項1】 横回し式の穀稈引起し装置(8)の前端下部位置に分草具(7)を配設したコンバインの分草構造であって、前記分草具(7)を、前記穀稈引起し装置(8)のケース(8A)前面に沿って上下方向にスライド移動自在に支持した後部分草部材(15)と、この後部分草部材(15)の前端部に横軸芯周りで回動可能に支持した前部分草部材(14)とで構成するとともに、前記前部分草部材(14)を、前後に位置変位操作可能な操作装置(13)を介して、前記穀稈引起し装置(8)を支持するフレーム部材(11)に取り付けてあるコンバインの分草構造。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、横回し式の穀稈引起し装置の前端下部位置に分草具を配設したコンバインの分草構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種のコンバインの分草構造としては、例えば実開昭57−141730号公報に開示されているように、穀稈引起し装置の前方下部に配設した分草具を、分草具支持杆に固定設置したり、分草具支持杆に対して横軸芯周りで上下揺動可能に構成したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、分草具は、刈取対象穀稈を穀稈引起し装置や刈取装置への導入経路に良好に導かれるように、植立穀稈を左右に分草するためのものであるが、植立穀稈群中に分草具が突入しかつ分草し易くするために、側面視におけるその分草具の先端部の角度が鋭角であることが分草機能を高めるので望ましいものである。しかしながら、上記従来構造のものでは、分草具の先端部の角度を小さい鋭角に構成すれば分草具は前後に長い構造となって、例えば枕地での機体旋回時に分草具先端が畦等の他物と衝突し易くなって破損する虞れが高くなる不具合があった。本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、必要に応じて分草具の姿勢を機体前後方向で短い状態と分草を良好に行えるよう機体前後方向で長い状態とに切換可能なコンバインの分草構造の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるコンバインの分草構造は、上記目的を達成するために、冒記構造のものにおいて、前記分草具を、前記穀稈引起し装置のケース前面に沿って上下方向にスライド移動自在に支持した後部分草部材と、この後部分草部材の前端部に横軸芯周りで回動可能に支持した前部分草部材とで構成するとともに、前記前部分草部材を、前後に位置変位操作可能な操作装置を介して、前記穀稈引起し装置を支持するフレーム部材に取り付けてあることを特徴構成とする。かかる特徴構成による作用・効果は次の通りである。
【0005】
【作用】即ち、通常の刈取作業のときには、前部分草部材を操作装置で前方に位置させることで、後部分草部材は穀稈引起し装置のケースに沿って下方前方に移行するので、分草具全体として前後に長い分草機能の高いものにできるとともに、畦際等での機体旋回走行時には、前部分草部材を操作装置で後方に位置させることで、後部分草部材は穀稈引起し装置のケースに沿って上方後方に移行するので、分草具全体としての長さを短くできて、他物と分草具の先端との接当衝突を回避し易いものにできる。又、穀稈引起し装置のケース前面に藁屑等が引っ掛かり滞留するようなことがあっても、その場合は、その藁屑等が後部分草具の前面にも引っ掛かる状態となっているので、分草具を操作装置で前後移動を短時間で繰り返すように操作すると、それによる振動で穀稈後部分草具から藁屑等が脱落するように、ひいては穀稈引起し装置のケース前面から藁屑等が脱落するようにできる。
【0006】
【発明の効果】従って、必要に応じて分草具の前後長さを変更調節でき、それによって、分草機能を良好に発揮できる前後に長い状態と、分草具が他物との衝突を回避し易い前後に短い状態とに切換できて、特に倒伏した穀稈等のように分草しにくい場合と畦際での刈取を行う場合等とに分草具をその形態を切り換えて作業できるから、極めて作業性に優れた分草構造を得ることができるに至った。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図2に、コンバインの前部を示している。このコンバインは、左右一対のクローラ走行装置1,1に支持された機体フレーム2に、脱穀装置3、操縦部4、穀粒貯留部5等を搭載装備するとともに、機体フレーム2の前端部に刈取前処理部6を横軸芯周りで上下揺動自在に枢着支持して構成している。
【0008】刈取前処理部6は、穀稈を分草する分草具7、分草した穀稈を引起す穀稈引起し装置8、引起された穀稈を刈り取る刈取装置9、刈取穀稈を機体後方の脱穀装置3へ搬送する搬送装置10を、伝動ケースを兼用している支持フレーム11に支持した状態で設けて構成している。
【0009】前記穀稈引起し装置8は、所定間隔おきに引起し爪を設けたチェーンを左右上下方向に沿った面に沿って巻き回すように構成して、引起し爪で穀稈を引起す構造のものであって、刈取前処理部6の前部に左右に複数個並設している。そして、各穀稈引起し装置8の前部下方に、前記分草具7を配設している。この分草具7は、図1及び図2に示すように、フレーム部材としての前記支持フレーム11から前方に延出した分草具支持杆12に操作装置としての油圧シリンダ13を介して枢支連結した前部分草部材14に、後部分草部材15を横軸芯P周りで相対回動可能に枢着している。後部分草部材15は、その背面部にローラ16を枢着し、前記穀稈引起し装置8のケース8Aの前面部には、前記ローラ16をその前面部に沿って上下に案内する案内レール17を付設している。そして、後部分草部材15は、その上側部分を、左右に幅広の湾曲板材で構成しているとともに、分草具支持杆12に固定した油圧シリンダ13を伸長したときに穀稈引起し装置8のケース8Aの前面部に沿うようにしている。又、図1及び図3に示すように、後部分草部材15には、前部分草部材14との枢支箇所近くから後方へ延出した棒状体18,18を一体に連設し、これら棒状体18,18で補助的に穀稈を案内するようにしている。
【0010】前記油圧シリンダ13を伸縮操作するためにその油圧シリンダ13への圧油給排用の電磁バルブを切換操作するスイッチ19を、図1に示すように、操縦部4に設けた刈取前処理部6の昇降操作用及び操向用手動レバー20の頂部に配設している。そして、そのスイッチ19を親指操作で前に傾けると油圧シリンダ13を伸長状態にするとともに、そのスイッチ19を後に傾けると油圧シリンダ13を短縮状態にする。スイッチ19を操作していないときは、スイッチ19自体は中立位置に復帰し、先の操作状態が自己保持されるようにしている。
【0011】上記構成によれば、図1(イ)に示すように、油圧シリンダ13を伸長することで、前部分草部材14を前方に突出させると、後部分草部材15も案内レール17で案内下降した状態で前方に引かれることになり、前述したように後部分草部材15の上側部分は穀稈引起し装置8のケース8Aの前面に沿う姿勢となる。そして、その状態で通常の刈取作業を行う。このとき、穀稈引起し装置8の設置位置から分草具7の先端位置までの長さL1は、倒伏穀稈を掬い上げて穀稈引起し装置8で引起されるように、側面視における前部分草部材14の上縁部の傾斜角度とそれに連なる後部分草部材15の上縁部の傾斜角度とがほぼ一致するようにしている。又、図1(ロ)に示すように、油圧シリンダ13を短縮することで、前部分草部材14を穀稈引起し装置8寄りに後退させると、後部分草部材15は案内レール17で案内上昇した状態で下側部分が穀稈引起し装置8のケース8Aの前面に沿う姿勢となり、上側部分はケース8Aの前面から前方へ離間した姿勢となる。従って、通常の刈取作業時には、油圧シリンダ13を伸長させて、分草具7を前後に長いものにし、一方、枕地等での旋回時や、畦際刈取のとき、あるいは路上走行時には、油圧シリンダ13を短縮させて、分草具7を前後に短いものにする。又、刈取作業時において、藁屑等が後部分草部材15の上側部分及びケース8Aの前面部に引っ掛かって滞留した場合には、前記スイッチ19を短時間で前後に切換操作することで、油圧シリンダ13の伸長短縮動作を短時間で繰り返し、これにより、滞留した藁屑等を前方に落として排除するのである。
【0012】本発明は、次のように実施しても良い。
(イ)図4に示すように、藁屑等が引っ掛かって滞留した場合に、分草具7を前後に伸縮させるときにその藁屑等が上方へ移動され後部分草部材15から離脱し易くするための複数の段部が上下に並設されたラック状部21を、後部分草部材15の上側部分に形成すること。
(ロ)操作装置としては、油圧シリンダ等の油圧アクチュエータにかえて、空気圧アクチュエータ、電動アクチュエータあるいは手動操作可能な機械式アクチュエータを利用すること。
(ハ)分草具7の先端位置を穀稈引起し装置に対して前後方向で任意の位置に変更保持可能に構成すること。
【0013】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。




 

 


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