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発明の名称 脱穀装置の選別部
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平6−22635
公開日 平成6年(1994)2月1日
出願番号 特願平4−175865
出願日 平成4年(1992)7月3日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修
発明者 川畑 豊和
要約 目的
扱室の受網から落下する処理物を選別する揺動選別ケースを設けた脱穀装置において、処理物が乾いている場合には精度良く選別でき、処理物が濡れている場合には詰まりの無い良好な選別を実行できるようにする。

構成
受網17の直下に位置するストローラック24、及び、ストローラック24の下方に位置するチャフシーブ25a,25bを揺動選別ケース18に設け、チャフシーブ25a,25bのうちストローラック24の直下に位置する部分25aを非選別作用位置に退避自在に取付ける。
特許請求の範囲
【請求項1】 扱室(13)の受網(17)から落下する処理物を選別する揺動選別手段(18)を設けた脱穀装置において、前記受網(17)の直下に位置するストローラック(24)、及び、前記ストローラック(24)の下方に位置するチャフシーブ(25a)(25b)を前記揺動選別手段(18)に設け、前記チャフシーブ(25a)(25b)のうち前記ストローラック(24)の直下に位置する部分(25a)を非選別作用位置に退避自在に取付けてある脱穀装置の選別部。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、扱室の受網から落下する処理物を選別する揺動選別手段を設けた脱穀装置の選別部に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、受網の直下にはグレンパン以外にストローラックあるいはチャフシーブのいずれかのみを配置し、ストローラックあるいはチャフシーブのいずれかからグレンシーブに処理物を落下供給するように構成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ストローラックからグレンシーブに処理物を供給する場合、ストローラックの隙間が割合大きいために選別性能が不十分になり易く、他方、チャフシーブからグレンシーブに処理物を供給する場合、処理物が濡れていると付着によりチャフシーブでの詰まりを生じ易く、いずれも選別性能向上の面から一層の改良の余地があった。本発明の目的は、処理物が乾いている場合には精度良く選別でき、処理物が濡れている場合には詰まりの無い良好な選別を実行できるようにする点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、扱室の受網から落下する処理物を選別する揺動選別手段を設けた脱穀装置において、受網の直下に位置するストローラック、及び、ストローラックの下方に位置するチャフシーブを揺動選別手段に設け、チャフシーブのうちストローラックの直下に位置する部分を非選別作用位置に退避自在に取付けたことにある。
【0005】
【作用】つまり、処理物が乾いている場合にはチャフシーブを選別作用位置に配置して、ストローラックとチャフシーブで二段選別した後で処理物をグレンシーブに供給できるから、選別を極めて精度良く実行できる。また、処理物が濡れている場合にはチャフシーブを非選別作用位置に退避させ、詰まりにくいストローラックだけで選別した処理物をグレンシーブに供給できるから、詰まりの無い良好な選別を実行できる。
【0006】
【発明の効果】その結果、処理物が乾いている場合には精度良く選別でき、処理物が濡れている場合には詰まりの無い良好な選別を実行できる、選別性能において一段と優れた脱穀装置を提供できるようになった。
【0007】
【実施例】図1に示すように、クローラ式走行装置1を備えた走行車体の前部に、刈取部2を油圧シリンダ3による支軸4周りでの揺動で昇降操作自在に設け、刈取部2に植立穀稈引起こし装置5、刈刃6、刈取穀稈を脱穀装置7に送る搬送装置8を設け、刈取部2からの穀稈を後方に搬送しながら脱穀装置7内に供給するフィードチェーン9を設け、脱穀装置7で脱穀選別された1番物(穀粒)を回収する袋詰め用ホッパー11を脱穀装置7の横側に配置し、ホッパー11の前に搭乗運転部12を配置して、自脱型コンバインを構成してある。
【0008】脱穀部7及び選別部10を図2に示すように構成してある。つまり、扱室13内に扱胴14を機体前後方向の横向き軸芯周りで駆動回転自在に設け、扱胴14に独立突起状扱歯15を全体にわたって分散配置し、脱穀部7と選別部10の間に受網17を設け、受網17の後ろに扱室13からの送塵口16を形成してある。選別部10に揺動選別ケース18、風選用唐箕19、1番物回収用スクリューコンベア22、2番物還元用スクリューコンベア23、排風機24を設け、扱室13から落下供給される穀粒を揺動選別ケース18により処理し、揺動選別ケース 18から落下供給される穀粒を唐箕19の作用で風選処理し、脱穀粒を1番物回収用スクリューコンベア22とバケットコンベアなどによりグレンタンク11に送るように構成し、選別不十分な2番物を2番物還元用スクリューコンベア23とスロワー式コンベアなどにより揺動選別ケース18に戻すように構成してある。 揺動選別ケース18にグレンパン21、グレンパンに片持ち支持された状態で受網の直下に位置するストローラック24、及び、ストローラック24の下方に位置するチャフシーブ25a,25b、その下方に位置するグレンシーブ26、扱室13の送塵口16からの処理物を選別するストローラック27、排藁を放出する排藁用ストローラック28を設けてある。ストローラック24を比較的狭い間隔で並設し、チャフシーブ25a,25bのうちストローラック24の直下に位置する部分25aを人為操作具あるいは駆動装置によるスライドでグレンパン21下方の非選別作用位置に退避自在に取付け、処理物が乾いている場合にはチャフシーブ25aを選別作用位置に配置して、ストローラック24とチャフシーブ25a,25bで二段選別した後で処理物をグレンシーブ26に供給し、選別を極めて精度良く実行できるように、かつ、処理物が濡れている場合にはチャフシーブ25aを非選別作用位置に退避させ、詰まりにくいストローラック24で選別した処理物をグレンシーブ26に供給し、詰まりの無い良好な選別を実行できるようにしてある。
【0009】〔別実施例〕非選別作用位置に退避自在なチャフシーブ25aの取付け構造や操作構成は適当に変更できる。退避自在なチャフシーブ25aは全体でも一部でもよい。
【0010】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。




 

 


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