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発明の名称 脱穀装置の選別部構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平6−22632
公開日 平成6年(1994)2月1日
出願番号 特願平4−177195
出願日 平成4年(1992)7月3日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修
発明者 三宅 彰
要約 目的
処理条件に応じて最適な選別性能を発揮できる脱穀装置の選別部構造を提供する。

構成
扱室2の受網4を介して漏下してきた漏下物を受け止めるグレンパン13と、このグレンパン13で比重選別された漏下物を一番物回収部12へ漏下選別するグレンシーブ17とを前後に並設装備した前選別部8と、扱室2の後方の送塵口5から落下してきた非漏下物を選別する後選別部9とを備え、前選別部8をグレンシーブ17の漏下選別面にほぼ沿って往復駆動する第1駆動機構Aを設けるとともに、後選別部9の偏心上下揺動する第1駆動機構Bを設け、かつ、グレンシーブ17の漏下選別面に対するグレンパン13の傾き度合いを変更張設自在に構成してある。
特許請求の範囲
【請求項1】 扱室(2)の受網(4)を介して漏下してきた漏下物を受け止めるグレンパン(13)と、このグレンパン(13)で比重選別された漏下物を一番物回収部(12)へ漏下選別するグレンシーブ(17)とを前後に並設装備した前選別部(8)と、前記扱室(2)の後方の送塵口(5)から落下してきた非漏下物を選別する後選別部(9)とを備え、前記前選別部(8)を前記グレンシーブ(17)の漏下選別面にほぼ沿って往復駆動する第1駆動機構(A)を設けるとともに、前記後選別部(9)を偏心上下揺動する第2駆動機構(B)を設け、かつ、前記グレンシーブ(17)の漏下選別面に対する前記グレンパン(13)の傾き度合いを変更調節自在に構成してある脱穀装置の選別部構造。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンバイン等に搭載される脱穀装置の選別部構造に関し、詳しくは、扱室の受網を介して漏下してきた漏下物を受け止めるグレンパンと、このグレンパンで比重選別された漏下物を一番回収部へ漏下選別するグレンシーブとを前後に並設装備した前選別部と、前記扱室の後方の送塵口から落下してきた非漏下物を選別する後選別部とを備えた脱穀装置の選別部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の脱穀装置の選別部構造としては、例えば特開昭63−207319号公報に開示されているように、前選別部と後選別部とを異なる駆動系で選別作動させている。詳しくは、受網を介して漏下してきた漏下物についてはワラ屑等の夾雑物の混入割合が小さいことから、前選別部を前後方向で往復動を繰り返すように駆動して夾雑物と穀粒分とがその比重差によって上下に分離され易くするとともに、一方、扱室後方の送塵口から排出された非漏下物は、受網から漏下する場合よりワラ屑等の夾雑物の混入割合は大きいため、処理物を上下に揺すって唐箕からの選別風で夾雑物が除去され易いように、後処理部を上下に揺動させるよう駆動していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来構造のものにあっては、受網からの漏下物を比重選別するためのグレンパンが一定姿勢に固定設置されていたために、その固定設置された姿勢がほぼ水平に近い状態であると、雨露等で濡れた処理物を選別したり、漏下物量が多かったりする際には、グレンパンにその処理物が付着したり、処理物の移動が遅くなったりして比重選別能力を低下させる虞れがあるとともに、逆にグレンパンの固定設置された姿勢が後方がわほど下位に位置する状態で大きく傾斜させていると、受網からの漏下物が乾燥度の高い処理物を選別したり、漏下物量が少なかったりする際には、比重選別される間もなくグレンシーブへ供給されることになって、グレンシーブの漏下物にワラ屑が混じり易くなって選別能力が低いものとなる虞れがあった。本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、処理物条件に応じて最適な選別性能を発揮できる脱穀装置の選別部構造の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる脱穀装置の選別部構造は、上記目的を達成するために、扱室の受網を介して漏下してきた漏下物を受け止めるグレンパンと、このグレンパンで比重選別された漏下物を一番物回収部へ漏下選別するグレンシーブとを前後に並設装備した前選別部と、前記扱室の後方の送塵口から落下してきた非漏下物を選別する後選別部とを備え、前記前選別部を前記グレンシーブの漏下選別面にほぼ沿って往復駆動する第1駆動機構を設けるとともに、前記後選別部を偏心上下揺動する第2駆動機構を設け、かつ、前記グレンシーブの漏下選別面に対する前記グレンパンの傾き度合いを変更調節自在に構成してあることを特徴構成とする。かかる特徴構成による作用・効果は次の通りである。
【0005】
【作用】即ち、グレンパンのグレンシーブの漏下選別面に対する傾き度合いを自在に変更できるように構成してあるから、濡れた脱穀処理物を選別処理したり、漏下処理物量が多かったりする場合には、グレンパンのグレンシーブの漏下面に対する傾き度合いを比較的急傾斜状態にすることで、グレンパンに処理物が付着することを抑制したり、処理物の移送を早めたりしながら比重選別することができるとともに、乾いた脱穀処理物を選別処理したり、漏下処理物量が少なかったりする場合には、グレンパンのグレンシーブの漏下面に対する傾き度合いを比較的緩傾斜状態にすることで、グレンパンでの比重選別を十分行った状態でグレンシーブへ処理物を供給することができる。
【0006】
【発明の効果】従って、脱穀処理物が濡れているか又は乾いているかの条件や処理物量条件あるいは稲麦等の作物の違い等の条件に応じてグレンパンの傾斜度合いを変更することで、グレンパンにおける比重選別能力を最適なものにできるので、選別性能を向上できるに至った。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図2に、コンバインに搭載装備された脱穀装置1を示している。この脱穀装置1は、扱室2に扱胴3を軸架し、この扱胴3の下方に受網4を張設するとともに、受網4からの漏下処理物及び扱室2の終端部の送塵口5からの落下物を選別する選別部6と、この選別部6で選別処理された処理物を回収する回収部7を設けて構成している。
【0008】選別部6は、受網4を介して扱室2から漏下した処理物を選別する前選別部8と、扱室2の後方の送塵口5から落下してきた処理物をほぐし選別する後選別部9と、前選別部8及び後選別部9に選別風を送風するための唐箕10とで構成している。又、回収部7は、前選別部8に備えたグレンシーブ17からの漏下処理物を回収して穀粒タンクへ搬送する一番物回収部12と、前記グレンシーブ17の後端や後選別部9から落下した処理物を回収して前選別部8のグレンパン13上に還元する二番回収部14とで構成している。
【0009】図1に示すように、前選別部8は、左右一対の前部枠板15,15の前側部分に前記グレンパン13を架設しているとともに、このグレンパン13の後方にはグレンシーブ17を前部枠板15,15に架設している。そして、グレンシーブ17は、その選別作用面がほぼ水平に沿う状態に配設している。この構成によって、受網4の前寄り部分より漏下してきた漏下物はグレンパン13によって直接受け止められる。グレンパン13に受け止められた処理物は前選別部8の往復選別駆動及びそのグレンパン13の構造により穀粒分を下層にしてワラ屑等を上層に分離するように比重選別されながらグレンシーブ17に送りこまれる。グレンシーブ17で濾過された処理物は一番物回収部12に回収されるとともに、グレンシーブ17で濾過しきれなかった処理物はグレンシーブ17の後端部より二番回収部14に回収される。尚、図中、11は、グレンパン13の後部上面に左右に複数個所定間隔を隔てて並設したストローラック部材である。これにより、グレンパン13における比重選別に伴い上層に浮き上がったワラ屑等の夾雑物がストローラック部材11‥上に乗り上がり、穀粒分と夾雑物との分離性が良くなって唐箕風による風選別がされ易くなる。
【0010】後選別部9は、前選別部8の後部に側面視で重複する状態で左右一対の後部枠板19,19を配備し、この後部枠板19,19にわたって上下二段のストローラック20,21を設けて構成している。上段のストローラック20は、扱室2の送塵口5の下方に配置されていて、送塵口5から排出された処理物を濾過選別しながら後方へ揺動移送して後端から放出する。そして、上段のストローラック20に濾過された濾過物は、二番物回収部14へ放出されるとともに、上段のストローラック20の後端から放出された非濾過物は、下段のストローラック21に落下して、この下段のストローラック21で再度濾過選別しながら後方へ揺動移送される。そして、下段のストローラック21の濾過物も二番物回収部14に回収される。
【0011】次に、前選別部8と後選別部9の駆動構造について説明する。図1に示すように、前選別部8の前後に遊転ローラ22,23を左右一組で軸支するとともに、この遊転ローラ22,23を選別部6の側壁に固定されたガイドレール24,25に支持させ、グレンシーブ17の濾過選別面に沿って前後に直線往復移動可能に構成している。又、後選別部9の左右前端に、前記側壁に枢着されたリンク26の下端を夫々枢支連結するとともに、後方下部に偏心カム機構27を連係して前後に揺動自在に構成している。そして、側壁下部に回動リンク28を枢着し、その一端と後方の遊転ローラ23の軸23aとを第1ロッド29を介して連結するとともに、その他端と偏心カム機構27とを第2ロッド30を介して連結し、後選別部9の揺動に連動して回動リンク28が回動すると前選別部8が直線往復運動するようにしている。ここで、偏心カム機構27及びリンク26は第2駆動機構Bを構成しているとともに、偏心カム機構27、第2ロッド30、回動リンク28、第1ロッド29、遊転ローラ22,23及びガイドレール24,25は第1駆動機構Aを構成している。
【0012】次に、前記グレンパン13及びグレンシーブ17について詳述する。図1に示すように、グレンシーブ17は、その漏下選別面を水平面に対して小角度β後下がり傾斜姿勢にして前部枠板15,15に架設されている。一方、グレンパン13は、その前端部における横軸心P周りで上下揺動可能に前記前部枠板15,15に架設しているとともに、このグレンパン13の姿勢を揺動させて変更するための姿勢変更機構を連係させている。この姿勢変更機構は、図示しない操縦部に設けたレバーに連係した操作ワイヤ32をグレンパン13の下面に突設したアーム33に接続して構成している。位置保持可能な前記レバーを揺動操作して適宜な位置で保持することで、前記グレンパン13を任意の傾斜姿勢に変更できる。
【0013】上記構成により、受網4から漏下する処理物量、すなわち脱穀処理量が多い場合や、濡れた穀稈を脱穀処理している場合は、グレンパン13の水平面に対する傾斜角度αを比較的大にして、処理物がグレンパン13で滞留しないようグレンパン13での比重選別処理に優先して処理物のグレンシーブ17がわへの流下を早めるようにする。又、濡れていない通常状態の穀稈を脱穀処理して、かつ脱穀処理量が少ない場合は、グレンパン13の水平面に対する傾斜角度αを小にして、処理物に対する比重選別処理を十分行えるようにして、その選別処理状態で処理物をグレンシーブ17がわへ移送する。
【0014】尚、グレンパン13の姿勢変更を行うための姿勢変更機構は、上記実施例のように操作ワイヤを利用した人為変更構造にかえて、電動モータ等の駆動により姿勢変更できるようにしても良い。
【0015】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。




 

 


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