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発明の名称 脱穀装置の処理回転体構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平6−14645
公開日 平成6年(1994)1月25日
出願番号 特願平4−173586
出願日 平成4年(1992)7月1日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修
発明者 藤光 敬介
要約 目的
処理回転体部分で詰まり気味となって揺動選別ケースの処理物量が過多となり、初期した選別能力の向上が発揮されない不都合を解消する。

構成
送塵口2aの直後位置に、揺動選別ケース5と連れ揺動する上部ストローラック18で搬送される処理物にほぐし作用を与える処理回転体6を設けてある脱穀装置において、処理胴6Aの外周に巻回装着される螺旋帯6Bに複数の処理歯6Cを一定角度間隔毎に取付けて処理回転体6を構成するとともに、この処理回転体6のほぐし力を受ける処理物が、フィードチェーン4側に横移送されるように、螺旋帯6Bの螺旋向きを設定する。反フィードチェーン4側に偏った処理物を横方向に分散させてほぐし易くする。
特許請求の範囲
【請求項1】 扱胴(1)後方における揺動選別ケース(5)の上方位置に、該揺動選別ケース(5)で搬送される処理物にほぐし作用を与える処理回転体(6)を、左右軸心(P)回りで駆動回転される状態で設けてある脱穀装置の処理回転体構造であって、処理胴(6A)の外周に処理歯(6C)を取付けて前記処理回転体(6)を構成するとともに、この処理回転体(6)のほぐし力を受ける処理物に、左右方向におけるフィードチェーン(4)側に向けての横移送力が作用する状態に、前記処理歯(6C)を螺旋状に配列設定してある脱穀装置の処理回転体構造。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、選別能力をより向上させる技術に係り、詳しくは、扱胴後方における揺動選別ケースの上方位置に、揺動選別ケースで搬送される処理物にほぐし作用を与える処理回転体を、左右軸心回りで駆動回転される状態で設けてある脱穀装置の処理回転体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の脱穀装置としては、特開平3−244315号公報に示されたものが知られている。これは、主として送塵口から送り出されてくる枝付き籾等の2番物や切れワラ等の3番物で成る処理物を処理回転体でほぐすことにより、2番物は2番回収部に、かつ、3番物は機外へと夫々選別回収されることを促進し、選別能力の向上に寄与する利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、脱穀処理物の単位時間当たりの量が増えるに従って、前記利点が得られ難くなることが判ってきた。すなわち、送塵口から処理回転体を経て後方移送されるほぐし処理物の流れも、脱穀処理物の増加に伴って増加するのであるが、そのほぐし処理物の流れの増加率が脱穀処理物の増加率よりも劣るため、処理回転体部分で詰まり気味となって揺動選別ケース上の処理物量が過多となり、所期した選別能力の向上が発揮されないのである。本考案の目的は、処理回転体の構造工夫によって上記不都合を解消させる点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のために本発明は、冒頭に記載した脱穀装置の処理回転体構造において、処理胴の外周に処理歯を取付けて処理回転体を構成するとともに、この処理回転体のほぐし力を受ける処理物に、左右方向におけるフィードチェーン側に向けての横移送力が作用する状態に、処理歯を螺旋状に配列設定してあることを特徴とする。
【0005】
【作用】脱穀部では、株元部分をフィードチェーンで挟持され、穂先側を扱室に突っ込んだ状態で後方に移送される茎稈に、株元側から穂先側に向かう方向に回転する扱胴の脱穀作用が付与されるため、枝付き籾や切れワラ等は扱胴の回転方向下手側、換言すれば反フィードチェーン側に寄った状態で送塵口から排出される傾向がある。従って、処理回転体においても処理物は反フィードチェーン側に密集する偏った分布状態となり、処理物量が増大し出すと早期に処理回転体の反フィードチェーン側部分で詰まりが生じるようになることが判ったのである。そこで本願では、処理物がフィードチェーン側に向けて横移送されるよう、処理歯が螺旋状に配列設定される状態に処理回転体を構成してあるから、処理回転体のほぐし作用を受ける処理物には、同時にフィードチェーン側に向けての横移送力も付与されるので反フィードチェーン側に密集することが抑制され、処理物の分布状態が分散して均一化されるようになる。この作用によって、実質的に処理回転体での処理能力が向上するようになる。
【0006】
【発明の効果】その結果、処理回転体の処理歯を螺旋状に配列設定するだけの比較的簡単な改造によって処理回転体での処理能力が従来よりもさらに改善され、脱穀装置全体としての能力向上に役立つ処理回転体構造を提供できた。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1に脱穀装置が示され、1は扱胴、2は扱室、3は受網、4はフィードチェーン、5は揺動選別ケース、6は処理回転体、7は排塵ファン、8は唐箕、9は1番回収部、10は2番回収部である。揺動選別ケース5は、前部グレンパン11、前部ストローラック12、中部ストローラック13、後部ストローラック14、下部グレンパン15、及びグレンシーブ16を左右の枠体5a,5aに取付けて構成されている。扱室2後部の送塵口2aの直下位置には、左右の脱穀側板に取付けられたガイドレール17,17に前後スライド自在に支持された上部グレンパン18が装備されている。この上部グレンパン18は、前方に引張り付勢する引張りバネ19と、下方の突起18aと揺動選別ケース5の突起5bとの接当により、揺動選別ケース5の前後の揺動移動に連れて前後にスライド移動するように構成してある。
【0008】図1、図2に示すように、左右軸心Pを有した処理胴6Aの外周に螺旋帯6Bを巻回装着するとともに、この螺旋帯6Bに多数の処理歯6Cを取付けて処理回転体6が構成され、主として上部グレンパン18で移送されてくる処理物に処理作用する。螺旋帯6Bは、この処理回転体6のほぐし力を受ける処理物がフィードチェーン4側に向けて横移送される状態に設定されている。尚、20は処理カバー、21は処理網である。
【0009】図3、図4に示すように、前部ストローラック12は固定ラック板12aと前部支点X周りで揺動自在な移動ラック板12bとを交互に並列して構成されるとともに、固定及び移動の双方のラック板12a,12bとが同高さレベルに揃う状態から、移動ラック板12bを上昇揺動移動及び復帰させるギヤードモータ22を設けてある。そして、固定グレンパン15aと可動グレンパン15bとで下部グレンパン15を構成し、グレンシーブ16の濾過面積を変更できるように可動グレンパン15bを前後スライド移動自在に設けるとともに、ギヤードモータ23と復帰バネ24とによってスライド調節できるようにしてある。そして、揺動選別ケース5上で搬送される処理物量を検出する接当ボリューム式のシーブセンサSが設けてあり、このシーブセンサSと前記両ギヤードモータ22,23とを制御装置25に接続して脱穀制御回路Lを構成してある。つまり、脱穀処理物量が多いときには可動グレンパン15bを前方に移動してグレンシーブ16の濾過面積を大にし、かつ、移動ラック板12bを上方に揺動移動させるとともに、脱穀処理物量が少ないときには可動グレンパン15bを後方に移動して濾過面積を小にし、かつ、移動ラック板12bを下方に揺動移動させるように制御される。これにより、処理物量が多い場合には選別能力を上げて1番物が機外に排出されることを抑制し、処理物量が少ない場合には選別精度が向上するようになる。
【0010】尚、図5に示すように、移動ラック板12bに代えてふるい線26を揺動昇降可能に設けるものや、図6に示すように、処理回転体6とのロッド27連結によって上部グレンパン18を前後スライド駆動させるものでも良い。
【0011】〔別実施例〕図7に示すように、処理胴6Aに直接多数の処理歯6Cを螺旋状に配列させて植立することにより、処理物をフィードチェーン4側にほぐし移送させるように構成した処理回転体6でも良い。
【0012】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。




 

 


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