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発明の名称 歩行型田植機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平6−14624
公開日 平成6年(1994)1月25日
出願番号 特願平4−172524
出願日 平成4年(1992)6月30日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修
発明者 荒田 辰夫 / 蔵野 淳次
要約 目的
畦際旋回走行における操縦操作性が向上する歩行型田植機を提供する。

構成
操縦ハンドル4の手元握り部4aの機体に対する持ち上げ操作に伴って植付クラッチCUを切り操作する連係機構20を備えるとともに、前記クラッチ切り状態を維持し、かつ、前記植付クラッチCUの入り操作を牽制する牽制機構24を備え、かつ、前記牽制機構24の牽制状態を解除するとともに、前記植付クラッチCUを入り状態に切り換え操作する手動操作式の植付クラッチ操作機構を備えてある。
特許請求の範囲
【請求項1】 操縦ハンドル(4)の手元握り部(4a)の機体に対する持ち上げ操作に伴って植付クラッチ(CU)を切り操作する連係機構(20)を備えるとともに、前記クラッチ切り状態を維持し、かつ、前記植付クラッチ(CU)の入り操作を牽制する牽制機構(24)を備え、かつ、前記牽制機構(24)の牽制状態を解除するとともに、前記植付クラッチ(CU)を入り状態に切り換え操作する植付クラッチ操作機構を備えてある歩行型田植機。
【請求項2】 前記植付クラッチ操作機構が手動式操作機構(25)である請求項1に記載の歩行型田植機。
【請求項3】 前記植付クラッチ操作機構が、接地フロート(8)の接地による対機体上昇操作に伴って自動操作される自動操作式操作機構(32)である請求項1に記載の歩行型田植機。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、歩行型田植機に関し、詳しくは、歩行型田植機のクラッチ操作構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】歩行型田植機において、従来では、例えば特開平2−273102号公報に示されるように、操縦ハンドルの手元側握り部の持ち上げ操作を検出する検出機構を備え、その検出結果に基づいて植付クラッチを自動で切り操作し、手元側握り部を降ろし操作すると、植付クラッチが入り状態に自動復帰するよう構成したものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構造は、圃場での旋回走行時に田植機全体を前下がり姿勢にさせるために操縦ハンドルの手元握り部を持ち上げ操作する運転者の自然な動作を利用して、操縦ハンドルから手を離すことなく、植付クラッチを自動で入り切り操作できるよう構成して、操縦操作性を向上させるようにしたものである。ところが、圃場での植付け作業に際して、畦際におけるいわゆる枕地は、作業の最後で田植機走行が円滑に行えるよう所定の幅で形成して植付条の端部はほぼ直線状に揃っていることが好ましいのであるが、上記従来構造においては、枕地での旋回走行がほぼ終了して操縦ハンドルの手元握り部を降ろし操作して通常操縦状態に設定すると、すぐに植付クラッチが入り操作状態に切り換わる構成であるから、隣接既植付条の条端への位置合わせが完了するまで、操縦ハンドルを降ろし操作することができず、手元握り部を持ち上げた姿勢で位置合わせ作業しなければならず作業負担が大となる欠点があり、この点で改善の余地があった。本発明は上記不具合点を解消して、畦際での旋回時における操縦操作性を更に向上させることを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、操縦ハンドルの手元握り部の機体に対する持ち上げ操作に伴って植付クラッチを切り操作する連係機構を備えるとともに、前記クラッチ切り状態を維持し、かつ、前記植付クラッチの入り操作を牽制する牽制機構を備え、かつ、前記牽制機構の牽制状態を解除するとともに、前記植付クラッチを入り状態に切り換え操作する植付クラッチ操作機構を備えてある点にある。
【0005】
【作用】直線走行での植付け作業から畦際で旋回走行させる場合、植付け条の端部位置が合った時、操縦ハンドルの手元握り部を持ち上げ操作すると、それに伴って植付クラッチが連動してクラッチ切り状態に自動で切り換わり、植付け作業が停止される。牽制機構によりそのクラッチ切り状態が維持され、クラッチ入り操作が牽制された状態となるので、旋回走行がほぼ終了して手元握り部を降ろし操作しても、すぐに植付クラッチが入り操作されることが無く、植付クラッチ操作機構の切り換え操作に基づいて、植付クラッチが入り状態に復帰して植付け作業が開始される。前記植付クラッチ操作機構として、手動操作式のものであれば、旋回走行が終了して機体を植付け用直進走行状態に設定して機体が安定した後、隣接条の端部に位置合わせしながら操縦者の意思に沿う状態でクラッチ入り操作でき、操作が楽に行える。又、前記植付クラッチ操作機構として、接地フロートの接地による対機体上昇操作に伴って自動操作されるものであれば、操縦者は旋回走行が終了して機体を植付け用直進走行状態に設定して機体が安定するまでは、接地フロートが圃場面に接地し、かつ、対機体上昇しない程度にその荷重を支持させて持ち上げ荷重を軽減させた状態で位置合わせ操作でき、しかも、隣接条の端部への位置合わせができると、接地フロートを対機体上昇させるだけで植付クラッチが自動的に入り操作され、操縦ハンドルから手を離す必要が無い。
【0006】
【発明の効果】従って、畦際で機体を旋回走行させるときに枕地を荒らすのを防止するために従来より習慣的に行われる機体後部持ち上げ操作を利用して、機体の旋回走行中は操縦ハンドルから両手を離すことなく安定した機体操縦を行うことができ、しかも、旋回終了後、再度植付け作業を開始するにあたって、植付け開始位置の微妙な位置合わせ作業を、握り操作部の持ち上げ操作により機体の全荷重を支持するといった作業労力の大きな状態で行う必要が無く、しかも、植付作業の開始を操縦者の意思に沿わせて、操縦負担の少ない状態で楽に行える歩行型田植機を提供できるに到った。
【0007】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図1に歩行型田植機を示している。この田植機は、左右一対の走行用車輪1,1を駆動可能に備え、かつ、エンジンE、エンジンボンネット2、予備苗のせ装置3、操縦ハンドル4などを備える自走可能な走行機体の後部に、走行機体の横方向に並ぶ二つの苗植付アーム5,5、および、いずれもの苗植付アーム5に苗供給する一つの苗のせ台6を有する苗植付部を備えるとともに、走行機体の前側に配置の一つの前接地フロート7と、走行機体の後側に配置の左右一対の後接地フロート8,8を走行機体の底部に付設してある。そして、左右車輪1,1の間に位置する肥料タンク9、左右一対の作溝器10,10などを備える施肥装置を、苗植付アーム5の苗植え運動に連動して粉粒状肥料を肥料タンク9から作溝器10に供給することによって、いずれもの苗植付アーム5による苗植付箇所の付近に肥料供給するように構成して走行機体に付設し、もって、2条の苗植え作業ができるように、かつ、施肥作業が同時にできるよう構成してある。エンジンEの後方側にミッションケースM1を配備し、このミッションケースM1の左右両側に横軸芯Y1周りで揺動自在に車輪伝動ケース11,11を支持し、各車輪伝動ケース11,11の揺動端に左右車輪1,1を支承してあり、各車輪伝動ケース11,11は連結ロッド12を介して図示しない油圧シリンダにより駆動揺動され、車輪1,1の対機体高さを変更調節できるよう構成してある。ミッションケースM1内には左右車輪1,1に対する動力を断続操作自在なサイドクラッチ〔図示せず〕を内装してあり、各サイドクラッチは操縦ハンドル4の左右の握り操作部4aの近くに共握り操作可能に設けたサイドクラッチレバー16a,16bにより各別に切り操作できるよう構成してある。ミッションケースM1の後部から後方に固定延設したパイプフレーム18の後部に植付伝動ケースM2を連結し、ミッションケースM1からの動力がパイプフレーム18内の図示しない伝動軸、植付伝動ケースM2を介して伝えられ、植付アーム5,5を駆動するとともに、苗のせ台6を往復横移動駆動よう伝動系を構成してある。又、前接地フロート7は後端の横軸芯X1周りで上下揺動自在に支持され、前部側の相対上下動に基づいて検出ロッド13を介して前記油圧シリンダの油圧制御弁を制御して苗植付け深さを所定値に維持するよう構成してある。植付伝動ケースM2内にはミッションケースM1からの動力を断続操作自在な植付クラッチCUを介装してあり、この植付クラッチCUは操縦ハンドル4の手元握り部4aの上方への持ち上げ操作に伴って植付クラッチCUを切り操作する連係機構20を備えてある。つまり、図2に示すように、植付クラッチCUは植付伝動ケースM2の下部に配備され、前後方向にスライド自在な操作ピン17を前方側にスライドさせることでクラッチ切り状態になり、操作ピン17を後方側に引き抜くことでクラッチ入り状態に設定できるよう構成してある。この操作ピン17は、機体後部に備えた植付クラッチレバーLに連係したクラッチワイヤ30にリターンバネ26を介して連動連係してあり、植付作業中はクラッチワイヤ30を後方に引き操作状態に維持し、天秤アーム23を揺動して操作ピン17を強制的に切り位置OFに摺動操作すると、リターンスプリング26が弾性変形して操作ピン17を入り位置ONに復帰付勢する。又、操縦ハンドル4の左右手元握り部4a,4aは一体的に固定ハンドル杆4bに対して横軸芯X2周りで所定範囲で上下揺動可能に連結してあり、手元握り部4aと一体揺動する揺動部材21と、固定ハンドル杆4bにブラケット19aを介して横軸芯Y2周りで回動自在に枢支され、かつ、下端部が前記操作ピン17に連動連係された天秤アーム23の下方側途中部とを操作ワイヤ22を介して連係してある。そして、リターンバネ26によりクラッチ入り側に付勢される操作ピン17が手元握り部4aの上方持ち上げ操作に伴ってワイヤ22が引き操作され、クラッチ切り側にスライド操作されるよう連係してある。又、上記したように、手元握り部4aの持ち上げに伴ってクラッチ切り操作された状態を維持し、かつ、植付クラッチCUの入り操作を牽制する牽制機構24を備えてある。つまり、図3に示すように、前記天秤アーム23の近傍において、固定ハンドル杆4bにブラケット19bを介して縦軸芯周り回動自在に平面視L字形の牽制具24aを枢支し、つる巻きバネ24bにより天秤アーム23に接当作用する方向に回動付勢してある。この牽制具24aは天秤アーム23がクラッチ入り位置にあるときは、該アーム23の側面に接当してクラッチ切り側への操作を許容するよう配置し、天秤アーム23がクラッチ切り位置に操作されると、牽制具24aの牽制作用部Sが天秤アーム23の端縁部に接当作用して操作ワイヤ22の引き操作が解除されても、天秤アーム23がクラッチ入り位置に向けて回動するのを牽制するよう構成してある。そして、前記牽制機構24の牽制状態を解除するとともに、植付クラッチCUを入り状態に切り換え操作する手動操作式の植付クラッチ操作機構25を備えてある。つまり、操縦ハンドル4の手元握り部4aの近傍に2位置切り換え式操作具25bを設け、この操作具25bと前記牽制具24aとを操作ワイヤ25aで連係させ、操作具25bの切り換え操作により、牽制具24aが牽制作用位置と牽制を解除する位置(図3に破線で示す状態)とに切り換わるようにして植付クラッチ操作機構25を構成してある。従って、畦際での機体旋回時に操縦ハンドル4の手元握り部4aを持ち上げ操作すると、自動的に植付クラッチCUが切り操作され、手元握り部4aを降ろした後もクラッチ切り状態を維持するとともに、条合わせされた位置で人為操作により植付クラッチCUを入り状態に設定できるので、植付開始位置の位置合わせが容易に行えるものとなる。
【0008】〔別実施例1〕前記植付クラッチ操作機構は以下のように自動操作式操作機構32で構成してもよい。即ち、図4に示すように、左右の後接地フロート8,8を連結する連結杆31が左右固定ハンドル杆4bに架設された支持板33に対して所定範囲で上下動可能なように、連結杆31に形成したピン32aを長孔係合させ、前記支持板33に前後軸芯X3周りで揺動自在に枢支した揺動アーム32bの途中部に前記ピン32aを枢支連結し、左右接地フロート8,8の相対上下動に伴って連結杆31を介して揺動アーム32bが所定範囲で上下揺動するよう構成して、揺動アーム32bの揺動端と前記牽制具24aとを操作ワイヤ32cを介して連係する構成である。このように構成すると、上記したように操縦ハンドル4の手元握り部4aの持ち上げ操作に伴って植付クラッチCUが切り操作され、旋回後左右の後接地フロート8,8が共に接地して機体に対して相対上昇したときに、牽制状態にある牽制具24aが牽制解除位置に操作され植付クラッチCUが入り操作されることとなる。
【0009】〔別実施例2〕上記したように操縦ハンドル4の左右握り操作部4a,4aを一体的に回動する構成に代えて、図5に示すように、左右の握り操作部4a,4aを各別に単独で回動自在に固定ハンドル杆4bに支持するとともに、各握り操作部4a,4aに一体形成した各アーム部35a,35bと前記各サイドクラッチとを、持ち上げ操作された握り操作部4a,4aと反対側、つまり、旋回内側のサイドクラッチが切り操作されるようワイヤ36a,36bで各別に連係するとともに、前記各アーム部35a,35bの中間にいずれのアーム部が上昇揺動しても、引き操作される操作ワイヤ37を配設し、この操作ワイヤ37の引き操作により前記植付クラッチCUを切り操作するよう構成してもよい。
【0010】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。




 

 


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